人気ブログランキング | 話題のタグを見る

新興宗教「橋下維新」の終焉 - ネオリベ(改革)の夢を追い続ける病理

新興宗教「橋下維新」の終焉 - ネオリベ(改革)の夢を追い続ける病理_c0315619_15442755.jpg大阪での住民投票の翌日、5/18に放送されたクローズアップ現代を見ていると、淀川べりに工場のある中小企業の社長が、若い従業員を集めて都構想への賛成票を投じるよう熱心に説教する場面があった。会社の就業時間中に、社長が業務上の重要な指示でも与えるように、会議室で賛成派のパンフレットを配り、全社員が都構想賛成で一丸になるよう促していた。小さな企業だからこんなこともあるのだろうが、「職場に憲法を」の観点からすれば、まさに論外の逸脱と言うほかない。NHKを呼んで撮影させるくらいだから、大阪の世論環境が、どれほど都構想賛成を当然視する空気感であったかを思わされる。大阪のテレビは賛成派にジャックされ、CMで埋め尽くされていただけでなく、番組のコメントも賛成派の論者が仕切っていて、反対派は異端として排斥されていたらしい。まさに橋下王国。橋下民主主義人民共和国。10年以上前の「小泉改革」や「小泉劇場」の政治が、もっと極端で派手な形となり、単純で粗暴な姿となって周回遅れで大阪で再現されている。大阪の人は、学習能力というものがないのだろうか。投票率が66%と高かったことや、賛否が拮抗していた事実をもって、マスコミは「大阪の民主主義のレベルの高さ」を喧伝する報道に終始しているが、その論評や総括は完全に間違っている。これはむしろ、大阪の衆愚政治のどぎつさと病理の深刻さを証明するものだ。



新興宗教「橋下維新」の終焉 - ネオリベ(改革)の夢を追い続ける病理_c0315619_15444058.jpg大阪は、10年前の「小泉改革」のネオリベ教の夢を未だ追っているのであり、夢から覚めていないのだ。クロ現に登場した中小企業の経営者は、「これが最後のチャンスと思うんや」と従業員を前に熱弁していた。「これが最後のチャンス」というフレーズは聞き覚えがある。2001年の参院選のとき、小泉純一郎の最初の選挙で、自民党が大勝利して「改革」路線を固めた選挙だったが、NHKが選挙を追いかけた報道で、やはり真面目そうな中小企業の経営者を出し、「これが最後のチャンス」と言わせて、「小泉改革」に賭ける熱意と情念をテレビに映していた。山一が破綻した1997年の金融危機から4年後の出来事で、今から14年前も昔のことである。淀川べりの金型研磨工場の社長の主観では、「これが最後のチャンス」であり、ここで何とか橋下徹の勢いを復活させ、維新の政策をパーフェクトに貫徹させないと、大阪の経済も自分の経営も全てが破滅してしまうというリアルな危機感で焦っているのだろう。客観的に見れば、それはペテンに引っ掛かっているだけであり、騙されているだけなのだが、信者となった本人には真実は何も見えない。外から大阪を傍観する者の目からは、(彼らは)7年半も橋下徹を間近で見ているのだから、いいかげんに詐欺師の正体を見抜いてもよさそうだと思うのだけれど、現実は逆で、時間が経つほどに盲信と帰依を深める依存症に陥っている。

新興宗教「橋下維新」の終焉 - ネオリベ(改革)の夢を追い続ける病理_c0315619_15445095.jpgローカルパーティである維新は、橋下徹という教祖を信仰する新興宗教なのであり、信者たちは7年半の間に信仰を強めていたことが察せられる。大阪都構想についても、信者たちにとっては、もう5年も前から説かれていた「約束の大地」の教義であり、協定書の中身などどうでもよく、今さらあらためて検証・検討するようなマニフェストではなくて、実践と勝利あるのみの神聖な目標だったのだ。信者たちにとっての今回の住民投票の政治は、その政策の合理性を説得したり論争する機会ではなく、反対派を撃退して白黒決着をつける機会だった。だから、都構想の政策議論は全く深まらず、論点が全国に(東京に)情報として届くことがなかったのだ。信仰を深めるということは、異論に耳を傾けない態度を習慣化することでもある。おそらく、大阪では、都構想の賛成派と反対派の間で対話は成立していないのだ。賛成派は、都構想のポイントとして二つのビルの破綻に注目させ、二重行政の解消をメッセージとして一点主張する。反対派は、それなら知事と市長が維新のトップなのだから、府と市が話し合って調整すればよいではないかと反論する。そこまでは、東京(全国放送)のマスコミも紹介する。だが、そこで終わりなのだ。それに対して賛成派がどう応じ、論争のダイアローグがどう続いたかは報道されない。視聴者であるわれわれは不満だが、マスコミはそれ以上の関心を延長させない。

