バランス思考の喪失と歯止めの崩壊 - 内田樹、平野啓一郎、日本共産党
3月18日の報道で、平野啓一郎が「ウクライナの非ナチ化」の問題について、プーチンによる戦争の口実で嘘であると発言したとあり、何かの間違いではないかと目を疑った。平野啓一郎の時事の発言はよくマスコミで取り上げられるが、過去に特に違和感を感じたものはない。良識があり、スタンスが堅実で、私はこの男が朝日の論壇時評を担当すればいいと思っていた。小熊英二などより適任だと評価していた。良識とは健全な考え方と判断力の意味である。
良識の持ち主であるはずの平野啓一郎が、なぜこのような暴論を無造作に吐いたのだろう。無知と軽薄と迂闊としか思えず、裏切られた気分で不可解だ。「ウクライナのネオナチ」の問題は、オリバー・ストーンによる分析と整理があるだけでなく、キャノングローバル戦略研の小手川大助による報告がある。2014年に日本人が書いた記事は、現在から見てまさに貴重な一次資料と言える。ウクライナがネオナチの巣窟と化しているという問題は、侵攻前までは世界の共通認識だった。
裏切られた気分で奇妙ではあったけれど、この「事件」の理由と背景は何らかあるのだろうと私は睨んだ。平野啓一郎をして、ウクライナ・ネオナチ問題は怪しい陰謀論で不毛なフェイクであると、そう即断して一蹴する拠り所があったはずだ。ウクライナにネオナチ支配の事実はあるのか、「非ナチ化」の主張は妥当なのか、その当否を文化人がジャッジするに際しては、まずはオリバー・ストーンの作品をレビューする必要がある。オリバー・ストーンの説明と問題提起を検討した上で、それを超える何らか別の説得力が対岸にあると想定したとき、オリバー・ストーンに賛同せず対立する立場に立つ。
平野啓一郎が「拠り所」とした「説得力」は何だったのか。その一つは、おそらく、内田樹の態度の所与と影響があったのではないかと想像する。侵攻が始まって以来、内田樹はずっと自身のタイムラインに町山智浩の発信をリツイート表示し、町山智浩による『ウィンター・オン・ファイヤー』への賛美と宣伝を拡散していた。町山智浩の主張を正当化し、権威づけしてやる差配を示していた。町山智浩は、オリバー・ストーンを以前から口汚く罵倒し貶下している映画評論家で、内田樹は売れっ子の町山智浩を子分のように可愛がっている。
『ウィンター・オン・ファイヤー』については喋々するまでもないが、マイダン革命を正当化するための狡猾な反動映画である。「自由と民主主義」のイデオロギーの側からの洗脳作品で、私に言わせれば、カラー革命を美化するCIA制作のプロパガンダ教材だ。どちらが正しく説得的かは、見た者が考えて軍配を上げればよいのだけれど、その比較判断の傍証材料として決定的な事実が、Google の卑劣な検索操作であり、Youtube による悪質な隠蔽・遮断と封殺・排除である。ネットを支配するグローバル権力による言論の自由の弾圧だ。
Google で『ウクライナ・オン・ファイヤー』を検索してURLを辿ろうとすると、なぜか『ウィンター・オン・ファイヤー』が検察画面トップに出力され、ナビゲートされる。この摩訶不思議な事態がずっと続いている。西側一般市民がオリバー・ストーンの作品を視聴しないよう、検索エンジンを姑息に細工してアクセスを妨害しているのだ。恐ろしい陰謀工作をやっている。Youtube によるモグラ叩きの削除・規制といい、まさに中国の強権的情報統制と同じことを西側で平然とやっている。それを知りながら、「知の巨人」の内田樹は黙過している。
その内田樹が、満を持して口を開き、今回の侵攻の件を23日にAERAに寄稿した。が、それはまるで、夜のテレビ報道で散布されるCIA御用論者の講説をたっぷり脳に染み込ませた後に、横丁のご隠居が披露する床屋政談のようで、正直、あまり内容がなく意味が薄弱だ。権威の文化人の議論として些末で期待外れだ。第三次世界大戦や核戦争の危機感がなく、この戦争がわれわれの日常空間を戦時化し、日本が参戦国となって情報と言論が一元化され、国民が戦争に扇動されている現実への批判的考察がない。
