NHK「マネー・ワールド」第3回 - ミャンマーの農村金融禍に絶句






資本だけが勝利する前途に暗澹とさせられる。

by yoniumuhibi
| 2018-10-17 23:30
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Comments(7)

(1の2)
先進国からの余剰資本は一部後進国に流れ、対象国を助けるどころか全く免疫性のない貧しい対象国民からの搾取に使われているようです。野放しの資本主義は弱者を餌食に肥え太り、資本の集積が成されるのですが、資本主義の弊害を既に心得ているアジアの先駆者、日本はナイーブな人々が犠牲にならない様、手を打つべきだと考えます。 ましてや、大戦中アジア諸国に多大な被害をもたらした日本の立場を考えると、日本政府が介入して、ヤクザ絡みのサラ金輸出を停止するのは簡単な事だと思います。悪い芽を摘んでおかねば、善良な日本人、NGO, 日本企業からの援助、善行を中和してしまうと考えます。
満たされる事を知らない人間の盆欲を善とし、それを原動力に作動する資本主義は共産主義を確かに打ちのめしたのですが、成熟期を通過すると、非常に醜い面が現れ、成熟期を通過した先進国での資本主義は自滅もしくは修正に向かって迷走を初めているのが昨今の状況だと思います。露骨な資本主義を卒業し、先に進んでいるのは、一部の欧州諸国だと思います。その要因は、国を構成する国民全体の教育レベル、公的マインドが高く、資本主義が生み出す諸問題、弊害を把握し、国政、国策を通じて軌道修正しているところにあると思います。
先進国からの余剰資本は一部後進国に流れ、対象国を助けるどころか全く免疫性のない貧しい対象国民からの搾取に使われているようです。野放しの資本主義は弱者を餌食に肥え太り、資本の集積が成されるのですが、資本主義の弊害を既に心得ているアジアの先駆者、日本はナイーブな人々が犠牲にならない様、手を打つべきだと考えます。 ましてや、大戦中アジア諸国に多大な被害をもたらした日本の立場を考えると、日本政府が介入して、ヤクザ絡みのサラ金輸出を停止するのは簡単な事だと思います。悪い芽を摘んでおかねば、善良な日本人、NGO, 日本企業からの援助、善行を中和してしまうと考えます。
満たされる事を知らない人間の盆欲を善とし、それを原動力に作動する資本主義は共産主義を確かに打ちのめしたのですが、成熟期を通過すると、非常に醜い面が現れ、成熟期を通過した先進国での資本主義は自滅もしくは修正に向かって迷走を初めているのが昨今の状況だと思います。露骨な資本主義を卒業し、先に進んでいるのは、一部の欧州諸国だと思います。その要因は、国を構成する国民全体の教育レベル、公的マインドが高く、資本主義が生み出す諸問題、弊害を把握し、国政、国策を通じて軌道修正しているところにあると思います。
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(2の2)
日本の教育レベルは高いとよく言われますが、私はそう思いません。 確かに、読み書きそろばん的な教育は幼稚園から東大法卒に至るまで行き届いていますが、日本人の人間的な資質を形成する 博愛性、創造力、洞察力、理想追求力、正義感、自分で考え実行に移す自立性を育む教育、に関しては後進国だと思います。いずれも受験勉強や教育勅語を通して得られるものではありません。
先進国では、資本がだぶついて、お金についた値段 ”金利” はゼロ同然。先進国の株式会社の多くは保留資産を使っての有効投資対象はもう見いだせず、競争会社を買い取ったり、自社株を買戻して、株価を吊り上げています。株式市場のそもそもの役割は、資本を一般から集め企業が有効投資に転用るところにあったのですが、資本がだぶつく昨今では、有効投資対象の無いお金を吸収する、自画自賛の資本のため池(賭博場?)の役割を果たしています。日本では国民の老後年金まで政府がため池に流しています。米国では国民年金は株式市場から隔離されていますが、401KやIRAのような自己管理年金は、同じため池に流れる仕組みになっています。 米国の401Kポンプが毎月 Wall Street に注入する貯金額は莫大なもので、資本を一層だぶつかせ、株価を押し上げるのですが、本質的な ”富の保存性” を考え また、有効利用されていないため池の様子を見ると、将来、配当付きで戻ってくるか疑問です。缶詰や漬物でも有効期限があり、ため池の水も流れがないと腐ってしまいます。
富裕国で発生している、余剰資本が掲題の記事にあるように悪用されたり、破壊と殺人を通して新たな投資対象を生み出す戦争につながらない事を祈ります。
日本の教育レベルは高いとよく言われますが、私はそう思いません。 確かに、読み書きそろばん的な教育は幼稚園から東大法卒に至るまで行き届いていますが、日本人の人間的な資質を形成する 博愛性、創造力、洞察力、理想追求力、正義感、自分で考え実行に移す自立性を育む教育、に関しては後進国だと思います。いずれも受験勉強や教育勅語を通して得られるものではありません。
先進国では、資本がだぶついて、お金についた値段 ”金利” はゼロ同然。先進国の株式会社の多くは保留資産を使っての有効投資対象はもう見いだせず、競争会社を買い取ったり、自社株を買戻して、株価を吊り上げています。株式市場のそもそもの役割は、資本を一般から集め企業が有効投資に転用るところにあったのですが、資本がだぶつく昨今では、有効投資対象の無いお金を吸収する、自画自賛の資本のため池(賭博場?)の役割を果たしています。日本では国民の老後年金まで政府がため池に流しています。米国では国民年金は株式市場から隔離されていますが、401KやIRAのような自己管理年金は、同じため池に流れる仕組みになっています。 米国の401Kポンプが毎月 Wall Street に注入する貯金額は莫大なもので、資本を一層だぶつかせ、株価を押し上げるのですが、本質的な ”富の保存性” を考え また、有効利用されていないため池の様子を見ると、将来、配当付きで戻ってくるか疑問です。缶詰や漬物でも有効期限があり、ため池の水も流れがないと腐ってしまいます。
富裕国で発生している、余剰資本が掲題の記事にあるように悪用されたり、破壊と殺人を通して新たな投資対象を生み出す戦争につながらない事を祈ります。

