人気ブログランキング |

寺島実郎の反中デマと誹謗中傷 - 防疫と経済の両立に成功しているのは中国

寺島実郎の反中デマと誹謗中傷 - 防疫と経済の両立に成功しているのは中国_c0315619_14230194.png第二四半期の各国のGDP速報値が報道されていて、非常に興味深い数字になっている。ユーロ圏は年率換算で前期比40.3%減、米国は年率換算で前期比32.9%減、日本は年率換算で前期比26.3%減、韓国は前期比3.3%減、台湾は年率換算で前期比8.8%減、中国は前年同期比3.2%増となっている。米国の数値は商務省が30日に発表したもの、EUの数値もEU統計局が31日に発表したもの、日本の数値は民間23社の予測で日経が31日に報じたもの、韓国の数値は韓国中央銀行が23日に発表したもの、台湾の数値は台湾の政府統計局が31日に発表した正式なもの、中国の数値は23日に国家統計局が発表したものである。EUの前期比は12.1%減、韓国の前年同期比は2.9%減、台湾の前年同期比は0.73%減、中国の年率換算の前期比は11.5%増と報じられている。韓国の前期比の3.3%減を年率換算にすると、-1.033を4乗した計算で13.9%減となる。年率換算値で各国を比較すると、次のようなグラフが描ける。



寺島実郎の反中デマと誹謗中傷 - 防疫と経済の両立に成功しているのは中国_c0315619_05575200.png


寺島実郎の反中デマと誹謗中傷 - 防疫と経済の両立に成功しているのは中国_c0315619_14521635.png一目瞭然で、中国の成長率だけが飛び抜けて高い事実が判明する。予想を上回る伸びで、最悪の不本意な落ち込みとなった1Qから一転して急上昇する躍進の展開となった。コロナ禍に苦しむ各国がV字回復に失敗する中、単騎中国だけは景気回復に成功している。中国経済の実情を考えたとき、GDPを牽引する製造業の輸出では、工業製品の顧客である米国とEUの市場が冷え込んで大幅減の苦境を強いられているはずである。加えて米国による経済制裁措置が続いていて、その桎梏も未だ深刻な打撃と逆風であるはずだ。その条件下で、前年同期比3.2%のプラス成長は(田中均も刮目していたが)驚異的な体力と活力と言わざるを得ない。GDPを構成する4要素は、個人消費と民間設備投資と公共投資と輸出だから、中国は個人消費と民間設備投資を伸ばしてこの成長を達成している。すなわち内需を拡大させて成長を実現している。前年同期より3.2%もグロスを拡大させたという統計実績は、きわめて内需が好調であることの証だ。


寺島実郎の反中デマと誹謗中傷 - 防疫と経済の両立に成功しているのは中国_c0315619_15095494.png中国にはコロナ禍の影響がないのだ。欧米のようなコロナ禍の悪影響があれば、前年同期のGDPで3.2%もプラスをマークするなど考えられない。どの国も、2Qは大幅なマイナス(経済縮小)を記録しており、それはコロナ禍による前代未聞の景気悪化が原因である。未だ各地で店内飲食が制限されている米国では、休業したレストランの6割が閉店に追い込まれるという事態になっていて、個人消費が30%も縮小してしまった。世界一のコロナ感染国の米国では、そうなるのは当然の帰結だろう。中国ではそうしたイシューが全くなく、障害と懸念がなく、コロナがなかった昨年と同様の環境で経済が動いている。日常の商売と消費が回っている。街の小売や飲食の店舗が営業している。テレビの報道では、上海の見本市会場でコロナ対策商品の展示会が開催され、大勢の来客を集めて賑わっていた。経済活動のアクセルが力強く踏まれている。香港のエコノミストの予想では、下半期は前年比6%成長の見込みで、来年は8%成長をめざすと鼻息が荒い。


寺島実郎の反中デマと誹謗中傷 - 防疫と経済の両立に成功しているのは中国_c0315619_15084396.pngなぜ、中国でこのように活発な経済活動が可能なのかといえば、答えは簡単で、コロナの封じ込めが奏功しているからである。感染を抑止できているからだ。7月、感染が再び広がり始めた北京市では1100万人の市民にPCR検査が行われた。武漢市では5月に990万人の市民に19日間でPCR検査が行われており、同じ大規模で徹底的な検査が今は大連とウルムチで行われている。中国の場合、容赦なく一気に全市でPCR検査をする。NYやバイエルン州で模範的に政策実践され、世田谷区で計画が進んでいる社会的検査が、一瞬で機動的に強力に行われ、迅速に感染者が発見され隔離される。都市空間での接触者がAIシステムで監視され捕捉される。感染撲滅の純粋な観点からすれば、純合理的・理想的な防疫対策が国家の総力を挙げて行われていて、中国ではウィルスの生き場がないのである。コロナウィルスにとって、地球上で最も厳しく過酷な境遇が中国なのだ。それは、経済活動する企業や市民にとっては、コロナの不安や懸念のない日常を政府に提供されていることになる。


