座間の大量殺人事件への視角 - 何の意見も反応もない社会学アカデミー






去年の障害者施設での大量殺人事件のときもそうだった。的外れな浮薄な言説ばかり繰り返していた。

by yoniumuhibi
| 2017-11-08 23:30
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Comments(4)

相模原の事件の時は、若年層の逼塞感、未来への絶望が犯行に駆り立てた背景になっているのではないかと感じました。
しかし今回の事件は、点描的に明かされていくに従って浮き彫りになる犯行のあまりの異常さに、分析ができず、不定期に出現する異常者の犯罪、という見方しかできませんでした。
被害者の方に焦点を当てた、世に倦む様の慧眼に脱帽いたします。
被害者たちがこれだけ若い(自立したとは到底思えない)年代にもかかわらず、八王子の女性の兄が声を上げるまでその他被害者たちの存在が見えてこなかったのは、その親たちに余裕がなかったのではないか、その家庭がそもそも揺らいでいたのではないか、ということは、次に同様の犯罪を起こさせないためにも、しっかりと考察されるべき問題と思います。
ここから先は、私の戯言になります。私は40代独身女性、自営業です。昨夜、仕事が上手くいかずにせっぱつまった気持ちになって、ふと、この座間の犯人の心情に思いを馳せてみました。
明るい未来なんてあるとは到底思えない、殺伐とした毎日。精神的に弱って頼れるものを求める女性をおびきよせ、短期間に、次々と殺す。そしてその遺体に囲まれて生活する。「どうせろくな人生じゃないし」「どうせいずれつかまるだろうし」「ここまでやればどうせ死刑だろうし」という気持ちがこみ上げ、五感、自分を取り巻く現実が急速に現実味を失い、自分と関係なくなるような感覚を覚えました。
この犯人はサイコパスだ、という分析もあるようですが、案外そうとも言えないのかもしれない、絶望し自暴自棄になった時にこの状況は思いのほか近くに存在するものなのかもしれない、と思いました。
しかし今回の事件は、点描的に明かされていくに従って浮き彫りになる犯行のあまりの異常さに、分析ができず、不定期に出現する異常者の犯罪、という見方しかできませんでした。
被害者の方に焦点を当てた、世に倦む様の慧眼に脱帽いたします。
被害者たちがこれだけ若い(自立したとは到底思えない)年代にもかかわらず、八王子の女性の兄が声を上げるまでその他被害者たちの存在が見えてこなかったのは、その親たちに余裕がなかったのではないか、その家庭がそもそも揺らいでいたのではないか、ということは、次に同様の犯罪を起こさせないためにも、しっかりと考察されるべき問題と思います。
ここから先は、私の戯言になります。私は40代独身女性、自営業です。昨夜、仕事が上手くいかずにせっぱつまった気持ちになって、ふと、この座間の犯人の心情に思いを馳せてみました。
明るい未来なんてあるとは到底思えない、殺伐とした毎日。精神的に弱って頼れるものを求める女性をおびきよせ、短期間に、次々と殺す。そしてその遺体に囲まれて生活する。「どうせろくな人生じゃないし」「どうせいずれつかまるだろうし」「ここまでやればどうせ死刑だろうし」という気持ちがこみ上げ、五感、自分を取り巻く現実が急速に現実味を失い、自分と関係なくなるような感覚を覚えました。
この犯人はサイコパスだ、という分析もあるようですが、案外そうとも言えないのかもしれない、絶望し自暴自棄になった時にこの状況は思いのほか近くに存在するものなのかもしれない、と思いました。
