安倍談話は長続きしない - 内外に共感と支持の集まらない歴史認識







歴史問題に終止符を打ち、アジア諸国、特に韓国と和解を果たそうとする決意がなくてはいけなかった。そして、その大胆な跳躍を支える橋本龍太郎と武村正義の度量と政治力がなくてはいけなかった。左右の垣根を越えた信念と意見の一致が必要だった。条件が揃い、見事に政治の歯車が動いた。画期的な政治だったと言える。村山談話は政治のプロジェクトXだ。村山談話を大切にしよう。憲法のように末永く守り抜こう。

by yoniumuhibi
| 2015-08-15 23:30
|
Comments(10)
言葉はたんなる音声の発話であって意味などない。これほど口先だけのカスカスになった言葉を聞くのも初めて。というのが談話の一部を聞いただけでもわかるわたしの感想。誤ったイデオロギーの下では言語の生命も危ういです…。
0

安倍にとっては、アメリカ軍といっしょに組むという、前代未聞の戦争法制をむりやり通そうとしているときに、自分の本音とまったくちがうことを、言いたくない相手に向かって言うことは、たいへんな苦痛だったでしょう。その苦痛の結晶談話を読みとらなければならない当方の苦痛たるや、とんでもなくク・ル・シ・イ! 支離滅裂というか、今までの自分の意見を痴呆的に覆し、ウソと言葉のごまかしを重ねている。これを評価してしまったリベラル派の人たちは、混乱しすぎてかれの日本語の文脈が追えなくなってしまったのでしょう。朝日の批判社説は正論だが、それ以前に、これほど痴呆的に混乱した頭のなかで生みだされた言葉を、解読することに意味があるのでしょうか、というのが正直な気持ちです。この70年目の大きな意義のある日を、自分の欲望(支持率を戻したい)のために混乱させる首相を、強く弾劾します。

いつも拝読させていただいております。私も今回の談話に失望した者です。 美辞麗句を並べ立てて、いかにも世界平和に貢献しようと決意表明されているように見えますが、よくよく読み説くと、三つの姿勢が顕著でした。
1、侵略戦争の言い訳
2、日本は良いことばかりしてきた、とのお国自慢
3、謝罪はまっぴらごめん
このように自己の完全肯定は幼児への退行現象と捉えるべきです。人間としての真なる成長は、能動的な自己批判を絶え間なく繰り返すことによって促されるものです。自己批判と自己否定の上に立脚した高次な自己肯定が人類に求められていると私は理解しております。昨今の自己承認欲求ばかり高いメンタリティーのみに向けた飴玉のような毒薬に絶望的な気持ちになりました。 日本の首相として恥ずかしいです。
1、侵略戦争の言い訳
2、日本は良いことばかりしてきた、とのお国自慢
3、謝罪はまっぴらごめん
このように自己の完全肯定は幼児への退行現象と捉えるべきです。人間としての真なる成長は、能動的な自己批判を絶え間なく繰り返すことによって促されるものです。自己批判と自己否定の上に立脚した高次な自己肯定が人類に求められていると私は理解しております。昨今の自己承認欲求ばかり高いメンタリティーのみに向けた飴玉のような毒薬に絶望的な気持ちになりました。 日本の首相として恥ずかしいです。

