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森喜朗の女性差別発言の政治 - 銭ゲバIOCが連携した続投・幕引き工作

森喜朗の女性差別発言の政治 - 銭ゲバIOCが連携した続投・幕引き工作_c0315619_15183061.png森喜朗の女性差別発言の件、森喜朗側がマスコミを使って猛然と巻き返しに出ている。まず、6日(土)昼に毎日新聞が記事を出し、「元々、会長職に未練はなく、いったんは辞任する腹を決めたが、武藤敏郎事務総長らの強い説得で思いとどまった」という<内輪話>を紹介した。記事では、森喜朗が「5日、毎日新聞の取材に応じ」、「経緯や舞台裏を明かした」という説明になっている。この後、森喜朗を擁護したり「功績」を認める発言がマスコミ記事に上がり始め、じわじわと増える傾向にある。8日(月)朝のモーニングショーでも、石原良純が森喜朗擁護の論陣を張り、森喜朗叩きは不寛容な社会の象徴だと主張した。森降ろしを封じ込めようという動きが台頭している。当たり前のことだが、武藤敏郎らが4日午前に辞任を慰留したという話はウソで、後付けの作り話である。森喜朗の立場を有利にすべく世間の同情を惹くネタを出し、会長職続行の正当性を補強しようとする世論工作だ。こんな話は4日午後の会見時には全く出なかったし、4日夜のプライムニュースの場でも出ていない。武藤敏郎らと腹合わせして、森喜朗と親密な記者やライターを使って撒いている工作情報である。

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# by yoniumuhibi | 2021-02-08 23:30 | Comments(3)

グレアム・アリソンの『米中戦争前夜』 - 「己を知る」視点の欠如と脱炭素競争

グレアム・アリソンの『米中戦争前夜』 - 「己を知る」視点の欠如と脱炭素競争_c0315619_12590221.png敵を知り己を知れば百戦危うからず。アリソンは著書の中で何度かこの孫子の兵法を引用していて、この格言に従ってアメリカは対中戦略を立案すべしと説いている。だが、本の中身を読むと、中国の台頭については偏見なく科学的な視線で捉えているものの、アメリカの内部事情や今後については正確で十分な認識ができていない。この点がアリソンの分析と立論の欠点であり、政策提言を根本的に誤らせる原因となっていると思われる。もし、アリソンに「己を知る」謙虚な理解力と判断力があれば、ジョージ・ケナンの封じ込め政策を持ち上げてそれを対中戦略に再適用せよなどと言うはずがないし、ソ連との冷戦のサクセスストーリーを対中国新戦略のコンセプトに基礎づけるなどという愚を犯すはずがない。『米中戦争前夜』の第1章で、アリソンは中国の経済発展と技術力を説明し、すでにアメリカ凌ぐスーパーパワーを持っていると指摘、経済と技術の比較ではアメリカが劣後している事実を素直に認めている。にもかかわらず、結論として導くのは冷戦戦略の再現であり、50年前の米ソ対決の構図の設定と踏襲というアナクロなのだ。

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# by yoniumuhibi | 2021-02-03 23:30 | Comments(6)

グレアム・アリソン『米中戦争前夜』 - 米ソ冷戦時代への郷愁と強引な戦略構図化

グレアム・アリソン『米中戦争前夜』 - 米ソ冷戦時代への郷愁と強引な戦略構図化_c0315619_13483111.pngグレアム・アリソンの『米中戦争前夜』を読み直した。3年前に日本語版が出て話題になった本で、船橋洋一が日本語版序文を書いている。例の「トゥキディデスの罠」のアナロジーで米中戦争を説明した国際政治の本である。覇権国だったスパルタと台頭する新興国のアテナイが、緊張関係の中で互いに相手の心理を読み合い、都合のいい状況分析の上で判断を誤り、関係悪化と相互不信を深め、国益の圧迫が甚だしくなり、戦争以外にない選択に追い込まれた必然性を米中関係に重ねたものだ。アリソンはこの方法を「応用歴史学」と呼び、古代ギリシャ史と500年間の新旧対決の攻防史から抽出した法則性を米中関係に適用、アメリカのための対処方策を提言している。2年前に初読したときよりも面白く読めた。その理由は、まさに、今のアメリカの対中方針がアリソンの主張に準拠した中身になっているからである。まさしく手引きとなっていて、政策の指針となる理論が提供されている。この本が出た後、ファーウェイ事件と関税懲罰の経済制裁が始まり、18年10月のペンス・ドクトリンへと続く進行となる。

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# by yoniumuhibi | 2021-02-01 23:30 | Comments(1)

なぜマスコミは石原伸晃の病院名を出さないのか - 「上級」身内の論理と沈黙

なぜマスコミは石原伸晃の病院名を出さないのか - 「上級」身内の論理と沈黙_c0315619_13562702.png石原伸晃の問題について全く追及がない。この状況は、23日にブログの記事を上げたときから薄々予想していたが、やはり不安が的中する進行となり、私は憤懣やるかたなく、怒りに悶える中で意識が憔悴している。どのマスコミも、石原伸晃の入院先を明らかにしない。俗ネタとして軽く触って流していて、正面から差別と不平等に切り込むジャーナリズムの対応に出ていない。病院名を出そうとしない。社会問題にもせず、政治問題にもしていない。ちょっとした笑い話程度の醜聞案件で済ましている。まず、小川淳也の国会質疑からだが、見ていて本当に不愉快だった。ガス抜きの儀式だ。この問題を売名と宣伝の材料にしているだけだ。夜のテレビが放送に使うカットを提供しただけだ。その場で質さなければならなかったのは、指定感染症の患者は自由に医療機関にアクセスできず、保健所の指示を仰がないといけない規則であるのに、なぜ石原伸晃は、無症状なのに多数の重症患者を押しのけて入院できているのかという問題である。質疑は厚労大臣に向けられなくてはならず、ルール違反が問われなくてはならなかった。

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# by yoniumuhibi | 2021-01-27 23:30 | Comments(6)

日本はこれからどんな国になるのか - つぎつぎと思い浮かぶ比喩の3類型

日本はこれからどんな国になるのか - つぎつぎと思い浮かぶ比喩の3類型_c0315619_14375333.png日本はこれからどうなるのか。精密な論証や説得材料の構成は抜きにして、ざっくり比喩の方法で三つのパターンを提示したい。一つ目は、平安時代の日本である。このアナロジーは、実は15年前のブログで試みたことがある。15年前だから大昔だ。したがって、これからどうなるかという将来予想の議論ではなく、日本はこうなりつつあるという現在進行の事態への憂慮と警世の問題提起だった。新自由主義の社会原理を根底から批判する意味で、戦後日本が作ってきた近代市民社会が掘り崩され、古代奴隷制社会の内実へ逆転しつつあるという認識を述べた。今から振り返って、当を得た指摘と考察だと思う。無論、このときは、新自由主義が体制化されてゆく眼前の政治と経済を批判し、そうした悪魔的な不幸の方向に押し流されてはならじと焦燥し、流れを阻止する対抗言論を立ち起こすべく、平安日本のアナロジーを着想して意味を問うたのである。そこから15年経って、今の現実は、当時思っていたよりももっと生々しく、徹底的に妥協なく、非の打ちどころもない平安時代に戻っている。平安期日本がどんな社会だったかの想像に、全く努力や苦労を要さない。


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# by yoniumuhibi | 2021-01-25 23:30 | Comments(6)


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