日本の常識は世界の非常識 - 南京事件の記憶遺産登録と才女イリナ・ボコヴァ






歴史を不当に歪曲し、それを政治利用して挑発的な外交戦を挑んでいるのは、極端に右翼化した日本の政権と政府の方だ。中国は、この際、日本が停止するユネスコ分担金を肩代わりし、それを上回る金額の提供を宣言するカウンターで応じるべきだろう。そもそも、世界第2位の経済大国で、国連G5のメンバーである中国が、日本より少ないユネスコ分担金に甘んじている事実こそが異常なのであって、中国が堂々と年間1億ユーロ(136億円)を出してやればいい。その代わり、当然ながら日本の議事資格は停止となる。松岡洋右の「ばらさよ盟連」みたいなものだ。中国は躊躇する必要はない。金を払わないのならユネスコを脱退してもらうまでだ。

by yoniumuhibi
| 2015-10-13 23:30
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Comments(9)

戦後日本に肯定的かつ戦中戦前の日本に否定的で、それらすべてを包含した縄文以来幾千年の日本を愛する立場からすれば、南京事件の記憶遺産登録を批判する人たちに、たいへん大きな違和感を覚えます。
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このタイミングの南京の記憶遺産認定は安保成立で日本が中国に攻め入るのを牽制する意味あいがあるのではないか。日本は危ない国だと世界中に改めて周知するために。
「NNNドキュメント ’15シリーズ戦後70年 南京事件 兵士たちの遺言」を見ました。YouTubeで「南京事件の真相か」で検索すれば出てきます。 https://youtu.be/8IuMBBWB4CQ [高画質版]あり。
おなじ南京虐殺を主題にしたアメリカのTV番組にくらべて、かなり抑制されたドキュメントですが、日本の民放を見れない環境にはありがたい。
同民族が過去に犯した過ちを認めようとしない日本人は、自分たちの祖先・同胞をかばっているつもりなのでしょうが、その考え方自体が、おのれを人間以下の存在に貶めていることに気づいていません。かれらが「南京事件などなかった」という姿を見て、やられた中国人たちには「あいつらまたやるつもりだぞ!」という憎悪が異常に拡大するだけで、その憎悪合戦は更なる「戦争」という発想に直結します。
日本軍がやってしまった残虐行為は確かに眼を覆う極悪非道ですが、被害者の親族たちの声を聴かず、そのことを「なかったことにしよう」という発想が、その人を「非人間」に貶めてしまうのです。同じような発想で福島原発事故を「なかったことにしよう」と思っても、こんどは首都圏に住む自分や、自分の子供たちに直接被害が被さってきます。因果応報。アベに代表される「謝罪すること」を極端に嫌う人間たちがもはや「人間」を遥かに逸脱した外道であることを確認します。
イリナ・ボコヴァが南京大虐殺の歴史資料をユネスコ世界記憶遺産に登録したことを重く受けとめ、改めて被害者を悼むことが「人間復活」への再出発点かと考えます。
おなじ南京虐殺を主題にしたアメリカのTV番組にくらべて、かなり抑制されたドキュメントですが、日本の民放を見れない環境にはありがたい。
同民族が過去に犯した過ちを認めようとしない日本人は、自分たちの祖先・同胞をかばっているつもりなのでしょうが、その考え方自体が、おのれを人間以下の存在に貶めていることに気づいていません。かれらが「南京事件などなかった」という姿を見て、やられた中国人たちには「あいつらまたやるつもりだぞ!」という憎悪が異常に拡大するだけで、その憎悪合戦は更なる「戦争」という発想に直結します。
日本軍がやってしまった残虐行為は確かに眼を覆う極悪非道ですが、被害者の親族たちの声を聴かず、そのことを「なかったことにしよう」という発想が、その人を「非人間」に貶めてしまうのです。同じような発想で福島原発事故を「なかったことにしよう」と思っても、こんどは首都圏に住む自分や、自分の子供たちに直接被害が被さってきます。因果応報。アベに代表される「謝罪すること」を極端に嫌う人間たちがもはや「人間」を遥かに逸脱した外道であることを確認します。
イリナ・ボコヴァが南京大虐殺の歴史資料をユネスコ世界記憶遺産に登録したことを重く受けとめ、改めて被害者を悼むことが「人間復活」への再出発点かと考えます。

