重度障害者を19人も非道に殺害した動機 - 7月26日夜のテレビと皇居






昨日(7/26)午後、テレビで映るやまゆり園の映像は、半日前、45人が襲撃されて19人が残虐に殺されたとは思えぬほど、静かで瀟洒なたたずまいを見せていた。だが、あの中には、難を逃れることのできた100人ほどの重度障害者がそのまま生活している。二つの棟の三つのフロアが襲撃されているため、つまりは120人が犯人と遭遇している。生き残った者も、どれほど恐ろしかったことだろう。彼らは、声を上げることもできず、その場所から離れることもできず、外からマスコミのカメラで捕捉されながら、じっと息をひそめて暮らしている。という、見落としてはいけない大事なことを、障害者に内在した視点からのやまゆり園の真実を、テレビで視聴者に訴えた者はいなかった。今もそこで100人の生活が続いているという、その想像力を視聴者に伝えた者はいなかった。まるで、事件の後、あの建物の中が空っぽになったような報道だった。マスコミ報道は、コンパッションを欠いている。

by yoniumuhibi
| 2016-07-27 23:30
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Comments(5)

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はじめてコメントさせていただきます。全く同感です。ドイツやフランスのテロに対して「○×国民とともにある」とコメントを発する政府(首相)はどうしてこの事件に対してコメントしないのか、新聞1面をめくったところにある、谷垣をめぐる話し合いをする首相らの映像に強烈な違和感を感じました。そして、そもそ「1億総活躍」が「活躍できない人」を切り捨てる思想という点において、あの非道な男と全く同じ思想構造であることにも。世に倦む日々様に全く同感で、代弁していただいた思いです。とともに、このような邪悪な思想がない世界を心より願います。
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久米宏のニュースステーションから報道ステーションは見ておりましたが、後藤謙次の生気のない顔とコメントに辟易し、ずっと視聴をやめていました。貴下記事に驚き、7/28晩の「報ステ」は視聴。親御さんの会の映像(声明)は素晴らしかったです。後藤謙次の「二律背反」というコメントに辟易。隔離を是とする世論操作に驚愕です。
続いて視聴のニュース23。星浩の「人間は元々、差別する気持ちが~矯正される」云々。驚きです。子どもの頃を振り返って差別する気などさらさら、ありませんでした。差別と言うのは大人の理屈です。星浩、物心つかない内からら差別していたのであれば、報道の現場に出てくるなと腹が立ちます。
続いて視聴のニュース23。星浩の「人間は元々、差別する気持ちが~矯正される」云々。驚きです。子どもの頃を振り返って差別する気などさらさら、ありませんでした。差別と言うのは大人の理屈です。星浩、物心つかない内からら差別していたのであれば、報道の現場に出てくるなと腹が立ちます。

主張が明解なだけに強者のロジックによる一種のテロとでも言うべき事件。あまり騒がれないのは海外のテロで当たり前のように数十~百人単位で殺人が垂れ流され、テレビ画面での死に馴れきっている。昔と違い事件処理も早々に行われ、忘れ去られやすい環境が整い過ぎている。全てがベルトコンベア式に流されていく。
大量殺人が犯罪、テロから次なる戦争で当たり前にならないよう、またアジアでの中国、北朝鮮の軍事的火遊びに日米の軽薄政権がのらないように祈るばかりです。
大量殺人が犯罪、テロから次なる戦争で当たり前にならないよう、またアジアでの中国、北朝鮮の軍事的火遊びに日米の軽薄政権がのらないように祈るばかりです。

近年、相模原市は、津久井郡、相模湖町、城山町、藤野町を吸収・合併し中核都市として区制となった。中央区、南区、緑区で人口70万人。
緑区の「津久井」は半世紀前、都心(新宿)から私鉄が乗り入れて来るとのことで、宅地が開発され移り住んだ居住者もいた。しかし、現状は「橋本」にリニアモーターカー乗り入れ駅の計画だけで「津久井」方面への鉄道乗り入れの計画は今はない。
相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」の殺傷事件で、植松聖(さとし)容疑者が事件を起こした社会的背景には「氏ね」……などの攻撃的言葉が飛び交う「ネット空間」やある地域では「ヘイトスピーチ」デモで排外主義が繰り拡げられていたことなどは、事件の背景の重要なことの一つだと思える。
若者は、社会の空気(流れ・雰囲気)に割と敏感である場合が多い。植松容疑者は、養育環境からの影響(父親=教員→型にはめる傾向はないか?母親=漫画家→放任主義に陥る危険は無かったのか?)→やがて容疑者は成人に達し、教員試験に落ち、障害者施設の退職を余儀なくされ、もしかすると自分の存在意義をそう失、「失うモノが何も無い」状態へとなり、自分の信ずる誤った道(ナチス思想のような思考)へと一直線へと至ってしまったのではないだろうか。
つい想像してしまうのが、70年代・連合赤軍の仲間内のテロ(ゲバルト=永田洋子らによる陰湿な殺戮・殺傷事件)そして銃撃戦に至る「浅間山荘事件」だ。
いずれにしても、なんとも身の毛がよだつ(ぞっとするような)嫌な事件だ。
(相模原市一市民)
緑区の「津久井」は半世紀前、都心(新宿)から私鉄が乗り入れて来るとのことで、宅地が開発され移り住んだ居住者もいた。しかし、現状は「橋本」にリニアモーターカー乗り入れ駅の計画だけで「津久井」方面への鉄道乗り入れの計画は今はない。
相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」の殺傷事件で、植松聖(さとし)容疑者が事件を起こした社会的背景には「氏ね」……などの攻撃的言葉が飛び交う「ネット空間」やある地域では「ヘイトスピーチ」デモで排外主義が繰り拡げられていたことなどは、事件の背景の重要なことの一つだと思える。
若者は、社会の空気(流れ・雰囲気)に割と敏感である場合が多い。植松容疑者は、養育環境からの影響(父親=教員→型にはめる傾向はないか?母親=漫画家→放任主義に陥る危険は無かったのか?)→やがて容疑者は成人に達し、教員試験に落ち、障害者施設の退職を余儀なくされ、もしかすると自分の存在意義をそう失、「失うモノが何も無い」状態へとなり、自分の信ずる誤った道(ナチス思想のような思考)へと一直線へと至ってしまったのではないだろうか。
つい想像してしまうのが、70年代・連合赤軍の仲間内のテロ(ゲバルト=永田洋子らによる陰湿な殺戮・殺傷事件)そして銃撃戦に至る「浅間山荘事件」だ。
いずれにしても、なんとも身の毛がよだつ(ぞっとするような)嫌な事件だ。
(相模原市一市民)
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