会田弘継の秀逸な分析と解説 - アメリカの分断とトランプ主義の真相を説く



会田弘継の議論を聞きながら、私は、自分が考えていたアメリカ政治の直観や試論が間違っていないことを確信させられた。三牧聖子の書評の中で見つけた、2016年の大統領選の総括に関する会田弘継の重要な指摘を抜粋したい。
(略)さらに民主党が展開してきたアイデンティティ・ポリティクスの問題点は、それに傾倒することにより、困窮する白人労働者層の問題、経済格差の是正という課題が疎かにされてきたことにある。大統領選で敗北を突きつけられる前に、この問題に気づいていたリベラルもいた。大統領民主党予備選挙で善戦したバーニー・サンダースである。サンダースは、「多様性候補」を立てることも大切だが「労働者階級のための闘士となる候補」が必要だといち早く主張していたが、この問題提起は、民主党のリベラルたちに真剣に受け止められることはなかった。
(略)リベラルたちが「トランプ現象」の意義を、人種差別・排外主義・偏狭なナショナリズムの噴出に矮小化し、その有害さを糾弾することに終始している限り、「トランプ現象」は終わらないと著者は示唆する。リベラリズムがアメリカ国民への訴求力を取り戻していくには、集団ごとの差異を強調するのではなく、差異を超えて広く人々が共有できる大きなテーマを発見し、追求していく必要がある。
(略)リベラルたちが「トランプ現象」の意義を、人種差別・排外主義・偏狭なナショナリズムの噴出に矮小化し、その有害さを糾弾することに終始している限り、「トランプ現象」は終わらないと著者は示唆する。リベラリズムがアメリカ国民への訴求力を取り戻していくには、集団ごとの差異を強調するのではなく、差異を超えて広く人々が共有できる大きなテーマを発見し、追求していく必要がある。




機が熟している。資本主義の構造を変革するチャンスが来ている。新しいイデーが求められている。会田弘継が言う「広く人々が共有できる大きなテーマ」とは、社会主義のことだ。








by yoniumuhibi
| 2020-11-13 23:30
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Comments(6)

大野雄大投手の話題が、貴SNSアカウントで出ていました。大野投手は(コロナ禍前は)母子家庭を試合に招待するチャリティをやっていて、チケット代のみならず、弁当代や応援グッズ代も出してあげるという、やさしさ、繊細さがあります。なかなか、体育会の男性で、ここまで気づく人はいません。弁当代やグッズ代も母子で数千円になりますから、それが負担という家庭もありますし。
中日の前政権時代には、その優しい性格に付け込まれて、某コーチに因縁をつけられて、試合中に新幹線で帰れと命じられたり、最初から投げ抹消扱いだったり気の毒でした。ご自分からアピールされる方ではありませんが、大野選手の真の姿が認められてうれしいです。
北海道コロナですが、菅は子飼いの鈴木知事をわざわざ上京させて、「gotoを続けてほしい」と陳情で言わせましたよね。このさ中に、北海道からわざわざ上京させること自体、危機管理がなっていません。こういう陳情こそ、オンラインでやればいい。知事は移動時間の無駄だし、官邸でクラスターでも発生したらという想像力が足りない。
安倍は、感染者数が増えたら「今井ちゃんどうしよう」と尋ねる素直さはありました。菅は、感染者数が増えでもぶれない、動揺しないことが大事と思い込んでる節があります。自分が進めたgotoを批判する奴は許さない、という器の小さい人間です。経済が大事といいますが、感染者数が増えたら誰も旅行や外食に行きませんよ。
菅のメンツの為に、コロナ患者が増える、コロナで人が亡くなるなんてあってはならない。
大曲先生が「東京もこのままいけば、4週間後には1日1000人を超す」と言っていました。専門家が真実を発言できる点で東京都は国よりマシだと思います。
中日の前政権時代には、その優しい性格に付け込まれて、某コーチに因縁をつけられて、試合中に新幹線で帰れと命じられたり、最初から投げ抹消扱いだったり気の毒でした。ご自分からアピールされる方ではありませんが、大野選手の真の姿が認められてうれしいです。
北海道コロナですが、菅は子飼いの鈴木知事をわざわざ上京させて、「gotoを続けてほしい」と陳情で言わせましたよね。このさ中に、北海道からわざわざ上京させること自体、危機管理がなっていません。こういう陳情こそ、オンラインでやればいい。知事は移動時間の無駄だし、官邸でクラスターでも発生したらという想像力が足りない。
安倍は、感染者数が増えたら「今井ちゃんどうしよう」と尋ねる素直さはありました。菅は、感染者数が増えでもぶれない、動揺しないことが大事と思い込んでる節があります。自分が進めたgotoを批判する奴は許さない、という器の小さい人間です。経済が大事といいますが、感染者数が増えたら誰も旅行や外食に行きませんよ。
菅のメンツの為に、コロナ患者が増える、コロナで人が亡くなるなんてあってはならない。
大曲先生が「東京もこのままいけば、4週間後には1日1000人を超す」と言っていました。専門家が真実を発言できる点で東京都は国よりマシだと思います。
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日本がなぜ戦争であのようなことのなったか、コロナ禍を通してよくわかりました
菅、二階、ハマスタ人体実験をした黒岩、感染症学会の面々、このへんは国賊
菅、二階、ハマスタ人体実験をした黒岩、感染症学会の面々、このへんは国賊

