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中国共産党創立100周年の天安門広場と習近平演説 - 日本の一市民の感想

中国共産党創立100周年の天安門広場と習近平演説 - 日本の一市民の感想_c0315619_13375099.png7月1日、中国共産党創立100周年の記念式典が天安門広場であり、朝からABEMA・TVが生中継で配信していた。目についたのは、広場に集められた7万人の党関係者、特にその中の中国版ピオネールとおぼしき翡翠色の制服を着た女の子の一団で、人民服姿の習近平の演説に歓呼と笑顔で応えていた。その行動様式と集団属性が、何とも北朝鮮的で、文革期の紅衛兵を彷彿させるもので、それだけはやめてくれと中国に願いたいものであり、PCの画面の前で失望する気分にさせられた。少女が指導者に陶酔して恍惚となる、北朝鮮の「喜び組」系の独特の表情を思い出して気が滅入る。天安門広場には、黄色やオレンジのお揃いのポロシャツを着た集団が区画毎に整列し、エメラルドグリーンとシアンの一団があり、軍服を着た一団があり、まさに北朝鮮的な壮麗なマスゲームの色模様を描いて会場を演出していた。夜のテレビ報道に出た峯村健司の説明では、胡錦濤のときの90周年の記念集会では、場所も人民大会堂で小規模であり、そのような全体主義的な趣向と儀式はなかったと言う。



中国共産党創立100周年の天安門広場と習近平演説 - 日本の一市民の感想_c0315619_13380496.png文化大革命の毛沢東と紅衛兵が再現されたパノラマに、何とも言えない憂鬱と不具合を感じた。おそらく、50代以上の中国の人々は同じ苦い挫折感で中継映像を睨んでいたはずだ。中国は、悪夢のような文化大革命を痛恨し、払拭すべく、ここまで営為してきたのではなかったのか。改革開放と四つの近代化で成功を重ね、現在の高度な経済社会を築き上げたのではなかったのか。その、現代中国の行動原理を全否定して暗黒の時代に先祖帰りするような、毛沢東主義で深紅に染まった万華鏡スペクタルを見せつけられて、中国の中高年世代はきっと歯噛みしているに違いない。言論の自由がない彼らに代わって代弁するなら、こんな愚行をしていたら必ず中国の国力は衰退する。経済は不活性になる。教育や生産活動の現場を個人崇拝のイデオロギーで締めつけたら、間違いなく北朝鮮のような廃墟になる。個々人の創意工夫は潰されるようになり、独裁者盲従のロボット幹部が幅を利かせ、現場を萎縮させるようになる。それは理工系の知性の退化へと波及する。必ず、科学技術論文や特許出願件数に悪影響が出るはずだ。


中国共産党創立100周年の天安門広場と習近平演説 - 日本の一市民の感想_c0315619_13383440.png毛沢東の路線に戻して続けていたら、当然、中国は国際的に孤立する。この40年間の中国の発展を支えた、鄧小平以降の国際協調路線とは真逆の独善的方向性だ。夜のテレビ報道でも指摘されていたが、平板で冗長で退屈だった習近平の演説の終盤、大きな拍手と歓声が湧き上がる場面があった。「中国の人民は、外部勢力によるいかなるいじめ、圧力、奴隷のように酷使されることを決して許さない。故意に(圧力を)かけようとすれば、14億人を超える中国人民の血肉で築かれた『鋼鉄の長城』の前に打ちのめされることになるだろう」と言ったときである。この言葉が、中国の人々の心中を代弁したものであることは間違いない。習近平の外交方針は、孤立化に進む独善路線ではあるけれど、米国やEUや日本による包囲と圧迫をかけられた中で、中国の人々が習近平の対抗姿勢を支持している事実は疑いなく、国民全体の結束力が強められる方向に向かうことは間違いない。この傾向は、日本のマスコミ報道でも言われているように、中国の若い世代に特に強く、若い世代ほど中国の国家に自信を持ち、習近平の強硬路線にコミットしている。


