UKの危機とナショナリズム - E・トッドの「ドイツ帝国」の将来地図






今後のEU首脳会議は、神聖ローマ帝国の諸侯会議のようになり、盟主である神聖ローマ皇帝が中心に鎮座して、マスコミのカメラはそこにのみ焦点が当たるようになるだろう。

by yoniumuhibi
| 2016-06-30 23:30
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Comments(9)

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財政危機に陥ったツィプラス・ギリシャに対する「俺様ドイツ」率いるEUの冷徹。記憶に新しいです。トッドによると欧州はドイツの台頭(監督)で第一次、第二次世界大戦に続く第三の集団自決にゆっくりと向かっているそうですが、、、イギリスが抜け、フランスはNeoヴィッシー政権になる?
個人的には離脱して欲しくなかったけど、是非EU創立の理念に戻って平和と協調のヨーロッパに。
中国のAIIBが加盟国数でADBを抜き歴史は新たな局面に突入ですか。
個人的には離脱して欲しくなかったけど、是非EU創立の理念に戻って平和と協調のヨーロッパに。
中国のAIIBが加盟国数でADBを抜き歴史は新たな局面に突入ですか。
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『EU崩壊予言』では『浜規子』も思い出してあげたい。

トッドの本のなかではあまり詳しく示されていなかったドイツ帝国の出来上がるしくみみたいな事がリチャード・クーが数年前に書いた「バランスシート不況下の世界経済」という本にユーロ問題(マーストリヒト条約の問題)の議論のなかで金融財政の視点から詳しく書かれていました。
その中には緊縮財政を押し付けるドイツ政府とマーストリヒト条約は第一次世界大戦後の連合国側がドイツに押し付け、のちにナチスを産み出した無理難題な戦後賠償とかわりないと、ポンドのユーロ合流をヘッジファンドの手法で阻んだソロスの発言も書いてありました。
今回の離脱騒動のなかまたソロスが復帰したと言う情報もありました。
ギリシャから始まったEU問題、ドイツ帝国、海洋国イギリスの対抗、
不謹慎ではありますが、ダイナミックな歴史の展開についつい高揚してしまいます。
その中には緊縮財政を押し付けるドイツ政府とマーストリヒト条約は第一次世界大戦後の連合国側がドイツに押し付け、のちにナチスを産み出した無理難題な戦後賠償とかわりないと、ポンドのユーロ合流をヘッジファンドの手法で阻んだソロスの発言も書いてありました。
今回の離脱騒動のなかまたソロスが復帰したと言う情報もありました。
ギリシャから始まったEU問題、ドイツ帝国、海洋国イギリスの対抗、
不謹慎ではありますが、ダイナミックな歴史の展開についつい高揚してしまいます。

日本では、EU賛歌に凝り固まった方々が多いですが、経済学者では、離脱を合理的、と観られる方がおられます。
政治を専門にされておられる方よりもバイアスが少ないのかも。
「多くの論調は、ヨーロッパ統合を目指すEUの理念は絶対的に正しく、また単一市場が経済的に望ましいとしている。
だから、「イギリスの行動は自国中心主義、孤立主義であり、ヨーロッパにとっても世界経済にとっても望ましくない」という結論になる。
しかし、以下に見るように、統合がつねに正しいという考えには、再考の余地がある。」
(中略)
「今回のイギリス離脱の最大のポイントは、「EUという組織に重大な疑問がつきつけられた」ということなのだ。
イギリス離脱に触発されて、スウェーデンとデンマークが続くのではないかと言われる。さらに、イタリア、フランス、オランダでも、国民投票を求める声が出ている。
EU離脱は、イギリスという特殊な一国に限定された問題ではないのである。」
イギリスのEU離脱は経済的に合理的な選択だ 野口悠紀雄 [早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問] DIAMOND ONLINE
http://diamond.jp/articles/-/93901
政治を専門にされておられる方よりもバイアスが少ないのかも。
「多くの論調は、ヨーロッパ統合を目指すEUの理念は絶対的に正しく、また単一市場が経済的に望ましいとしている。
だから、「イギリスの行動は自国中心主義、孤立主義であり、ヨーロッパにとっても世界経済にとっても望ましくない」という結論になる。
しかし、以下に見るように、統合がつねに正しいという考えには、再考の余地がある。」
(中略)
「今回のイギリス離脱の最大のポイントは、「EUという組織に重大な疑問がつきつけられた」ということなのだ。
イギリス離脱に触発されて、スウェーデンとデンマークが続くのではないかと言われる。さらに、イタリア、フランス、オランダでも、国民投票を求める声が出ている。
EU離脱は、イギリスという特殊な一国に限定された問題ではないのである。」
イギリスのEU離脱は経済的に合理的な選択だ 野口悠紀雄 [早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問] DIAMOND ONLINE
http://diamond.jp/articles/-/93901