30年前、タイ北部、Phayao県のMaeChaiという農業中心の小さな田舎町に住んでいました。町の人たちの最大の現金収入は果物のリンチー(日本ではライチー)でした。稲作もしておられましたが、輸出して外貨を稼げるのはリンチー。皆さん、一生懸命で。私自身の移動の足はChiangRai空港のレンタカー屋で調達したコロナかサナニー。MaeChaiから国道を北に走るとChangRai(チェンライ県)。さらに北上すればミャンマーの国境で、時折、ドライブがてら嗜好品の安いミャンマーまで買い物に。軍事政権下でしたが、15メートルほどの国境の川の橋を渡れば、ミャンマー。MaeChaiからミャンマーまで130キロくらいと記憶。当時、タイの銀行にも口座を開設していましたが、その頃は農民銀行とか軍人銀行で、普通預金で利回り6%程度と信じ難い高利回りでした。当時、その周辺に日本人はいませんでした(私の行動範囲で)。むしろ漢字新聞を読む華僑の老店主が店を営み、タイの人たちが働いているのが一般的でした。国境沿いのミャンマーは好景気らしくビルの建設ラッシュで、日本から輸出された日本の会社名そのものの建設重機が活躍。最初にミャンマー訪問では輸出中古車とわからず、日本企業の進出と勘違いしました。当時は日本人からすれば、時間がゆっくりと流れ、素敵な地域で。あのゆったりとした「時間」が失われたのであれば本当に残念です。とりとめのない想い出を書き連ね、申し訳ありません。

世の倦む日々様、はじめてコメントさせて頂きます。
かれこれ10年以上、いつも貴重な知見を得られる場として拝見しております。普段、ミャンマーを含めた東南アジアで金融関係のビジネスに一部従事しておりますが、今回の番組に関しては、事前にNHKが取材していることを聞き及んでおりました。私も視聴しましたが、当初より、このようなテイストの番組になることを予想しておりました。
なぜならば、取材の段階で、取材手法が非常に一方的・一面的で、今回の番組の趣旨に合う農村のみをピックアップされていたことを知っていたからです。その他のエリアで、いままはなかった金融サービスがきちんと行き届いた結果、生活水準の改善や金融リテラシーの向上に寄与している例がいくらでもあるのに、そのエリアの農村についてはスルーして番組が制作されております。もちろん、これらの例はミャンマーの一側面でしかありませんが、今回の番組もまた、一側面でしかないことを申し伝えたいと思いご連絡させて頂きました。
これからも楽しみにしております!!
かれこれ10年以上、いつも貴重な知見を得られる場として拝見しております。普段、ミャンマーを含めた東南アジアで金融関係のビジネスに一部従事しておりますが、今回の番組に関しては、事前にNHKが取材していることを聞き及んでおりました。私も視聴しましたが、当初より、このようなテイストの番組になることを予想しておりました。
なぜならば、取材の段階で、取材手法が非常に一方的・一面的で、今回の番組の趣旨に合う農村のみをピックアップされていたことを知っていたからです。その他のエリアで、いままはなかった金融サービスがきちんと行き届いた結果、生活水準の改善や金融リテラシーの向上に寄与している例がいくらでもあるのに、そのエリアの農村についてはスルーして番組が制作されております。もちろん、これらの例はミャンマーの一側面でしかありませんが、今回の番組もまた、一側面でしかないことを申し伝えたいと思いご連絡させて頂きました。
これからも楽しみにしております!!

