池澤夏樹の転向 - 「新聞記者、ジャーナリズムの転向から始まる」







再度、丸山真男の時空を超えた寸言の呟きの前に立とう。「知識人の転向は、新聞記者、ジャーナリズムの転向から始まる。テーマは改憲問題」。

by yoniumuhibi
| 2015-04-14 23:30
|
Comments(6)

ご紹介の引用、佐伯啓思・京大教授 中高生に社会福祉や自衛隊体験入学推奨(2015.1.16)において「百田尚樹氏の『永遠のゼロ』の影響か、特攻隊に関心を持つ若者が増えている」と。幼児レベルの駄文ゆえ、以下、引用の価値なし。率直に言ってこれ、本当に大学教授が書いたの?と驚き。人格の後退さえ真面目に疑われる。そもそも百田尚樹は、その後の著書『殉愛』において、単なる詐欺師、ペテン師と特定されている人物。詳しくはアマゾンの『殉愛』書評参照。日本福祉大学主催第12回高校生福祉文化賞エッセイコンテンスト第4分野、最優秀賞は、盈進高等学校2年、川上明莉さんの「永遠にゼロ」―――多くが「感動した」という。私はすっきりしない。(中略)本はよく売れ、映画もヒットした。私はその状況と、ヘイトスピーチなどの排外的社会現象や集団的自衛権をめぐる政治は無関係ではないと思う。現代社会は戦後69年にして、凄惨な死を忘れ、単純で美しいものにあこがれているのかもしれない。であるなら、現在はもはや戦後ではなく、すでに「戦前」ではないだろうか。太平洋戦争におけるアジア各国への加害も含め、亡くなった尊い犠牲の上に、私たちは平和憲法を手にし、現在の日常が成り立っているのである。「戦争を永久に放棄する」。私はこの永遠の誓いに勇気づけられ、誇りを感じる―――高校生らしくフレッシュで鋭い感想だと感心させられました。その全文は、http://www.n-fukushi.ac.jp/50th/essay/2014/the_fourth_field/saiyusyusyo.html ブログ主様の転向のプロセス分析はいつもながら鋭く、的確であり、とても勉強になります。しかしこの2本の短文を比較した場合、繰り返しになりますが、大学教授には精神科で言うところの人格の後退が疑われ、高校2年生のフレッシュな感性の足元にも及ばない。人格の後退、崩壊すら疑われる教授が朝日新聞のコラムとは。換言すれば朝日新聞社の自我の崩壊、人格の後退ということに。すぐに翼賛会朝日新聞と社名変更すべし。それが嫌なら、社名変更しないのであれば、この高校2年生にコラムニストを差し替えるべき。今夜の報ステ(4/14)ではさしたる意味のない飛行機事故続報を押し込み、巧妙に安保法制懇談会に関するコメントが飛ばされて。敏感な若者は時代の危機を感じ取っている。
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とても残念です
池澤氏については、護憲や人権を大切にする人物として信頼していました。今回こんな形で転向したことは、大変残念でショックを受けています。私も氏が「お金で買われた」とは考えられず、ブログ主の紹介した丸山真男の論が当たっているのかなと思いました。
2月に毎日新聞のインタビューで、糸井重里は自分が32年前に書いたコピー「まず総理から前線へ」を全否定しました。(「天野さんの義理立てで引き受けちゃった仕事」「今なら『戻して』って言う」)企業家に取り入って商売をしてきた人物なので、信頼はしていなかったのですが、あからさまに過去を取り消したのには驚きました。
今後は「積極的平和主義」や「国際平和支援法」に寄り添って、新たな商売を獲得する算段なのでしょう。ひょっとすると朝日新聞にも現れて「左折の改憲」を勧めるのかも。「欲しがりません、勝つまでは」を越える歴史に残るコピーを書きたいという下心でもあるのかしら。
老醜、さいてー。
池澤氏については、護憲や人権を大切にする人物として信頼していました。今回こんな形で転向したことは、大変残念でショックを受けています。私も氏が「お金で買われた」とは考えられず、ブログ主の紹介した丸山真男の論が当たっているのかなと思いました。
2月に毎日新聞のインタビューで、糸井重里は自分が32年前に書いたコピー「まず総理から前線へ」を全否定しました。(「天野さんの義理立てで引き受けちゃった仕事」「今なら『戻して』って言う」)企業家に取り入って商売をしてきた人物なので、信頼はしていなかったのですが、あからさまに過去を取り消したのには驚きました。
今後は「積極的平和主義」や「国際平和支援法」に寄り添って、新たな商売を獲得する算段なのでしょう。ひょっとすると朝日新聞にも現れて「左折の改憲」を勧めるのかも。「欲しがりません、勝つまでは」を越える歴史に残るコピーを書きたいという下心でもあるのかしら。
老醜、さいてー。

