MMTについて - 年40兆円の薔薇マーク政策出動を躊躇せずやれ



政府は今回の年金問題の事故を奇貨として、雨降って地固まるの効果を狙っている。


日本労働者の底力、恐るべし。

何と言っても、日本は25年間ゼロ成長の経済なのだから。乾燥しきった大地の草花が久しぶりに雨の恵みを受け、根から水分と養分を吸収して茎や葉に送るように、生気を取り戻して勢いよく成長するに違いない。生体の本来の健全な躍動をするだろう。私のMMTと薔薇マークに対する認識は、理論が正しいから支持するという姿勢ではない。MMTという奇異な理屈を導入しなくても、薔薇マークする資金の引き当て分が物理的に存在するのである。政策をファイナンスする原資の会計が実在するということだ。その原資は、経済学の概念では特別剰余価値(マルクス)であり、日本の労働者が生産して蓄積したものに他ならない。ならば、国民が国民経済を回復再生させるため、この資金を政府予算の借金の担保に活用して何が悪いのか。強奪するわけではない。窃盗でもない。借金は必ず返すし、返せる。返済能力は証明済みだ(元ゴールドマン・サックスのアナリストのデービッド・アトキンソンが保証人欄に署名してくれている)。一時的な担保利用を資本家にお願いするだけだ。事務は財務省と日銀がやればいい。




by yoniumuhibi
| 2019-06-24 23:30
|
Comments(1)
11年前の世に倦む日日=日本版ニューディール構想、実に興味深く読みました。この頃オバマの『グリーン・ニューディール』(のちに変質したようだけど)という、現代のオカシオ・コルテスの奔りのような言葉が流れていたことを思い出しました。当時から世に倦む氏の経済論評は一貫して『ニューディール』を肯定し、ベースにしたものと記憶しています。
ケルトン教授のMMTは『グリーン・ニューディール』の財源確保の理論として必要であり、その(ある意味での)反倫理性のような響きに反発する人々に不評なのはよく理解できます。思えば16年の大統領選初期にはバーニー・サンダースもチョムスキーに誤解され「単なるニューディラーに大統領職を任せられない」などと批判されていましたね。
経済学のセオリーとは、その政策が実体経済の場に引き出されて試練を受けて実体化していくものだと思いますので、現在のサンダースがMMTから距離を置いているのも納得します。
太郎新党が掲げる消費税ゼロの理論的バックアップ(or サンダース派のGND)になればいいという感覚は、世に倦む氏ととまったくの同意見です。
ケルトン教授のMMTは『グリーン・ニューディール』の財源確保の理論として必要であり、その(ある意味での)反倫理性のような響きに反発する人々に不評なのはよく理解できます。思えば16年の大統領選初期にはバーニー・サンダースもチョムスキーに誤解され「単なるニューディラーに大統領職を任せられない」などと批判されていましたね。
経済学のセオリーとは、その政策が実体経済の場に引き出されて試練を受けて実体化していくものだと思いますので、現在のサンダースがMMTから距離を置いているのも納得します。
太郎新党が掲げる消費税ゼロの理論的バックアップ(or サンダース派のGND)になればいいという感覚は、世に倦む氏ととまったくの同意見です。
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