検証と総括がなかった原発事故10年 – SDGs脱炭素を隠れ蓑にした原発復活







われわれは、原発とエネルギーをめぐって熱く議論してきた。大江健三郎が先頭に立って言葉を発し、良心的知識人である小出裕章と広瀬隆が活躍し、いわば世界最先端の脱原発の知恵と文化を模索して築いてきたはずだ。にもかかわらず、それらが何もなかったかのような、何も成果と意義を残してないような、廃墟と空洞だけが残ったような10年後の言論風景になっている。10年前、放射能禍の恐怖で東京がパニックとなったとき、日本でツイッターの文化と習慣が立ち上がった。今日まで続くこの情報環境を日本人が日常生活の一部にしたのは、福島原発事故を直接の契機とする。それは、テレビが報道するウソを市民が暴露して真相を分析・推理・解明するものだった。それは忽ち支持され、誰もが情報を求めてアカウントを取得して行った。そうした出来事が忘れられている。今や左翼リベラルは脱原発などずっかり飽き忘れ、今度はこっちとばかり脱炭素とジェンダー革命の闘争に血道を上げている。誰も総括をしない。風化させている。














by yoniumuhibi
| 2021-03-15 23:30
|
Comments(6)

人類と自然環境のことを考えれば、CO2よりも放射性廃棄物の方が危険なのは明らかです。火力発電を効率化し、原子力発電を無くす。それが目指すべき方向だと思います。それを言わない「環境運動」は、ほんとうに胡散臭いです。
13

スシローがモーニングショーで言っていた、「安倍政権高官が『悔しいけど玉川さんの言う通り、PCR検査を増やすのが正解だった』と去年の6月に懺悔した」と。この高官はどうやら、検査数を増やせない感染症学界にも、疑念を抱いているようだった。だから安倍政権が退陣するにあたって、PCR検査増を盛り込んでいましたよね。この高官は今井でしょうか?
でも菅は岡部を内閣官房参与に登用し、PCR検査増という提言を反故にした。この提言を反故にした理由はわからない。岡部はじめ感染症学界が盛り返したのか、菅が安倍のやったことを無視したかったのか。
菅は、自分の秘書をしていたこともある財務省の矢野が、脱炭素技術の研究開発を支援する基金に1兆円というペーパーを持ってきたら、こんなんじゃ話にならん、2兆円にしろという。矢野がそれはできませんと言ったら、矢野の持ってきたペーパーを放り投げたと。
なぜ脱炭素技術に2兆円も投入するのかわかりませんが、菅は科学と関係ない次元で滅茶苦茶な政権運営をしています。
でも菅は岡部を内閣官房参与に登用し、PCR検査増という提言を反故にした。この提言を反故にした理由はわからない。岡部はじめ感染症学界が盛り返したのか、菅が安倍のやったことを無視したかったのか。
菅は、自分の秘書をしていたこともある財務省の矢野が、脱炭素技術の研究開発を支援する基金に1兆円というペーパーを持ってきたら、こんなんじゃ話にならん、2兆円にしろという。矢野がそれはできませんと言ったら、矢野の持ってきたペーパーを放り投げたと。
なぜ脱炭素技術に2兆円も投入するのかわかりませんが、菅は科学と関係ない次元で滅茶苦茶な政権運営をしています。

震災が起こるまで周りには、福島第一、第二は東北電力の所属だと思っていた人が多かったように思います。つまり首都圏の電気をどこで作っていたのかも知らなかったと言うことです。私自身、チェルノブイリの事故後、広瀬隆氏の「東京に原発を!」も読んでいたと言うのに、震度7でも大丈夫、という「安全神話」にまんまと洗脳されたまま、国内にどれだけの原子炉があるのか知らず、20数年を過ごしてしまいました。今、SDGsと言う耳触りの良い言葉と、経済活性化のための原発再稼働が結びつけられていることに、何ともあざとい意図を感じます。日本では地形上、気候上の理由で、自然エネルギーで全ての電力賄うのはもちろん不可能でしょう。しかし原発を稼働させず、バランスの取れたエネルギー供給を具体的にどうすれば良いのか、結論を先延ばしにしていては、もう後が無いですよね。

