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35歳で軽症の白鵬はなぜ入院できたのか - コロナ治療の不公平と不平等

35歳で軽症の白鵬はなぜ入院できたのか - コロナ治療の不公平と不平等_c0315619_11403790.pngコロナ感染者が急増し、病院への入院もホテルでの宿泊療養もできず、自宅に押し込められている患者が溢れている。厚労省の発表では、12時点で全国で3万人に上っていて、自宅療養中に死亡するケースが相次いでいる件が報道された。11日に東京都で死亡した80代の男性は、糖尿病の基礎疾患を持つ身ながら、病床の空きがないために保健所の指示で自宅療養を強制され、症状が悪化して救急搬送後に命を落とした。東京都の基準では、70歳以上は入院となっていて、70歳未満でもホテル療養の制度になっている。だが、都の規則が守られていない。16日に放送されたNスペでは、もっと酷い例が撮影されていて、高齢者施設で感染して重症化した患者を、みなと保健所の保健師がそのまま見殺しにしている場面があった。患者は医師や病院とはノーコンタクトで、保健師がトリアージを決めているのである。患者の側は119番するしかないが、そこで救急車が来なかったら終わりだし、たらい回しされている間に重体になったら終わりだ。今、人工呼吸器を付けなくてはいけない患者が大量に自宅に放置されている。



35歳で軽症の白鵬はなぜ入院できたのか - コロナ治療の不公平と不平等_c0315619_11404942.pngその点を問題として指摘したのは、15日放送のモーニングショーだけで、他の報道はNHKも含めて「現状がこうなっています」「仕方ありません」という自己責任の論調で流している。責任ある医師が病棟で厳粛にトリアージに臨むのなら、まだ「仕方ない」気分にもなるが、医師資格もない保健所の職員の電話応答でトリアージされるのは、患者や家族にとっては容認できない仕打ちだろう。医療へのアクセスを拒絶されるのだ。入院できれば、そこで病床を提供され、人工呼吸器も手当てされ、レムデシベルなど治療薬を処方される。入院できなければ、容体急変に脅えつつ自宅に籠もらなくてはならず、家族に感染させてしまうリスクも引き受けさせられる。呼吸困難に陥ったとき、救急入院先が確保される保証はない。いま現実に、感染患者がこの二つの立場に分けられ、後者は保険証を持ちながら、保険料を収めていながら、何の医療も受けられず切り捨てられる。不公平ではないかと玉川徹は告発し、せめて自宅療養者にはアビガンを渡せと対策を主張した。


35歳で軽症の白鵬はなぜ入院できたのか - コロナ治療の不公平と不平等_c0315619_11550683.pngここで思い出すのは、1月5日に感染して話題となり、初場所を休場した横綱白鵬である。読売の記事では「13日に退院した」とある。感染が最もピークの時期、大量の感染者が自宅療養を強制されていた頃、35歳の白鵬は都内の病院に入院して治療を受けられていた。病床をあてがわれていた。繰り返すが、現在の東京都のガイドラインでは70歳未満で基礎疾患のない感染者はホテル療養という基準になっていて、入院対象からは外されている。なぜ、35歳の白鵬は入院治療の対象となったのだろう。白鵬の場合、発熱もなく、中等症に分類される症状もない。単に検査で陽性が判明して嗅覚異常があるだけだ。白鵬の後、著名人の感染者で入院を確認できる事例は報道では出てないが、実際のところは疑わしい(藤田朋子、吉田沙保里、山崎静代)。ちなみに、昨年4月は今ほど医療体制が逼迫していなかったが、44歳の富川裕太が軽症で入院していた事実が思い浮かぶ。新型コロナは感染症法下にあり、患者の入院は保健所が差配していて、東京都のルールに基づいて選別が行われているはずだ。なぜ、35歳の白鵬が入院できて、80代の基礎疾患を持った男性が入院できなかったのだろう。


