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川淵後継人事を潰したのはIOCバッハの介入 - 週刊朝日の真相スクープ

川淵後継人事を潰したのはIOCバッハの介入 - 週刊朝日の真相スクープ_c0315619_14393117.png川淵三郎の後任人事がなぜ一晩で潰されたのか、瞬時に覆される意外な進行となったのか、その政治の謎解きを夢中で考えていて、一つの絵が閃き、成る程それがあるかと膝を打っていたところ、14日にその同じ推測が週刊朝日の記事になって出た。IOCのバッハが強力に介入していたというのが舞台裏の真実だ。この説明ならすべての謎が氷解する。権力闘争の内実と結果がきれいに整理できる。川淵三郎の後継の話は、11日午前に、森喜朗の辞任確定の報と同時にマスコミから流れた。名前が上がり、カメラマンがすぐに千葉の自宅前に集結、家から出て車で都内の森喜朗のマンションに向かう本人が取材され、夜まで着々と、饒舌に、既成事実固めの発信が積み重ねられた。川淵三郎がマスコミの前で喋ったセリフは、決して本人の即興ではなく、カメラの前でこう言えと森喜朗に指示された内容であって、翌12日の会合を控えた既成事実固めの周到な政治材料である。その中に、安倍晋三もバッハも了承済みだという「事実の開示」があった。森喜朗が根回しを万全に済ませているという示唆であり、それを聞けば、誰でも川淵三郎後継は揺るぎないものだと観念してしまう。



川淵後継人事を潰したのはIOCバッハの介入 - 週刊朝日の真相スクープ_c0315619_14401821.png川淵三郎は、11日の取材応答の中で、菅義偉はこの人事に抵抗していて、もっと若い女性を据えたいという意向だということも話していた。けれども同時に、菅義偉の反対など問題じゃないんだという態度を川淵三郎はあからさまにし、この意思決定のプロセスに関与する権力を菅義偉は持ってないことを公衆に告げた。常識的に考えればそのとおりだ。森喜朗の決定に対して菅義偉が逆らえるはずがなく、しかも安倍晋三とバッハが「賛同」している以上、それに菅義偉が異を唱えても効力はない。かくして川淵三郎後継の政治は、12日にコンプリートに成就するはずだった。だが、それが一瞬でリセットされる逆転劇が起きた。11日夜にすでに武藤敏郎が切り崩されていて、武藤敏郎が切り崩されたということは、森喜朗が切り崩されたという意味である。マスコミ報道は、切り崩したのは官邸(菅義偉)だと説明した。そんなことができるのかと、私は不思議で仕方なく、首を捻って真相を考え込んだが、解として浮かんだのが、川淵三郎が漏らした「バッハも了承済み」という与件情報が、実は確定された政治事項ではなく、あやふやな状態だったのではないかという推理だった。


川淵後継人事を潰したのはIOCバッハの介入 - 週刊朝日の真相スクープ_c0315619_14395331.pngバッハは同意していなかったのだ。了承してないのに、既成事実化工作の時間がないので、森喜朗と川淵三郎が焦ってフライングしたのだ。そう解釈すれば、このミステリーが一発で解読される。清和会の長老で最大派閥の大ボスの森喜朗が、派閥の権力基盤がなく二階俊博の顔色さえ窺っているような雇われ社長の菅義偉を相手に、一対一の喧嘩で負けるはずがない。指図を受けて平伏するはずがない。東京五輪の組織運営について、菅義偉は口を差し挟める立場になく、安倍晋三が退任してからは森喜朗が万事仕切っていたのである。なぜ、菅義偉が森喜朗を一晩で屈服されることができ、川淵三郎後継を撤回させることができたのか。安倍晋三が日和った可能性も考えたが、最も整合的な線は、バッハが横から介入したということだ。しかも強力に。おそらく、川淵三郎後継で森喜朗が暴走を始めた11日、IOCの日本の諜報員から報告を受けたバッハが、それを阻止する動きに出て、官邸に直接電話し、IOCは当該人事に反対だから日本政府が潰してくれと要請したのだろう。女性差別発言で引責辞任する森喜朗が、後任会長を指名し、しかも相談役に就任するなど論外だったのだ。


川淵後継人事を潰したのはIOCバッハの介入 - 週刊朝日の真相スクープ_c0315619_14510851.png「バッハさんから反対の連絡を受けた」。そう菅義偉に言われたら、武藤敏郎も森喜朗もギブアップせざるを得ない。抵抗できない。一瞬で火消しの顛末となった。つまるところ、われわれが想像している以上に、IOCは東京大会の成否と運営にナーバスになっていて、日本での情勢の刻一刻に目を光らせ、休みなく積極的に介入しているのである。IOCの目的は、7月の東京大会を強制決行することに他ならない。無観客でも第4波でも無理やり開催を強行し、NBCから放映権料の入金を得ることだ。そして、大会中止のディザスタープランの場合は、NBCから取り損ねた「得べかりし利益」数千億円を、日本側に全額肩代わりさせるゴールである。日本側から中止を言わせて責任を負わせ、訴訟で賠償を得る権利と立場を確保することである。その成否がかかっているから、IOCは後任人事に無関心ではいられないのだ。IOCとしては、東京大会に消極的になった日本国民のモチベーションを再活性化し、モメンタムを再び盛り上げる上で最適の後任人事でなければいけない。また、IOCのディザスタープラン、すなわち、金銭ふんだくりの計画を首尾良く成功させられる人物でなければいけない。