「オバマ大統領の就任演説ーガザの死屍累々で祝福された儀式」安倍の70年談話に対する朝日新聞のような論理的な評価を見ていて、どこかで見たような、と思い出されたのが、冒頭でタイトルをなぞらせて頂い貴下ブログ2009年1月21日配信の記事。似ていると感じた点を以下引用させて頂きます。
「戦争と悲劇を止める指導者としての能力と責任がありながら、就任式までの3週間の間、ガザを血の海にして、パレスチナの子供の無残な遺体を積み上げるに任せた。オバマ大統領の就任式は、罪もなくイスラエルに虐殺されたガザの子供たちの血で祝福されている。」
「ブッシュが退陣して米国の中東外交に変化が起きれば、無権利の牢獄状態の環境に置かれ、生きながらイスラエルに生殺しにされているガザの住民にも、僅かに生きる希望が見える見えるかも知れないと。そう思っていたはずだ。だが、子供417人を含む1315人のパレスチナ人は、その新大統領の就任式を見ることなく殺されて死んでいった。」
「ブッシュ政権からの政策からの転換を言いつつ、ブッシュ政権の政策を媒介した米国の独善的で超越的な思想については本質的な問い直しをしない。結局のところは、歴史に根拠づけながら、米国の判断と行動を全面肯定している。」
「普通に暮らしている広島長崎の数十万の市民の上に原爆を落として数千度の熱で焼き殺した歴史であり、またベトナムに枯葉剤を撒布して大量の障害者を発生させた悪魔の歴史でもある。その点の認識が完全に欠落していて、選民思想のような自己肯定の思想しかない。」
大統領の就任演説と総理大臣談話は、そのまま比較対象にはならないことは、承知ですが、それでもなお、ほぼ「そのまま」という思いに至ります。
オバマ就任時、さして政治に関心を抱いていなかった吾身は、多くの方が名スピーチと言われたのが不思議で、ガザの話とは関連付けられず、ただ何となく血生臭い変なスピーチと感じていた程度の不勉強者でした。貴下ブログにより、いろいろなことを学びました。
安倍はイスラエルと共同での兵器開発に合意しておきながら、70年談話は、いったい誰に向けられているのか。
「戦争と悲劇を止める指導者としての能力と責任がありながら、就任式までの3週間の間、ガザを血の海にして、パレスチナの子供の無残な遺体を積み上げるに任せた。オバマ大統領の就任式は、罪もなくイスラエルに虐殺されたガザの子供たちの血で祝福されている。」
「ブッシュが退陣して米国の中東外交に変化が起きれば、無権利の牢獄状態の環境に置かれ、生きながらイスラエルに生殺しにされているガザの住民にも、僅かに生きる希望が見える見えるかも知れないと。そう思っていたはずだ。だが、子供417人を含む1315人のパレスチナ人は、その新大統領の就任式を見ることなく殺されて死んでいった。」
「ブッシュ政権からの政策からの転換を言いつつ、ブッシュ政権の政策を媒介した米国の独善的で超越的な思想については本質的な問い直しをしない。結局のところは、歴史に根拠づけながら、米国の判断と行動を全面肯定している。」
「普通に暮らしている広島長崎の数十万の市民の上に原爆を落として数千度の熱で焼き殺した歴史であり、またベトナムに枯葉剤を撒布して大量の障害者を発生させた悪魔の歴史でもある。その点の認識が完全に欠落していて、選民思想のような自己肯定の思想しかない。」
大統領の就任演説と総理大臣談話は、そのまま比較対象にはならないことは、承知ですが、それでもなお、ほぼ「そのまま」という思いに至ります。
オバマ就任時、さして政治に関心を抱いていなかった吾身は、多くの方が名スピーチと言われたのが不思議で、ガザの話とは関連付けられず、ただ何となく血生臭い変なスピーチと感じていた程度の不勉強者でした。貴下ブログにより、いろいろなことを学びました。
安倍はイスラエルと共同での兵器開発に合意しておきながら、70年談話は、いったい誰に向けられているのか。

憤懣やるかたないのでもう少し。
アベの談話の中でどうしても許せないのは、いくら自分がいやいや謝罪したといっても「あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません」の下りです。そりゃあ、アベ自身の信念から観れば、完全にウソになる「謝罪」は嫌でしょうがないでしょう。でも、私たちの子どもや孫が「次の戦争で命を奪われること」にくらべれば、謝罪を続ける宿命なんて、なんでもない。子どもたちを戦争から守るは、政府の渾身の力を振り絞った外交努力と、これから戦争しようとする国(アメリカを含めて)に平和の説得をすることです。戦争という問題解決はもう時代錯誤だ、と。もちろん過去の歴史の大きな汚点に対する謝罪は、未来永劫しつづけないといけないと思います。当たり前じゃないか! 日本のこれからの役割はそれしかありません。自分が謝罪するのが嫌だからって勝手なことを言うな! ねえ鳩山さん!
アベの談話の中でどうしても許せないのは、いくら自分がいやいや謝罪したといっても「あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません」の下りです。そりゃあ、アベ自身の信念から観れば、完全にウソになる「謝罪」は嫌でしょうがないでしょう。でも、私たちの子どもや孫が「次の戦争で命を奪われること」にくらべれば、謝罪を続ける宿命なんて、なんでもない。子どもたちを戦争から守るは、政府の渾身の力を振り絞った外交努力と、これから戦争しようとする国(アメリカを含めて)に平和の説得をすることです。戦争という問題解決はもう時代錯誤だ、と。もちろん過去の歴史の大きな汚点に対する謝罪は、未来永劫しつづけないといけないと思います。当たり前じゃないか! 日本のこれからの役割はそれしかありません。自分が謝罪するのが嫌だからって勝手なことを言うな! ねえ鳩山さん!