35歳で軽症の白鵬はなぜ入院できたのか - コロナ治療の不公平と不平等_c0315619_11510732.png14日のモーニングショーに出演した本庶佑は、ノーベル賞受賞者4人連名でのトータルな提言を発表し、無症状感染者を行政が借り上げたホテルに滞在させよと述べ、食事を提供する隔離態勢を整えればホテル業界と飲食業界の救済にも繋がるという一石二鳥を提案した。この趣旨の提案は、1年前の第一波のときからずっと言われてきたことで、私もブログで繰り返してきた。旅行業界の需要がゼロになるから、空いた部屋を隔離施設に転用すべしと唱えてきた。東京都では現在、自宅療養と入院・療養等調整中とを合わせた数が1万5000人を超え、さらにどんどん積み上がって増えている。一方、ホテル稼働率の方は、京都の年末年始の数字が出ているが、30%に落ちている。西日本新聞が17日に発信した記事では、福岡県内のホテルの稼働率は15日現在5割を切っていて、なぜ溢れている自宅療養者を吸収できないのかと疑問を投げている。こうした問いかけが、全国ベースのマスコミ報道で広がれば、昨年春の第一波時と同じ世論が巻き起こるべきだろう。2万人とか3万人の待機者の規模なら、東京のホテルのキャパで十分に対応可能だと思われる。政府が予算を付ければ済む話だ。


35歳で軽症の白鵬はなぜ入院できたのか - コロナ治療の不公平と不平等_c0315619_11542284.png昨年春の議論を思い出すと、岡田晴恵は、自宅療養はだめだと強く訴えていた。家庭内感染を広げてしまうからである。コロナを指定感染症に定めているのだから、隔離が当然で、法律に則って行政が手当をするのが当然だと。当時、岡田晴恵は、埼玉スーパーアリーナとか幕張メッセの活用を唱えていた。現在、そうした議論が全く途絶えてしまっていて、自宅療養が普通という「認識」になり、国民が受け入れてしまっている。隔離の契機が消え、感染症対策の基本が見失われてしまっている。「自宅療養」という悪手を推し進め、喩えれば、自分で自分の身をナイフで傷つけながら、止血しなくてはと狼狽する矛盾をやっている。こんな愚をやっているから、日本の感染者数が早期に減少するということはないだろう。白鵬のような金持ちで地位のある者だけが助かるのであり、治療の恩恵に授かるのである。昨年は、それでも小池百合子がリーダーシップを発揮し、西浦博がセオリーを提供し、山口那津男が絶妙の政治でサポートして、3人の連携で「日本モデル」奏功の小康状態を導けた。第一波収束の功労者はこの3人と言える。今回は、今のところ一人もいない。感染収束に力を発揮する者の登場がない。


35歳で軽症の白鵬はなぜ入院できたのか - コロナ治療の不公平と不平等_c0315619_12145416.png処方箋として言えるのは、菅義偉と尾身茂が早く退陣することである。二人が日本の感染拡大の元凶だ。大宅映子が言っていたように、本気で人流(人の移動と接触)を減らそうとするなら、それと真逆の、事実上の感染拡大策であったGoToキャンペーンを強引に推進した菅義偉が、その過誤を認めて総括し、国民に謝罪した上で政策の転換を言わなくてはいけない。その菅義偉に追随し、政府の間違った政策にお墨付きを与え続けてきた忖度技官の尾身茂も、責任を認めて辞任すべきだろう。現状、尾身茂と西村康稔の会見は雑音でしかなく、無意味な雑音を煩く流すほどに若者層中年層は街に出て遊び歩く結果になっている。尾身茂が、噴飯きわまるマスク会食の勧めを真顔で説経していたのは、今からわずか2か月前である。その時点で、私や玉川徹は、GoTo停止を超えてロックダウン(緊急事態宣言)が必要だと喚いていた。科学とは無縁な技官ゴロが政権と癒着して蜜を吸っているから、日本の感染症対策は科学化されないのである。科学の下にアラインされないのだ。本庶佑の京大チームに政権交代すればいい。本庶佑・山中伸弥・西浦博の京大チームが新諮問機関に陣取る幕になれば、今よりはまともな対策を期待できるだろう。