寺島実郎の反中デマと誹謗中傷 - 防疫と経済の両立に成功しているのは中国_c0315619_15110810.pngその意味で、中国は感染対策で最も成功した国の一つと言えるだろう。世界にモデル例を提示していると言っていい。ところが8月2日のサンデーモーニングに出演した寺島実郎は、中国をコロナ対策に失敗した国だとデマを言い、公共の電波を使って悪質な誹謗中傷を言い散らす挙に出ていた。寺島実郎が中国をコロナ対策に失敗した国だと決めつける言動に出るのは、今回が初めてではなく、何度も繰り返されているが、関口宏を始め、出演者がスタジオで誰もチェックを入れず、野放しにされているため、この悪辣な暴論がまかり通ってしまっている。サンデーモーニングそのものが、中国を罵倒し、中国を侮辱し、視聴者に中国憎悪の感情と観念を刷り込むことを狙いとした番組であるため、反中イデオローグの寺島実郎はその使命と任務を請け負って、毎度毎度、中国叩きの汚いプロパガンダを吐きつけて怪気炎を上げている。今の日本は、中国叩きだったら何を言っても構わないという空気がマスコミに充満していて、どんなデマでもフェイクでも平気で、著名人が挨拶代わりに中国を罵り蔑む言論空間になった。


寺島実郎の反中デマと誹謗中傷 - 防疫と経済の両立に成功しているのは中国_c0315619_15112478.png言論の自由がない問題とか、共産党独裁の強権支配の弊害とか、香港とかウィグルとか南シナ海の問題等々で、中国を厳しく批判するのはいいだろう。それは正論で有意味な政治的議論と認めてよい。だが、コロナ対策で中国が失敗しているという主張は事実誤認も甚だしく、看過できぬ有害な難癖であり、悪質なデマと言うほかない。寺島実郎は誤りを認め、発言を訂正して謝罪すべきだ。コロナ対策で中国の圧巻のPCR検査がお手本となることは、モーニングショーで玉川徹が幾度も言及しているとおりである。人権の問題があるから日本や欧米諸国では中国と同じ対策ができないと玉川徹は言う。そのとおりだろう。しかし、それとトレードオフの論理的関係で、このコロナ禍の中で、日本の飲食店は自由な営業ができないのである。中国では、美味しいお料理を作って出す店が、そのまま営業を続けられ、不都合なく売上と利益を上げ続けることができる。日本では、一生懸命に感染症対策をやり、椅子を減らし、毎日毎日消毒作業でアルコール液塗れになっても、時短営業を余儀なくされ、休業から閉店に追い込まれてしまう。


寺島実郎の反中デマと誹謗中傷 - 防疫と経済の両立に成功しているのは中国_c0315619_15145302.pngことコロナ対策に限っては、どう考えても中国の方が科学的合理的な対策を実施しており、社会全体にとってよい結果を出している。人間は自然と対峙し自然と関係して、自然に働きかけながら自然から果実を得、自然との物質代謝過程において自己を実現する存在だと、マルクスはそう言った。その本質論の中には、自然を科学でコントロールするのが人間だという思想的契機がある。マルクスの近代主義と人間主義がある。見たところ、中国はマルクスの教えに忠実に、科学の最先端技術をコロナ対策に応用し、人類を滅ぼさんとする自然の脅威たるウィルスに立ち向かっているように映る。科学的合理主義の態度で対決し、災禍の被害を最小限に抑えることに成功している。人間らしく科学の方法に即してコロナに対抗している。科学的にコロナと戦い、コロナを制御する知見と自信を得つつあるように見える。科学オリエンテッドな社会主義のシステムの優位性と有効性を世界に誇示している。それに比べて、マスクを否定する米国、PCR検査を否定する日本はどうなのか。自然の脅威を前に、あまりにも愚かであり、中世以下の無知と野蛮ではないか。


