村上春樹に感謝をこめて - 書生たる個人として生き、自由に言論すること







普通、妻は自分の夫の見映えを気にする。今の時代なら、メイクや写真撮影の技術で、もっとずっとルックスグッドな写真を撮って表紙にすることができただろう。しかし、二人はその選択をしていない。あの80年代後半に最初に知ったときのままの姿だ。そのことに、堕落した俗世に染まらない気風に好感を持った。生身の個人として、村上春樹は謙虚に誠実に生きている。残り20年間、見倣い続けたい。

by yoniumuhibi
| 2015-12-14 23:30
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Comments(7)

書生たる個人として生き、自由に言論すること―――素晴らしいタイトルに深謝。馬齢ゆえ、マザーボードまで劣化。glaucomaに蝕まれ。村上春樹の対局として米作家(顔の良さで出版社から選ばれた)の名前を挙げようとするも、細君と二人がかりで検索のきっかけすら思い出せず。
子細な事柄で恐縮ですが、1960年代、工場経営隣家夫妻に連れて行かれたライオンズクラブでのクリスマスパーティー。経営者たちは、笑われながら『金色夜叉』(1897-1902)を熱演。今にして思えば、当時から戦前回帰のプロパガンダ。ずっと続けた植樹、植林。
思えばSEALs。『きけ、わだつみのこえ』をめぐる論争と重複。学徒兵の遺稿集に対して三島が「テメエはインテリだから偉い。大学生がむりやり殺されたんだからかわいそうだ。それじゃ小学校しか出てないで兵隊にいって死んだ奴はどうなる。」無論、三島と一緒にはできませんが、辺見庸へのバッシングにも似て。
SEALsの勇気ある分析に感謝します。貴下プロダクト・アウトはたとえネットが寸断されても、私のような読者の頭から消去されることはありません。馬齢が憂うのは数か月先に予定された開戦です。今後もタフなご教授をお願いいたします。
子細な事柄で恐縮ですが、1960年代、工場経営隣家夫妻に連れて行かれたライオンズクラブでのクリスマスパーティー。経営者たちは、笑われながら『金色夜叉』(1897-1902)を熱演。今にして思えば、当時から戦前回帰のプロパガンダ。ずっと続けた植樹、植林。
思えばSEALs。『きけ、わだつみのこえ』をめぐる論争と重複。学徒兵の遺稿集に対して三島が「テメエはインテリだから偉い。大学生がむりやり殺されたんだからかわいそうだ。それじゃ小学校しか出てないで兵隊にいって死んだ奴はどうなる。」無論、三島と一緒にはできませんが、辺見庸へのバッシングにも似て。
SEALsの勇気ある分析に感謝します。貴下プロダクト・アウトはたとえネットが寸断されても、私のような読者の頭から消去されることはありません。馬齢が憂うのは数か月先に予定された開戦です。今後もタフなご教授をお願いいたします。
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赤貧だと仰る前衛政党宣伝員、公明党と戦う学会員が伊勢﨑賢治を礼賛し、講演会を宣伝する異様。アベを倒せと叫びながら、政権とズブズブの戦争屋をよいしょ。理解できない知性の劣化。辺野古から中継の女性が沖縄訛りで言っておられた。「本当に戦う相手は、ここにいないんですよね。」沖縄の知性と、本土の知性劣化。これがクニの分断。

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村上春樹『職業としての小説家』に関して、差し出がましいのですが、世に倦むさんとまったく同じ種類のインスパイアをうけました。読者がそれぞれが持っている「やらねばならないこと」に火をつけ、燃え上がったそのことに対して「謙虚に誠実」に対応しつづけることを教えられた気がします。
◆ その本のなか、日本の英語教育の不毛を論じた部分から、日本の教育全体が、共同体に役立つ「犬的人格」をつくること、ときにはそれを超えて、団体丸ごと目的地に導かれる「羊的人格」をつくることを目的にしているように見える、と。
その傾向は教育のみならず、会社や官僚組織を中心とした日本の社会システムそのものに及んでいる、と。そして論調は一転して福島の原発事故の話に転じます。
◆(ソ連のように)ひとつの国を滅ぼすかもしれない危険性を孕んだシステムが「数値重視」「効率優先」的な正確を持つ営利企業によって運営されるとき、そして人間性に対するシンパシーを欠いた「機械暗記」「上意下達」的な官僚組織がそれを「指導」「監視」するとき、そこには身の毛もよだつようなリスクが生まれます。それは国土を汚し、自然をねじ曲げ、国民の身体を損ない、国家の信用を失墜させ、多くの人々から固有の生活環境を奪ってしまう、それがまさに実際に福島で起こっていることなのです。(p-200—204)
◆ 話がかなりはずれてしまいましたが、そのような奇形化した社会システムの反動として、イジメやレイシズム、極右傾化、そして、レフトのしばき隊の言論暴力の問題も噴出していると考えます。
◆ その本のなか、日本の英語教育の不毛を論じた部分から、日本の教育全体が、共同体に役立つ「犬的人格」をつくること、ときにはそれを超えて、団体丸ごと目的地に導かれる「羊的人格」をつくることを目的にしているように見える、と。
その傾向は教育のみならず、会社や官僚組織を中心とした日本の社会システムそのものに及んでいる、と。そして論調は一転して福島の原発事故の話に転じます。
◆(ソ連のように)ひとつの国を滅ぼすかもしれない危険性を孕んだシステムが「数値重視」「効率優先」的な正確を持つ営利企業によって運営されるとき、そして人間性に対するシンパシーを欠いた「機械暗記」「上意下達」的な官僚組織がそれを「指導」「監視」するとき、そこには身の毛もよだつようなリスクが生まれます。それは国土を汚し、自然をねじ曲げ、国民の身体を損ない、国家の信用を失墜させ、多くの人々から固有の生活環境を奪ってしまう、それがまさに実際に福島で起こっていることなのです。(p-200—204)
◆ 話がかなりはずれてしまいましたが、そのような奇形化した社会システムの反動として、イジメやレイシズム、極右傾化、そして、レフトのしばき隊の言論暴力の問題も噴出していると考えます。

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