労働問題から逃げた時点で日本左翼に存在意義はなし

ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。

今回の選挙はアメリカの若者、アメリカの教育の勝利なのじゃないかと。バイデンは彼らにとっては全然最良の候補者ではないが、カマラに多少期待しつつトランプを倒すため、コロナ禍SNSを駆使し金を集めデモをやり本当によく頑張ったと思う。てかアメリカの若者は選挙の時はいつも一生懸命。うちの子供が送って来たユーチューブのアメリカのキャンパスでのインタビュークリップを見た。男女ペアの学生がいかに社民主義が大切かとか、コミュニズムは必要とか、資本主義は人の搾取の上に成り立つとか(たぶんトランプ支持)インタビュアーの挑発にめげず、ガンガン答えている。デヴィッド・グレーバーが甦っているのかと思うくらい。もちろん政治興味無し中立という学生もいるが、隔世の感。田中さんご指摘のようにOWS以後更に左へ向かうアメリカの若者たち、頼もしい。アメリカの経済的格差はあまりにも大きいが、日本と違い大学や文化福祉施設、芸術活動等に多額の寄付し「Tax me 」と言ってる富裕層もいるのがまだ救い。
こんな中、日本は社民党が無くなる。社民が立民を吸収ではなく、右と極右の二大政党制を目指す?という地獄が待っているらしい。
こんな中、日本は社民党が無くなる。社民が立民を吸収ではなく、右と極右の二大政党制を目指す?という地獄が待っているらしい。

灘で西村大臣と同窓(同学年)の研究者が「現体制では反対意見を言うと排除されるから裸の王様になっている」と言っておられる。菅が個人的に心酔しているのは岡部信彦だが、岡部とか尾身は保身に長けてる風見鶏だから、菅のご機嫌とってるだけでコロナの解決はできない。
官僚機構も、何か言って結果が出なければ責任を押し付けられて左遷されるのがわかっているから、誰も動かない。
ここにきて解散の動きもあるようで、二階と一日に二度も食事しているが、コロナ制圧に失敗した政権は負けるのが常。逆にNZのように制圧できれば大勝。貴ブログでは経済情勢とトランプ支持の動向を分析しておられたが、いまは何よりもコロナ制圧が政権支持の鍵。
菅はいまだにコロナに感染するのはキャバクラとかああいうところで、不届きものが悪い程度の認識しかないようで、国民の意識、世界情勢とまったくかみ合っていない。
アフリカのルワンダでは医療用ロボットや医療用ドローンなどテクノロジーを駆使してコロナ制圧に取り組んでいるようだ。一方世界の製薬大手は莫大な利権目指して、必死にワクチン競争。日本は封建制の前近代。
官僚機構も、何か言って結果が出なければ責任を押し付けられて左遷されるのがわかっているから、誰も動かない。
ここにきて解散の動きもあるようで、二階と一日に二度も食事しているが、コロナ制圧に失敗した政権は負けるのが常。逆にNZのように制圧できれば大勝。貴ブログでは経済情勢とトランプ支持の動向を分析しておられたが、いまは何よりもコロナ制圧が政権支持の鍵。
菅はいまだにコロナに感染するのはキャバクラとかああいうところで、不届きものが悪い程度の認識しかないようで、国民の意識、世界情勢とまったくかみ合っていない。
アフリカのルワンダでは医療用ロボットや医療用ドローンなどテクノロジーを駆使してコロナ制圧に取り組んでいるようだ。一方世界の製薬大手は莫大な利権目指して、必死にワクチン競争。日本は封建制の前近代。
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