中国共産党創立100周年の天安門広場と習近平演説 - 日本の一市民の感想_c0315619_13384838.png日本の現在までの報道では観察されてないが、習近平の演説で気づいたことがある。それは、党の若返りを特に強調していた点だ。演説の終盤で何度も「若い世代」の重要性への言及を繰り返していた。これを聞いて、すぐになるほどと直観した。単なる一般論ではない。習近平は、地方や企業の党組織に対して「若返り」すなわち世代交代の人事を指示している。あからさまに言えば、高齢の幹部を引退させて若い人間に置き換えろとメッセージしているのである。独裁者がよくやる手法で、企業などでもよくある光景だ。今の中国共産党の下部組織の幹部や重鎮は、当然ながら、鄧小平の改革開放路線で育ってきた者たちである。鄧小平や朱鎔基や胡錦濤にコミットして下を指導してきた人たちだ。そして、若い者ほど習近平の毛沢東型皇帝政治に親近感を持っている。ここ10年の教育の効果で、彼らは習近平の個人崇拝に違和感がない。習近平はその若い世代を下部組織の幹部に据え、自己の独裁体制を盤石にしようとしているのである。つまり、習近平は明らかに終身独裁を狙っている。その習近平の意を汲んで、CCTVのカメラは現代版紅衛兵の子たちに焦点を合わせていた。


中国共産党創立100周年の天安門広場と習近平演説 - 日本の一市民の感想_c0315619_13484955.png日本の文化人の反応はどうだろうと、内田樹のツイッターを覗いてみた。何も書いてなかった。おそらく、北京から日本をチェックしている方面も、内田樹の反応を窺ったのではないか。世渡り上手というか、ずる賢い対応だと思う。内田樹は著作を中国語で出版していて、特にマルクスを紹介した本が中国で評判がいいのだと自慢していた。中国の学者や言論人が言いたくても言えないことを、拘束や脅迫の心配のない日本人の内田樹が代弁してやればいいものを、それをやろうとしない。商売優先のスタンスだからだろう。昨年、大統領選挙とBLM運動の折、内田樹だけでなく多くの日本の文化人・言論者がアメリカ建国期の政治過程に着目し、その政治思想史の内奥を探求して熱く議論した。私も、松本礼二の放送大学教本を熟読してリベラル・デモクラシーの再検討と批判を試みた。日本人全員が大いなる政治学の勉強体験をしたと言える。その中でも、内田樹の総括と提起 - アメリカの建国理念が重視したのは市民の自由であって市民の平等ではない - は的を射た成果と結論だった。アメリカと現代世界の課題が、リベラルからソシアルへの潮流の上にあると位置づける私の問題意識と合致する。


中国共産党創立100周年の天安門広場と習近平演説 - 日本の一市民の感想_c0315619_13485933.png内田樹だけでなく多くの者が、この機にトクヴィルの古典を再読し、ジェファーソンとフェデラリストの思想を整理し、共和派と連邦派の論争と対立を理解し、アメリカ合衆国憲法の起草と制定について再学習した。今年は中国共産党の創立100周年である。中国は世界で二番目の大国であり、経済的には日本と最も繋がりの深い国で、日本に居住する外国人の数が最も多い国に他ならない。その現代中国の建国の歴史について、われわれはどうしてこれほど無関心を決め込んでいるのだろう。なぜ、アメリカ建国の思想史研究に投入したエネルギーの半分をも、中国の歴史に内在的に注ぐことができないのか。中国共産党を創立した二人の立役者である李大釗と陳独秀は、日本に留学し、日本でマルクス主義の影響を受けている。彼ら中国人知識青年の苦労は、魯迅の『藤野先生』の逸話からも想像させられる。中島恵が記事で書いているように、「共産主義」「社会主義」「革命」「文化」「法律」「科学」「金融」「憲法」の単語は、日本から中国に導入された和製漢語だ。どれほど、どれほど日本の近代政治思想史が中国の近代政治思想史と深く関わり、深く交わり重なっていることか。在日本中国大使館HPは、次のように書いてこの当時の日中文化交流史と和製漢語を讃えている。