役に立たない、PCR大量検査にどこまでも後ろ向きな、政権の寄生虫の御用学者でしかない、尾身茂・脇田隆宇・押谷仁・岡部信彦の無能なWHO人脈・感染研チームを馘首し、解体一掃することだ。


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by yoniumuhibi | 2021-01-18 23:30 | Comments(9)
Commented by Ryo at 2021-01-18 16:43 x
09年の新型インフルエンザの早期収束は、厚労相だった舛添が専門家会議Aチームの尾身ではまずいとBチーム(岩田 他)の案を採用したおかげだったそうで、大臣(最終責任者)が違うだけでも結果が大違いになることを強く実感します。
Commented by コスモス at 2021-01-18 19:52 x
ワクチン担当に河野を任命すると。先日、安倍と西村が2人で会食したと週刊誌に出ていた。安倍が西村を総裁選で担ぐのではないかとみて、菅が河野を使って来たのだろうか?(岸田は国民の人気がなくてダメ)
しかし安倍麻生の間は同盟ができていて、河野はコロナが終わってからでいい、コロナが終わるまでは清和会から誰かという話になることはありうる。
コロナを政争に使う菅は最低である。先日官邸で菅と一時間も話をしたのは、大木とかいう医者だが、トンでもない持論の人間(「コロナは風邪」)だとSNSで話題になっていた。
貴ブログで書かれているように、本庶先生にお願いするのが一番妥当であろう。本庶先生と渋谷健司博士の言っておられることは妥当。
安倍政権の時は今井が会う人間を決めていた。政策も今井がコントロールしていた。菅は馬鹿なくせに、変な人間とばかり付き合うから、いつまでたっても正解にたどりつかない。
Commented by 軽い絶望 at 2021-01-19 05:37 x
拝読しております。
太平洋戦争末期の長い長い敗戦前夜のようになっているように思われます。
及び腰のまま引きこもる上層部、すべてみな天災の如く引き受けて自らおのれ自身を無力にしてゆく庶民。
なくもがなの犠牲を出しながら、正しきものを参照することもなく、荏苒とゆくところまでゆくのでしょうか。
どうぞお身体に気を付けてください。
Commented by アリーチェ at 2021-01-19 13:13 x
鼻マスク受験生のことで騒いでいますが、嫌な雰囲気ですね。なぜ年齢まで報道するのか?逮捕?
こういう人のことは大ごとにせずに触らぬ神に祟りなしで済ますのが、昔の日本だったのではないか?
だいたい厚生労働大臣の田村まで、マウスシールドだかフェイスシールドで登場して、気持ち悪いったらありゃしない。鼻マスク程度で騒ぐのは、騒ぎすぎだ。試験で一番迷惑なのは、熱があるのに受験しに来る受験生ですよ。しかし、現状では、追試験のほうが難しいので、熱程度だったら試験を受けるだろう。当然、センター試験クラスターが発生するだろう。そのごまかしに、鼻マスク受験生を使っているのではないか?
Commented by コスモス at 2021-01-19 14:18 x
慈恵医大附属病院のサイトに。1月18日付で「本学外科学講座教授大木隆生氏がメディアなどを通して発信している内容は個人的見解であり本学の総意ではありません。慈恵大学病院は引き続き行政と連携してCOVID-19診療に対して最善を尽くしてまいります。」という病院長名の文章が発表されている。菅が大木と官邸で1時間も会ったことを受けての対応。
慈恵医大は素晴らしい。と同時に、総理と会った直後の人物に対して、所属組織のこのような対応というのは例にないだろう。

