日本経済の右肩上がりは終わったのか - 否、力強く絶倫的に続いている


どうやってGDPを2倍にするか具体策を述べる前に、まず、それがなぜ日本で可能なのかを説明する必要があり、経済論理的に納得してもらわないといけないだろう。始めに下の図を見ていただきたい。見慣れたグラフであるが、これは重要な政策根拠となる指標であり、この意味を本質的に理解しなくてはいけない。右肩上がりの運動は終わっていない。エネルギッシュに、エンスージアスティックに、絶倫的に、激しく獰猛に続いている。





東京の街を歩くと、この国は他の国と同じく25年間でGDPを倍増させているように見える。外国から訪れた観光客は、東京を見てそう思うはずで、日本も他の欧米諸国と同じ変化発展を遂げているように映るに違いない。東京の街は逞しく右肩上がりの成長を遂げている。日本資本主義の剰余価値がここだけ集中的に投下され、新海誠が憧れチックに美しくアニメで描くところの、25年前からGDPが2倍になった華麗な姿に変わっている。25年前と比較して2倍に増えた富を体感させる現実空間がある。富裕層経済がある。






by yoniumuhibi
| 2019-06-17 23:30
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Comments(2)

「吸引力の変わらないただひとつの掃除機」のジェームズ・ダイソン。エンジニア育成のため、授業料なしで、給与年間250万円支給という大学を英国に設立。ビジネスインサイダーのインタビュー記事ですが、彼は日本からの学生も受け入れると。かたや日本では、政権ベッタリのスクールビジネスで、ほとんど存在意義のないような獣医学部を新設。日本企業も、内部留保ばかり溜め込まずに、経済成長のため学生に投資を。左翼学者は、二言目には「右肩上がりの時代は終わった」とヒステリックに―――また選挙で負けたいのかしらと呆れます。正鵠を射た発信に深謝。
2
ご無沙汰しています、当方ことしも性懲りなく、バーニー・サンダースのオッカケがはじめていますが、かれの経済参謀は、ことしも財政拡大理論“MMT"の提唱者≒ケルトン教授です。米民主の若き星、オカシオ=コルテスのいう、国民皆医療保険や温暖化対策「グリーン・ニューディール」の財源確保する理論的裏付けとして、MMTが浮上。逆説をたどれば、バーニー陣営とケルトンの今後の戦略を見ていれば、山本太郎の言う消費税5% or ゼロの道筋が見えてくるわけですね。現在ケルトンとMMT(現代貨幣理論)を勉強中ですが、ごく基本的な質問があります。CBSのケルトンのヴィデオ https://cnb.cx/2ILUIVg を見ていたら、4分ごろに日本とアメリカのGDPの推移図が出てきて、日本は1980から2016までにGDPが236%増加したと書かれています。アメリカも日本を見倣ないと、というわけですが、どういうことでしょう。80年代の高度成長は理解できるのですが、1995から2016までもGDP伸びていたことになっているのはどういうわけでしょう。基本的な問題を把握していないようで、申しわけありません。
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