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石原伸晃の感染と特権的入院 - 病院はどこで対応した保健所はどこなのか

石原伸晃の感染と特権的入院 - 病院はどこで対応した保健所はどこなのか_c0315619_12144475.png石原伸晃がコロナに感染した事件が報じられ、ネットの中が騒然となっている。特に、PCR検査で陽性と判明した21日即日に入院できた点に疑問が集中し、現在は病床が満杯で感染しても普通は入院できない状態なのに、なぜ無症状のまま入院できたのか、「上級国民」の特権対応ではないかと批判が殺到している。また、あれほど政治家の会食の問題が槍玉に挙げられ、自粛の徹底が言われていたにもかかわらず、堂々と禁を破り、派閥仲間と会食していた点にも怒りが向けられている。当然の反応だろう。マスコミ報道を一瞥したところ、われわれの憤りの疑問と関心について説明を加えている記事はない。現時点(23日)では、唯一、東スポがネタ的にネット世論に注目し、石原伸晃を揶揄する声を拾って煽っているだけだ。この件は、真相を精密にジャーナリズムする必要があるだろう。知りたいことは多くある。まず第一に、病院はどこなのか。マスコミは病院名を隠している。調べていない。都内の病院はどこも逼迫して病床に空きがなく、よほどの重症でないかぎり入院不可能なのではなかったか。



石原伸晃の感染と特権的入院 - 病院はどこで対応した保健所はどこなのか_c0315619_12150535.pngネットでは、医療崩壊だの医療壊滅だの言っている医師会長の言葉はウソではないかという糾弾の声が上がっている。こうした声が上がるのも当然だろう。病床に余裕のあった病院はどこなのか。言われているように、一部の「上級国民」だけが特権的に優先的に医療サービスを受けられる病院が存在しているのか。新聞記者は病院の院長に取材して報道するべきだ。ジャーナリズムが解明すべき二つ目の疑問として、保健所の問題がある。石原伸晃の感染を扱った保健所はどこなのか。応対した保健師は誰で、どのようなオペレーションが行われたのか。保健所長に取材して問い質すべきである。新型コロナ感染症は感染症法適用下の指定感染症であり、患者はダイレクトに医療機関にはコンタクトできない。必ず保健所を通さないといけない。自覚症状があれば保健所に電話して対応を仰ぐ。あるいは、濃厚接触者と指定された場合に、保健所の指示でPCR検査を受ける。その後の処置と調整は保健所が決めることで、陽性者によって、入院、ホテル宿泊、自宅療養と分けられる。それが、この感染症の対策業務を担う都の規定と運用である。


石原伸晃の感染と特権的入院 - 病院はどこで対応した保健所はどこなのか_c0315619_12152037.png石原伸晃のケースを担当した保健所はどこなのか。誰がどのように入院を判断し、病院を選んだのか。病院と病床を探し出したのか。その具体的経過が国民に知らされなければならない。11日には都内で80代の男性が自宅療養中に容態悪化して死亡している。男性には糖尿病の基礎疾患があり、8日に発熱した後、受け入れ可能な病院がなく、4日間も自宅療養を強いられていた。20日に死亡した80代の男性は、やはり糖尿病の基礎疾患があったが、15日に検査で陽性判明した際に無症状ということで自宅療養にされ、17日に体調が急変した後、入院先が決まらないまま3日間も自宅に留め置かれ、4日目に救急搬送されて息絶えた。保健所が、アリバイ的に、責任逃れのため、自宅で絶命させないよう、最後の最後の瞬間に救急車を出動させ、病院の玄関先で心肺停止と死亡確認を事務している。保健所(厚労官僚末端)はそのノウハウを心得ていて、巧妙に法的措置を差配している。遺族に訴えられないよう、訴訟を起こされても勝つよう、個々の例で周到に刻々の既成事実を残して「行政処理」している。「仕方なかった」という事実にしている。