もうここまでくると容易にひっくり返せない。言うべき事を言うべき時に言うべき人が言わない。TWを見ていても面白半分のツイにRTが非常に多い。危機感はそれぞれ持っているのでしょうが胸に迫ってくるものがありません。あの都知事選で私なりに色々感じることがありました。あの都知事選が今思えば大きな分岐点だったように思います。あれに勝っていたらまさかこのような事態にはならなかったでしょう。どうして庶民を引っぱってくれるリーダーがいないのか。既成政党は全てアウトだし余りの危機感の無さに呆然とします。でも私は最後の1人になっても平和憲法遵守・戦争反対・全原発阻止を訴えるつもりです。

「転向」という言葉を聞いて思い浮かべること。昔、薄暗い取調室の中で、地下にもぐった共産党員が拷問に耐え切れずするものというイメージしかありませんでした。それを、思想の自由が保障されているハズの現代で聞くとは。。。なるほど、「転向」はそんな外部からの圧力で無理強いされて起こるものではなく、人が自分の思想と違う世のトレンドとの齟齬を無意識のうちに自己解決するために、密かに心の中で進行することなのかもしれない。なんという怖いことだろう。自分では堅固な信念を持っているつもりであっても、もしかすると、それは知らない間に進行しているのかもしれない。
コメントの中にある、もしかすると今は戦後でなく、「戦前」なのかもという一言に脳天を一撃されるようなショックを受けました。そうだ、「戦前」のムードがもう既に醸成されているのかも。「戦後」を知っている人はいても、戦争へなだれ込むまでの経緯を体感している人はもういない。誰も、実感として「戦前」の空気を知っている人はいない。だから、皆、この空気に「戦前」のにおいをかげる人がいないのだ。
この間、たまたまYoutubeで、現政権の右傾化を危惧する引退された野中さんのインタビューを見た。画面の下にいくつかコメントが出ていたので、「おぉ、野中さんの意見に対する応援コメントが出てる」と思い、読んで見て、本当に胃が飛び出る程驚いた。全部が全部、野中さんへの攻撃コメントなのだ。それがまぁ、なんと幼稚なこと。まるで幼稚園児が気に入らない友達を攻撃するような口調なのだ。しばらく日本へ帰らない間に、日本はこんなに変質してしまったのか。ブログ主様の「日本国民の劣化」とはこういうことだったのか。。。絶句。
コメントの中にある、もしかすると今は戦後でなく、「戦前」なのかもという一言に脳天を一撃されるようなショックを受けました。そうだ、「戦前」のムードがもう既に醸成されているのかも。「戦後」を知っている人はいても、戦争へなだれ込むまでの経緯を体感している人はもういない。誰も、実感として「戦前」の空気を知っている人はいない。だから、皆、この空気に「戦前」のにおいをかげる人がいないのだ。
この間、たまたまYoutubeで、現政権の右傾化を危惧する引退された野中さんのインタビューを見た。画面の下にいくつかコメントが出ていたので、「おぉ、野中さんの意見に対する応援コメントが出てる」と思い、読んで見て、本当に胃が飛び出る程驚いた。全部が全部、野中さんへの攻撃コメントなのだ。それがまぁ、なんと幼稚なこと。まるで幼稚園児が気に入らない友達を攻撃するような口調なのだ。しばらく日本へ帰らない間に、日本はこんなに変質してしまったのか。ブログ主様の「日本国民の劣化」とはこういうことだったのか。。。絶句。

