『そろそろ左派は<経済>を語ろう』 - ブレイディみかこの序文






必要なのは左翼の自己批判なのであり、80年代後半以降の脱構築主義 - ローティの言う文化左翼、北田暁大の言うアイデンティティ・ポリティックス、松尾匡の言うレフト2.0 - を清算し止揚することなのだ。レフト2.0などと持ち上げている議論や勢力に、いったい何の価値や意味があったのだろう。この国の女性の権利向上に尽力し貢献したのは、70年代までの革新政党と革新自治体だった。土井たか子だった。在日の権利向上も同じだ。レフト3.0などと、電通のキャッチコピーのような茶らけた議論をやって、いったいどういう説得力になると言うのだろう。「現代思想」界隈でうろつく一握りの論壇屋と貴族たちの言葉遊びにしか聞こえない。

by yoniumuhibi
| 2018-11-02 23:30
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Comments(4)

社会を分断するのも、統合するのも「経済」ですね。
戦後の日本の「高度経済成長」は正しく、物質面から
「国民を統合」しましたからね。
どうあがいても現世の人間は「経済」からは逃げられない。
ならば、是非とも「民を済う」であって欲しいですね。
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(1の2)資本主義と共産主義は対立する立場にありますが、経済学自体は中立、何主義であろうと重要な学問だと思います。学生時代、私の専攻は理科系でしたが、学位取得にはSocial Science必須単位も満たさねばならず、経済学を2学期に渡り取ったのを思い出します。48年前の話ですが、 印象に残っているのは、最初のクラスの冒頭で、教授が経済には二つの目的があると言い切った事です。一つは(資源、人材を含む完全雇用)Full Employmentであり、他方はEquitable Distribution of Income (公平適切な収入の配布)です。Equal で無いところに注意が必要です。
日本も含め、先進国では消費意欲を圧倒する程、物資、製品が溢れ、働く意欲さえあれば必ず職が見つかる環境下にあり、上記の第一目的はほぼ満たされていると思います。
日本も含め、先進国では消費意欲を圧倒する程、物資、製品が溢れ、働く意欲さえあれば必ず職が見つかる環境下にあり、上記の第一目的はほぼ満たされていると思います。

昨日一旦、掲示された、(2の2)が消されてしまいましたので、日本での表現の自由に対する妨害行為として、一部伐採して、再送します。 妨害行為が続くようであれば、日本の言論統制の実例として、記録しておきます。
(2の2)問題は第二点、Equitable Distribution of Incomeにあると思います。野放しの資本主義経済下では、個人の収入も需要と供給の関係が決める事と、希少価値を有する人が単純労働者より何百、何千倍の収入を得て当然となります。しかし、このような収入格差は右肩上がりの経済環境下では許されても、資本主義経済の成熟期以降には問題視されます。生産性の無い純資本家が資本運営だけで高所得を得たり、現安倍政権と取り巻き官僚が代表する様に、無能な人材が既得権に胡坐をかいて、高収入を得ていると映ってしまいます。社会不満に繋がって行くのは当然だと考えます。この社会不満は資本主義、社会主義無関係で起こるはずです。
故宇沢弘文博士の様な、時代を先行した立派な経済学者を輩出した日本なのですが、彼の主張は政治に反映されないどころか、竹中平蔵のような食わせ者が小泉首相と共に、日本経済の崩壊の基礎を築いたというのが私の観測です。実際、宇沢弘文さんが残したVideoには、”竹中なんぞは経済学者とは呼ばん”、と言い切られています。私も同感です。

そのとおりと思いました。
経済成長しながら分配するしかないです。
朝日新聞の経済成長はしなくていいという論調はよくわからなかったです。会社に置き換えると、自社はもう成長しなくて良いと言えるかです。
もちろん朝日新聞は右肩下がりの業績ですが、かれらなりに生き残りのための成長戦略を考えてます。
日本経済が成長して、価値と富を生み出し、それを国民にどうやって分配するかを考えるのが国家的な課題でしょう。
経済成長しながら分配するしかないです。
朝日新聞の経済成長はしなくていいという論調はよくわからなかったです。会社に置き換えると、自社はもう成長しなくて良いと言えるかです。
もちろん朝日新聞は右肩下がりの業績ですが、かれらなりに生き残りのための成長戦略を考えてます。
日本経済が成長して、価値と富を生み出し、それを国民にどうやって分配するかを考えるのが国家的な課題でしょう。
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