日本人として率直に感動を覚える。われわれは「古典を同じうする者」同士だ。

和製漢語は中国と世界を繋いだ。独立、平等、自由、民主、法制、主権、民族、国際、それまで分からなかった近代思想、近代語彙が中国に入りました。和製漢語は東洋と西洋を繋いだ。哲学者・西周が作った言葉-哲学、中江兆民が作った言葉-美学、東洋の立場から学問の新天地を開き、アジアの知恵を近代世界に注ぎ込みました。和製漢語は伝統と未来を繋いだ。近代化という未曾有の激変を前に、伝統そのものに自信を喪失し、漢字を廃止しようとの議論もあったあの時代の中国は、和製漢語から希望を汲み取りました。伝統は決して消えることはない。中日両国の共通財である漢字は、依然に力強く生きています。和製漢語のブームは20年間も続きました。ある統計によると、現代中国語の中、社会科学関連語彙の六割は和製漢語であります。


起源と出生を辿れば、同じ母親から生まれた二卵性双生児の弟である日本共産党が、国内の極右と声を合わせ、中国共産党に対して罵倒と呪詛を唱え上げているのを見るのは、何とも残念で空しい光景に思われる。習近平演説の後、天安門広場では「インターナショナル」の合唱となった。日本語の1番の歌詞では、「海をへだてつ我ら腕むすびゆく」とある。国境を越え、民族を超え、一つに団結するのが共産党であり、その徹底した国際主義にこそ普遍的な思想的価値があったのではなかったのか。



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by yoniumuhibi | 2021-07-02 23:30 | Comments(10)
Commented by 米帝大嫌い at 2021-07-02 22:01 x
昨夜も香港では警察官が刺され、犯人がその場で自殺するという事件が起きました。今日になると、黒ずくめの連中が、警官ではなく犯人を追悼するという異様な光景が出現。
https://std.stheadline.com/realtime/article/1619587/即時-港聞-銅鑼灣人群悼念刺傷警員兇徒有人投擲玻璃樽-男子涉藏𠝹刀被捕
オウム真理教でも、公然と凶悪犯罪を働いた者を礼賛するなどという狂態を誇示はしなかった。非難声明を出しているのは、特区政府と建制派(日本のマスゴミが「親中派」と勝手に呼んでいる人たちは、本来「建制派」と自称します。「民主派」と自称するから民主派と呼ぶ、という理屈なら、なぜ「建制派」はそのように呼ばないのでしょう?)だけ。
https://std.stheadline.com/realtime/article/1618786/即時-港聞-政黨譴責襲擊警員行為-批-幕後推手-美化暴力行徑
事務弁護士協会は何度もテロを非難する声明を出しています。
https://std.stheadline.com/realtime/article/1618939/即時-港聞-男子刀插警員後自盡-律師會指暴力是對法治的侮辱
何しろ、会員も襲撃されているから。でも、法廷弁護士協会はさっぱり。個人で非難している法廷弁護士はいますが、協会全体はひたすらテロリストへの肩入ればかり。これは2019年10月14日、副会長が抗議の辞任をした時の声明。
https://www.scmp.com/comment/opinion/article/3032793/hong-kong-bar-association-has-been-shamefully-silent-protester
Commented by 米帝大嫌い at 2021-07-02 23:38 x
私は、志位和夫はもうCIAに抱きこまれているんじゃないか、枝野も同じじゃないか、と疑っています。
中国出身で今は日本に帰化しているが、今までずっと日本共産党を支持していた。その日共が、あれほど凶悪な反中テロを公然と全面支持した、という事実に衝撃を受けて泣いている人がいると聞き、私は凄まじい衝撃と憤りを感じました。
https://www.drsgate.com/company/c00071/50.php?
これは、中国株投資で有名な内藤証券の人が書いている連載コラムですが、どの回も非常にためになる情報が満載です。米英の後押しを笠に着て我が物顔をしている凶賊どもの正体に、ここまで触れた日本語の記事は非常に稀。言い換えると、この程度の情報も出さない、それどころか断固隠蔽し、一方的な美化をやめない連中は、単なる犯罪者の仲間としか考えようがない。
もし、本当にCIAに抱きこまれているのなら、悪党以外の何者でもありませんが、抱きこまれてないとしても、同類でしょう。「狂人の真似とて大路を走らば、即ち狂人なり」と吉田兼好も書いています。
私は、暴力を使う者よりも、嘘を平気で吐く者のほうを憎みます。暴力は使うが嘘は吐かない者より、平気でいくらでも嘘を吐く者のほうがずっと悪質で、交渉も何もできませんから、相手にする意味も一切ありません。
Commented by 髪の毛だけは菅さんと一緒です。 at 2021-07-03 00:54 x
日本の人が中国に対してあまり良い印象を抱いていないのは、習近平国家主席が強硬的な政策を行っているからというのもあると思います。
世に倦む日日さまのメッセージからも、日中友好を願いたい、しかし北朝鮮のような中国にはならないで欲しい、という切実な思いを感じます。

