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不破哲三の演説 - 2014年衆院選のハイライト、三つの構成部分

不破哲三の演説 - 2014年衆院選のハイライト、三つの構成部分_c0315619_1813170.jpg不破哲三の12/10の京都での演説が、朝日の紙面記事に出ていて、マスコミやネットでも話題になっていた。20分ほどの動画が上がっているのを見たら、あまりに素晴らしい演説なので驚いてしまった。いつもの、共産党特有の紋切り型の党略全開ではなく、往年の不破哲三を思い起こさせる、知性の光る説得的な言葉が並べられている。引き込まれて最後まで聴き入った。この衆院選のハイライトだと言える。主役を張った。84歳の高齢者が、まさかこれほど完成度の高い演説ができるとは、私だけでなく多くの者が感銘を覚えたことだろう。志位和夫の演説は年々劣化している。演説だけでなく、テレビ討論に冴えがなく、機知が枯れ、場の議論を主導したり、安倍晋三を論破したりする場面がない。報ステの生討論では、政党助成金の論点の場面で、逆に橋下徹に論破される醜態を演じていた。今回の衆院選のテレビ討論が面白くないのは、もっぱら野党に責任があるのだけれど、その責任の一端は共産党にある。共産党の議論内容は、身内だけへのメッセージと効果に徹していて、広く一般の共鳴を誘う政策トークに設計されていない。志位和夫と山下芳生のテレビ出演での態度は、従来に増してクローズドな主張と口調が際立っていて、見ながら失望と不満を深めさせられた。志位和夫が論戦で得点を稼ぐときというのは、市民の常識が代弁されるときで、マスコミが言わない庶民の正論が周囲を制するときだ。



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不破哲三の演説 - 2014年衆院選のハイライト、三つの構成部分_c0315619_1822867.jpg

by yoniumuhibi | 2014-12-12 23:30 | Comments(5)
Commented by 長坂 at 2014-12-12 23:06 x
久しぶりに見た84歳の"プリンス"、ふくよかになられたけれど、素敵でした。感情的にならず解りやすく、淡々としているけど暖かみのある素晴らしい演説だと思いました。やっと立ち上がったかと思ったら、また寝込んでしまう次世代とは大違い。「取り戻す」とか「この道しかない」程度の演説しか知らない今の若い人達は本当に気の毒です。

私、不破氏の名前はブハーリンから取ったんだと勝手に思込んでいました。全然違いました。
Commented by ゆたか at 2014-12-13 03:49 x
>84歳の高齢者が、まさかこれほど完成度の高い演説ができるとは、私だけでなく多くの者が感銘を覚えたことだろう

YouTubeで見て感心し、MacTubesで録画しました。
これが政治家。
今の連中は政治家ごっこをしているだけ、と思いました。
松下政経塾出が出て来たあたりから、そうなりましたね。
理念とか見識よりも、まずは出世と保身を、みたいな連中ばかり。
投票率が期待できないのは、そんなところに遠因があるのでは。
Commented by 遠野物語 at 2014-12-13 04:32 x
異論もあるが素晴らしい演説でした。小学生相手の塾講師のような風情の志位和夫らには出来ない。
http://www.jcp-kyoto.jp/activities/2014/12/post-644.html
しかし、枢軸を撃ち破った「民主主義勢力」にソ連とアメリカが入るのか。その辺りの共産党の歴史認識は相も変わらずですが、このような皮相な批判を寄せ付けない金言、遺言でした。
Commented by korei at 2014-12-14 18:54 x
沖縄での演説も素晴らしかったですね。お若い頃の、箇条書きを読み上げているような印象も払拭されていますし、真向から真実を掴み出す言葉の新鮮な力に心を打たれました。老いなど全く感じさせない。
 絶望的な今回の選挙ですが、おかげさまで希望の力を感じることが出来ました。84歳のプリンス、有難う!
Commented at 2014-12-15 04:01 x
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