今、明らかに、情報と言論が一元統制されている。別の視点からの見方が提供されず、客観的な議論がされない。ウクライナ勝利とロシア殲滅を祈願する方向での情報と言論だけで公共空間が占拠され、大本営報道で国民の好戦感情が煮えたぎっている。ウクライナのネオナチの真実を指摘する者は、「非国民」扱いされ、「陰謀論者」のレッテルを貼られて排斥される。私へのリプライなど、本当に今月「侮辱罪」の法改正が政府決定され、ネットでの誹謗中傷が厳罰化されたのか疑いたくなるような攻撃と憎悪の山だ。しばき隊の暴力の再現だ。
本来、知識人の役割とは、社会が上からファッショ的に一元化されることにないように、異論反論を唱え、言論で抵抗し、少数意見を汲み取って根拠を示すことではないか。事物事象への単純な解釈と結論を慎み、問題の複雑で多様な構造と性質に関心を向け、知的理解と価値判断の地平を広げることではないか。一つの見方に全体が固まらないように、上から誘導される方向に全員が流されないように、不断に緊張感を持って努めることではないか。特に、歴史始原的な一体性と等質性を持つ(丸山真男)この国では、人は村八分になることを極端に恐れ、「皆と同じ意見と立場で安心する」ことを選んでしまう。
日本は全体主義に陥りやすい。かかる教訓は、戦後民主主義の知識人たち、丸山真男や加藤周一や鶴見俊輔から念入りに言われてきて、われわれが肝に銘じてきた戒めだった。筑紫哲也や宮崎駿を通じてもよく継承されてきた問題意識だった。今、こうした知識人の態度が最も必要なときなのに、内田樹や平野啓一郎があっさり同調圧力に流され、暴ロ膺懲を絶叫する空気に棹さしている。左から日本の戦時体制化に協力する愚論を吐いている。残念であり、所詮この程度だったかと閉口する。「少数派であることを恐れるな」と言った筑紫哲也の遺言を思い出す。
「親ロ派」と看做され、「陰謀論者」と決めつけられ、嫌がらせを受けるのは不本意である。四面楚歌の異端の身は苦しい。だが、今の局面では、1ミリグラムでも社会にバランス感覚の成分が混ざるよう努め、複眼思考の必要を訴え、一方に傾いて疾走する社会にブレーキをかけるのが、知識する者の使命だと信じる。軍国主義の説教をテレビで撒く戦争指導者のシャワーが、海の如く溢れて洪水状態の今、それを一つ一つ柄杓ですくい、その方向は間違っているのだと勇気を出して言い、蟷螂の斧で待ったをかけるのが、憲法9条にコミットする者の義務ではないのか。
なぜ、内田樹は大勢順応に流れ、平野啓一郞も踏み止まる発想を持てなかったのか。この「事件」の原因をさらに探ると、やはり、根源に日本共産党の見解と姿勢があることが推察される。日本共産党が3月9日に、赤旗上で党の主張を出し、ロシアによるウクライナ「非ナチ化」の要求は中傷であり、ウクライナの政権をネオナチ呼ばわりするのはデマ宣伝であると明言していた。つまり、ウクライナの政治が極右ネオナチに支配されている事実はないと断定し、「非ナチ化」要求など妄想だと切り捨てている。検証もないままに。
日本のマスコミと同じ立場だ。日本共産党がこの指針を明確に示したことで、左翼リベラルの文化人は安心して「ネオナチ陰謀論批判」の立場に立ち、プーチンの論理を寸毫も認めない態度に出たのだろう。日本共産党がこの意見で確定であれば、ウクライナのネオナチ問題を頭から否定する論者のツィートには大衆左翼からRTの数が集まる。大船に乗った気分で「陰謀論者」を叩き、圧倒的多数派の集団に属せる。逆に、日本共産党と異なる立場に身を置くと、ツイッターでしばき隊の暴力的糾弾を受ける。左翼リベラルの業界と市場で商売が難しくなる。
少しでも「ロシア寄り」と看做されて叩かれたリベラル系文化人には、以後、朝日などマスコミから仕事が入らなくなる。原稿の依頼が来なくなる。商売が干される。結局、そういうことなのだろう。
良識の持ち主であるはずの平野啓一郎が、なぜこのような暴論を無造作に吐いたのだろう。無知と軽薄と迂闊としか思えず、裏切られた気分で不可解だ。「ウクライナのネオナチ」の問題は、オリバー・ストーンによる分析と整理があるだけでなく、キャノングローバル戦略研の小手川大助による報告がある。2014年に日本人が書いた記事は、現在から見てまさに貴重な一次資料と言える。ウクライナがネオナチの巣窟と化しているという問題は、侵攻前までは世界の共通認識だった。
