「野党共闘」の敗北と限界 – 再検討して総括と出直しを考えるとき






親米改憲保守とネオリベで埋まった政治世界にしかならず、マスコミがそれを前提とし与件として国民に政治を語る。投票率70%の政治を現出させるためには、新しい革袋となる政党を立ち上げる必要がある。すなわち、新党・新勢力のイマジネーションを持つ必要があり、既成左翼業界のルーティン政治とそれへの依存症から脱却するる勇気と知恵が要る。社会主義と脱米外交を堂々と訴えて、社会主義に共感する有権者を増やす力が要る。リベラルからソシアルへの転換をキャリーする主体が要る。そう思う。それにしても、またしても負けられない選挙に負けた。無敵の安倍晋三が相手ではないのに、チャンスなのに戦いに負けた。溜息が出る。弱者の庶民は、また重く厳しい代償を払わねばならない。いつまで暗黒と絶望が続き、憶良的な呻吟と悲嘆が続くのか。












by yoniumuhibi
| 2021-11-01 23:30
|
Comments(4)

野党共闘は敵対してきた日本共産党と立憲民主党を市民連合が取り持った言わば薩長同盟みたいなものでした。
結果はゼロ打ちで石原伸晃や甘利を落選させたり、赫赫たる戦果を上げました。
投票率が伸び悩んだので、トータルの議席数は伸びませんでしたが、一定の結果は出たと思います。
仮に日本共産党の協力がなかったら立憲民主党の議席はさらに減った可能性が高いです。
今の立憲民主党に野党共闘を取りやめる選択肢はないと思います。いわば自民党と公明党のように、今後連立政権を立てていく不可分なパートナーとして日本共産党が選ばれたわけだと思います。
野党共闘をやめるのではなく、どうやったら野党共闘で勝てるかを考えるべきだと思います。
結果はゼロ打ちで石原伸晃や甘利を落選させたり、赫赫たる戦果を上げました。
投票率が伸び悩んだので、トータルの議席数は伸びませんでしたが、一定の結果は出たと思います。
仮に日本共産党の協力がなかったら立憲民主党の議席はさらに減った可能性が高いです。
今の立憲民主党に野党共闘を取りやめる選択肢はないと思います。いわば自民党と公明党のように、今後連立政権を立てていく不可分なパートナーとして日本共産党が選ばれたわけだと思います。
野党共闘をやめるのではなく、どうやったら野党共闘で勝てるかを考えるべきだと思います。
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国民の中に真のソーシャル・左派的なる意識がもはやなくなりつつあるように見えます。
10月13日の記事
「所得倍増計画」と「一億総中流社会」が政党の看板に – 清算される新自由主義
にて、yoniumuさんが仰ったように、
90年代あたりから、戦後日本のシステムを旧弊と見做してそれに替わるものとして持ち出すものにはすべて新自由主義的な臭いがついていました。どこを切ってもネオリベ的なるものが流れているような、改革といえばネオリベ、そんな一辺倒の時代があったせいでしょうか、国民にはいつのまにか「左派的なものへの嫌悪」が紋切型のようにできているようにみえます。
その後も、私たち庶民には潜在的に左派に頼む気持ちがあったはずですが、片思いのように、それに応える受け皿はとても貧弱なもので、非自民の政治集団は実際には民社かそれより右ばかりでした。
左派もアップデートができず苦しんでいたように見えます。確かに新自由主義とグローバリズムと緊縮財政&規制緩和の時代で、左派にとって旗色の悪い時代ではありました。2000年代以降、日本においてソーシャルな経済政策のデザインすら見なくなったように思います。まるでデパートや書店のように、昔のままの仕事と顧客を守り、衰退の中を生き長らえようとしているように見えました。
そして、産業・労働・福祉というリベラルの三本柱を忘れて、アイデンティティポリティクスと逐次的な権力監視ジャーナリズムばかりになり、内輪のエコーチェンバーで凝り固まっているここ10年間です。
エマニュエル・トッドが米国民主党のリベラル勢力を批判したトーンを借りて言えば、中流インテリと岩盤支持層の遊び場になってしまったように思います。はっきり言いますが、SDGsは彼らの新しい玩具にすぎない代物です。
もはや朝日新聞はまるでアイデンティティポリティクスの機関紙のようです。
これは私を含めた今の50代以下の現代日本人の人間性に由来するところもあると思います。
公共、みんなのためという意識がもう薄いのです。
左派の冬の時代はまだ続くように思われて口惜しいばかりです。
10月13日の記事
「所得倍増計画」と「一億総中流社会」が政党の看板に – 清算される新自由主義
にて、yoniumuさんが仰ったように、
90年代あたりから、戦後日本のシステムを旧弊と見做してそれに替わるものとして持ち出すものにはすべて新自由主義的な臭いがついていました。どこを切ってもネオリベ的なるものが流れているような、改革といえばネオリベ、そんな一辺倒の時代があったせいでしょうか、国民にはいつのまにか「左派的なものへの嫌悪」が紋切型のようにできているようにみえます。
その後も、私たち庶民には潜在的に左派に頼む気持ちがあったはずですが、片思いのように、それに応える受け皿はとても貧弱なもので、非自民の政治集団は実際には民社かそれより右ばかりでした。
左派もアップデートができず苦しんでいたように見えます。確かに新自由主義とグローバリズムと緊縮財政&規制緩和の時代で、左派にとって旗色の悪い時代ではありました。2000年代以降、日本においてソーシャルな経済政策のデザインすら見なくなったように思います。まるでデパートや書店のように、昔のままの仕事と顧客を守り、衰退の中を生き長らえようとしているように見えました。
そして、産業・労働・福祉というリベラルの三本柱を忘れて、アイデンティティポリティクスと逐次的な権力監視ジャーナリズムばかりになり、内輪のエコーチェンバーで凝り固まっているここ10年間です。
エマニュエル・トッドが米国民主党のリベラル勢力を批判したトーンを借りて言えば、中流インテリと岩盤支持層の遊び場になってしまったように思います。はっきり言いますが、SDGsは彼らの新しい玩具にすぎない代物です。
もはや朝日新聞はまるでアイデンティティポリティクスの機関紙のようです。
これは私を含めた今の50代以下の現代日本人の人間性に由来するところもあると思います。
公共、みんなのためという意識がもう薄いのです。
左派の冬の時代はまだ続くように思われて口惜しいばかりです。

