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大晦日に - 最悪の年だった2014年

大晦日に - 最悪の年だった2014年_c0315619_16531839.jpg今年は最悪の1年だった。ブログ開設10周年の年を静かに送りたかったが、社会の動きは悪い方向に進み、抗おうとする中でその流れに巻き込まれ、苦痛を強いられただけの1年で終わった。最初に起きた忌まわしい事件は、1月31日の岩上安身による突然の誹謗と暴言だ。これには呆気にとられたが、この事件は、今から振り返って考えると、どうやら、後に続く小保方晴子問題の際の誹謗中傷事件とも繋がっている。ブログ活動を10年やってきた成果がこれだ。まったく何をやっていたのかという気分にもなるし、これが今の日本の現実だという諦観にも至る。ファシズムの時代の、卑しく萎びて歪んだ人間心理の表出のようにも見える。それはひたすら醜く吐き気がするものだ。宇都宮健児を担いだ左翼と、その尻馬に乗って宣伝扇動に狂奔した面々は、未だにその過誤を反省する様子がない。この政治行動は決定的な錯誤だった。そのことは、今年後半に実現した沖縄の保革共闘とその勝利が証明している。今、日本の左派にとって唯一の希望が沖縄であり、そのことがネットでも喋々されているけれど、喋々している本人たちが、東京での、中央での保革共闘と STOP THE ABE の政治を潰した元凶であることを彼らは全く自覚していない。菅原文太は死の1か月前に沖縄に立ち、翁長雄志勝利のために檄を飛ばしたのだが、そこから9か月前、雪の降る銀座に立って細川護煕への支持を渾身で訴えていた。 



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大晦日に - 最悪の年だった2014年_c0315619_16542473.jpg

by yoniumuhibi | 2014-12-31 23:30 | Comments(6)
Commented by amadei at 2014-12-31 17:55
ブログのツィッターの欄にある「戦争に突入することになったら、左翼と宇都宮健児のせいだな。どう責任を取るんだ。都知事選はワンチャンスだった。細川護煕と小泉純一郎が反安倍・脱原発で出てきたことは天佑だった〜。」
というのは、同じように感じていました。その後の集団的自衛権の閣議決定を阻止する動きもブログにある通り盛り上がりませんでした。本当は、脱原発や被災地の復興、貧困の格差の解消にこそ政治には力を入れてほしいのに、政権交代なったら、ますます政治は国民の生活からかけ離れています。戦後69年間日本の平和を守ってきた憲法をどうして変える必要があるのでしょうか。

 先週のサンデーモーニングの締めくくりが確か菅原文太の沖縄知事選での応援演説でした。「国の役割は二つある。一つは国民を飢えさせないこと。二つ目はもっと大事である。絶対に戦争をしないこと」と。今の安倍自民党の政治はその対極にあります。そんな国の指導者が考える憲法改正は絶対に止めないといけません。
 今年もこのブログを読むことで、世の中の動きを客観的にみることができましたし、経済や小保方問題なども読み応えがありました。今後も渾身の記事を楽しみにしています。
Commented by やおや at 2014-12-31 18:55 x
今年一年お疲れ様でした。

闘いの前夜です。

とりあえず、ゆっくり休んで良いお年をお迎え下さい。

年中働いて、厳しい状況に置かれて、良いお年をもへったくれもない今夜で、だけど言葉に出来ない人たちが本当の闘いのときには力を振り絞るはずです。

年中正義の味方ぶって、永年なんにも出来ないばか左翼など相手にするだけムダです。

来年も「自分独りじゃ無い」と希望が感じられる記事をお願いします。

Commented by ゑいとし at 2014-12-31 20:42 x
ブログ主様も大変な一年でしたでしょう。がその分、大課題を大収穫です、必ずや克服すべき大課題◆澤地久枝と意見が違っただけでなく更に奇怪な言投、「ストップ・ざ・アベ」潰し、コレラの裏の指揮者Xとは誰でしょう。「サヨク」だけでしょうか?
暴れ回る「ネット左翼の集団暴力」、活動家知識人への恫喝・分断。実顔さらしでないので幾らでもなり済ませる達人がいるのがネット。共産党は広告代理店とも契約のはず、ツイ等も最利用。・・・。闇のネットを制する者とは?◆実場面でも「シンゾーの騙しトーク」のプロモーターはトルーマン・トークの入れ知恵の、舶来?ww だそうです。w.asyura2.com/14/warb14/msg/720.html
条文変えずに黄ばんだ玉条にして神棚上げのアメリカ実例ありとかや。◆寿司喰わせたり、金でツイや記事の「社員」雇ったり。民衆を分断するのも彼らは金でやるのが得意でしょう◆共産党幹部も支持者も、そうでない人も、戦争に反対する私たちは、◆ネットやマスコミにいる情報操作のプロ達人の、達人「広告」に注視・はね返し合う事が不可欠です。政党患部を左右する国内外代理店のプロ工作を、素人がどうはね返すのか、大課題。
Commented by 長坂 at 2014-12-31 22:37 x
澤地さんは、みぞれ混じりの雨降る中、夜遅くお一人で宇都宮さんを説得に行かれたんですよね。うちの母と同い年。本当に頭が下がります。そんな澤地さんをストーカー扱い。ショックでした。
今年は宇沢先生、坂本義和さん、山口淑子さん、土井さんと、世界に通用する日本人が次々といなくなってしまいました。「国際平和を誠実に希求」を破り捨てる瞬間に立会う事無く逝かれたのは、良かったのかもしれませんが。

今年も大変お世話になりました。本当に有難うございました。どうか良いお年をお迎え下さい。
Commented by 植草一秀 at 2015-01-01 08:45 x
自分も世に倦む日日氏の考察に強く共感する。大同団結で細川氏に一本化すべきだった。
(沖縄県知事選で、翁長氏が承認の撤回や取り消しへの明言を避け続けたので、度々ブログで彼を批判し、代わりに喜納氏を応援した点は沖縄県政版菅直人氏の登場の悪夢が再来しかねないという思いから行ってしまった。ご容赦を賜りたい。)

希望の光は、年の瀬に結成された生活の党と山本太郎となかまたちを軸に見えてくると私は期待する。

民主右派や維新などの偽装changeに騙されることなく、
主権者が戦略を誤らず、都知事選の失敗を二度と繰り返さぬよう、共産党をも含めた真の主権者勢力を樹立していきたい。
Commented by 反安倍統一戦線 at 2015-01-03 17:31 x
あの都知事選の後、私は25年組合員だった全教をやめた。澤地久枝さん、菅原文太さんをはじめとする長年にわたる仲間に対する無礼な誹謗中傷を、私は絶対に忘れないし、許さない。
岩上安身は、池上事件の後の、右に寄ったテレビ朝日に、なぜ出演できるのか。彼が本質的な安倍政権批判の言葉を発したところを見たことが無い。

小泉は自分で立候補せず、細川氏を立てることで左に手を伸ばした。にもかかわらず、宇都宮は自己保身のためにその手を振り払ったのだ。
ブログ主様の主張のとおり、あのとき左は分断された。なんとかして「反安倍」で一致する運動を作らねばならない。憲法9条を守らねばならない。
とすれば、年末の衆院選の結果を見てもはっきりしているように、歩み寄るべきは宇都宮の側である。結局、共産党は選挙協力なしには、小選挙区で議席が取れないではないか。首長選挙は、小選挙区と同じ、当選者はひとりだけなのだから、宇都宮陣営が間違っていた。

開戦を止めるために、それ以外の全ての違いに目をつぶろう。


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