池上彰や斉藤孝が『君たちはどう生きるか』の宣伝に便乗する欺瞞





われわれには、中国や韓国・北朝鮮の人々とどう関係するべきか、東アジアの中でどう生きるべきかという問題があるはずだ。日本人である自分自身の倫理的主体性の問題があり、日本人の一人としての責任の問題があるはずだ。その「どう生きるべきか」を無視して、責任をおざなりにして、中国や韓国・北朝鮮の現実と向き合うことはできない。そもそも、原作者である吉野源三郎とはどういう人物だったのか。朝日の12月2日の天声人語では、吉野源三郎がこの本を出す6年前に治安維持法違反で検挙され、軍法会議で訴追され、1年半投獄されていた過去の経歴に触れている。どのような出来事があったのか、古在由重が丸山真男との対談の中で証言しているので(座談第5巻)次回詳しく見てみよう。

by yoniumuhibi
| 2017-12-05 23:30
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Comments(2)

「君たちは」の醍醐味でもある丸山さんの回想、それを何年も前から定期的に取り上げ、丁寧な解説で蒙を啓いてくれたのが「世に倦む日日」。「君たちは」を読む事で古在さんの「一哲学徒の苦難の道」や三木清や戸坂潤を読む事に。今回の「君たち」ブームの立役者は絶対こちらのブログでしょう。「君たち」が刊行されたのが「1*9*3*7」の年、この時代背景も大事なはず。いくら漫画とは言え「池上さん」や糸井重里絶賛じゃもう全然違う本。「君たち」台無し。
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100万部とはびっくりですが、小学生の時原作何回も読み返した自分には、今回の漫画化は正直、かなり物足りないものでした。
小説が原作で、映画化なりコミカライズする場合は、原作の設定を変えたり、登場人物にもかなり変更が加わってる場合が多いのはいたしかたないとして、
この漫画化本では、水谷くんのお姉さんの存在がすっかりカットされ、コペル君の友人たちの描写も、どうも中途半端に思えてしまいます。
いわゆる粉ミルクの秘密、つまり生産関係論がマルクスに結びつくとは、幼い自分には想像もできませんでしたが、やはり今漫画を読んだ若い人たちには、是非原作も手に取ってほしいです。
小説が原作で、映画化なりコミカライズする場合は、原作の設定を変えたり、登場人物にもかなり変更が加わってる場合が多いのはいたしかたないとして、
この漫画化本では、水谷くんのお姉さんの存在がすっかりカットされ、コペル君の友人たちの描写も、どうも中途半端に思えてしまいます。
いわゆる粉ミルクの秘密、つまり生産関係論がマルクスに結びつくとは、幼い自分には想像もできませんでしたが、やはり今漫画を読んだ若い人たちには、是非原作も手に取ってほしいです。
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