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米国知識人29名の署名による辺野古埋め立てへの抗議声明

米国知識人29名の署名による辺野古埋め立てへの抗議声明_c0315619_1756624.jpg今日(1/14)の朝日の1面記事で、名護市長選で稲嶺進が優勢という情勢報道があり、それを見てホッと安堵する気分になった。選挙は今が正念場で、朝日の記事も、辺野古埋め立て派の保守系新人が激しく追い上げていて、予断を許さない状況とあり、ここで気を抜いてはいけないのだが、記事には、「(稲嶺進が)無党派層の8割の支持を得ている」とある。投票まで残り5日。その時点で敵候補に無党派の8割を押さえられて、そこから挽回して逆転できる選挙というのは考えられない。現在の選挙は無党派の動向が全てで、選挙情勢のマスコミ報道で注目点になるのは、何より無党派の支持の傾きだ。朝日が自信を持ってこう書いているのだから、稲嶺進の優勢は確実なのだろう。読売を見ても、稲嶺進が先行と書いている。間違いない。沖縄の公明は自主投票となっているが、辺野古埋め立てには反対で、特に仲井真弘多の裏切りがあった後は、幹部も支持者も激しく憤っている。本土のマスコミは、そうした沖縄の空気を正確に伝えようとせず、昨夜(1/13)の報ステを見ても、まるで選挙戦が互角で伯仲であるかのように描き、辺野古基地をめぐる賛否の政治戦が不毛で無意味であるかのように説明していた。他人事の傍観者なのだ。米軍基地を不当に押しつけられる側の怒りと苦しみが分かってない。不条理を強いられる側に立った取材と報道をしていない。

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# by yoniumuhibi | 2014-01-14 23:30 | Comments(7)

狂信右翼と媚米保守との分裂 - 靖国正当化キャンペーンの嵐

狂信右翼と媚米保守との分裂 - 靖国正当化キャンペーンの嵐_c0315619_1352294.jpg新年が始動した今週、マスコミでは靖国正当化のキャンペーンが狂乱の勢いで凄まじい。昨夜(1/8)も、安倍晋三がBSフジの夜の番組に割り込み、猛然と中国に対する罵倒を吐き散らして、靖国参拝は正当だと開き直った。BSフジの番組では、週初から、石破茂(1/6)、菅義偉(1/7)、櫻井よしこ(1/8)をスタジオに総動員し、連日、靖国問題を特集して右翼政権のプロパガンダを視聴者に刷り込んでいる。政府丸抱えのキャンペーン。例年、年が明けた最初の週の報道番組は、今年の経済はどうなるとか、国際情勢はどこに向かうかといった、ジェネラルなテーマでの展望が企画されるものだが、安倍晋三の私設情宣機関の一つであるBSフジは、異例のスクランブル編成で臨み、今週の放送を靖国参拝の教宣洗脳シリーズにシフトした。北朝鮮の公共の電波の使い方そのものだ。テレビだけではない。予想はしていたが、今週の週刊誌(文春新潮)が靖国正当化の過激な扇動工作の花火を打ち上げている。2ちゃんねるの週刊誌版だ。通勤電車の乗客は、安倍晋三の醜悪な顔がデカデカと出た吊り広告を見て、新春から異様で憂鬱な気分にさせられたのではないか。両誌とも、ビッグブラザーである安倍晋三の「果敢な壮挙」をアップの写真で礼賛し、その横に(日本国内では)マイナスシンボルである朴槿恵と習近平を並べ、参拝支持が国民の本当の世論だと強調している。

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# by yoniumuhibi | 2014-01-09 23:30 | Comments(19)

