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政府を擁護し市中感染の拡大と放置を公認する御用医師の言説と錯誤

政府を擁護し市中感染の拡大と放置を公認する御用医師の言説と錯誤_c0315619_17054776.png米国CDCが19日に日本への渡航注意勧告を出した。米CNBCで専門家が「日本は感染急拡大の瀬戸際にあり、大規模流行へと発展するかもしれない」と警戒感を示している。タイ政府は日本への渡航自粛を国民に呼びかけた。日本の感染状況の悪化は明らかで、世界から注意の視線が向けられ、次第に日本が世界から隔離される構図になりつつある。だが、日本国内に危機感は全くない。正直、これが5か月後に五輪開幕を控えた国なのかと不思議に感じる。例えば、仮定として、7月に天津や成都で五輪を開くなどという図があり得るだろうか。IOCはすぐに対応を協議し、延期や中止や代替地案を検討するだろう。日本の中では誰も言わないが、日本国内の新型コロナウィルスの感染状況は北京や上海と同じ程度であり、山東省や四川省とほぼ同レベルと考えていい。現在、日本は死者3名。人口1億人の山東省は死者4名、人口8110万人の四川省は死者3名である。



政府を擁護し市中感染の拡大と放置を公認する御用医師の言説と錯誤_c0315619_16580628.png東京の感染度は北京や上海と変わらない。日本は検査をしていないから感染者が発覚せず、感染者数が1桁も2桁も小さく押さえられているだけで、死者数や重症者数を見れば湖北省を除く中国国内一般の環境と同じなのだ。北京や上海の場合は、当局が徹底的にヒトの移動と接触を止め、感染の連鎖を止める強硬措置を講じていて、そのため感染者数の伸びと勢いは鈍っている。一方、東京は満員電車も通常のままで、集会もイベントも宴会も禁止されず、政府の人間がマスク姿で登場することもない。濃厚接触だらけの日常空間が続き、ウィルスにとって自由に増殖できる環境がある。北京や上海ではサスペクトに対して厳重な監視の目が光り、報奨金のインセンティブが出て、サスペクトはすぐ捕捉されて検査に送られ、陽性反応者は隔離される。市民社会が密告する形で感染者が探し出され、ヒトの体内のウィルスを根絶する取り組みが行われている。


政府を擁護し市中感染の拡大と放置を公認する御用医師の言説と錯誤_c0315619_17002943.pngIOCの責任者の立場になって考えたとき、東京五輪をそのまま開催するかどうかは、3月の状況を見て4月中に判断を出さざるを得ないだろう。5月に決めるタイミングでは遅すぎる。日本国内でこのまま感染が広がり続け、3月初旬に感染者数が4桁になり、蔓延が止まらない趨勢になれば、各国の五輪委や競技団体から異議が上がり、東京五輪の延期中止の要請となるだろう。東京に選手団と応援団を派遣するのはリスクが高すぎる。現時点で、東京五輪が開催できるかどうかは五分五分ではないだろうか。日本の政府も野党もマスコミも、このウィルスの感染力を見くびっているようにしか思えない。日本のマスコミ報道は、中国の対策をヒステリックな過剰防衛のように見せ、民度の低い社会と国家が冷静さを失って錯乱しているように映し出している。彼らが犠牲を払いながら、科学的・疫学的に最も合理的な対応をしている事実を正しく伝えていない。蔑視し揶揄している。


政府を擁護し市中感染の拡大と放置を公認する御用医師の言説と錯誤_c0315619_17133104.png今週のマスコミ報道では、政府が出した「目安」を擁護する専門家の言説ばかりが溢れかえった。37.5度の熱でも4日間自宅で待機し、病院には行かず、相談センターに電話をかけて指示を仰げという政府の新対策。その「目安縛り」を国民に納得させ、受け入れさせる言説の刷り込みである。ナビタスクリニックの久住英二もそうだし、亀田総合病院の大澤良介もそうだ。東北医科薬科大学の賀来満夫もそうだ。これらの御用諸医師の解説と提案は共通している。クルーズ船の乗客を再検査せずに下船させた政府の措置は正しいと言い、もう感染が市中に広がっているから、乗客が市中で自由行動しても同じだと言う。クルーズ船の乗員乗客を最初に全員検査しなかった問題についても、当時は検査能力が不足していたから仕方ないと言って政府を擁護する。「目安縛り」の対応についても、今後は重症者のみに医療サービスを集中すべきで、8割は軽症で済むのだから放っとけと言う。