巧言令色鮮矣₍すくなし₎仁。

「戦争は絶対に無くならないと確信するようになった」と谷川俊太郎が、こどもたちに向かって話していた。
私の息子の小学校で谷川が子どもに向かって話をしたことがあるが、「谷川さんはなぜこんなにたくさんの詩を書いたのですか」という小学生の質問に対して、「詩を書いてお金をもらっているので、生きるために書いているのだ」と答えたのを聞き、本当にすてきな人だと思った時のことを、ありありと思い出した。
「戦争は絶対に無くならない」。だからこそ「戦争をしないように努力し続ける」しかない。あるいは、後退することがあってもなお、戦争を無くそうとする方向に顔を向け続けること、それをやめれば、すぐに戦争になる。そういうことだ。
今の日本国民の誇りは、戦後70年間、その努力を続けてきたことである。例えば「村山談話」も日本国民の努力そのものだ、「平和ボケ」という思考停止ワードがあるが、何もせずに戦争のない状態を維持できるはずはない。
安倍談話は、すぐに忘れられる。その通り。国際社会で評価されないものが残るはずがない。
私の息子の小学校で谷川が子どもに向かって話をしたことがあるが、「谷川さんはなぜこんなにたくさんの詩を書いたのですか」という小学生の質問に対して、「詩を書いてお金をもらっているので、生きるために書いているのだ」と答えたのを聞き、本当にすてきな人だと思った時のことを、ありありと思い出した。
「戦争は絶対に無くならない」。だからこそ「戦争をしないように努力し続ける」しかない。あるいは、後退することがあってもなお、戦争を無くそうとする方向に顔を向け続けること、それをやめれば、すぐに戦争になる。そういうことだ。
今の日本国民の誇りは、戦後70年間、その努力を続けてきたことである。例えば「村山談話」も日本国民の努力そのものだ、「平和ボケ」という思考停止ワードがあるが、何もせずに戦争のない状態を維持できるはずはない。
安倍談話は、すぐに忘れられる。その通り。国際社会で評価されないものが残るはずがない。


安倍談話は残らないし、本人も残ってもらいたいとも思っていないだろう。安倍本人は最初はもっとナショナリズム満載の世界から尊敬され賞賛される日本!!日本がアジア諸国を開放した!!というような自慰史観を中韓何するものぞと国民の熱狂のうちに発表したかったのに結局は圧力に屈し、過去形ではあるものの日本が謝罪したことに触れざるを得ず、誰に対して何を言いたいのか全然わからない言い訳だらけのだらだらと長いだけのスピーチライターの作文をうつろな顔で読み上げるだけに終わってしまった。ウヨの間では子孫に謝罪をさせないとしたことで絶賛している向きもあるが、そんなことはこちらが決めることではなく国際社会が決めることだから、そう思い通りに行くかどうか。
人の心に残るスピーチと言えば、キング牧師のI have a dream.で始まる有名なスピーチがあるが、私が大好きだったアイスダンスのアニシナペーゼラ組がそのスピーチを音楽に組み込みながら「自由」をテーマに踊って2002年オリンピックの金メダルを取っている。優れたスピーチは音楽にすらなると思ったことだった。4月に安倍が米議会でそのキング牧師の言葉をパクってすごくムカついたが。(下品な言葉ですみません、でもこれが私の気持ちに一番ぴったりくる言葉だったので)なぜキング牧師の言葉が人の心に残り続けるかは簡単でそれが心からの叫び訴えであり、かつ人類が追い求めている真実だからだ。それがないスピーチなど残るはずがない。
人の心に残るスピーチと言えば、キング牧師のI have a dream.で始まる有名なスピーチがあるが、私が大好きだったアイスダンスのアニシナペーゼラ組がそのスピーチを音楽に組み込みながら「自由」をテーマに踊って2002年オリンピックの金メダルを取っている。優れたスピーチは音楽にすらなると思ったことだった。4月に安倍が米議会でそのキング牧師の言葉をパクってすごくムカついたが。(下品な言葉ですみません、でもこれが私の気持ちに一番ぴったりくる言葉だったので)なぜキング牧師の言葉が人の心に残り続けるかは簡単でそれが心からの叫び訴えであり、かつ人類が追い求めている真実だからだ。それがないスピーチなど残るはずがない。