川淵後継人事を潰したのはIOCバッハの介入 - 週刊朝日の真相スクープ_c0315619_14465612.png週刊朝日の14日の記事は真相を射抜いているが、とりわけ注目されるのは、IOC側が川淵三郎を拒絶した理由として「過去の差別的発言」を上げている点だ。これは、最近の川淵三郎が極右の政治的発言をツイートで行っていて、百田尚樹の『日本国紀』を絶賛したり、月刊HANADAを愛読していることを自慢した件を指すのだろう。この事実は、Jリーグチェアマンだった昔の川淵三郎のイメージとはそぐわず、失望と脱力を禁じ得ない。11日夜に報ステの映像に出たたルモンド紙の東京特派員記者が、早くもこの時点で、川淵三郎の「超ナショナリズム」の思想を不安視する論評を発していた。SNS全盛の現在は、情報が世界を駆け巡るスピードが速い。おそらく、こうした周辺からローザンヌのバッハに警報が入り、トラブルの展開を恐れたバッハが拒絶に出たのだろう。世界から不審と苦情を受ける人選になると、批判はIOCにも向かい、東京五輪の先行きがさらに暗くなる。極右の日本会議系は、従軍慰安婦を「ただの売春婦」呼ばわりしていて、すなわち際立ったジェンダー・バイアスの特徴があり、そのイデオロギー的毒素はIOCの理念や看板と齟齬するものだ。後任会長は、IOCの御眼鏡に適う健全な思想的人格でなければならない。


川淵後継人事を潰したのはIOCバッハの介入 - 週刊朝日の真相スクープ_c0315619_14312102.png週刊朝日の記事には署名がないが、この構図と経過での読み解きが正しい。なぜ老獪な政治ボスの森喜朗がこういうヘマを犯したかというと、根回しの時間がなかったからだ。8日のコーツとの電話会談でIOCから引導を渡され、辞任を決め、9日に事実上の新聞辞令となるところの、12日に合同会議を開く予定をリークしたところまではよかった。となると、9、10、11の3日間の間に後継人事を固め、根回しを終えて12日の会議に臨む必要がある。それは自身の生き残り策の布石であり、院政の構造を固める工作でもあった。3日あれば、森喜朗にとっては十分な時間の計算だっただろうし、日程の戦略も組んでいたに違いない。だが、事実として、バッハへの根回しが不全だった点を見ると、川淵三郎後継が、実は当初からの本命のA案ではなく、11日朝のギリギリになって方針決定したB案だということが推察される。A案が思惑どおり纏まらず、やむなくB案の川淵三郎の舟を選んだのだ。だから、全く準備ができず、出たとこ勝負で11日の一日だけで詰めを急ごうと焦り、バッハと菅義偉に逆襲されて頓挫する羽目となったのである。拙速が命取りになった。地球の裏側のバッハが反対する時間的余裕はないと、森喜朗は高をくくっていたのだろう。SNS時代の情報速度を甘く見ていた。


そこはやはり、83歳の老人の感性と発想の限界と言える。それではA案は何だったかというと、ずっと書いているが、安倍晋三を立てることだ。安倍晋三を後任に据えるため、森喜朗は貴重な2日間の時間を説得に当て、結局、固持され、不首尾で時間を浪費し、B案を固めるタイミングを失ったのだろう。私はそのように裏読みする。安倍晋三後任は、IOCも強く要求していた収拾策だったはずだ。日本国民の五輪モメンタムを再興する上で、それが最も都合のよいシンボルの登場だからである。さらにまた、森喜朗のスポーツ界支配体制の継続の上でも都合のいい即席の神輿だった。稿の最後に、亀の甲羅がぶ厚くなった老醜の思考を丸出しに、図々しく大人の下品な勘ぐりを言わせてもらえば、おそらく、哀れなピエロ役を演じて大恥をかいた川淵三郎には、11日夜の時点で、相当の慰謝料(口止め料)的な何かが約束されたのではあるまいか。川淵三郎はどこまでも民間くさい人間で、
腹芸のタヌキを演じないストレートなタイプで、したがって、あ、なーんだ、それなら分かりましたよと、ビジネスの論理ですんなり撤退する方向に折れたと想像する。


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by yoniumuhibi | 2021-02-15 23:30 | Comments(0)


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