ミャンマーにサラ金、日本にグラミン銀行。日本じゃ6人に1人が貧困ライン以下の生活。「もう欲しい物は何もないんですよ」ってなんではっきり「給料安過ぎて欲しくても買えない」と言わないんでしょう。子供の腹を満たす「子供食堂」大盛況。ビザなし渡航最多の日本のパスポートは最強、日本すごい⁉︎若者はバイト2つ掛け持ち、日曜も休みないのに誰が海外旅行だよ。学校のバザー、未開封品未使用品の提供をお願いしたら全然集まらないんだそうです。消費税10パー、、、あり得ない。
七平さんの(2の2)にある「博愛性〜〜自立性」本当にその通りだと思います。日本人にあるのは損得だけ⁇
田中さんには、ぜひマネーワールドを含めマルクス語って欲しい。お願いします。
七平さんの(2の2)にある「博愛性〜〜自立性」本当にその通りだと思います。日本人にあるのは損得だけ⁇
田中さんには、ぜひマネーワールドを含めマルクス語って欲しい。お願いします。

マネーワールド第一集 お金が消える、たちが悪い。例えば、ベネズエラのハイパーインフレ。番組では、ベネズエラ政府が通貨を発行しすぎたため、価値が下落したと言っているが、そんなことはあたりまえで、そのような状況にベネズエラを追い込んだ経済制裁については一言もない。トルコも然り。
これではまるで、全世界的に展開する、キャッシュレスプロジェクト、経済活動のサイバー化推進のためのプロパガンダみたいだ。通貨が経済成長を妨げるという主張は、このプロジェクトを正当化するためではないだろうか。
米国の経済活動の約7%が地下経済だと番組で言っていたが、所謂不法移民労働者は基本的に現金生活しかできない。7%には、彼らの経済活動が含まれている。キャッシュレスにしたら、彼らはどうなるのか。
物々交換にちかい経済で生業をたてていたミャンマーの村民が、現金をとびこえ、いきなりキャッシュレス世界に入ったら、一体どうなってしまうのか。
日本でも、消費増税にともない、カードでの支払にポイント還元とか議論されているが、これも高齢者のキャッシュレス化プロジェクトだと思う。
バーコードを皮膚下に注射器でいれる図、醜悪だ。私は、人間がバーコード化する世界になんか生きたくない。
これではまるで、全世界的に展開する、キャッシュレスプロジェクト、経済活動のサイバー化推進のためのプロパガンダみたいだ。通貨が経済成長を妨げるという主張は、このプロジェクトを正当化するためではないだろうか。
米国の経済活動の約7%が地下経済だと番組で言っていたが、所謂不法移民労働者は基本的に現金生活しかできない。7%には、彼らの経済活動が含まれている。キャッシュレスにしたら、彼らはどうなるのか。
物々交換にちかい経済で生業をたてていたミャンマーの村民が、現金をとびこえ、いきなりキャッシュレス世界に入ったら、一体どうなってしまうのか。
日本でも、消費増税にともない、カードでの支払にポイント還元とか議論されているが、これも高齢者のキャッシュレス化プロジェクトだと思う。
バーコードを皮膚下に注射器でいれる図、醜悪だ。私は、人間がバーコード化する世界になんか生きたくない。
ミャンマーでマイクロファイナンス関係の仕事をしています。
今回のNHKの特集は現場の感覚とは大きく乖離しています。
同じくミャンマーでマイクロファイナンスにITシステムを提供している日本人の方が論点をまとめていましたのでシェア致します。
http://inclusiveworld.net/microfinance
今回のNHKの特集は現場の感覚とは大きく乖離しています。
同じくミャンマーでマイクロファイナンスにITシステムを提供している日本人の方が論点をまとめていましたのでシェア致します。
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