人気ブログランキング | 話題のタグを見る

2014年の東アジア情勢 - 米国の衰退、G2サミット、日本の孤立

2014年の東アジア情勢 - 米国の衰退、G2サミット、日本の孤立_c0315619_17412440.jpg新年。ブログを引っ越しして新しい環境に変えた。年をとったせいか、3カラムの構成がとても窮屈に感じられるようになり、2カラムの方が自由で快適に見えるようになった。ブログを始めた当初は、2カラムはルーズで中身が薄い感覚があり、ウィンドウの中に情報を多く詰め込まないと満足できない気分だった。今年はブログの活動を始めて10年になる。10周年を機に、ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」を看板から外して模様替えすることにした。心機一転。出直しの挑戦を形から。「最後の晩餐」のスタートから10年ということは、あのダン・ブラウンの「ダ・ヴィンチ・コード」から10年経ったということになる。時の流れは早い。2004年は小泉政権の絶頂の頃で、ファルージャの戦闘(虐殺)があり、イラク戦争が泥沼に入った時期だった。10年前、10年後の日本は想像もできないと言っていたが、まさに当時の想像を超えた悲惨な現実が目の前に広がっている。予想よりもよい方向に結果しているのは、憲法がまだ変えられていないという踏ん張りだけだ。あの頃、われわれが口をきわめて批判していた新自由主義については、正論の批判をする者もなくなり、非正規の比率が40%になっている。格差社会は批判の対象ではなくなり、不満を言ってもどうしようもない不動の現実になった。批判語としての「ワーキング・プア」も消え、内橋克人が言っていたところの、「ワーキング・プアがマジョリティになる」の予言が現実になろうとしている。



続きの内容をレジまぐ版の方に詳しく公開しました。コメントはこちらにお願いします。ログイン画面はこちらです。


2014年の東アジア情勢 - 米国の衰退、G2サミット、日本の孤立_c0315619_17425680.jpg

by yoniumuhibi | 2014-01-06 23:30 | Comments(7)
Commented by ろうのう at 2014-01-07 01:03 x
宇都宮支持者に言いますが、「反動」という概念は比較の要素によって成り立つ概念ですから。相手は究極の極右反動である安倍晋三なんですから、よっぽどの狂人をぶつけないかぎり比較上は反動にはならないわけです。今回は似非リベラルを取り込む候補をたてないといけません。相手は自民党穏健派ではないのですから。

かのカール・マルクスも南北戦争の時はマルクス派よりよっぽど後衛の北軍政府を応援したんですから。
Commented by nyckingyo2 at 2014-01-07 05:40
あけましておめでとうございます。今年も更なる鋭い追求を期待しています。
新しいアイコン写真が、オーウェル「1984年」のJohn Hurt 演ずる主人公ウィンストン・スミスとは、とても象徴的で納得しました。
だれが見ても、昨年までのアイコン、若きグラハム・ナッシュの方が、圧倒的に「いい感じ」です。「圧倒的にいい感じのナッシュ」を「苦悩するW・スミス」に替えなければならないところに、現代日本の悲劇的状況を深く感じています。ネットを観ても、世に倦む日日氏ほどの悲壮感をもつ人物など皆無で、みな瞬間的に安定している風情の正月を楽しんでる。
ぼくら海外に住む日本人は、日本に帰る頻度が少ない順に、反軍備、反原発、反格差が大多数意見と思い込んでいた。が、実際の日本ではすべては虚像で、大多数の日本人はそんな重要問題を放りだし、自分のサイフの中を覘くことだけにしか意識のないノンポリだという最悪の状況を、このブログから教わります。逆説的にこのブログをお読みの読者諸氏に、連帯感が強まるのです。
世に倦む日日様、読者諸氏様、なんとか少しでも明るい日本になるように、若きグラハム・ナッシュのアイコンが復活できるように、さらなる連帯を。 NYCの金魚
Commented by nyckingyo2 at 2014-01-07 06:12
田中宇氏がこう書いています。http://tanakanews.com/140106japan.htm
「小泉は靖国参拝が理由で米議会での演説を断られた。引退後も小泉は、原発全廃をタイミングよく発して、格好良く全国民の注目を集めている。何をやってもなかなかうまくいかない、格好悪さが本質の安倍は、小泉がまぶしく見え、コンプレックスを抱きつつ無茶を繰り返している。コンプレックスにまみれた安倍が独裁的な力を持っていることが、今の日本が抱える大きな危険の一つになっている。」
言い得て妙。現代社会では、近くにいる人物との個人的能力の圧倒的な差で、どんどん歪んでいく人物を多多観ますが、かれらのひとりが国のトップに立つと、どんな恐ろしいことになるか,ヒットラー然り。国民はたまったもんじゃない!
Commented by 梅子 at 2014-01-07 13:15 x
醍醐聰先生のブログにあった
>(宇都宮氏のスピーチが)議論に具体性、論理性が欠け、多くの人を引付ける説得力と魅力に欠ける

というのは激しく同意ですね。
小中学校の校長クラスでも、もっと話が上手な人がいるでしょう。
と言うか言葉に力が無い。
何が何でもこれを伝えたいというエネルギーを感じない。

よっぽどの狂人・・・と言えばやはり思い出すのはいとうせいこう氏なんですが、なぜか誰も言いませんね。
皆様もし良かったら「道との遭遇 いとうせいこう」で検索して動画をご覧になってください。
私は基本的には反安倍で魅力的な統一候補なら誰でも良いのですがアイディアの一つとして。
Commented by 凛々 at 2014-01-07 16:49 x
記事で言及されたとおりになってますね。さすがブログ主様。
ただ、米国はもとより、今の韓国の政権にあまり多くを望めないと思いますけどね。集団的自衛権を米国が支持しただけで、ひっくり返ったようになってしまうのですから。

私としては北朝鮮問題のほうをずっと心配しています。朴政権は李政権よりもさらに強硬な路線を取っていますが、これは決定的な誤りに思えるのですが・・・。

韓米外相会談、「靖国」言及避ける米国
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/01/06/2014010601058.html
Commented at 2014-01-08 08:37 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2014-01-08 12:49 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。


メールと過去ログ

since 2004.9.1

ご意見・ご感想




Twitter

最新のコメント

今こそ「テニスコートの誓..
by 印藤和寛 at 09:18
総裁選で石破さんを倒すた..
by 人情味。 at 09:29
もし山上容疑者が安倍元首..
by 人情味。 at 21:23
杉田水脈なる人物は論評に..
by 住田 at 10:51
あれは15年程前..
by ムラッチー at 11:27
悪夢のような安倍政治から..
by 成田 at 13:03
ハーバード大学で比較宗教..
by まりも at 23:59
重ねて失礼いたします。 ..
by アン at 17:48
安倍晋三のいない世界は大..
by アン at 13:16
今まで、宗教2世の問題に..
by さかき at 10:31

以前の記事

2022年 08月
2022年 07月
2022年 06月
2022年 05月
2022年 04月
2022年 03月
2022年 02月
2022年 01月
2021年 12月
2021年 11月
2021年 10月
2021年 09月
2021年 08月
2021年 07月
2021年 06月
2021年 05月
2021年 04月
2021年 03月
2021年 02月
2021年 01月
2020年 12月
2020年 11月
2020年 10月
2020年 09月
2020年 08月
2020年 07月
2020年 06月
2020年 05月
2020年 04月
2020年 03月
2020年 02月
2020年 01月
2019年 12月
2019年 11月
2019年 10月
2019年 09月
2019年 08月
2019年 07月
2019年 06月
2019年 05月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月

記事ランキング