極右政権を前に自信喪失の米国マスコミ - 耄碌したウォーラスティン







私と全く見解が違う。私は戦争を予想している。普通に考えて、トランプは他のどの党の予備選からの候補者よりも戦争に近い男だ。戦争してはいけないという、政治家が持っている平和主義の理念と倫理を欠落させている指導者だ。ウォーラスティンは、米国の国内は左右に分裂して軋むけれど、外交防衛の方面で悪い事態が起きるとは考えておらず、外国に影響を与えることはないと結論づけた。この分析と診断は、社会科学者が下したものとしてはあまりに杜撰で、不注意で、緊張感がなく、高齢で耄碌したに違いないとしか言いようがない。極右政権の米国がファシズム化し、戦争を起こすという予測がどうしてできないのだろう。

by yoniumuhibi
| 2016-11-16 23:30
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Comments(4)

illegal migrantsと言っているのにメディアはillegal immigrantsと書き換え、それを不法入国者ではなく不法移民と訳す。その捻じ曲げこそが嫌われている。もちろん不法入国者による経済的な問題もあるだろう。しかし「まるで犯罪者のような扱いだ」とシレッと語る6回も強制送還を食らったメキシコ人を前にして「ようこそおいでくださいました」と心から返せる米国国籍保有者や合法移民はどれくらいいるのだろうか。これは経済問題以前に法治、法の下の平等、安全保障の問題だからだ。今「トランプだから」反発している人たちも本心では不法入国者はお断りだろう。15年前にはニューヨークでも福建人を強制送還しまくっていたが、今ではブルックリンに非中国人を排除する形で巨大な中華街が出現している。おそらく「トランプだから」反発している人たちも自己欺瞞に耐えられなくなっていくだろう。脱落しなかったものはどんどん先鋭化していくだろうが、マイノリティになっていくはずだ。「安倍は戦争狂」と囃し立てられても支持率を伸ばしていく日本と同じ状況が生まれるだろう。そしてサンダースのようにトランプが導くそのような社会基盤を利用して自分の政策を活かしていこうとする人たちは増えていくだろう。
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いつも、良心ある投稿、ありがとうございます。毎回、深くうなずきながら拝読させていただいています。
ただ、今回のアメリカ政治に関しては、私は少し異なる見解を持っております。思うことが重すぎ、理路整然と書けそうもないので、私の思っていること、まさにそのままかと思うブログを見つけましたので、貼っておきます。岐阜大の寺島先生のブログです。貴ブログも寺島先生のリンクにありましたので、ご存知かもしれません。
tacktaka.blog.fc2.com/
こちらのヒラリークリントンに関する記述です。
アメリカ国軍のトップが、シリア上空の飛行禁止区域設定した場合の核戦争の可能性について議会で証言し、ロシア側は、戦略的忍耐の限界に言及、プーチンは在アメリカロシア人に対し、核戦争になった場合にそなえ帰国を促す。クリントンは、女学生にまで、徴兵への登録を呼びかける。こうしたことは、すべてオバマ、ケリー、クリントン政権下で行われてきたことです。こうしたことはマスメディアでは大きく報道されることはなかった。私は娘の将来を思うと、どんなに怖かったことか。この夏、娘は高校進学と同時に、半ば強制的にドラフトへの登録がされた。
あと一点、サンノゼ市での反トランプデモについてツイートされていましたが、予備選の間、トランプはサンノゼで集会を開いています。その際、集会に集まった人たちに、反トランプの一部が襲い掛かる騒ぎがありました。この時、警備にあたっていたサンノゼ警察は、黙って見ていただけで、止めに入ることはありませんでした。サンノゼのローカル紙もこれを報じることは一切ありませんでしたが、ツイートで拡散し、人々の知るところになりました。ちなみに、サンノゼ市長はラティーノです。これが、もし、クリントンの集会にトランプ支持者が襲い掛かったのであれば、大変な騒ぎになり、ローカル氏、テレビ局もこぞって報道し、大スキャンダルになっていたでしょう。マイノリティ問題を考えさせる出来事でした。
ただ、今回のアメリカ政治に関しては、私は少し異なる見解を持っております。思うことが重すぎ、理路整然と書けそうもないので、私の思っていること、まさにそのままかと思うブログを見つけましたので、貼っておきます。岐阜大の寺島先生のブログです。貴ブログも寺島先生のリンクにありましたので、ご存知かもしれません。
tacktaka.blog.fc2.com/
こちらのヒラリークリントンに関する記述です。
アメリカ国軍のトップが、シリア上空の飛行禁止区域設定した場合の核戦争の可能性について議会で証言し、ロシア側は、戦略的忍耐の限界に言及、プーチンは在アメリカロシア人に対し、核戦争になった場合にそなえ帰国を促す。クリントンは、女学生にまで、徴兵への登録を呼びかける。こうしたことは、すべてオバマ、ケリー、クリントン政権下で行われてきたことです。こうしたことはマスメディアでは大きく報道されることはなかった。私は娘の将来を思うと、どんなに怖かったことか。この夏、娘は高校進学と同時に、半ば強制的にドラフトへの登録がされた。
あと一点、サンノゼ市での反トランプデモについてツイートされていましたが、予備選の間、トランプはサンノゼで集会を開いています。その際、集会に集まった人たちに、反トランプの一部が襲い掛かる騒ぎがありました。この時、警備にあたっていたサンノゼ警察は、黙って見ていただけで、止めに入ることはありませんでした。サンノゼのローカル紙もこれを報じることは一切ありませんでしたが、ツイートで拡散し、人々の知るところになりました。ちなみに、サンノゼ市長はラティーノです。これが、もし、クリントンの集会にトランプ支持者が襲い掛かったのであれば、大変な騒ぎになり、ローカル氏、テレビ局もこぞって報道し、大スキャンダルになっていたでしょう。マイノリティ問題を考えさせる出来事でした。