日本の人たちがとても気の毒に思うのは、首都直下型地震がいつか来ると言われているなかでも、仕事のために、やむなく東京に住み続けなければいけない状態に置かれていることです。
中国では絶対にありえません。北京以外では暮らせないというのは考えられません。

孤独こそ最大の敵であり、田中角栄氏の弟子に当たる
石破茂氏の言葉を拝借すれば、「納得と共感」こそが
生きるに当たって必要不可欠な喜びです。

まずは美味しい料理から。そこから中国と日本の友好は確実に実現します。
Commented by 輪ゴム at 2021-07-03 11:40 x
海外の内政を問題提起する場合も、常にその将来を案じての視点なので安堵を覚えます
日本のマスコミ、ネット報道は北朝鮮拉致問題の頃から、社会主義国への蔑視と破壊衝動しか感じませんでしたから
筆者は何度か訪中し、思い入れがあるからでしょうね

ソルジェニーツィンはかつて誰よりも苛烈に共産圏を批判していましたが
よく読むと、理想としてのあるべきロシアを持っていたので
欧米自由主義社会を絶対視しておらず、いわゆる亡命者の冷戦プロパガンダにはさして興味なかったのを思い出します
Commented by 長坂 at 2021-07-03 15:27 x
エドガー・スノーの「中国の赤い星」から80数年。今の中国の大発展ぶりを見たらスノーにしろ、ニム・ウェールズにしろ、アグネス・スメドレーにしろ皆驚くと思う。とりあえずおめでとう!でしょう。それだけに共産党の頑な態度は理解できないし、アメリカ様にくっ付いて対中戦争かと言ってる時に、更にアクセル踏んでどうするんだ。志位和夫、そのうちWILLかHanadaデビューするんじゃないの?アジア太平洋で2000万人殺したあの戦争の最大の犠牲国中国から、日本人も同じ軍国主義の犠牲者と言ってもらい、残留孤児を育ててもらい、チャンギや巣鴨じゃ絞首刑なのに、撫順の戦犯は生きて帰国させてもらった。東京裁判は殆どが太平洋戦争絡みで日中戦争に関してはきちんと裁かれてはいない。中国を批判するなとは言わないが、日本は中国(だけではないが)に大きな借りがあるんだから、如何に友好的にやっていくかを考えなきゃでしょ。我々はFive Eyesではないんだから。頑張ってるのはシンシンだけ。
Commented by 成田 at 2021-07-03 16:10 x
日本共産党が今回の100周年記念に祝辞を送らなかったのがとても気になってます。日本共産党はなぜ社会民主主義実現のために中国共産党と手を取らないのでしょうか。

中国共産党はアメリカと並ぶ超大国を統治する巨大政党です。日本共産党の党勢は盛り返しつつあるとはいえ、多数派を占めるには至っていません。
日本共産党は中国共産党に協力依頼し、資金援助やアドバイスをもらうべきだと思います。
Commented by 伊豆うさぎ at 2021-07-04 01:18 x
菅は都議選で1回も街頭に立たなかったようですね。公示日に挨拶しているところが映像で出ていたが、あれも自民党本部であいさつか何かしたところで、街頭ではないようだった。動員されたさくらの前にすら立てないとは。