自分は保守派で、敢えて言いますが、左翼は自身を総括すべきです。
リベラルを自認する人たちほど、独善的、攻撃的、排他的で
共産党のCさんの様に「私に責任はない」と平然と言う人たちでした。
安倍が菅がと言っていれば気持ちはよかったのでしょうが、左派野党合わせて10%に満たない支持率です。
結局国民の多くは安倍・自民党の方針、憲法改正や経済優先、外交や欧米との同盟関係強化を是認していて
それが今回、「保守VSリベラル」でなく、「中道保守の与野党による漸進的改革を」と言う民意に結晶したのです。
中国による香港台湾の弾圧や北朝鮮のミサイル恫喝は激しさを増しています。
コロナ対応だって、正解がまだ見つからないのでミスはしても、
ワクチンは安倍政権が大量契約し、菅政権で迅速な大量運用体制が整備されたのです。
日本の左派は、日本が甘い国だったために放置されてただけで
もう戦後の甘い時代ではなくなったのですよ。
維新の支持率は5%から15%になったと言う報道が出ていて、恐らく次は維新が野党第一党を狙う構図になるでしょう。
今回の選挙は「野党改革選挙」と今後記憶されるはずです。
今問われ見られてるのは、左派リベラルがどのような姿勢と矜持を見せるかです。
本気で、自分たちは国民の一割未満の勢力だと自壊すべきでしょう。
リベラルを自認する人たちほど、独善的、攻撃的、排他的で
共産党のCさんの様に「私に責任はない」と平然と言う人たちでした。
安倍が菅がと言っていれば気持ちはよかったのでしょうが、左派野党合わせて10%に満たない支持率です。
結局国民の多くは安倍・自民党の方針、憲法改正や経済優先、外交や欧米との同盟関係強化を是認していて
それが今回、「保守VSリベラル」でなく、「中道保守の与野党による漸進的改革を」と言う民意に結晶したのです。
中国による香港台湾の弾圧や北朝鮮のミサイル恫喝は激しさを増しています。
コロナ対応だって、正解がまだ見つからないのでミスはしても、
ワクチンは安倍政権が大量契約し、菅政権で迅速な大量運用体制が整備されたのです。
日本の左派は、日本が甘い国だったために放置されてただけで
もう戦後の甘い時代ではなくなったのですよ。
維新の支持率は5%から15%になったと言う報道が出ていて、恐らく次は維新が野党第一党を狙う構図になるでしょう。
今回の選挙は「野党改革選挙」と今後記憶されるはずです。
今問われ見られてるのは、左派リベラルがどのような姿勢と矜持を見せるかです。
本気で、自分たちは国民の一割未満の勢力だと自壊すべきでしょう。

新自由主義は、社会的な存在である人間の実在を無視する我利我利亡者の世界観です。この新自由主義の呪いを解く事ができたとき、私たち日本人が豊かに生きていくこともかなうでしょう。
人間形成の重要な時期である十代に東日本大震災を体験した世代、私は彼らに希望を見いだします。人の社会のつながり、人間の実在について深く心に刻んだであろう世代です。羽生結弦、大谷翔平に代表される彼らは、新自由主義のフィクションに染まらず、日本を導く力になるでしょう。
人間形成の重要な時期である十代に東日本大震災を体験した世代、私は彼らに希望を見いだします。人の社会のつながり、人間の実在について深く心に刻んだであろう世代です。羽生結弦、大谷翔平に代表される彼らは、新自由主義のフィクションに染まらず、日本を導く力になるでしょう。
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