新興宗教「橋下維新」の終焉 - ネオリベ(改革)の夢を追い続ける病理_c0315619_1545274.jpgきっと、対話と論議そのものが続かないのだろう。7年半の間に、橋下徹の信者たちはより頑迷になり、「結果で見せたるわ」とか「理屈やないで」という態度に凝り固まったのに違いない。賛成派から見て反対派は、拒絶と憎悪をもよおす対象でしかなく、議論を通して説得と合意に導く相手ではないのだ。話の通じない敵だ。だから、この住民投票を支配したのは、冷静な議論ではなく感情の対立であり、数の勝負の結果だけが関心の焦点となり、およそ民主主義が深まっただとか、民主主義がレベルアップしたと賛美できるような内実ではなかった。住民自治や地方行政の観点からは不毛きわまる政治であり、カネと時間とエネルギーを浪費し、荒廃と禍根だけを残しただけの政治に終始したと言える。「大阪を変えないといけない」からという空っぽのワンフレーズが、いまだに訴求力を持ち続け、維新と橋下徹を正当化する水戸黄門の印籠として機能していることは、外から見る者には目眩を覚える異常なアナクロ現象だ。これほど「変わりたい」願望に取り憑かれ、強迫観念に支配されている者に、何と言えば覚醒への通路を悟らせることができるのだろう。マインドコントロールから解放することができるのだろう。まさに、事実として対話は成立しない。対話のできない狂信的な者たちが、民主主義の一票を振り回し、民主主義の制度を濫用して独裁政治の確立に狂奔した。これを衆愚政治と呼ばずして何と呼ぶべきなのか。

新興宗教「橋下維新」の終焉 - ネオリベ(改革)の夢を追い続ける病理_c0315619_15451313.jpg橋下徹の7年半の暴政と混乱がツケとして重く残り、大阪は今後さらに経済的没落を早め、再生の道のりから遠ざかるだろうが、この新興宗教の影響力は、辛坊治郎とか島田紳助のような代わりの小物の神輿を得て、なおしばらく大阪の小世界で悪あがきの蠢動を続けるのかもしれない。大阪の人々が認識しなくてはいけないことは、橋下徹の人気というものが、マスコミが作り出したものであり、特に、民主党政権を転覆させるために工作し演出した「英雄」だったという点だ。いみじくも、5/17深夜の引退会見の中で、橋下徹は自分について「ワンポイントリリーフ」だったと言い、「使い捨て」の存在だったと捨て台詞を吐いた。この言葉は、橋下徹を担ぎ上げて「第三極」のブームを作ったマスコミと、その裏にある政治を示唆していて、自分の役割が何であったかの種明かしを吐露したものである。最後の最後に風を吹かせてくれなかったマスコミへの恨み節だ。2015年の住民投票は、橋下徹の最後の博打であり、追い詰められて崖っぷちに立っていた橋下徹の、形勢挽回への「アルデンヌの森」作戦の敢行だった。2014年の衆院選では、維新は大阪の小選挙区の各所で議席を取りこぼしたが、そのときはすでに東からは撤退を余儀なくされて、本拠の大阪しか陣地が残っていなかった。2013年の都議選と参院選で躓き、2年間ジリ貧の境遇を強いられた挙げ句、巻き返しの攻勢に打って出たのだけれど、退潮の流れを変えられずに裏目の結果に終わった。

新興宗教「橋下維新」の終焉 - ネオリベ(改革)の夢を追い続ける病理_c0315619_15452374.jpg住民投票がもっと先であったなら、さらに差がついて負けていたのであり、待機や我慢が苦手な橋下徹としては、公明党の妥協を得たこの機を逃さず、素早く勝負の博打に出るしかなかったのだ。2012年の橋下徹のピークを思い出さなくてはいけない。あのとき、総選挙の2か月前、リーガロイヤルでの大阪維新の会のパーティを取材した報ステのレポーターは、橋下徹を、オーラを放っているようだと英雄視して絶賛した。大越健介のNW9による持ち上げ報道もひどかった。2012年のマスコミは、橋下徹を救世主として祭り上げ、雑誌は右から左まで橋下維新の特集で埋めて店頭で売っていた。辺見庸は、橋下徹を「テレビがひり出した糞」と呼んだが、まさしく、テレビが橋下徹をカリスマに化けさせたのであり、ブームを盛り上げて怪物を一人歩きさせていた張本人はマスコミなのだ。5/17からの報道を見ると、橋下徹の大阪での人気は依然として高いとか、やめないでくれという声が殺到しているなどというニュースが並んでいる。マスコミが橋下徹の問題を正しく総括しようとせず、嘗て売って儲けた返礼とばかり、媚を売っている姿勢が目立つ。5/18の古館伊知郎のコメントが典型的で、「こんな優秀な政治家が引退するのは惜しい」などと言ってベタ褒めしていた。私の推測では、おそらく橋下徹はもう政治の前面には出ないだろう。自分が選挙の表に立つ政治の勝負はしないはずだ。なぜなら、博打をやればまた負けて痛い目に遭うことを知っているからである。