村山談話では、重要なところが全て「私は」で始まり、村山首相個人の決意として語られている。安倍談話には、「私は」で始まるフレーズがみごとに一つもない。国民、各国が聞きたいのは、安倍個人の首相としての見解、決意だろう。「じゃぁ、一体アンタ自身はどう思っているの、決意は何なの?」と突っ込みたくなる。朝まで生テレビで、自民党議員が「公明党に配慮した」と口をすべらしたが、どうせ、あの談話は、安倍+アメリカ+公明党の案をコピペしたのだろう。
国会での答弁で、野党が「首相、YESかNOでお答えください。」とせまる場面を何回か見たように思う。そのたびに、安倍はみごとなまでにYES、NOを言わない。質問をはぐらかす、論点をずらす、逆に質問者に質問する。野党の質問に真摯な対応をせず、のらりくらりとかわす。見ていて大変気分がよくない。この感覚、何かに似ていると思ったら、ウナギだとわかった。捕まえようとするほど、ヌルッと手から抜ける。尻尾をつかませない。70年談話もウナギ談話だ。とりあえず、キーワードは入れておいて、批判をかわす。このウナギ戦法で、安保法案可決まで乗り切る気か。冗談じゃない。この大ウナギ、なんとかしなくちゃいけない。
創価学会系の大学内に、反安保法案のグループが立ち上がったそうだ。どうか、公明党という大岩を動かしてほしい。
国会での答弁で、野党が「首相、YESかNOでお答えください。」とせまる場面を何回か見たように思う。そのたびに、安倍はみごとなまでにYES、NOを言わない。質問をはぐらかす、論点をずらす、逆に質問者に質問する。野党の質問に真摯な対応をせず、のらりくらりとかわす。見ていて大変気分がよくない。この感覚、何かに似ていると思ったら、ウナギだとわかった。捕まえようとするほど、ヌルッと手から抜ける。尻尾をつかませない。70年談話もウナギ談話だ。とりあえず、キーワードは入れておいて、批判をかわす。このウナギ戦法で、安保法案可決まで乗り切る気か。冗談じゃない。この大ウナギ、なんとかしなくちゃいけない。
創価学会系の大学内に、反安保法案のグループが立ち上がったそうだ。どうか、公明党という大岩を動かしてほしい。
メールと過去ログ
ご意見・ご感想
最新のコメント
今こそ「テニスコートの誓.. |
by 印藤和寛 at 09:18 |
総裁選で石破さんを倒すた.. |
by 人情味。 at 09:29 |
もし山上容疑者が安倍元首.. |
by 人情味。 at 21:23 |
杉田水脈なる人物は論評に.. |
by 住田 at 10:51 |
盆の時期は一億総反省で過.. |
by 成田 at 08:07 |
あれは15年程前.. |
by ムラッチー at 11:27 |
悪夢のような安倍政治から.. |
by 成田 at 13:03 |
ハーバード大学で比較宗教.. |
by まりも at 23:59 |
重ねて失礼いたします。 .. |
by アン at 17:48 |
安倍晋三のいない世界は大.. |
by アン at 13:16 |
以前の記事
2022年 08月2022年 07月
2022年 06月
2022年 05月
2022年 04月
2022年 03月
2022年 02月
2022年 01月
2021年 12月
2021年 11月
2021年 10月
2021年 09月
2021年 08月
2021年 07月
2021年 06月
2021年 05月
2021年 04月
2021年 03月
2021年 02月
2021年 01月
2020年 12月
2020年 11月
2020年 10月
2020年 09月
2020年 08月
2020年 07月
2020年 06月
2020年 05月
2020年 04月
2020年 03月
2020年 02月
2020年 01月
2019年 12月
2019年 11月
2019年 10月
2019年 09月
2019年 08月
2019年 07月
2019年 06月
2019年 05月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月