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今記事を読んで、ブログ主様の心情と同じです。家庭が崩壊して、若年層に、自力で抜け出すのが困難な闇の世界が広がっていると感じます。安定した家庭で、守られて育つと、自己形成され、自分を主張し、守ることが出来る人間に育ちますが、環境に恵まれなければ、ブログ主様の言葉のように、「全面発達から疎外された人格になる」ということも成り得ます。 皆、やっと生活しているような時代に下がり、民間のサポートは追いつかないでしょうし。 今の殺伐とした空気の中では、学校でのいじめのように、誰かを攻撃したい気持ちがあたりに散らばっていて、強い人が弱いものに向けていると感じます。公共の場において、我儘な人も増えました。昔話ですが、80~90年代の明るい空気の中で育ったものとしては、今の若い人は気の毒だ、と感じます。社会が健全であれば、家庭が崩壊しても、居場所を見つけることが出来ましたが、今の壊れかけた社会の中では、中々難しいだろう、と思います。近年、猟奇事件が増えていますが、メディア、マンガ、アニメ、映画、等の内容が、悪質になっている影響と感じます。不気味な内容が増えました。幼稚な性愛ものとか、サディスティックな変質的な内容のオンパレードですから、あんな物を見ていたら、おかしな感覚になるだろう、と思います。
本当に国家が独立していれば、自国を豊かに形成する為に、健全な思考の人間を育てることが出来るのにと思います。過去の民度が高かった頃の意識を保っていられたら、自己防衛(他国の権力層から)出来た事が沢山あったのに、豊かな時代に、人々は浮かれすぎて、楽しいこと以外の、大切なことを、放棄してしまったから、そのツケがまわってきて、こんなにも民度が下がってしまったのだと思います。 15年ほど前に、グローバル権力層が、各国の国家、独自の文化、家族制度、社会制度、社会を安定させているモラル、等を壊そうとしていることを、本で読みました。3S政策とか。その中で、市井の中まで、監視体制を敷くために、猟奇事件も増えるだろう、と書かれていました。人々が、反発せず受け入れる為に、と。 自分達には何が出来るのだろう、と考えるのですが、頼みの綱は、市井の人々の意識の改革や、気づきによるかと思います。社会の仕組みが厳しい状況に追いやられている現状、草の根で人々が人間らしさを取り戻し、つながる(助け合う)ことが希望かなぁ、と思います。
本当に国家が独立していれば、自国を豊かに形成する為に、健全な思考の人間を育てることが出来るのにと思います。過去の民度が高かった頃の意識を保っていられたら、自己防衛(他国の権力層から)出来た事が沢山あったのに、豊かな時代に、人々は浮かれすぎて、楽しいこと以外の、大切なことを、放棄してしまったから、そのツケがまわってきて、こんなにも民度が下がってしまったのだと思います。 15年ほど前に、グローバル権力層が、各国の国家、独自の文化、家族制度、社会制度、社会を安定させているモラル、等を壊そうとしていることを、本で読みました。3S政策とか。その中で、市井の中まで、監視体制を敷くために、猟奇事件も増えるだろう、と書かれていました。人々が、反発せず受け入れる為に、と。 自分達には何が出来るのだろう、と考えるのですが、頼みの綱は、市井の人々の意識の改革や、気づきによるかと思います。社会の仕組みが厳しい状況に追いやられている現状、草の根で人々が人間らしさを取り戻し、つながる(助け合う)ことが希望かなぁ、と思います。
どこかで誰かが優れた考察をしていたところで、マスメディアが紹介しないことには我々は気付かない。
ところが、日本のマスメディアは人材を発掘するという作業をほとんどやっておらず、いつも横着して同じ者にコメントを求めるだけ。
そんなマスメディアがご意見番としている社会学者の宮台真司は、何せ、「僕はいじめに遭ったことも見たこともない」と言ってるような有り様ですから。
よほど特殊な環境に育っているか、「いじめ」があるのに気付いてないかどちらかでしょう。
ちなみに、宮台真司が盛んに持ち上げるのがフランスの社会学者のピエール・ブルデューですが、ブルデュー自身は「エリート教育では鼻持ちならない者を養成しているだけで優れた社会学者は養成できない」と言ってます。
大島渚がよくこんなことを言ってました。
「京大なんかに行かなきゃよかった。京大なんかに行かなかったら僕はもっといい映画監督になれたに違いないんだ」