ネット右翼の台等に関してのコメントを投稿しようとしましたが、本記事コメントに植草氏が入ってきたので、本来の記事外からコメント致します。
私はウィンドウズ95の時代にネットに入りました。
確かに、その頃から既に右翼のサイト、掲示板は有りました。
おそらくは、ネット以前から彼らなりが持つ疑問を調べ、突き詰め、思考し導いた答えでも有るかと思います。
それがネットが手軽に現れたのを契機に一気に意思表示をはじめた、と見ています。
その後、反中嫌韓のキャンペーンが続き、その気になった若者が増えたのも確かです。
定かでない情報を信じ込み、中国人をバカにする。
システム屋としてオフショアの話を聞くにつけ、中国人を否定する技術屋の居る事、を体感しています。
バカな中国人と君の右傾化とがどう関わるのか尋ねてみても、確かな自覚は無いようです。
「ブームに乗り遅れない」とするような軽い感覚での右傾化、のようです。
今、Tw上で
「言葉も行動も生き方も護憲である今上天皇への護持と、改憲・集団的戦争権を目指す安倍への支持。この二重規範を君らはどう考えているのか?」
ネトウヨ達へ投げていますが反応は返ってきません。彼らには、これが二重規範だと理解できていないようです。
お一人だけ、ご高齢の方からの返事が有りましたが「心情の対立」に考え込んだご様子。
今の若い世代の右傾化は、思想信条に基づいたモノよりも均質性に遅れまいとする心理のようです。
ゆえに今上天皇護持と言われてもその実感は持っていない、ピンと来ない、なので二重規範にもならない、のでしょう。
私はウィンドウズ95の時代にネットに入りました。
確かに、その頃から既に右翼のサイト、掲示板は有りました。
おそらくは、ネット以前から彼らなりが持つ疑問を調べ、突き詰め、思考し導いた答えでも有るかと思います。
それがネットが手軽に現れたのを契機に一気に意思表示をはじめた、と見ています。
その後、反中嫌韓のキャンペーンが続き、その気になった若者が増えたのも確かです。
定かでない情報を信じ込み、中国人をバカにする。
システム屋としてオフショアの話を聞くにつけ、中国人を否定する技術屋の居る事、を体感しています。
バカな中国人と君の右傾化とがどう関わるのか尋ねてみても、確かな自覚は無いようです。
「ブームに乗り遅れない」とするような軽い感覚での右傾化、のようです。
今、Tw上で
「言葉も行動も生き方も護憲である今上天皇への護持と、改憲・集団的戦争権を目指す安倍への支持。この二重規範を君らはどう考えているのか?」
ネトウヨ達へ投げていますが反応は返ってきません。彼らには、これが二重規範だと理解できていないようです。
お一人だけ、ご高齢の方からの返事が有りましたが「心情の対立」に考え込んだご様子。
今の若い世代の右傾化は、思想信条に基づいたモノよりも均質性に遅れまいとする心理のようです。
ゆえに今上天皇護持と言われてもその実感は持っていない、ピンと来ない、なので二重規範にもならない、のでしょう。

本当にマズイと感じるのは、Twで見たこの方のコメントにある人達。
比嘉まりんさん。
>よく政治学の教授が「ねとうよになるのは自己肯定感の欠如、彼らも可哀想なんだ」みたいなことを授業で言ってたけど、
こんな狂った政府がこの国を牛耳ってるのは、ねとうよのせいじゃなくて、そこそこ恵まれた人たちの無関心が原因だと思う。
知性も想像力もないの。自分の小金のことで頭がいっぱい。<
全くその通りなんです。
彼らこそが右傾化推進派(安倍シンパ)に当たります。政治状況には無関心だが自分が掴んだカネに対しての執着心は強い。
その執着に安心感を与えてくれる安倍のやる事のどこが悪い。この論理はTwだけでなくfacebookでのほうが顕著です。
彼らも今上天皇護持とは無縁ですね。
私自身は、天皇を精神的規範に置く立場の者ではありませんが、今上天皇の言動、生き方には敬服致します。
護憲と昭和の落穂拾いに使命を持ち命がけで戦っておられる。
上にあげた二者は共に、精神的規範を持たず、その時の空気感や自身の利益のために右翼化を勧めている。
それが、いずれ自身の権利すら抑制する暴力になることも想像できずに薦めています。
別件1
今日の報道ステーションでも9条改憲やむなし、の論調でしたね。
「不戦の誓い」を言い訳と言い放った。それを許す古館。
左派からの改憲論調、強まると思います。
別件2
今、この時期において、植草氏は何に噛み付いておられるのでしょうか。
今は、反安倍政権、反極右、で論戦すべき時と考えるのですが。
比嘉まりんさん。
>よく政治学の教授が「ねとうよになるのは自己肯定感の欠如、彼らも可哀想なんだ」みたいなことを授業で言ってたけど、
こんな狂った政府がこの国を牛耳ってるのは、ねとうよのせいじゃなくて、そこそこ恵まれた人たちの無関心が原因だと思う。
知性も想像力もないの。自分の小金のことで頭がいっぱい。<
全くその通りなんです。
彼らこそが右傾化推進派(安倍シンパ)に当たります。政治状況には無関心だが自分が掴んだカネに対しての執着心は強い。
その執着に安心感を与えてくれる安倍のやる事のどこが悪い。この論理はTwだけでなくfacebookでのほうが顕著です。
彼らも今上天皇護持とは無縁ですね。
私自身は、天皇を精神的規範に置く立場の者ではありませんが、今上天皇の言動、生き方には敬服致します。
護憲と昭和の落穂拾いに使命を持ち命がけで戦っておられる。
上にあげた二者は共に、精神的規範を持たず、その時の空気感や自身の利益のために右翼化を勧めている。
それが、いずれ自身の権利すら抑制する暴力になることも想像できずに薦めています。
別件1
今日の報道ステーションでも9条改憲やむなし、の論調でしたね。
「不戦の誓い」を言い訳と言い放った。それを許す古館。
左派からの改憲論調、強まると思います。
別件2
今、この時期において、植草氏は何に噛み付いておられるのでしょうか。
今は、反安倍政権、反極右、で論戦すべき時と考えるのですが。
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