三位一体 - GDPの長期低迷、賃金の削減と抑制、内部留保の絶倫増殖





この半分を資本会計から外し、ダイレクトに、あるいは政府予算の回路を通じて、労働者と中小企業に回し、また社会保障の手当に回せば、日本の経済成長は資本家だけのものではなくなり、国民経済全体の成長となる。年4%から5%の名目GDPの伸びとなり、試算上、12年後の2031年にGDP1千兆円超えを達成する。必要なのは「所得倍増計画」と「高度経済成長」なのであり、経済を拡大して国民が豊かになることである。それを可能にするシステムに戻すことである。竹中政策以前の、80年代の日本の経済社会のシステム(資本法制・労働法制)に戻ることだ。国民経済を脱貧困・脱ネオリベ・脱緊縮させ、所得と税収を2倍にすることだ。




三位一体。①GDPの長期低迷と、②賃金の削減・抑制と、③内部留保の猛烈な増殖、この三つは三位一体であり、生きものである経済の生体現象として一つのものであり、経済が病気になっている姿に他ならない。身体である経済が病気になっている。それは精神が病気になっているからだ。心が病んでいるからだ。脱構築主義の言説を信じて騙されてしまっているからだ。経済成長できないと思い込んでいるからだ。経済成長に歪んだ偏見があるからだ。経済成長した戦後日本の経験とシステムを憎悪し否定しているからだ。心の病を治さないといけない。




by yoniumuhibi
| 2019-06-19 23:30
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Comments(3)

現在の東京都の最低賃金額は985円である。この賃金で1日8時間、1か月21日労働しても、月収約16万5000円、年収約198万円にしかならない。これではその労働者が生活を維持することは困難であり、いわんや家族を形成することは一層困難である。―――これは一昨日(6月17日)に発表された「最低賃金額の大幅な引き上げを求める会長声明」の冒頭部分。以下、それでは生活保護費よりも低いと続き、最低賃金額の引き上げによって経営に影響を受ける中小企業への支援策の実施を求めて締め。これでは読んでいて、まるで「寄こせ、寄こせ」という印象にも。貴下ご指摘のような海外との比較、GDPとの関連の指摘がなければ(弁護士会には無理かもしれませんが)。「三位一体であり、生きものである経済の生体の現象として一つのものであり、経済が病気になっている姿に他ならない。」―――ご教授に感謝。
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補足・会長声明は東京弁護士会です。
なるほど、やはりMMTの提唱者=ケルトン教授の示された日本のGDBの最近年度の急増の表は、内部留保などの増殖を含めた額で、まったく間違いではなかったわけですね。
『だが、実際には、隠された領域で日本経済は逞しく右肩上がりの価値の生産と増殖を続けていて、目も眩むばかりの富の山を築いている。日本の労働者と中小企業は旺盛で堅実な生産力を数字で証明していた。内部留保と配当金とタックスヘイブンマネーである。マルクス経済学では特別剰余価値と呼ぶ。』
なんと慇懃無礼な、アベ政権(タケナカ)らしいやり方でありましょうや!
7月に来日が予定されているバーニー・サンダースの経済参謀=ケルトン教授の英語講演によって、英語に弱い日本国民に、このインチキが告発されることを期待して止みません。
『だが、実際には、隠された領域で日本経済は逞しく右肩上がりの価値の生産と増殖を続けていて、目も眩むばかりの富の山を築いている。日本の労働者と中小企業は旺盛で堅実な生産力を数字で証明していた。内部留保と配当金とタックスヘイブンマネーである。マルクス経済学では特別剰余価値と呼ぶ。』
なんと慇懃無礼な、アベ政権(タケナカ)らしいやり方でありましょうや!
7月に来日が予定されているバーニー・サンダースの経済参謀=ケルトン教授の英語講演によって、英語に弱い日本国民に、このインチキが告発されることを期待して止みません。
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