新興宗教「橋下維新」の終焉 - ネオリベ(改革)の夢を追い続ける病理_c0315619_1545389.jpg黒幕になる道を探すと思われる。誰かの後見人になるとか、新しい顔と勢力が売り出すときのフィクサーになるとか、自分が出たときの堺屋太一のようなポジションを目論むだろう。5/17以降の橋下徹は、マスコミ記者を敵に回して挑発することはせず、マスコミと仲よくして(ご意見番として)業界の既成論者の中に入ろうとするはずだ。したがって、大阪維新の会とか、維新の党の大阪組とかは、たとえどれほど熱心な信者が大阪に残っていたとしても、もう組織もろとも潰れざるを得なくなる。教祖が教祖をやめるのだから、どれほど敬虔な信者がいても、教団の存続は不可能だ。橋下徹に代わる後継リーダーは維新にいない。誰も代役として集団を率いることができず、集団の理念もないのだから、看板を下ろして閉店するしか道がない。これまで維新に投票した有権者は、自民と民主と無党派の三つに分散するだろう。橋下維新に心酔した人々というのは、基本的に「小泉改革」のブームを中心で支えた部分であり、バブル崩壊で没落の危機に瀕した中小企業の経営者である。丸山真男は、「ファシズムというものはどこにおいても運動としては小ブルジョア層を地盤としております」(未来社 旧版 P.63)と言っているが、ファシズムの論理がここでも当て嵌まる。そして、「改革」の政治を草の根で担った者たちが、どれほど失敗しても懲りないのは、「改革」が頓挫したのはあいつらに邪魔されたからだと、そういう責任転嫁の論法で問題をスリ替え、弱者を攻撃するイデオロギーが身に染み着いているからだ。

ネオリベ教の信者たちは、なまじ自分は能力があって優秀という自己意識を持っているため、政治の結果を客観的に受け止めて反省するということができない。「小泉改革」が潰れれば「橋下維新」、それが潰れればまた次の「改革」と、無意味なネオリベの救済と成功の幻想を追い続ける。


新興宗教「橋下維新」の終焉 - ネオリベ(改革)の夢を追い続ける病理_c0315619_15455238.jpg

by yoniumuhibi | 2015-05-20 23:30 | Comments(8)
Commented by てんてん at 2015-05-20 23:43 x
論旨にはおおむね賛成ですが
一つ重大な視点を欠いています。
大阪で橋下があれほどウケた(ウケたのであり
支持されたのではない)橋下が大阪人の
「役人嫌い」という伝統的な気質にうまく
取り入ったからです。
大阪で「賛成票」を入れた人々の本当の理由は
圧倒的に「公務員嫌い」です。
(「公務員批判」ではない)
橋下は確かに「TVがひりだした糞」ですが
人々の間に「なんとなく漂っている気分」を察知して
それに取り入る天才です。
それがTVという「なんとなく漂う気分」を
作り出す装置から生み出されたということです。
問題なのは、大阪だけでなく世間にただよう
理不尽な「公務員バッシング」の気分です。
不届きな役人はたくさんいるし、公務員に対して
監視の目は常に必要です。
しかし、公務員は私たちが税金で雇っている
行政のエキスパートでもあります。
彼らを理不尽に叩くことは、行政サービスの劣化に
つながることも忘れてはなりません。
大阪の一つの例を申し上げます。
昨年の大阪市の小学校教員採用試験の競争率は
なんと2.0倍という低さ。同じ昨年、神戸市は4.6倍
京都市は4.4倍です。
かつて大阪市の教員採用試験は何十倍という
激戦だったのです。
橋下の公務員給与削減と苛烈で理不尽なしめつけが
「大阪から教員希望者が逃げている」という
結果を招いたことは論をまちません。
一般公務員採用試験の状況も同じ。
これが大阪市にとって損失であることは
言うまでもありません。
質の低下とまでは言いませんが、エキスパートとしての
能力の低下は避けられないでしょう。
問題は、これが大阪だけの問題ではない、と
言うことです。
理不尽な公務員たたきの気分は日本中に
蔓延しています。
全国の人々に大阪市の轍を踏んでほしくありません。
私たち納税者としては、大切な行政の執行者には
優秀な人々を雇いたいものです。