裏切られた気分で奇妙ではあったけれど、この「事件」の理由と背景は何らかあるのだろうと私は睨んだ。平野啓一郎をして、ウクライナ・ネオナチ問題は怪しい陰謀論で不毛なフェイクであると、そう即断して一蹴する拠り所があったはずだ。ウクライナにネオナチ支配の事実はあるのか、「非ナチ化」の主張は妥当なのか、その当否を文化人がジャッジするに際しては、まずはオリバー・ストーンの作品をレビューする必要がある。オリバー・ストーンの説明と問題提起を検討した上で、それを超える何らか別の説得力が対岸にあると想定したとき、オリバー・ストーンに賛同せず対立する立場に立つ。
平野啓一郎が「拠り所」とした「説得力」は何だったのか。その一つは、おそらく、内田樹の態度の所与と影響があったのではないかと想像する。侵攻が始まって以来、内田樹はずっと自身のタイムラインに町山智浩の発信をリツイート表示し、町山智浩による『ウィンター・オン・ファイヤー』への賛美と宣伝を拡散していた。町山智浩の主張を正当化し、権威づけしてやる差配を示していた。町山智浩は、オリバー・ストーンを以前から口汚く罵倒し貶下している映画評論家で、内田樹は売れっ子の町山智浩を子分のように可愛がっている。
『ウィンター・オン・ファイヤー』については喋々するまでもないが、マイダン革命を正当化するための狡猾な反動映画である。「自由と民主主義」のイデオロギーの側からの洗脳作品で、私に言わせれば、カラー革命を美化するCIA制作のプロパガンダ教材だ。どちらが正しく説得的かは、見た者が考えて軍配を上げればよいのだけれど、その比較判断の傍証材料として決定的な事実が、Google の卑劣な検索操作であり、Youtube による悪質な隠蔽・遮断と封殺・排除である。ネットを支配するグローバル権力による言論の自由の弾圧だ。
Google で『ウクライナ・オン・ファイヤー』を検索してURLを辿ろうとすると、なぜか『ウィンター・オン・ファイヤー』が検察画面トップに出力され、ナビゲートされる。この摩訶不思議な事態がずっと続いている。西側一般市民がオリバー・ストーンの作品を視聴しないよう、検索エンジンを姑息に細工してアクセスを妨害しているのだ。恐ろしい陰謀工作をやっている。Youtube によるモグラ叩きの削除・規制といい、まさに中国の強権的情報統制と同じことを西側で平然とやっている。それを知りながら、「知の巨人」の内田樹は黙過している。
その内田樹が、満を持して口を開き、今回の侵攻の件を23日にAERAに寄稿した。が、それはまるで、夜のテレビ報道で散布されるCIA御用論者の講説をたっぷり脳に染み込ませた後に、横丁のご隠居が披露する床屋政談のようで、正直、あまり内容がなく意味が薄弱だ。権威の文化人の議論として些末で期待外れだ。第三次世界大戦や核戦争の危機感がなく、この戦争がわれわれの日常空間を戦時化し、日本が参戦国となって情報と言論が一元化され、国民が戦争に扇動されている現実への批判的考察がない。
今、明らかに、情報と言論が一元統制されている。別の視点からの見方が提供されず、客観的な議論がされない。ウクライナ勝利とロシア殲滅を祈願する方向での情報と言論だけで公共空間が占拠され、大本営報道で国民の好戦感情が煮えたぎっている。ウクライナのネオナチの真実を指摘する者は、「非国民」扱いされ、「陰謀論者」のレッテルを貼られて排斥される。私へのリプライなど、本当に今月「侮辱罪」の法改正が政府決定され、ネットでの誹謗中傷が厳罰化されたのか疑いたくなるような攻撃と憎悪の山だ。しばき隊の暴力の再現だ。
本来、知識人の役割とは、社会が上からファッショ的に一元化されることにないように、異論反論を唱え、言論で抵抗し、少数意見を汲み取って根拠を示すことではないか。事物事象への単純な解釈と結論を慎み、問題の複雑で多様な構造と性質に関心を向け、知的理解と価値判断の地平を広げることではないか。一つの見方に全体が固まらないように、上から誘導される方向に全員が流されないように、不断に緊張感を持って努めることではないか。特に、歴史始原的な一体性と等質性を持つ(丸山真男)この国では、人は村八分になることを極端に恐れ、「皆と同じ意見と立場で安心する」ことを選んでしまう。