菅ははやく緊急事態宣言を解除したくてたまらない。バカだから、ワクチン打って、支持率上昇、五輪開催と夢想している。
SNS界隈では、菅が緊急事態宣言の時に、福岡を静岡と言い間違えたのは、変異株の情報が入っていたからではないかという推測もあるが、バカだから変異株がなにかもわかっていないだろう。

そして、岡田先生が言っておられた「PCR検査を増やさないのは、感染研がデータを独占したいからだ」というのが信ぴょう性を帯びてきた。全国の陽性検体のうち感染研がウイルス解析やってるのは4パーセント以下。変異株候補者が見つかったが、検体の状態がよくなくてその人は解析できず、候補者の濃厚接触者(静岡県の女性2人)を感染研で解析したら変異株確定、で静岡県の同時期の陽性者の検体30ほどを感染研で調べたらもう1人変異株が見つかった。これが静岡県で3人のからくりだ。実際は、変異株はもう大規模に流通しているということ。
Commented by リリー at 2021-01-20 11:09 x
本庶先生「PCR検査で皆さんに安心を持ってもらって、10倍100倍の経済効果ができる。機器を開発する、これは国家の防衛として重大な意義がある。
パンデミックは1回で終わるわけではない。いろんなものが次々とくる。そのときにオートマティックのPCR検査のマシンを開発して、備える。これは自衛隊よりもひょっとして重要なことかもしれない。そういうことをやるのが安心。」
本当にそうです。
Commented by アン at 2021-01-20 15:16 x
コロナ死者数が1日100人を超えた。感染者数が減らないのだから、死者数が減るわけがない。加えて病床があかないのだから、新規感染者はほぼ放置。

貴ブログで相撲のことが取り上げられているが、九重親方はじめ5人が感染。貴貫鐵の言う通りになった。そして、親方は入院しただと?貴ブログで何度も不平等が取り上げられているが、緊急事態宣言が出ているのに場所をやって、感染者が出たら即入院とは、何なのだ?
やはり、イベントだ。去年の緊急事態宣言のように、イベントをすべて中止にしないと、危機感も広がらない。
Commented by コスモス at 2021-01-20 23:00 x
北京は7人感染者が見つかって、160万人をロックダウン。

東京神奈川は濃厚接触者の追跡をやめたので、実際は無症状陽性者が出歩き、無法地帯になっています。それに、変異株候補者は「首都圏の人間」で、その人の検体が不十分で調査できなかったので、静岡県在住の濃厚接触者を調べて変異株の市中感染発覚。しかし国は「首都圏の変異株候補者」の存在を伏せ、静岡県の検体を調べることでお茶を濁している。首都圏は変異株が蔓延している可能性がある。感染研が、首都圏のを即座に調べるべきだ。

コロナの後遺症。イギリスのデータだと、コロナは退院後に1割以上が死亡している。
病気で休養する爆笑問題の某芸能人も、コロナに感染したんでしたね。
Commented by アン at 2021-01-21 12:34 x
坂井官房副長官が森山国対委員長に全く報告に行かない(官邸と国会の連絡として必須の業務なのに)。仕方がないので、加藤官房長官が森山委員長のもとに何度も出向いている。
田村は「感染状況が深刻です」と報告した際、同席した官僚が差し出したペーパーを、菅にテーブルの上に投げつけられた。田村はメンタルをやられかけている。(その程度でやられても困るんだが)
ワクチン相人事については、本来なら市長村に関わることだから総務相か、省庁間の連絡が大事だから官房長官に任せるべきだよね、というのが永田町の反応。秘書、地方議員上がりの人のやり方だね、という冷めた見方。
二階は石破とも年末に会って手打ち。野田聖子、石破というカードを次の総裁選に向けて用意。

コロナ死者数が1日100人前後が常態化している。もう他人事ではない。後遺症の恐怖も報道され始めた。コロナは大したことないと思い込んでいる菅は、国民から嫌われまくっている。リーダーと国民が乖離している状態で、無策のまま時間が過ぎていく。


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