公務員攻撃は、サッチャーたち新自由主義者の
伝家の宝刀であったことを申し添えます。
Commented by NY金魚 at 2015-05-21 00:00 x
お笑い王国大阪と、かろうじて失敗に終わったこの衆愚政治を、この記事のように新興宗教の教祖と対比するととてもわかりやすい。大阪出身の自分のなかにもある愚行癖を反省しています。
しかし、海の向うから見ていると、いま国政の長が張り切って動いているさまざまな愚行は、日本国民全員の選んださらに大きく深刻な「衆愚政治=新興宗教」そのものです。あなたがたとえ何県出身でも逃げられない。
そこには、自分が護憲で、反戦で、辺野古基地反対で、弱者救済だから、正当で、かれらとはちがいますと叫んでみてもまったく弁解できないものがあります。前稿でのバジェットの「民衆は、自分自身に対する批判を決して聞こうとしない。」を、耳を掻っ穿じって聴く必要があります。80年前、まさかアメリカと戦争はしないでしょう、とタカを食っていた人びとの楽観だけは真似したくない。
Commented by 愛知 at 2015-05-21 02:19 x
今回の記事、前回の記事、皆様のコメントで、やっと「大阪都構想」が腑に落ちました。週刊ポストとか見ても意味がわからないし。家族から意味を聞かれて困っていました。大阪から「のぞみ」で47分の地にいながら全く理解できず。あらためてこちらのブログに接していて良かったと感謝。さきほど戦争(安保)法制に関する党首討論の中継を全部見て、立ち上がれないほど眩暈がしていましたが、記事とコメントのおかげで少し光明が。成蹊はポツダム宣言知らなくても入れるんだと。てか、義務教育のレベルだし。内閣不信任案は当然、最低のライン。安倍が居住する地の都道府県知事は自傷他害のおそれが明白であるから、精神保健福祉法第29条に基づき緊急措置入院させるべき。松野も回りでにやけてる連中も。結局はマスコミ、衆愚、知の劣化なんですね。「今や満鉄社内は勿論社外に於いても満鉄経営の刷新組織の改善を実行せざれば或は破産すべしとの声漸く高まらんとする形成を誘致せり」(大阪朝日新聞・奉天特電・大正9年9月28日=神戸大学附属図書館)より。都構想も満鉄も同じだったんですね。仏教だと「有頂天」。リニア中央新幹線と同じ。何の生産性もない亡国の近視眼的経済的王道楽土の策略。記事とコメントに重ねて深謝。
Commented by ホログラム at 2015-05-21 07:32 x
大阪に住み、関西マスコミによる報道に毎日触れながらこの7年間を過ごしてきましたが、この7年間の間に大阪を取り巻く空気は徐々に変質してきました。橋下が知事に就任した当初は誰もが何となく橋下を支持しているような空気が流れ、橋下を否定的に見る声がほぼ皆無だった一方、熱烈な支持者もそれほど多く見かけませんでした。それが時が経つにつれ、教祖を信奉する信者のごとく対話も全く通じそうにないような頑迷な支持者が目立つようになると同時に、それまで橋下を何となく支持していた人達がその空気に居心地の悪さをおぼえ始めて離反が進み、大阪全体の意識の二極化が進んでいました。