そして、静岡県島田市ではシンガポールの卓球チームがキャンプを始めたが、その様子を取材した地元局のカメラマンの中に陽性者がいたことが発覚。地元局は島田市に電話で謝罪し、島田市はそれをシンガポールチームに伝えたが、シンガポールチームの監督は「日本は甘い」「選手に移したらどうするんだ」とお怒り。
もっともです。日本はPCR検査を徹底せず、検温や体温チェックだけで済ませて、無症状陽性者を野放しにしています。諸外国から見れば、対策をせずに、野放図とみられて当然だ。このことは、貴ブログを去年の1月から読んでいれば、常識ですね。東京五輪で外国からコロナが持ち込まれることばかり気にしているが、むしろ汚染国日本に来日するほうがリスキーでしょうね。

熱海の土砂崩れ、山の上の斜面でメガソーラー建設中のことは一言も触れませんね。静岡県東部や伊豆半島は、メガソーラー建設の草刈り場となっている。もう7、8年前から伊豆のあちこちで反対運動が起きている。私は脱炭素の欺瞞を折々に書かれているブログ主さんのご投稿を、興味深く拝読している。
Commented by tomo at 2021-07-04 21:55 x
思えば、土地総量規制によるハードランディングが決定点でした。
日本は長い不景気に突入し、多くの国民が鬱屈した感情を抱えたなか、小林よしのりの戦争論がベストセラーになり…
結果、ネトウヨが大量発生し、対中有事の下地は出来上がってしまいました。

唯一、景気回復により世の中の雰囲気が明るくなり有事忌避の世論が高まれば回避の道もあるでしょうが…
有事を起こしたい自民党は絶対やらない。
立憲は積極財政には及び腰、消費税減税も二転三転。これでは政権交代しても景気回復など望むべくもない。
Commented by H.A. at 2021-07-04 22:45 x
中国思想史家の故溝口雄三氏は、中国からの留学生にでしたか、もしなれれば皇帝になりたいかと聞くと、ほぼ全員なりたいといったと、論文半分エッセイ半分の本(『中国の衝撃』)で書かれていました。日本の学生とは違うと。今の中国は大清帝国領が基盤ですが、(魏晋南北朝、五代十国、宋などでなく)漢、唐、清のような大統一国家を人々が望んでいるのなら、強い皇帝の現代版がいる中央集権国家でないとやっていけないのかもしれません。今視聴している『白熱教室』で、米日中の参加国の学生が、M.サンデルと議論していますが、ロックダウンといった行政統制的な手法には中国の学生は皆賛成していました。もっとも日本の学生の多くも賛成していましたが。
Commented by コスモス at 2021-07-05 10:12 x
菅、応援に来なくていいという大将じゃ選挙に勝てません。引っ込んでても、役に立つわけでもない。
噂では、菅は五輪の後、10万円配ることを決めて、解散総選挙、総裁選勝利と描いていたようですが、失笑ですね。菅は徹底的にずれています。
この結果が3か月前ならば、東京五輪を中止に出来ました。残念でなりません。
枝野だって惨敗ですよね。所詮、日本新党どまりの人間です。総選挙も立憲は厳しいでしょう。
今回の都議選の結果自体は、非常に理想的と思います。自民党、都民ファ(第2保守)、公明、共産が一定の勢力で拮抗、リベラルが強い地域は地域として存在感を見せ、極右維新は1議席、国民民主(民社党)はゼロ。安倍が応援に入った議員も落選させ、もう安倍にも神通力がないことも示しました。ブログ主さんが言われている中選挙区制、民主党、自民党、都民ファーストをそれぞれ圧勝させた末に、都民が出した結論です。
ブログ主さんが書かれているが、小池百合子をいじめたということは都民をいじめたということ。gotoの東京除外もそうです。五輪開催も、都民の医療資源を犠牲にするわけですからね。都民はそこらへんはシビアですね。嫌がらせされたことは忘れていない、きっちり仕返しする。おまけに都民はださい人間や頭の悪い人間が嫌いだ。
官僚の人事権握って得意になってたから、菅は人の恨みを買うと怖いと言うことがわかっていないんでしょう。小学校の道徳で習う基本です。


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