感染防止と経済活動の両立。それが絶対命題であると言うのなら、明らかにそれに挑戦し成功しているのは中国だろう。寺島実郎と関口宏は、反論があるなら返してみるがいい。最後に、前後して恐縮だが、第二四半期のGDP成長率(年率換算値)を再確認してみると、韓国は日本の2倍の業績を収めていて、さらに台湾は日本の3倍で韓国よりも優れた達成となっている。賢明な読者の皆様のご推察どおり、このデータはまさに各国のコロナ対策の成績表と言えるもので、きわめて象徴的な総括図と言えよう。感染防止を首尾よく成功させた国が、経済活動でも比較して成功を収め得ている。結局のところ、感染防止と経済活動は、矛盾するものではなく車の両輪なのだ。ぜひ、このグラフを拡散していただきたい。そして、感染防止と経済活動の両立とは何かを考察し検討する材料にしていただきたい。数字は嘘をつかない。



寺島実郎の反中デマと誹謗中傷 - 防疫と経済の両立に成功しているのは中国_c0315619_15162621.png
寺島実郎の反中デマと誹謗中傷 - 防疫と経済の両立に成功しているのは中国_c0315619_15275908.png
寺島実郎の反中デマと誹謗中傷 - 防疫と経済の両立に成功しているのは中国_c0315619_15155304.png
寺島実郎の反中デマと誹謗中傷 - 防疫と経済の両立に成功しているのは中国_c0315619_15160543.png
寺島実郎の反中デマと誹謗中傷 - 防疫と経済の両立に成功しているのは中国_c0315619_15161303.png
寺島実郎の反中デマと誹謗中傷 - 防疫と経済の両立に成功しているのは中国_c0315619_15170088.png
寺島実郎の反中デマと誹謗中傷 - 防疫と経済の両立に成功しているのは中国_c0315619_15211484.png
寺島実郎の反中デマと誹謗中傷 - 防疫と経済の両立に成功しているのは中国_c0315619_15212106.png

by yoniumuhibi | 2020-08-03 23:30 | Comments(1)
Commented by 長坂 at 2020-08-05 09:57 x
体調が悪い、熱がある、受けたいのに検査を受けられないのは重大な人権侵害じゃないのか? もしかしたらコロナかと思いながら、不安と熱とに闘っている人を放置している非人道的な国が中国を批判? 検査 ー 隔離という至ってシンプルなプロセス、それすらできない。 ブラジル・ニカラグア・ベラルーシ並みのコロナ対策 ( ほぼ何もやらない ) くせに。今は1945年だからとにかく人命より國體護持。もう少し戦果をあげてからとズルズルと。敗戦濃厚てかほぼ敗戦なのに、満蒙開拓に行かされた村があった。なんてバカな事と思ったが何の事はないGO TO キャンペーンじゃん。崩壊した医療現場で働く医療従事者は片道燃料の特攻。虎の威を借りてアメリカと一緒に中国叩きをやってるが、抗日ファイターズ、八路軍の後裔に勝てないと思う。調子に乗って「武漢ウイルス」とか言ってるけど、武漢と言えば南京に次ぐ武漢攻略でしょ。しっかり毒ガス撒いたとこ。何の反省もない。
「香港よ永遠なれ」を歌ったら逮捕される!酷い中国!「 君が代」歌わないと、起立しないと、職を追われ、精神的に追い詰められ「非国民」「反日」と呼ばれるんですが、この辺の整合性は?


カウンターとメール

最新のコメント

今回のBLM運動が盛り上..
by 長坂 at 15:15
 駄文続きすみません..
by 印藤和寛 at 08:10
パックンはご家庭の事情で..
by コスモス at 00:22
 ロ-ルズやアーレント、..
by 印藤和寛 at 21:04
ロールズを読んだ事ないの..
by 長坂 at 11:29
 「あなたはすばらしい人..
by みきまりや at 08:45
本を批判的に読まなくては..
by さふらん at 15:02
実証主義をうたう伊藤隆氏..
by H.A. at 20:25
私は、日中戦争は笠原十九..
by 長坂 at 19:47
五輪さんの歌のご紹介有難..
by アン at 01:09

Twitter

以前の記事

2020年 10月
2020年 09月
2020年 08月
2020年 07月
2020年 06月
2020年 05月
2020年 04月
2020年 03月
2020年 02月
2020年 01月
2019年 12月
2019年 11月
2019年 10月
2019年 09月
2019年 08月
2019年 07月
2019年 06月
2019年 05月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月

記事ランキング