橋下は知事になる以前に関西のローカル番組(「魔法のレストラン」など)に出ていたこともあって、テレビ局や関西ローカルの芸能人に熱狂的な支持者が多く、これら関西マスコミに関わる人間をはじめとした賛成派の狂乱ぶりは凄まじいものがあり、冷めている人の実数は多い(もともと橋下の票田だった無党派層で反対の割合が高かったことがそれを示しています)のに声を挙げにくいという、実に気味の悪い空気が蔓延していました。それは今も続いていて、僅差とはいえ反対が多数派だったにも関わらず感覚的には賛成が圧勝したのではないかと錯覚してしまうほどに、その空気は熱烈な支持者にジャックされています。同時にそれを目にして「気持ち悪い」と感じている人もさらに増えているはずで、水面下で膨らみ続ける意識の二極化は当分は大きな傷跡として残りそうです。
Commented by ローレライ at 2015-05-21 19:07 x
『藤井聡氏は、橋下氏が大阪知事になってから財政が急激に悪化した事実を公的なデータから紹介しています
』http://blog.goo.ne.jp/2005tora/e/aa43e62e7e2759ddd59d2c1956fafb46
Commented by ローレライ at 2015-05-21 21:00 x
『維新が大阪の自民党から分裂するきっかけとなったのは、咲洲(さきしま。大阪市の臨海地域)のWTCに府庁を移転するか否かで自民党府議団の離反があったからです。』http://grandpalais1975.blog104.fc2.com/?m&no=654&cr=fe62e8e0dc79ae448f58a1ae44dfa34c廣宮孝信☆
Commented by 半覚醒状態 at 2015-05-21 21:00 x
橋下氏の言動を見ていて感じるのは、極めて感情的だということ。辞め方も自分の行いを反省内省することもなく、短絡的に放りだす。まるで子供のようである。ただそうした人物が一定の支持を集めているという事実に不気味さと危機感を感じます。理性的で良心的である方に登場願いたいです。
Commented by 愛知 at 2015-05-21 21:18 x
昨夜からNHKが異様。背筋が寒く。昨夜NW9のトップが自動車販社の販売方法の変化。今夜5/21の午後7時のニュースは①15歳ドローンで逮捕②イルカ・菅義偉が抗議③韓国の水産物禁輸・農水省がWTO協議申し入れ④日本マクドナルド新たな販売戦略⑤シリア・パルミラ遺跡をISが全域支配⑥三菱重工業系の三菱農機がインドの財閥、ヒンドラと資本提携⑦司法試験云々⑧参院選挙制度改革・自民溝手参院議院会長が意見・他会派も云々⑨被災地への復興支援・自民が提案⑩大相撲⑪テコンドー世界選手権、日本人が優勝。金メダルへの期待⑫プロ野球速報⑬気象情報⑭お別れの映像。続くクロ現もドローンで米国人識者多数のコメント。1時間、民主共産の一言もなく。①はガキのラジコン、これ、トップって。⑥は従来、大手企業という表現のはず。系列の成蹊、馬鹿にしたから?これで受信料、払い続けたら「テレビがひりだした糞」(辺見庸先生)じゃなく、「自らがひりだし自らが浸かる糞」。こちらでご紹介のNY金魚様のブログ「偶然はなく必然」との一文が思い起こされ。官邸ドローンはブログも含め経営難D通脚本家の用意周到な演出と思えてきました。ドローンブログ少し共感してたんですが、よく考えたら出来過ぎ。ドローンは政治と主権者を分断する格好の煙幕。ひょっこりひょうたん島の件、やや大袈裟と思っていたのですが、こうなってくると井上ひさし先生に陳謝、合掌。志位さんの質問に答えなかった安倍。どの国のメディアも取り上げないなら戦争(人殺し、侵略)はグローバルスタンダード。もしNHKの方が、こちらのブログを見ておられたら、正気を取り戻して。既に反戦に抗せざるのであれば、せめて中立な報道を。「人間がこの世に生きてゆくからには、じぶんのすきな所に住み、じぶんの思うことをいい、自分のすきな教えにしたがってゆけることなどが必要です。これらのことが人間の自由であって、この自由はけっして奪われてはなりません。」―――ご紹介の『あたらしい憲法のはなし』より。受信料支払い拒否すら真剣に考えます。


メールと過去ログ

since 2004.9.1

ご意見・ご感想




Twitter

最新のコメント

今こそ「テニスコートの誓..
by 印藤和寛 at 09:18
総裁選で石破さんを倒すた..
by 人情味。 at 09:29
もし山上容疑者が安倍元首..
by 人情味。 at 21:23
杉田水脈なる人物は論評に..
by 住田 at 10:51
あれは15年程前..
by ムラッチー at 11:27
悪夢のような安倍政治から..
by 成田 at 13:03
ハーバード大学で比較宗教..
by まりも at 23:59
重ねて失礼いたします。 ..
by アン at 17:48
安倍晋三のいない世界は大..
by アン at 13:16
今まで、宗教2世の問題に..
by さかき at 10:31

以前の記事

2022年 08月
2022年 07月
2022年 06月
2022年 05月
2022年 04月
2022年 03月
2022年 02月
2022年 01月
2021年 12月
2021年 11月
2021年 10月
2021年 09月
2021年 08月
2021年 07月
2021年 06月
2021年 05月
2021年 04月
2021年 03月
2021年 02月
2021年 01月
2020年 12月
2020年 11月
2020年 10月
2020年 09月
2020年 08月
2020年 07月
2020年 06月
2020年 05月
2020年 04月
2020年 03月
2020年 02月
2020年 01月
2019年 12月
2019年 11月
2019年 10月
2019年 09月
2019年 08月
2019年 07月
2019年 06月
2019年 05月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月

記事ランキング