僕自身もヒラリーだと思っていたので、驚いた口なんですが
マスコミが分析を読み誤った点は責任問題や分析手法まで指摘されてますが、しょうがない部分があるとは思います。
選挙結果は制度による物で、それに応じた対策が奏功したと言え
票数で見ると誤差と言えるレベルで、ヒラリーートランプの構図でも紙一重で勝負は水物みたいな結果ですからね。
ただやはり、今回一番の「敗者」は主役の二人ではなく、マスコミだったというのは首肯できます。
BSの報道番組では「当初は色物としてトランプを扱っていたが、途中からこのままだとマズイとなってトランプ攻撃に切り替わった」「結果としてヒラリーを推したマスコミは負けたが、商売としてはこの上ない注目を集めて、米国マスコミはホクホク顔だ」なんて話が出てました。
日本でもそういう点が突っ込まれますけど、欧州でも難民問題発生の前から
難民移民が強姦事件のような酷い事件を起こしても、全く報道がされない事がネットでは指摘されてたそうです。
民意と乖離した独善的な報道や、権威・体制化したマスコミ=エスタブリッシュメント層への反発が根強く
それをトランプはひっくり返したって事ですよね。
個人的にトランプを特に推したりはしなかったですが、有名バンドがトランプに曲を使うなと要求なんてどうでもいい話を米国→日本のマスコミが報道していて、露骨すぎないかとは思いましたね。
長期的にみて、マスコミの権威も崩れ去る過程なのでしょうが、米国もそんなことやってるのかという失望感はありました。
ここで謙虚に自省できるかは分水嶺でしょうが、たぶんダメなんでしょうね。
マスコミが分析を読み誤った点は責任問題や分析手法まで指摘されてますが、しょうがない部分があるとは思います。
選挙結果は制度による物で、それに応じた対策が奏功したと言え
票数で見ると誤差と言えるレベルで、ヒラリーートランプの構図でも紙一重で勝負は水物みたいな結果ですからね。
ただやはり、今回一番の「敗者」は主役の二人ではなく、マスコミだったというのは首肯できます。
BSの報道番組では「当初は色物としてトランプを扱っていたが、途中からこのままだとマズイとなってトランプ攻撃に切り替わった」「結果としてヒラリーを推したマスコミは負けたが、商売としてはこの上ない注目を集めて、米国マスコミはホクホク顔だ」なんて話が出てました。
日本でもそういう点が突っ込まれますけど、欧州でも難民問題発生の前から
難民移民が強姦事件のような酷い事件を起こしても、全く報道がされない事がネットでは指摘されてたそうです。
民意と乖離した独善的な報道や、権威・体制化したマスコミ=エスタブリッシュメント層への反発が根強く
それをトランプはひっくり返したって事ですよね。
個人的にトランプを特に推したりはしなかったですが、有名バンドがトランプに曲を使うなと要求なんてどうでもいい話を米国→日本のマスコミが報道していて、露骨すぎないかとは思いましたね。
長期的にみて、マスコミの権威も崩れ去る過程なのでしょうが、米国もそんなことやってるのかという失望感はありました。
ここで謙虚に自省できるかは分水嶺でしょうが、たぶんダメなんでしょうね。

後はヒムラーとリッベントロップ待ちのトランプ・アドミニストレーションに真っ先にすがりに行く。「早くイランを空爆したい」と座右の銘が強制送還(オバマもガンガンやってはいたが)しかいないサードライヒに最初に貢物を持って行った。今回はっきりわかった事は日米同盟は強固でも堅固でもないどころか見捨てられる恐怖。押しかけシンゾーは押し付けケンポーよりみっともない。
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