日本は全体主義に陥りやすい。かかる教訓は、戦後民主主義の知識人たち、丸山真男や加藤周一や鶴見俊輔から念入りに言われてきて、われわれが肝に銘じてきた戒めだった。筑紫哲也や宮崎駿を通じてもよく継承されてきた問題意識だった。今、こうした知識人の態度が最も必要なときなのに、内田樹や平野啓一郎があっさり同調圧力に流され、暴ロ膺懲を絶叫する空気に棹さしている。左から日本の戦時体制化に協力する愚論を吐いている。残念であり、所詮この程度だったかと閉口する。「少数派であることを恐れるな」と言った筑紫哲也の遺言を思い出す。
「親ロ派」と看做され、「陰謀論者」と決めつけられ、嫌がらせを受けるのは不本意である。四面楚歌の異端の身は苦しい。だが、今の局面では、1ミリグラムでも社会にバランス感覚の成分が混ざるよう努め、複眼思考の必要を訴え、一方に傾いて疾走する社会にブレーキをかけるのが、知識する者の使命だと信じる。軍国主義の説教をテレビで撒く戦争指導者のシャワーが、海の如く溢れて洪水状態の今、それを一つ一つ柄杓ですくい、その方向は間違っているのだと勇気を出して言い、蟷螂の斧で待ったをかけるのが、憲法9条にコミットする者の義務ではないのか。
なぜ、内田樹は大勢順応に流れ、平野啓一郞も踏み止まる発想を持てなかったのか。この「事件」の原因をさらに探ると、やはり、根源に日本共産党の見解と姿勢があることが推察される。日本共産党が3月9日に、赤旗上で党の主張を出し、ロシアによるウクライナ「非ナチ化」の要求は中傷であり、ウクライナの政権をネオナチ呼ばわりするのはデマ宣伝であると明言していた。つまり、ウクライナの政治が極右ネオナチに支配されている事実はないと断定し、「非ナチ化」要求など妄想だと切り捨てている。検証もないままに。
日本のマスコミと同じ立場だ。日本共産党がこの指針を明確に示したことで、左翼リベラルの文化人は安心して「ネオナチ陰謀論批判」の立場に立ち、プーチンの論理を寸毫も認めない態度に出たのだろう。日本共産党がこの意見で確定であれば、ウクライナのネオナチ問題を頭から否定する論者のツィートには大衆左翼からRTの数が集まる。大船に乗った気分で「陰謀論者」を叩き、圧倒的多数派の集団に属せる。逆に、日本共産党と異なる立場に身を置くと、ツイッターでしばき隊の暴力的糾弾を受ける。左翼リベラルの業界と市場で商売が難しくなる。
少しでも「ロシア寄り」と看做されて叩かれたリベラル系文化人には、以後、朝日などマスコミから仕事が入らなくなる。原稿の依頼が来なくなる。商売が干される。結局、そういうことなのだろう。
by yoniumuhibi
| 2022-03-24 23:30
|
Comments(8)
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at 2022-03-24 18:40
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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米帝大嫌い
at 2022-03-24 21:01
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なんと朝日系の媒体で、ウクライナのネオナチ問題を指摘している長文記事がありました。
https://webronza.asahi.com/national/articles/2022032200001.html
寄稿者は清義明氏。香港暴乱の渦中にも現地取材を敢行し、自分の目で自称民主派のテロの数々を目撃し、それを記事化した途端気の狂った連中から嘘つきだの親中派だのさんざん貶められていた人物でもあります。今回の長文記事に、目新しい内容は特にありませんが、これが常識的な前提どころか全否定されている現実が、ディストピア小説の世界に放り込まれたような気持ち悪さを感じさせています。ジョージ・オーウェルは本当に偉大だった。真理省記録局が絶え間なくあらゆる記録を改竄し、しかも庶民から高官までその最新版だけを本気で信じ込んで疑いもしない、という世界は当時は現実離れしていたが、現代の我々には気味悪いほど現実化してしまった。ソ連憎さにナチスを後押ししていた英米人どもは、独ソが不可侵条約を結んで英独が開戦すると知らん顔で態度を翻した。さらに独ソが開戦するとますます猛ったが、ナチスが降伏するとまた知らん顔で態度を翻した。その実例が、「1984」の設定にも下敷きになっているそうですね。