イリナ・ボコヴァさん、手放しで賞賛し、感動、感謝します。他国からの侵略と戦いながら国を守ってきたブルガリアそのもの。この時節柄、その国歌、「愛しき祖国」を聞くだけで涙がこぼれます。―――親愛なる祖国、あなたは天国、あなたの美しさ、あなたの愛らしさ―――日本にもこんな素晴らしい方がいらっしゃれば、亡国の戦争法など生まれなかっただろうと思います。彼女は遠く離れた日本のために、亡国を止めるために必死で奮闘されたのでしょう。本当にありがたい方がいらっしゃるものだと感謝いたします。もうこの国に祖国愛に燃える政治家はいない。辺野古に入らない野党含めて。
しょぼい話で恐縮ですが、我町の河村たかし市長。つくづく情けない。友好都市南京を訪問後。終戦時、南京住まいであった父親から、現地の人から親切にされたと聞き、「虐殺があったところで、そんなに優しくしてもらえるはずがない」と。脳味噌、どこかに置き忘れ。河村南京発言を支持する会の呼びかけ人は安倍晋三、石原慎太郎、平沼赳夫、原口一博その他。
この国はいつから祖国を愛することができなくなったのか。
しょぼい話で恐縮ですが、我町の河村たかし市長。つくづく情けない。友好都市南京を訪問後。終戦時、南京住まいであった父親から、現地の人から親切にされたと聞き、「虐殺があったところで、そんなに優しくしてもらえるはずがない」と。脳味噌、どこかに置き忘れ。河村南京発言を支持する会の呼びかけ人は安倍晋三、石原慎太郎、平沼赳夫、原口一博その他。
この国はいつから祖国を愛することができなくなったのか。

以前、書いたかもしれませんが私の亡祖父は漢文の教師をしていた関係で通訳という立場で軍属として中国へ行き陥落直後の南京に入った時の話を当時中学に入ったばかりの私に話してくれました。祖父の話のなかでもショックだったのは日本兵たちが中国女性の性器に銃剣を突き刺して何人も殺した話。関東大震災の時の韓国人中国人の虐殺と同様、自分自身の日本人観に大きな影響を与えました。こういう話をするとソビエト軍もやったなんて言う馬鹿がいる。子供の喧嘩じゃあるまいし。まずは自分たちの襟を正さないと誰もこちらの言い分に耳を傾けてなどくれないでしょう。
最近、偶然目にしたブログ中に、きちんとした論理をもって南京事件を認識されている方を見かけました。以下、少し長いですが引用させていただきます。
『落ちつけ、落ち着いて計算するんだ~日本兵はスーパーマン理論』
http://d.hatena.ne.jp/davs/20151007/1444171394
ブログ主:NNNドキュメントにさそわれて、あらわれた歴史修正主義者の中でも、最もトンデモないことを言っているのが下の例。
「てか、南京大虐殺なんてなかったって何度言わせれば・・・ これは元中国人の石平さんも言ってるから間違いないし、殺害数を計算すると1人の日本兵が1秒で100人も殺したというスーパーマンもびっくりの離れ業をやったことになるんだから。」
~~中略~~
ブログ主:こうした主張を認めるなら、東京大空襲もおよそ300機のB29による空襲で10万人の犠牲者が出たというが、1機のB29が300人以上を殺せるのか検討しないと、東京大空襲があった(と)認めない、という議論にも付き合わなくてはいけない。
まさにその通りで、犠牲者数の議論と事件の有無の議論を混在した人(混在させてそんな事件は無かったと言う人)をよく見かけます。
世界記憶遺産への登録も犠牲者数を問題にしているのではなく「その事件を事実とし故にその事件記録資料を保存する」これがユネスコに対しての世界の共通認識なのだと思います。
このコメントを書くに当たり、"ユネスコ" "南京" "世界記憶遺産" でニュース検索してみましたが、ほとんどのブロガー、報道までもが発狂しています。右寄り左寄り関係なく分担金停止、拠出金凍結と狂いだしています。
もう日本もお終いに近づきつつあるようです。「世に倦む日々」様の通り、日本人の多くが戦争を欲しているようです。自分が生存中に日本と言う国は無くなるのかも知れません。
『落ちつけ、落ち着いて計算するんだ~日本兵はスーパーマン理論』
http://d.hatena.ne.jp/davs/20151007/1444171394
ブログ主:NNNドキュメントにさそわれて、あらわれた歴史修正主義者の中でも、最もトンデモないことを言っているのが下の例。
「てか、南京大虐殺なんてなかったって何度言わせれば・・・ これは元中国人の石平さんも言ってるから間違いないし、殺害数を計算すると1人の日本兵が1秒で100人も殺したというスーパーマンもびっくりの離れ業をやったことになるんだから。」
~~中略~~
ブログ主:こうした主張を認めるなら、東京大空襲もおよそ300機のB29による空襲で10万人の犠牲者が出たというが、1機のB29が300人以上を殺せるのか検討しないと、東京大空襲があった(と)認めない、という議論にも付き合わなくてはいけない。
まさにその通りで、犠牲者数の議論と事件の有無の議論を混在した人(混在させてそんな事件は無かったと言う人)をよく見かけます。
世界記憶遺産への登録も犠牲者数を問題にしているのではなく「その事件を事実とし故にその事件記録資料を保存する」これがユネスコに対しての世界の共通認識なのだと思います。
このコメントを書くに当たり、"ユネスコ" "南京" "世界記憶遺産" でニュース検索してみましたが、ほとんどのブロガー、報道までもが発狂しています。右寄り左寄り関係なく分担金停止、拠出金凍結と狂いだしています。
もう日本もお終いに近づきつつあるようです。「世に倦む日々」様の通り、日本人の多くが戦争を欲しているようです。自分が生存中に日本と言う国は無くなるのかも知れません。