宮城県で2月中旬だったか地域限定イートを始めたらあっという間に感染蔓延、1か月も経たずに停止に追い込まれました。変異株の恐ろしさを感じます。
各地で学校クラスターも多発するようになり、こどもに感染しやすい変異株の特徴そのままです。地域によっては検体を独自に解析しているところがありますが、変異株がかなりの割合を占めるようになりました。
ある研究者の試算では、いったん解除すれば政治的に5月くらいまでは再度緊急事態宣言を出せないから、4月は変異株で今までより犠牲が多く出るといいます。
日本の政策はブラジル並ですね。
各地で学校クラスターも多発するようになり、こどもに感染しやすい変異株の特徴そのままです。地域によっては検体を独自に解析しているところがありますが、変異株がかなりの割合を占めるようになりました。
ある研究者の試算では、いったん解除すれば政治的に5月くらいまでは再度緊急事態宣言を出せないから、4月は変異株で今までより犠牲が多く出るといいます。
日本の政策はブラジル並ですね。

札幌地裁の武部知子裁判長が涙ながらに同性婚を認めないことを差別的だと言ったそうですが、憲法が制定された時には同性婚という概念まで視野に入っていなかっただけで別に差別してきたわけではありません。夫婦別姓を認めてこなかったこととか、もっと長年にわたる重要な課題はあります。
この前、亀井静香が選択制夫婦別姓の導入を目指す若い夫婦と対談して、日本人は神の子なの、あんたたちのわがままなんて聞いていられないとか、別姓ってことは愛されていないとか、散々な放言でした。よくあれを放送したと思います。
同性婚、SDGsといった目新しい言葉で、長年にわたる関係者の苦闘がわきに追いやられてしまうことがないように願います、この点は貴ブログで書かれていることに賛同します。
この前、亀井静香が選択制夫婦別姓の導入を目指す若い夫婦と対談して、日本人は神の子なの、あんたたちのわがままなんて聞いていられないとか、別姓ってことは愛されていないとか、散々な放言でした。よくあれを放送したと思います。
同性婚、SDGsといった目新しい言葉で、長年にわたる関係者の苦闘がわきに追いやられてしまうことがないように願います、この点は貴ブログで書かれていることに賛同します。

連続で失礼します。福島原発の計画が決定したのは、昭和40年代前半でしょうか。当時いわき方面で仕事をしていた方に最近話を聞きましたが、原子力は夢のエネルギーで、地域も活性化する!と湧いていたそうです。ちょうど東海村のように、立地予定自治体でも鉄腕アトムがキャラクターとなり、高度成長期にぴったりの明るいイメージだったそうです。実際建設作業に入ると、予定地は海から約30m以上の崖の上だったのに、吸水管などの仰々しい設備が住民に不安感を与えるからと、住宅地からなるべく見えないようにどんどん土地を削って、ついに10mになってしまったとか。これが全ての元凶でした。10mを超える津波など想定されていなかったのでしょう。帰宅困難地域にいらした方々のご苦労には言葉がないし、 トリチウムを含んだ汚染水の海洋放出だけは絶対に避けねばならないと思います
メールと過去ログ
最新のコメント
今こそ「テニスコートの誓.. |
by 印藤和寛 at 09:18 |
総裁選で石破さんを倒すた.. |
by 人情味。 at 09:29 |
もし山上容疑者が安倍元首.. |
by 人情味。 at 21:23 |
杉田水脈なる人物は論評に.. |
by 住田 at 10:51 |
あれは15年程前.. |
by ムラッチー at 11:27 |
悪夢のような安倍政治から.. |
by 成田 at 13:03 |
ハーバード大学で比較宗教.. |
by まりも at 23:59 |
重ねて失礼いたします。 .. |
by アン at 17:48 |
安倍晋三のいない世界は大.. |
by アン at 13:16 |
今まで、宗教2世の問題に.. |
by さかき at 10:31 |
以前の記事
2022年 08月2022年 07月
2022年 06月
2022年 05月
2022年 04月
2022年 03月
2022年 02月
2022年 01月
2021年 12月
2021年 11月
2021年 10月
2021年 09月
2021年 08月
2021年 07月
2021年 06月
2021年 05月
2021年 04月
2021年 03月
2021年 02月
2021年 01月
2020年 12月
2020年 11月
2020年 10月
2020年 09月
2020年 08月
2020年 07月
2020年 06月
2020年 05月
2020年 04月
2020年 03月
2020年 02月
2020年 01月
2019年 12月
2019年 11月
2019年 10月
2019年 09月
2019年 08月
2019年 07月
2019年 06月
2019年 05月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月