https://webronza.asahi.com/national/articles/2022032200001.html
寄稿者は清義明氏。香港暴乱の渦中にも現地取材を敢行し、自分の目で自称民主派のテロの数々を目撃し、それを記事化した途端気の狂った連中から嘘つきだの親中派だのさんざん貶められていた人物でもあります。今回の長文記事に、目新しい内容は特にありませんが、これが常識的な前提どころか全否定されている現実が、ディストピア小説の世界に放り込まれたような気持ち悪さを感じさせています。ジョージ・オーウェルは本当に偉大だった。真理省記録局が絶え間なくあらゆる記録を改竄し、しかも庶民から高官までその最新版だけを本気で信じ込んで疑いもしない、という世界は当時は現実離れしていたが、現代の我々には気味悪いほど現実化してしまった。ソ連憎さにナチスを後押ししていた英米人どもは、独ソが不可侵条約を結んで英独が開戦すると知らん顔で態度を翻した。さらに独ソが開戦するとますます猛ったが、ナチスが降伏するとまた知らん顔で態度を翻した。その実例が、「1984」の設定にも下敷きになっているそうですね。
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オーストリアにお住まいのChihiro Sato-SchuhさんのFB
【ナチとの戦い】
ウクライナの戦争は、ロシアの領土奪還戦争だと思っている人が多いのだけれど、それはウクライナで起きていたテロのことが知らされていないということが大きいと思う。西側主流メディアは、ロシアを悪者にしておきたいので、このことを報道しないし、それはロシアのプロパガンダであり、フェイクであり、と言っている。だけど、両方の画像を比べてみたとき、西側主流メディアの方が嘘をついているのは、明白なことのように私には思える。
https://www.facebook.com/chihiro.satoschuh/posts/5757154097633383
【ナチとの戦い】
ウクライナの戦争は、ロシアの領土奪還戦争だと思っている人が多いのだけれど、それはウクライナで起きていたテロのことが知らされていないということが大きいと思う。西側主流メディアは、ロシアを悪者にしておきたいので、このことを報道しないし、それはロシアのプロパガンダであり、フェイクであり、と言っている。だけど、両方の画像を比べてみたとき、西側主流メディアの方が嘘をついているのは、明白なことのように私には思える。
https://www.facebook.com/chihiro.satoschuh/posts/5757154097633383
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読者
at 2022-03-25 14:33
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100年野党の日本共産党は、カラー革命は一生懸命に支持するし、与党以上に反露反中の反動路線を邁進し、果ては残虐非道なネオナチをカバーしていますね。また、米国が真に恐れた日本のマルクス主義政党は70年代後半までの社会党であり、日本共産党ではありません。日本共産党は、論理破綻、政策路線破綻、反知性主義に陥っており、日本CIA協賛党に即刻改名するべきです。
日本の報道は外務省下で規制されており、八年間ドンバス戦争も致命的に隠蔽されていますが、1月、2月にはウクライナ政府側は公然とミンスク合意破棄を宣告し、当初資料では3月、今は2月25日がドンバスへの大攻勢の決行日だったのが判明しています。ロシアは、ドンバスへの大侵略を食い止めたのです。
ドンバスでロシア語を話す住民を絶滅させるという運命的な決断が、開戦の前日に下されたのである。民族主義大隊の指揮下にあるウクライナ軍は、2月25日にドンバスで軍事作戦を開始する準備を進めていた。
- ニコライ・アザロフ(元ウクライナ首相)
2022年3月24日、ロシアはネオナチ軍に対するNEDの資金提供の証拠を公開した。ネオナチの準軍事組織の一つ、ルハンスクのエイダー大隊の廃墟となった基地で、ロシア人はNEDが資金提供したウクライナ国防省発行の『露・ウクライナ戦争参加者のための個別指導(2021)』のコピーを発見した。 (再掲)。