溝口雄三氏(中国思想史)が、南京大虐殺で、中国の人が考える犠牲者数を、歴史記憶、感情の記憶だという言い方をされていたことを思い出しました。また、金陵女子文理学院という名前を見て、佐々木譲氏の創作小説『エトロフ発緊急電』に出てくる逸話(中国人生徒をこのときに失った米国人教師の記憶)を思い出しました。今回の申請は、極めて冷静にされていたと思います。

日本共産党って、何のために存在するんでしょう。戦争を止めるSNSはネトウヨに乗っ取られ放題。まだ寝るには早過ぎるんじゃ。志位さんと小池さんの写真、貼り付けとけば戦争を止められるとでも思ってるのかね。沖縄2紙は、南京大虐殺、ぎりぎり(歴史の真実側)に踏み止まってるのに。南京シカトじゃ、存在意義ないでしょ。沖縄への押し付けはやめて頂きたい。

桜井元さん、良書のご紹介に深謝。いよいよ、戦争法案は廃止しかないと叫ぶ人たちの間にも「中国脅威論」という毒素が浸透してきたように感じております。もはや中国を敵と呼ばずに何とすると言った風潮です。バスか船に乗り遅れまいとする。
米国に勝利すると戦争を煽った人たちというのは、現代の日本では考えられないことですが、その考えられないことを繰り返そうとしています。
中国脅威論の毒素に侵された人たちは、「ヒロシマ、ナガサキは正しかった。戦争をやめるためには仕方がなかった」と今も言っている人たちと同じだと思います。釈迦の戒めを忘れた人たちです。
まず頭にイメージしなければならないのは、南沙諸島ではなく、日本の近代史です。中国脅威論を説き始めた人たちに問いたい。米国との開戦は正しかったのかと。勝算は如何にあったのかと。米英は鬼畜であったのかと。
米国に勝利すると戦争を煽った人たちというのは、現代の日本では考えられないことですが、その考えられないことを繰り返そうとしています。
中国脅威論の毒素に侵された人たちは、「ヒロシマ、ナガサキは正しかった。戦争をやめるためには仕方がなかった」と今も言っている人たちと同じだと思います。釈迦の戒めを忘れた人たちです。
まず頭にイメージしなければならないのは、南沙諸島ではなく、日本の近代史です。中国脅威論を説き始めた人たちに問いたい。米国との開戦は正しかったのかと。勝算は如何にあったのかと。米英は鬼畜であったのかと。
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