石原伸晃の感染と特権的入院 - 病院はどこで対応した保健所はどこなのか_c0315619_12321016.png白鵬(35歳)のケースを告発した前の記事でも指摘したが、東京都のガイドラインでは、70歳未満で基礎疾患のない患者は自宅療養の対応という基準が定められている。だが、重症者が急増して都内の病床が逼迫しているため、現実には80代で基礎疾患を持った患者が自宅に押し込められていて、20日に死亡した男性のように、肺炎が悪化して呼吸不全になっているのに、3日間も自宅待機を強制される残酷な処置が適用されている。保険証を持っているのに、何十年も働いて社会保険料を納めて、医療保健制度を支え、定年後も年金から健康保険税を払ってきた国民が、瀕死の重症状態なのに、病院にアクセスできず、医師の治療を受けることを許されない。アビガンなど処方薬も渡されず、医師免許もない保健師の電話指示で冷酷に生殺与奪される目に遭っている。それが今の現実だ。石原伸晃は63歳である。基礎疾患はない。何やら「不整脈」の「既往症」があると報道にあり、医師に口実を作らせたのだろうが、マスコミ記者が事務所の言い分を記事に流している。無論、そんな症状は基礎疾患には入らず、普通の庶民だったら保健所に軽く一蹴されるだろう。


石原伸晃の感染と特権的入院 - 病院はどこで対応した保健所はどこなのか_c0315619_12155809.png三つ目の疑問点として、石原伸晃はどういう経緯でPCR検査を受けたのか。マスコミの記事ではその事情と理由を書いていない。NHKの報道では、「石原氏は、自らが率いる派閥の所属議員からPCR検査を受けるよう勧められ」とある。事務所の説明の写し書きだろうが、誰がなぜ石原伸晃にPCR検査を勧めたのか。PCR検査を受けた場所はどこなのか。保健所を通しての検査だったのか。普通は、自覚症状がなければPCR検査を受けるという行動には出ない。発熱もせきの症状もない石原伸晃に、派閥議員がPCR検査を勧めるということはないだろう。常識で推理をめぐらせば、石原伸晃と至近の誰かが陽性判明し、その関係で濃厚接触者となり、保健所から電話が入ったか、陽性者から連絡を受けて保健所に自己申告したか、あるいは民間検査に出向いたかのどれかである。私の年齢になると、常識も手垢まみれの卑俗な傾向となり、まず疑うのは、本人と日常頻繁に会う機会の多い、物理的にも近い関係になりがちな私的な接触者の存在である。それは意地の悪い邪推だが、マスコミ記事ではPCR検査に至った経緯が不明で、いくらでも卑陋な憶測が飛ぶところとなるだろう。


石原伸晃の感染と特権的入院 - 病院はどこで対応した保健所はどこなのか_c0315619_12161348.pngこの件は職業記者に正しくジャーナリズムしてもらう必要がある。事実を明らかにしてもらう必要があり、国民の知る権利に応えてもらわなければならない。これは、この国の国民が本当に平等なのかという深刻な問題である。杜撰に済ませ、座視し黙過し容認すれば、石原伸晃的な「上級国民」の特権を認めることに繋がる。地位や資産や権勢を持った富裕層は特別に医療サービスを受けられ、一般の庶民は納税義務を課せられつつ、名目だけの「国民皆保険制」を支えさせられ、大事なときに無医療で棄民される立場と境遇を甘んじなければならない事態になる。医療を受ける権利に差別があること、日本がそういう社会体制であることを認めなくてはいけないことになる。(1)石原伸晃が入院した病院はどこなのか。(2)どこの保健所がどのような対応をしたのか。(3)異例の措置と手配が行われた法的制度的根拠は何なのか。ルールの逸脱と違反はないのか。(4)どういう状況でPCR検査を受けたのか。感染経路の真実は何なのか。会食は原因ではないのか。一つ一つの詳細が明確にされる必要があり、その責任が正しく問われなくてはならない。こうしているときも、自宅に強制待機させられている高齢者が、発熱し、肺炎が進行し、呼吸困難に陥っているのだ。

命に関わる問題で差別と不平等は許されない。



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by yoniumuhibi | 2021-01-23 23:30 | Comments(4)
Commented by 酒呑童子 at 2021-01-23 17:33 x
昨年の第一波の際、政府は「37.5度が4日間続く際に相談・受診を」と言い続け、その基準に従った男性が亡くなる報道に接し、悲しみと怒りがわいたことを思い出した。その後、当時の加藤厚労相が「目安を基準と誤解された」と語り、いっそうの怒りがわいたことも思い出した。男性の奥様の言葉がテレビで紹介されたが、男性は「自分だけが苦しいのではない。みんなが我慢しているんだ。自分だけがルールを破って迷惑をかけるわけにはいかない」という趣旨のことを口にしていたそうだ。