宮台真司が「東大なんかに行かなきゃよかった」と言うようなら、もっと優れた社会学者になれてると思うんですけどね。
もっとも、社会学に限らず、政治学も経済学も含めて日本は社会科学全般に弱いんだろうと私は思います。
社会科学系雑誌に日本人学者の論文が載るのは年に二回くらいと聞いてますし、理系では考えられないことでしょう。
しかも、世代を追うごとに劣化して行っているように感じます。
ところが、日本のマスメディアは人材を発掘するという作業をほとんどやっておらず、いつも横着して同じ者にコメントを求めるだけ。
そんなマスメディアがご意見番としている社会学者の宮台真司は、何せ、「僕はいじめに遭ったことも見たこともない」と言ってるような有り様ですから。
よほど特殊な環境に育っているか、「いじめ」があるのに気付いてないかどちらかでしょう。
ちなみに、宮台真司が盛んに持ち上げるのがフランスの社会学者のピエール・ブルデューですが、ブルデュー自身は「エリート教育では鼻持ちならない者を養成しているだけで優れた社会学者は養成できない」と言ってます。
大島渚がよくこんなことを言ってました。
「京大なんかに行かなきゃよかった。京大なんかに行かなかったら僕はもっといい映画監督になれたに違いないんだ」
宮台真司が「東大なんかに行かなきゃよかった」と言うようなら、もっと優れた社会学者になれてると思うんですけどね。
もっとも、社会学に限らず、政治学も経済学も含めて日本は社会科学全般に弱いんだろうと私は思います。
社会科学系雑誌に日本人学者の論文が載るのは年に二回くらいと聞いてますし、理系では考えられないことでしょう。
しかも、世代を追うごとに劣化して行っているように感じます。

私は子供の時に冷淡な幼稚園の先生や底意地の悪い小中学校の同級生のいじめを受けて、それが人格に影響してしまいました。
最近、日本人から仏教的な、かつての党人政治家にあった優しさが失せてしまったように感じます。
変にとがってて、ひねてて、精悍そうで実際は精神内容に貧しかったり
それは温かみのある心になることを教育が幼稚園のときから潜在的に否定してきたからと思います。
使い勝手のいい要領のいい人間を量産するために、優しい心はむしろ邪魔になるのだと。
弱肉強食の経済の中で我慢と妥協を強いられて、おかしいことをおかしいと主張すれば、逆に反発され、
理由もなく弱そうというだけで快感を得るためにいじめをする。
教育の質を下げて子供に自分を表現する術を取り上げて上の言うことを従わざるをえない状況にして奴隷にする、
親が子供のために学区を選ぶことは差別じゃないです。
子供に危機が及ぶ可能性を減らすために、そういう地区を回避するのは普通のこと。
これ言っちゃあれかもしれないけど、明らかに怖い雰囲気を持つ人はいます
分かり合うよりすみわけするほうがいいです。高知県に住んでた世に倦む日日様なら分かっていただけると思う。
最近、日本人から仏教的な、かつての党人政治家にあった優しさが失せてしまったように感じます。
変にとがってて、ひねてて、精悍そうで実際は精神内容に貧しかったり
それは温かみのある心になることを教育が幼稚園のときから潜在的に否定してきたからと思います。
使い勝手のいい要領のいい人間を量産するために、優しい心はむしろ邪魔になるのだと。
弱肉強食の経済の中で我慢と妥協を強いられて、おかしいことをおかしいと主張すれば、逆に反発され、
理由もなく弱そうというだけで快感を得るためにいじめをする。
教育の質を下げて子供に自分を表現する術を取り上げて上の言うことを従わざるをえない状況にして奴隷にする、
親が子供のために学区を選ぶことは差別じゃないです。
子供に危機が及ぶ可能性を減らすために、そういう地区を回避するのは普通のこと。
これ言っちゃあれかもしれないけど、明らかに怖い雰囲気を持つ人はいます
分かり合うよりすみわけするほうがいいです。高知県に住んでた世に倦む日日様なら分かっていただけると思う。
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