政府を擁護し市中感染の拡大と放置を公認する御用医師の言説と錯誤_c0315619_17090188.png何から何まで政府の措置を正当化する。厚労省(と言うより医師会と麻生太郎と菅義偉)の代弁をするためにテレビに出ている。だが、彼らの議論は根本的に間違っている。もし日本の医療機関が、発症して重症になった者だけのケアにフォーカスし、それ以外のサスペクトに無頓着になって放置したら、市中感染の進行を止めることはできず、連鎖が拡大する一方で、日本が湖北省化するのを避けられなくなるではないか。この新型コロナウィルスの感染力をもってすれば、1億2000万人が住む狭い日本など、あっと言う間に湖北省と同じウィルス蔓延地帯になってしまう。地方の基幹病院が次々と閉鎖に追い込まれ、地域の医療体制が静かに崩壊し、この感染症以外の病人の行き場がなくなってしまう。久住英二や大澤良介の話は論理的に間違っていて、そのような「専門家」の説に頷いてもいけないし、公共の電波で流すべき議論でもないのだ。プルトニウムは飲んでも安心と言った大橋弘忠の暴論と同じだ。


政府を擁護し市中感染の拡大と放置を公認する御用医師の言説と錯誤_c0315619_16492761.png御用医師たちの言い分を視聴者がつい認めてしまうのは、感染しても症状は軽く自力で治せ、病院に行っても有効な治療薬がないからというレトリックに肯いてしまうからである。だが、そこは違う。欺されてはいけない。検査を受けて陽性になった者が隔離されれば、感染はそこで止まる。逆に、自宅で治せば家族が感染し、家族が新たに市中でウィルスを撒き散らす。自分は治っても他の者が感染する。ネズミ算的に感染が繋がって増える。その点がこの言説の欺瞞と陥穽の部分だ。軽症で治って完結するわけではない。個人は体内に抗体生成して治癒できても、感染は遮断できず社会は武漢化する。いったい、久住英二たちは何を狙っているのだろう。動機と背景は何なのか。久住英二や大澤良介の言う「もう市中で広がっているから」という言い分は、市中感染の拡大と放置を「公認」するきわめて無責任な「専門家」の口上だ。止める必要はないのかと言いたい。結局、まともなことを言っているのは玉川徹だけであり、問題を真剣に考えて正しい対処を提起しているのは、玉川徹と上昌広とモーニングショーに登場する専門家だけである。


玉川徹が唱えるとおり、PCR検査を一般の病院で普通にできるようにすることこそが、収束と解決への喫緊の課題だ。国家予算を積極的に講じての、検査体制と医療体制の大胆かつ早急な拡充こそが急務であり、その方向に国民世論を収斂させなくてはいけない。病院の医師は防備を万全にして患者を受け付け、まずレントゲンとCTで肺を検査し、肺炎の兆候がないかを調べ、同時にPCR検査を実施すればいいのだ。そして、陽性の場合はただちに保健所に連絡して隔離処置すればよく、隔離施設を自治体の健康保険局と地域の医療ネットワークで確保すればよいのだ。厚労省が十分な資金をサポートして、必要分の隔離療養施設(サナトリウム)を用意すればよいのだ。何から何まで上昌広の言い分が正しい。