本当にこの国の政府は無能で冷酷だ。疫病という「天災」が「人災」になってしまっている。マスク不足に対し、汚れや虫のついた小さな布マスクをたった2枚配布するという国民をなめた対策に始まり、これだけ時間があるのに十分な検査・隔離・療養・治療の体制整備はできず、ワクチン調達も遅れに遅れ、すべてが後手後手、休業補償や生活支援も実におそまつだ。困っている業者に直接給付すればよいのに、わざわざ旅行や飲食で人流を促進する「Go To事業」にかたくなに邁進。世論が厳しくなると急に事業を止めて業者を振り回し、その後は国民に会食自粛を求めつつ自分たちは高級料理屋で舌鼓。

入院調整がパンク状態で自宅や路上で亡くなる人が続出するなか、石原伸晃には即時入院手配の手厚い対応とは。無為無策と後手後手の末ついに「トリアージ」という言葉がしきりに言われるようになったが、上級は救うが下々は棄民という「トリアージ」などふざけるなと言いたい。
Commented by かりんと at 2021-01-23 21:24 x
第2波の頃、去年の夏、gotoで持ち込まれたウイルスで沖縄の医療が大変なことになっていた時、官房長官だった菅は「事前に医療体制を準備しとくように言っておいたのに」とうそぶいていた。
gotoでウイルスを送り込み、なんという仕業か。その言葉はそのまま神奈川に跳ね返ってくるが、神奈川はハマスタ人体実験や箱根駅伝、成人式で自らウイルスを培養し、増殖させ、「神奈川モデル」で弱者は知らん顔というおよそ文明圏には程遠い、ブラジルあたりと同じレベルだ。貴ブログでも触れられていた大阪と北海道、菅の子飼いが知事やってるところがそうなったことも、人間、言ったことが跳ね返ってくるいい例だ。
仁坂知事が「濃厚接触者の追跡」の重要性を何度も説いておられる。変異株が蔓延しているのに追跡を放棄した神奈川と東京、恐ろしい。
広島市を緊急事態宣言に準じる地域とする予定だったが、広島県が住民全員PCRを発表した途端取り下げるとか、国のやることは陰湿。
Commented by 夏休み中の旅人 at 2021-01-24 12:50 x
ノーベル生理学賞受賞者の、山中、大隅、大村、本庶氏4名による提言では「PCR検査」が最重要として掲げられている。あたりまえのことだ、テドロス博士が「テスト、テスト、テスト」と言っておられたとおりだ。
テスト、隔離、追跡を機能させ、コロナ禍が収まるまでの数年は社会活動をコロナ対応にするのが基本なのに、gotoの予算をもうつけているとか救いようがない。
岸田が1月20日も過ぎて、コロナからもう1年もたっているのに、PCRは疑陽性が出るからどうたらこうたら…という馬鹿な説をテレビで堂々と語り、PCR拡充に反対していると聞き、あきれ果てた。どんくさい上に、菅とか尾身と同じレベルの馬鹿だ。岸田はリーダーに向かない。
日本の県立中央病院あたりの医師は、立派だなと思う医師が多いが、日本の医学界も随分変な人がいるんだなと思う。

結果、学会の馬鹿と官界の馬鹿と政界の馬鹿のせいで、日本は王道から離れ、迷走を続けるのだろう。ノーベル賞4人が提言しても変わらない。
コロナ死者が増え続けている。菅とか黒岩は殺人犯と同じだし、「人道に対する罪」で訴えたいくらいだ。結局こういう無実な市民の大量殺人をやるのは、菅のような陰湿な人間、黒岩のようなその場しのぎの馬鹿だ。
Commented by モンスーン at 2021-01-24 14:11 x
和歌山県知事の1月22日付メッセージより。

「ファクターXなどというのは幻想、欧米に日本の保健所のような機関があるか調べればすぐわかること」
「保健所の機能が一番重要なのに、いつからか人の行動を何割減らすなどということばかり言われるようになった」(知事からのメッセージ1月21日付には、緊急事態宣言がいかに和歌山経済に打撃となったかが書かれている。そして積極的に知事が記者会見して危機を呼びかけると、県民が委縮するから、私は人気が落ちてもいいから、そのようなことはしない。(小池知事への当てこすりか?))
「神奈川県が積極的疫学調査を放棄したということは欧米並みの大爆発を引き起こすに決まっている。感染者が世の中へどんどん出ていくのだから」
「保健所の機能を強化しないのが悪いのに、それを主張すると知事に責任があることになるので、無法図な若者、繁華街、夜遅くまでやってる店などに責任転嫁している」
非常に読みごたえがあります。


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