「西欧」という地球上のごく狭いエリアで発達した「科学と技術」の異様な速さに煽動され「地球社会化(グローバリズム)」が進んでいます。―これは僕が自分のブログを書くきっかけにもなった、故井筒俊彦の80年代のことばですが、まさにそのとおり、世界全体が、アメリカを含めた「西欧」=EUと同化し、新自由主義経済の実践場として、グローバリズム経済をめいっぱい謳歌しています。石油利権を絡めた中東での戦争は拡大しつづけ、その均一化、排他化、といちいちその弊害を挙げなくても、底知れぬ格差資本主義の行き先にはなんの希望ももてません。
今回の英国のEU離脱宣言は、当然EUの渾沌を招くと思いますが、経済共同体というものの根源的な改革あるいは崩壊を即すという意味でなんらかの期待をも感じています。アメリカのトランプ支持者と同様に、英国の労働者が移民に排他的に動いた結果というご指摘は当たっていると思います。極論をいえば、排他主義者の集まりであるヨーロッパ人がいかに結束を堅くしようが、その延長線上に「真のグローバリズム」など、まったくありえないと考えます。
日本も極東の島国のくせに、いつの間にかEUの仲間のつもりのようなふりをする人物が目立ちますが、極右首相を支えるおおぜいの排他主義者の面々にそのことがありありと窺えます。
応援している英労働党コービンの不信任動議が採決されたようですが、イギリスとヨーロッパの本質を見極めるための混乱は当分続くでしょう。
今回の英国のEU離脱宣言は、当然EUの渾沌を招くと思いますが、経済共同体というものの根源的な改革あるいは崩壊を即すという意味でなんらかの期待をも感じています。アメリカのトランプ支持者と同様に、英国の労働者が移民に排他的に動いた結果というご指摘は当たっていると思います。極論をいえば、排他主義者の集まりであるヨーロッパ人がいかに結束を堅くしようが、その延長線上に「真のグローバリズム」など、まったくありえないと考えます。
日本も極東の島国のくせに、いつの間にかEUの仲間のつもりのようなふりをする人物が目立ちますが、極右首相を支えるおおぜいの排他主義者の面々にそのことがありありと窺えます。
応援している英労働党コービンの不信任動議が採決されたようですが、イギリスとヨーロッパの本質を見極めるための混乱は当分続くでしょう。

EUは第二次世界大戦の反省からうまれたものであり、内戦にはつながらないと考えています。
これまでの不断の努力は評価すべきであり、統一市場のメリットは事実大きい。
英国の脱退にて、英国のみならずEUにもマイナスになります。
現状で問題なのは統一通貨の方。
生産要素間の移動が容易であれば統一通貨の導入にメリットはあるが、そうでなければ統一通貨は導入すべきでない。
経済学者ロバートマンデルが主張した最適通貨圏の考えがまさに当てはまる。
これまでの不断の努力は評価すべきであり、統一市場のメリットは事実大きい。
英国の脱退にて、英国のみならずEUにもマイナスになります。
現状で問題なのは統一通貨の方。
生産要素間の移動が容易であれば統一通貨の導入にメリットはあるが、そうでなければ統一通貨は導入すべきでない。
経済学者ロバートマンデルが主張した最適通貨圏の考えがまさに当てはまる。

EUよりスペイン、ポルトガルへ財政規律を求めることを勧告するとのことでした。
通貨を共通化するには財政規律のルール化は必須。
統一市場と通貨は一致させる必要は無い。南欧と北欧、東欧の通貨を別にした方がいいと考えます。
ユーロのモデルとなったロバートマンデルの提唱した最適通貨圏はの要件は「生産要素の移動コストが小さいこと」でした。
労働者の移動が容易な範囲に限定すると、EUで一つの通貨では円滑な金融政策、財政政策は無理があると考えます。
統一市場は統一通貨でなくとも可能です。第二次世界大戦後のEU内では紛争は無かったと伺っています。最大の安全保障であると。アジアでも今後目指すべき方向であると考えます。
通貨を共通化するには財政規律のルール化は必須。
統一市場と通貨は一致させる必要は無い。南欧と北欧、東欧の通貨を別にした方がいいと考えます。
ユーロのモデルとなったロバートマンデルの提唱した最適通貨圏はの要件は「生産要素の移動コストが小さいこと」でした。
労働者の移動が容易な範囲に限定すると、EUで一つの通貨では円滑な金融政策、財政政策は無理があると考えます。
統一市場は統一通貨でなくとも可能です。第二次世界大戦後のEU内では紛争は無かったと伺っています。最大の安全保障であると。アジアでも今後目指すべき方向であると考えます。
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