URL:https://twitter.com/RT_com/status/1506677163755544585?cxt=HHwWkoC9jbq55egpAAAA
3月6日には、アゾフ大隊はマリウポリからの人道回廊にいる市民に発砲した。 翌日にはドネツク人民共和国軍との衝突で150人の市民を人間の盾として使用し、4人が死亡、15人が負傷したと報じられている。スームィ市のアレクサンドル・リセンコ市長とドミトリー・ジヴィツキー知事は、ロシアへの人道回廊を利用しようとする民間人を射殺すると公然と脅した。
URL:https://www.rusemb.org.uk/fnapr/7101
日本の報道は外務省下で規制されており、八年間ドンバス戦争も致命的に隠蔽されていますが、1月、2月にはウクライナ政府側は公然とミンスク合意破棄を宣告し、当初資料では3月、今は2月25日がドンバスへの大攻勢の決行日だったのが判明しています。ロシアは、ドンバスへの大侵略を食い止めたのです。
ドンバスでロシア語を話す住民を絶滅させるという運命的な決断が、開戦の前日に下されたのである。民族主義大隊の指揮下にあるウクライナ軍は、2月25日にドンバスで軍事作戦を開始する準備を進めていた。
- ニコライ・アザロフ(元ウクライナ首相)
2022年3月24日、ロシアはネオナチ軍に対するNEDの資金提供の証拠を公開した。ネオナチの準軍事組織の一つ、ルハンスクのエイダー大隊の廃墟となった基地で、ロシア人はNEDが資金提供したウクライナ国防省発行の『露・ウクライナ戦争参加者のための個別指導(2021)』のコピーを発見した。 (再掲)。
URL:https://twitter.com/RT_com/status/1506677163755544585?cxt=HHwWkoC9jbq55egpAAAA
3月6日には、アゾフ大隊はマリウポリからの人道回廊にいる市民に発砲した。 翌日にはドネツク人民共和国軍との衝突で150人の市民を人間の盾として使用し、4人が死亡、15人が負傷したと報じられている。スームィ市のアレクサンドル・リセンコ市長とドミトリー・ジヴィツキー知事は、ロシアへの人道回廊を利用しようとする民間人を射殺すると公然と脅した。
URL:https://www.rusemb.org.uk/fnapr/7101
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石井
at 2022-03-26 16:14
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日本在住ですが、ロシアのテレビを見るのを趣味にしている者です。昨日の討論番組では、プーチンと「大統領賞」受賞の芸術家の懇談会の紹介があり、そこでの発言が話題になっています。バッセルマンは、ロシアの「知の巨人」とでもいう人で、オデッサ出身のいかにもという感じのユダヤ人です。
https://www.youtube.com/channel/UCrrmyUMuTQfSy2xkrqaSWPQ
プーチン「ナチズムに対する唯一の勝利者はアメリカだというプロパガンダ映画が多い。ドイツ東部戦線での赤軍の勇敢、英雄的勝利は、消し去られた。例えば、日本。広島長崎に誰が原爆投下したかについて黙るか、教科書には得体の知れない「連合国」によると、ぼんやりと書かれている程度だ。アメリカの行った第2次大戦のこうした恐ろしい弁解の余地のない行為については何も語られない。」
司会者「これはどういうことでしょうか。彼らは我々の功績を盗んだ。そういう文化ですか。映画の影響ですか。」
バッセルマン「同じヨーロッパ文明の根を持ちながら、なぜロシア文明とアングロサクソン文明が真逆の方向に分かれたのかという論文を書いたことがある。事実として明らかなことは、ロシア文明というのは人間的人道的であるのに対し、アングロサクソン文明は、残酷、背信、虚偽が基礎にあり、そのことにより数世紀の間、彼らの生存を保ってきた。この価値観は我々には受け入れがたいものだ。興味深いのは、ウクライナ独自の文明を唱え、ロシア文明を否定している一派にはアングロサクソン文明への傾斜が見られることだ。」