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by yoniumuhibi | 2020-02-21 23:30 | Comments(6)
Commented by カプリコン at 2020-02-21 21:15 x
学校では、基本的に保護者からの連絡で37度以上の熱があるお子さんは、学校を休み通院をするようにお願いしています(登校後具合が悪いお子さんも37度以上の発熱や腹痛等がある場合は早退させています)。また、インフルエンザや感染性胃腸炎などの症状が疑われる場合は、通院を必ず保護者に勧め、感染性の病気だった場合は、学校への連絡も必ずしてもらっています。全職員で共通理解しています。
今まで、勤務した学校では大体同じような対応をしています。
37.5度以上の熱は、大人だとかなり高いですよね。私も37.5度でインフルエンザBの診断を受けたことがあります。学校って、すぐ、感染性の病気は流行するので児童が罹患すると大体担任にも感染する場合が多いです。
今回の肺炎も学校で広まったら大変なことになると思います。

もう、どこにも出掛ける気になりません。岩手にも観光地たくさんあるので、いつ、新型肺炎の患者がら現れても不思議ではありません。平泉、東北新幹線、花巻温泉等々。怖いです。

新聞もテレビも震災の時以上に真実を伝えたくなってきていることを感じます。
仕事をしているのでモーニングショー残念がら見ることが出来ないです。貴重な情報いつもありがとうございます。

Commented by さくら at 2020-02-22 01:52 x
今は、日本が敗戦し滅びかけた理由が実体験として理解できます。倫理が失なわれて、政府が完全に腐り、まともな判断が行われなくなっている。この状態なら滅びない方がおかしい。こういう事だったんですね。恐ろしいです。
Commented by もあん at 2020-02-22 08:45 x
いつも感銘を受けながら拝読しています。新聞の見出しを見ると、コロナウイルス、桜を見る会、児童虐待と、あえてこの言葉を使うならば「どこの後進国のできごとか」と思ってしまいます。そういう後進国が先進国の仲間入りをするために「オリンピック」ということでしょうか。池田勇人が泣いています。
Commented by あらん at 2020-02-22 11:44 x
自民党党大会延期になりました。このブログでも、解散総選挙の時期を何度か論じられていました。今となっては、1月中旬くらいにとっとと選挙するのがあれにとってはベストでしたよね。大勝はできなかったでしょうが。
あれがやらなかった理由はわかりませんが、桜を見る会の非難を気にしていたのでしょうか。
皇族が参加する予定だった中曽根のセレモニーも、無期限延期になりました。

建築エコノミストの森山さんが言っておられますが、もう東京五輪は無理だと。

秋篠宮の息子は1月下旬から学校を休んでいますし、皇居の行事はいちはやく中止が決まりましたし、自民党党大会・中曽根の行事は無期限延期だし、こう並べてみると、この状況で五輪など無理に決まっていますね。
実質的に、国家の中枢は閉鎖されているも同然です。
Commented by あらん at 2020-02-22 12:39 x
あれは油断ができませんが、4選が亡くなった場合、MVPは岩田健太郎医師ですね。もっとも岩田先生は、野党にコミットしているわけでもありません。
地味に仁坂知事の動きも、大きいでしょうね。知事が会見して、検査をすると言い、実際に和歌山からは感染者が次々に出てきた。そして、よその知事も、感染者が出てきたら、記者会見するようになってきた。そうなると、安倍晋三が霞みますよ。

問題点は多々ありますけどね。有田病院で1月下旬に外科の手術を受けた30代のトラック運転手が、手術後お仕事で高速に乗ってあちこちへ行った。当然SAで休息もとっておられる。
で、症状が出てきたので検査してほしいと言っても、濃厚接触者の範疇に入らないから断られたとか。
Commented by ひばり at 2020-02-24 20:27 x
日本が世界的にも異例の対応をとるのは、福島原発事故の放射能健康被害対策が成功体験となっているからでしょう。
原発事故によって5年後に白血病になっても原発由来とは証明できません。福島原発事故では相当の発ガン被害などが出ているはずですが、ガンを原因を特定できないことを利用して厚労省がこ、がん検診や統計を操作をし、マスコミ統制によってその事実を隠し、人口の海の中に希釈することで無いものとしています。相当に入念に作られたその仕組みが、このウイルス対策にも活用されていると思います。実数としての感染を抑え込むのではなく、社会的に抑え込むことにかなりの自身ががあるように思えます


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