「法の支配」と靖国参拝 - サンフランシスコ平和条約第11条

「法の支配」と靖国参拝 - サンフランシスコ平和条約第11条_c0315619_15102371.jpg1/3の朝日が、「『法の支配』を揺るがすな」と題した社説を掲げていた。冒頭にこうある。「安倍首相が最近よく使う言葉に『法の支配』がある。中国の海洋進出を念頭に『力による現状変更ではなく、法の支配によって自由で繁栄していく海を守る』という具合だ」。と、こう切り出し、「法の支配」を常套句にして中国批判を執拗に繰り返しながら、実際には、力づくで秘密保護法を強行採決したり、一票の格差の司法判断を無視したり、最高法規である憲法を解釈で変えようとするのは、「法の支配」に反するのではないかと批判している。新年の社説に相応しい切り口の政権批判であり、指摘も理論的に当を得ていて、政治学的に秀逸な社説だと膝を打たされた。安倍晋三こそ、実は「法の支配」を逸脱した政権運営に終始している。ただ、朝日の社説は、この「法の支配」の論点を逆手にとった批判論法を安倍晋三の内政に対してのみ逆照射している。視界に入っているのは内政問題だけだ。「法の支配」に着目して安倍晋三の政治に切り返す方法を、さらに一歩突っ込んで、これを外交に向けて立論したらどうなるか。実は、「法の支配」を逸脱しているのは、中国ではなく日本なのだ。このことが明瞭に見えてくる。結論を先に言えば、安倍晋三は国際法に違反している。靖国参拝は国際法違反行為だ。中国政府は、「法の支配」を梃子にして、安倍晋三を論破することができる。

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# by yoniumuhibi | 2014-01-08 23:30 | Comments(0)

2014年の東アジア情勢 - 米国の衰退、G2サミット、日本の孤立

2014年の東アジア情勢 - 米国の衰退、G2サミット、日本の孤立_c0315619_17412440.jpg新年。ブログを引っ越しして新しい環境に変えた。年をとったせいか、3カラムの構成がとても窮屈に感じられるようになり、2カラムの方が自由で快適に見えるようになった。ブログを始めた当初は、2カラムはルーズで中身が薄い感覚があり、ウィンドウの中に情報を多く詰め込まないと満足できない気分だった。今年はブログの活動を始めて10年になる。10周年を機に、ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」を看板から外して模様替えすることにした。心機一転。出直しの挑戦を形から。「最後の晩餐」のスタートから10年ということは、あのダン・ブラウンの「ダ・ヴィンチ・コード」から10年経ったということになる。時の流れは早い。2004年は小泉政権の絶頂の頃で、ファルージャの戦闘(虐殺)があり、イラク戦争が泥沼に入った時期だった。10年前、10年後の日本は想像もできないと言っていたが、まさに当時の想像を超えた悲惨な現実が目の前に広がっている。予想よりもよい方向に結果しているのは、憲法がまだ変えられていないという踏ん張りだけだ。あの頃、われわれが口をきわめて批判していた新自由主義については、正論の批判をする者もなくなり、非正規の比率が40%になっている。格差社会は批判の対象ではなくなり、不満を言ってもどうしようもない不動の現実になった。批判語としての「ワーキング・プア」も消え、内橋克人が言っていたところの、「ワーキング・プアがマジョリティになる」の予言が現実になろうとしている。

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# by yoniumuhibi | 2014-01-06 23:30 | Comments(7)

大晦日に - 朝日の投書 「日中は戦争になるのですか」

大晦日に - 朝日の投書 「日中は戦争になるのですか」_b0090336_17224519.jpg大晦日を迎えてしまった。慌ただしい。政治が大量に押し寄せ、毎日の時間の流れの中に詰まりすぎていて、ブログの記事を書くタイミングと巧く同期をとれない。TWの140字の連発に走ってしまう。考察する、分析する、概念を見つける、論理を組み立てる、ということができない。マルチタスク、マルチスレッドの情報処理を強いられる政治の日常だ。10月下旬からは秘密保護法の政治の過程があった。その中に巻き込まれ、自らデモに積極参加し、瞬く間に時間が流れた。この政治が何であったのか、どうして強行採決を止められなかったのか、意義と限界は何なのか、掘り下げて理論的に検討を加え、経験から教訓を引き出し、意味づける政治学の総括をしたかったが、それをする間もなく、都知事選と辺野古埋め立ての激動の政局を迎えた。都知事選に首を突っ込まざるを得ず、TWに張り付いてアジテーションを乱打せざるを得ない日常になった。今年は大きな政治戦に二つ遭遇し、渦中に飛び込んで陣地を這い、塹壕にへばりついて銃弾を撃った。7月の参院選、10-12月の秘密保護法。前者は勝利を手にし、後者は痛い敗北を喫した。7月の東京選挙区の戦いは、計画どおり、山本太郎と吉良よし子を当選させ、鈴木寛を落選させるというパーフェクトゲームを得た。最後の一週間の敵側(鈴木寛を応援する右翼)のTWでの誹謗中傷攻撃は、本当に凄まじい重爆撃だった。

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# by yoniumuhibi | 2013-12-31 23:30 | Comments(1)


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