現代の社会の基盤になっているのは、西洋近代文明で、その元はアングロサクソン文明でしょう。そのアングロサクソン文明の根本にバッセルマンが言うような性質があるとすればどうなるでしょうか。成功体験により、他を見下し、自民族が最高とでも言い出せば、これは立派なナチズムではないでしょうか。特に鼻持ちのならないエリートが多い「リベラル」がこれをこじらせば、どうなるか。現在はこういう文明の最終段階だと思いたいです。
https://www.youtube.com/channel/UCrrmyUMuTQfSy2xkrqaSWPQ
プーチン「ナチズムに対する唯一の勝利者はアメリカだというプロパガンダ映画が多い。ドイツ東部戦線での赤軍の勇敢、英雄的勝利は、消し去られた。例えば、日本。広島長崎に誰が原爆投下したかについて黙るか、教科書には得体の知れない「連合国」によると、ぼんやりと書かれている程度だ。アメリカの行った第2次大戦のこうした恐ろしい弁解の余地のない行為については何も語られない。」
司会者「これはどういうことでしょうか。彼らは我々の功績を盗んだ。そういう文化ですか。映画の影響ですか。」
バッセルマン「同じヨーロッパ文明の根を持ちながら、なぜロシア文明とアングロサクソン文明が真逆の方向に分かれたのかという論文を書いたことがある。事実として明らかなことは、ロシア文明というのは人間的人道的であるのに対し、アングロサクソン文明は、残酷、背信、虚偽が基礎にあり、そのことにより数世紀の間、彼らの生存を保ってきた。この価値観は我々には受け入れがたいものだ。興味深いのは、ウクライナ独自の文明を唱え、ロシア文明を否定している一派にはアングロサクソン文明への傾斜が見られることだ。」
現代の社会の基盤になっているのは、西洋近代文明で、その元はアングロサクソン文明でしょう。そのアングロサクソン文明の根本にバッセルマンが言うような性質があるとすればどうなるでしょうか。成功体験により、他を見下し、自民族が最高とでも言い出せば、これは立派なナチズムではないでしょうか。特に鼻持ちのならないエリートが多い「リベラル」がこれをこじらせば、どうなるか。現在はこういう文明の最終段階だと思いたいです。
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H.A.
at 2022-03-27 10:05
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ロシアはウクライナを「(親)ナチ」政権と呼んでいますが、「ナチ」と「極右」がどこまで同じでどこが違うのか、わからなくなってきました。「ナチスト」だが反ユダヤではない、「極右」以上の何かがあるのか。他方、ウクライナの人びとはロシア兵に「ファシスト、帰れ」と叫んでいる。ナチズムとファシズムの戦いだとますますわからない。そして東部ではロシア語を母語とする人々が、国民としてロシア軍と戦っている。ロシア兵といっても、プーチンが打ち立てた現チェチェン政府の兵士もいて、シリア人も加わるらしい。なお、ロシア側に「避難」した人々が、パスポートを取り上げられ、離散させられ帰国できなくなることはやめてほしいです。中央アジアでたくさん見かけましたが、スターリン時代にスパイ容疑で強制移住させられた、極東に住む朝鮮人の子孫の方々です。
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sachi
at 2022-03-29 14:19
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ご指摘された方々に対し、同様に感じていました。
しかし、彼らだけではなく、多勢の有識者、大学教授、ジャーナリスト、専門家も同じ。
他者の意見を拒絶し、自論を押し付けてくることに、唖然としました。日本の政治家たちは議論ができないと嘆きながら、事ここにおいて、彼ら自身も同じなのです。共産党しかりです。論理性を自ら組み立てることができず、正しそう、賢そうな論を選択していただけなのでと気づきました。
しかし、彼らだけではなく、多勢の有識者、大学教授、ジャーナリスト、専門家も同じ。
