八王子市長選の分析と解読 - 市民は五十嵐仁のメッセージに共感せず







有権者はバカではない。見ないようで見ている。左翼リベラルの論者やしばき隊学者が言うほど、八王子市民は安保法を容認しているわけでもないし、意識が低いわけでもなく、この選挙に無関心だったわけでもない。市民は、五十嵐仁が誰であるかも知っているし、そのメッセージも聞いている。菱山南帆子のことも知っている。市民は、五十嵐仁のメッセージに共感しなかったのだ。SEALDsに共感しなかったように。逆に、国会前でのSEALDsのデモや、それを演出し宣伝しているマスコミと左翼リベラルにあざとさを嗅ぎつけ、何だ、自分たちは利用されていただけかと感じ、その真相に傷ついて不服に感じていたから、選挙の機会に拒絶(=棄権)という行動に出たのである。

by yoniumuhibi
| 2016-01-27 23:30
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Comments(5)

私は、世に倦む日日さんと思想は違いますが、世の中の事象に関する鋭い分析、いつも興味深く拝見しています。
その前提で、今回のブログを拝読して違和感があったのですが、昨年夏の安保法に関連する動きを見ていて、私の周囲、会社内も仕事で会う人も、皆新聞を読み、テレビニュースに関心のある人たちですが、誰も安保法を話題にはしていませんでした。賛成というよりは成立するものだと思っていたという感じです。SEALDsも、私は知ってましたが関心がなく、同僚は知ってもいません。
だからそちらの活動に意味がないということを言いたいのではなく、何だかそちらとこちらの世界に、ものすごい温度差、断絶が起きているように感じられます。
その前提で、今回のブログを拝読して違和感があったのですが、昨年夏の安保法に関連する動きを見ていて、私の周囲、会社内も仕事で会う人も、皆新聞を読み、テレビニュースに関心のある人たちですが、誰も安保法を話題にはしていませんでした。賛成というよりは成立するものだと思っていたという感じです。SEALDsも、私は知ってましたが関心がなく、同僚は知ってもいません。
だからそちらの活動に意味がないということを言いたいのではなく、何だかそちらとこちらの世界に、ものすごい温度差、断絶が起きているように感じられます。
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極めて、低次元の問題で申し訳ありません。
今日の国会で、安倍首相は『甘利大臣を続投させる』との答弁を行ったと、報じられています。
その意図を応援するかのように、政府与党は勿論のこと、一部有力紙からも「甘利大臣は、嵌められたのだから」と同情論が噴出しています。
政権幹部ほか、有力ジャーナリズムが「嵌められたのだから、免責されるべき」の声が高まれば、権力に弱い東京地検も、万が一の『指揮権発動』を恐れ、捜査に乗り出さないことを憂慮しています。
もし「嵌められた犯罪」なら、全ての犯罪が免責されるなら、私たちは何を信じて生きて行けば良いのでしょうか。
安倍政権を支援する一部マスメディアも信用できません。せめて御ブログ『世に受け日日』で、厳しい『マスコミ糾弾』をお願い申し上げる次第です。
今日の国会で、安倍首相は『甘利大臣を続投させる』との答弁を行ったと、報じられています。
その意図を応援するかのように、政府与党は勿論のこと、一部有力紙からも「甘利大臣は、嵌められたのだから」と同情論が噴出しています。
政権幹部ほか、有力ジャーナリズムが「嵌められたのだから、免責されるべき」の声が高まれば、権力に弱い東京地検も、万が一の『指揮権発動』を恐れ、捜査に乗り出さないことを憂慮しています。
もし「嵌められた犯罪」なら、全ての犯罪が免責されるなら、私たちは何を信じて生きて行けば良いのでしょうか。
安倍政権を支援する一部マスメディアも信用できません。せめて御ブログ『世に受け日日』で、厳しい『マスコミ糾弾』をお願い申し上げる次第です。

ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。

他の方もコメントされていますが、八王子市長選の結果とその戦いぶりを後に見て、私も去年9月の山形市長選をすぐに思いだしました。
非自民が50年以上も続いた山形で、僅差とはいえ新人候補が勝利した事には大きな意味を持ちます。
まず民主推薦の現職候補と、自民推薦の若い新人候補では持っている地盤も知名度も違います。
また時期的に安保法案成立前であり、自民からの推薦と言うのは圧倒的不利だったのではないでしょうか?
民主推薦候補者とその応援者は市政の事より「戦争法案反対」と全面に掲げて戦い、対する新人候補は市政についてのみ真摯に訴え続けたと言われています。
その悪条件で票を貰い勝利をしたのは、まさしく市政を真っ直ぐ見据え真摯に訴え続けた事を、市民に受け入れてもらえた結果ではないでしょうか?
また逆に、安保法案反対派が世論調査でも多かった時期で、非自民50年以上の土地という圧倒的有利な条件を揃えながら敗北した候補者は、やはり本来の市政を蔑ろにし過ぎたのではないでしょうか?
何しろ安保法案反対派にしてみれば、もし勝っていれば成立前に「見よ、これが民意だ!」と叫ぶ事が出来たのですから(世論調査の安保法案反対派の割合と、時期やこの時の熱気やその背景を見れば)山形市長選こそダブルスコアをつけて民主推薦候補者が勝っていなければいけなかった筈です。
私は、市長選で場違いな国政問題を訴え続け過ぎて山形市民から三行半を突き付けられたと思っています。
この事が記憶にあった為、昨日あのような内容でコメントをさせて頂きました。
しかしながら、管理人様の文章を読ませて頂き、SEALDsや五十嵐氏のように言葉が無く、一般市民やリベラル派有識者には受け入れ難い「なんだあ祭り」のせいで敗北と言うのも説得力が有ると思いました。
何しろあの民主党ですし、山形市長選応援演説でどんな内容を言っていたのか想像がつきます。
きっと八王子市長選の共産党応援演説とさほど変わり映えのしないものでしょう......。
もっとマトモな野党や胡散臭くない団体の登場を有権者は待ち望んでいますから、管理人様が提案なさる憲法学者達による新党というのは大変面白いと思います。
非自民が50年以上も続いた山形で、僅差とはいえ新人候補が勝利した事には大きな意味を持ちます。
まず民主推薦の現職候補と、自民推薦の若い新人候補では持っている地盤も知名度も違います。
また時期的に安保法案成立前であり、自民からの推薦と言うのは圧倒的不利だったのではないでしょうか?
民主推薦候補者とその応援者は市政の事より「戦争法案反対」と全面に掲げて戦い、対する新人候補は市政についてのみ真摯に訴え続けたと言われています。
その悪条件で票を貰い勝利をしたのは、まさしく市政を真っ直ぐ見据え真摯に訴え続けた事を、市民に受け入れてもらえた結果ではないでしょうか?
また逆に、安保法案反対派が世論調査でも多かった時期で、非自民50年以上の土地という圧倒的有利な条件を揃えながら敗北した候補者は、やはり本来の市政を蔑ろにし過ぎたのではないでしょうか?
何しろ安保法案反対派にしてみれば、もし勝っていれば成立前に「見よ、これが民意だ!」と叫ぶ事が出来たのですから(世論調査の安保法案反対派の割合と、時期やこの時の熱気やその背景を見れば)山形市長選こそダブルスコアをつけて民主推薦候補者が勝っていなければいけなかった筈です。
私は、市長選で場違いな国政問題を訴え続け過ぎて山形市民から三行半を突き付けられたと思っています。
この事が記憶にあった為、昨日あのような内容でコメントをさせて頂きました。
しかしながら、管理人様の文章を読ませて頂き、SEALDsや五十嵐氏のように言葉が無く、一般市民やリベラル派有識者には受け入れ難い「なんだあ祭り」のせいで敗北と言うのも説得力が有ると思いました。
何しろあの民主党ですし、山形市長選応援演説でどんな内容を言っていたのか想像がつきます。
きっと八王子市長選の共産党応援演説とさほど変わり映えのしないものでしょう......。
もっとマトモな野党や胡散臭くない団体の登場を有権者は待ち望んでいますから、管理人様が提案なさる憲法学者達による新党というのは大変面白いと思います。

ブログ子は結果論として退けますが、私は選挙結果は、「あまりに国政にフォーカスしすぎだったという批判が上がっていて、市民の関心は日常の暮らしなのだから、もっと地道な足下の市政の課題を訴えるべきだった」というのが、常識的ですが、当たっている気がします。ただし、正確に言えば、「国政一般」ではなく、「安保法廃止」という1点にフォーカスし、「消費税の10%への引き上げ中止、代わりの財源は無駄な法人税減税の中止で」といった公約を掲げ、押し出していたら、もう少し有権者の共感を得られただろうと思います。
ただ、それでも五十嵐氏の当選は遠く及ばなかったと思うのは、最後のところで書かれているような、同じ言葉を仲間内で唱和する支援者の顔ぶれのどうしようもない体質に対する有権者の感性の次元の拒否感ではないかと思います。
五十嵐さんは自身のブログで直近の市議選と比較して「健闘」と自己評価していますが、比較でいうなら、前回(2012年)の市長選とでしょう。それでいうと投票率は2.3ポイント減(34.95%→32.60%)ですが、当選した石森氏の得票は、前回の74,273票から93,641票へ19,368票増えています。他方、対立候補は前回(無所属2人の合計)の80,829票に対し、今回の五十嵐さんの得票は51,811票で28,481票減らしています。
このように比較の基準を恣意的にずらして選挙結果を常に「健闘」「躍進」とまとめるのは共産党(系)の選対の常です。こういう独善的まとめを繰り返す点も革新候補の前進を阻む要因と思えます。また、共産党(系の市民団体)のこういう自己正当化体質は、政策に共感する有権者からも同党が敬遠される要因になっている気がします。
ただ、それでも五十嵐氏の当選は遠く及ばなかったと思うのは、最後のところで書かれているような、同じ言葉を仲間内で唱和する支援者の顔ぶれのどうしようもない体質に対する有権者の感性の次元の拒否感ではないかと思います。
五十嵐さんは自身のブログで直近の市議選と比較して「健闘」と自己評価していますが、比較でいうなら、前回(2012年)の市長選とでしょう。それでいうと投票率は2.3ポイント減(34.95%→32.60%)ですが、当選した石森氏の得票は、前回の74,273票から93,641票へ19,368票増えています。他方、対立候補は前回(無所属2人の合計)の80,829票に対し、今回の五十嵐さんの得票は51,811票で28,481票減らしています。
このように比較の基準を恣意的にずらして選挙結果を常に「健闘」「躍進」とまとめるのは共産党(系)の選対の常です。こういう独善的まとめを繰り返す点も革新候補の前進を阻む要因と思えます。また、共産党(系の市民団体)のこういう自己正当化体質は、政策に共感する有権者からも同党が敬遠される要因になっている気がします。
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