他者の意見を拒絶し、自論を押し付けてくることに、唖然としました。日本の政治家たちは議論ができないと嘆きながら、事ここにおいて、彼ら自身も同じなのです。共産党しかりです。論理性を自ら組み立てることができず、正しそう、賢そうな論を選択していただけなのでと気づきました。
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極少数派
at 2022-04-02 12:26
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内田樹は色々批判はあっても日韓、日中問題については世間に流されずそれなりに冷静な意見を述べていたと思う。
そのため今回彼のウクライナ問題に対する感情過多、軽薄な論説には大変驚かされました。
共産党にはそもそも期待するだけ無駄でしょうね。
日本の自称リベラルや左派が彼らの事理判断に完全に乗っかっているとしたら大変残念なことです。
ナチス、ファシズムについて混乱するのは私達がファシズムを余りに狭く解釈するせいだと思います。
特にドイツによるユダヤ人虐殺がクローズアップされるせいでゼレンスキーはユダヤ人なのだからナチスではない云々という馬鹿げた論がまかり通ってしまう。
ハンナ・アレントがユダヤ社会のナチ協力者を批判したことは有名なはずです。
さらにナチスにもっとも被害を受けたのはソ連、現在のベラルーシやウクライナ地域のロシア系住人であるということがすっぽり抜けているように思われます。
もちろんポーランド人、ロマと言った人々も同様に被害を受けている(現在SNS上でもウクライナでロマとされる女性らが柱に貼り付けられた動画が出回っているのは示唆的)
こうした人種優越主義は何もナチスに限った話ではないのです。
西洋帝国主義国、それを模範とした我が国日本がナチスドイツに先駆け規模は違えど世界中で行っていた(行っている)ことです。
ロシアの言う反ナチズムを正しく理解できないのは私達に前提となる歴史的地理的な事実が欠落してるせいだと思います。
この戦争以前からこれはロシアとウクライナの問題ではなくロシアとNATO、アメリカの問題であるとロシアは公言していました。
それらの国々が今なお変わらぬ帝国主義国であり、かつて米英含めドイツ第三帝国の協力者、構成国である時、ロシアの危機感は冗談事ではないと理解できると思います。
だらだら長文になってしまい申し訳ありません。応援しています。
そのため今回彼のウクライナ問題に対する感情過多、軽薄な論説には大変驚かされました。
共産党にはそもそも期待するだけ無駄でしょうね。
日本の自称リベラルや左派が彼らの事理判断に完全に乗っかっているとしたら大変残念なことです。
ナチス、ファシズムについて混乱するのは私達がファシズムを余りに狭く解釈するせいだと思います。
特にドイツによるユダヤ人虐殺がクローズアップされるせいでゼレンスキーはユダヤ人なのだからナチスではない云々という馬鹿げた論がまかり通ってしまう。
ハンナ・アレントがユダヤ社会のナチ協力者を批判したことは有名なはずです。
さらにナチスにもっとも被害を受けたのはソ連、現在のベラルーシやウクライナ地域のロシア系住人であるということがすっぽり抜けているように思われます。
もちろんポーランド人、ロマと言った人々も同様に被害を受けている(現在SNS上でもウクライナでロマとされる女性らが柱に貼り付けられた動画が出回っているのは示唆的)
こうした人種優越主義は何もナチスに限った話ではないのです。
西洋帝国主義国、それを模範とした我が国日本がナチスドイツに先駆け規模は違えど世界中で行っていた(行っている)ことです。
ロシアの言う反ナチズムを正しく理解できないのは私達に前提となる歴史的地理的な事実が欠落してるせいだと思います。
この戦争以前からこれはロシアとウクライナの問題ではなくロシアとNATO、アメリカの問題であるとロシアは公言していました。
それらの国々が今なお変わらぬ帝国主義国であり、かつて米英含めドイツ第三帝国の協力者、構成国である時、ロシアの危機感は冗談事ではないと理解できると思います。
だらだら長文になってしまい申し訳ありません。応援しています。
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