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野党の経済政策には未来がない - 豊かにする経世済民の理念がない

c0315619_13445957.png鬱陶しい梅雨空の日が延々と続き、晴れ間は全く見えない。参院選は、残念ながら経済政策が争点として盛り上がる方向に行かず、憲法(改憲)の方にマスコミの焦点が当たるという最悪の形勢となった。野党側の非力と失態のため、安倍晋三の思いどおりに選挙戦が運ばれている。已んぬる哉。久しぶりに経済に関心が集まり論争される局面になるかと期待し、経済統計を調べて資料作成に励んだが、その努力と準備が特に役に立たない進行となった。昨夜(15日)のNHKの夜のニュースを見ていると、各党党首の街頭演説が短く切り取られ、要点として放送されていたが、NHKらしい巧妙で狡猾な細工が施され、安倍自民の盤石を印象づける映像に仕上がっていた。安倍晋三は、野党の財源案を「できもしない公約」と切り捨て、自民党政権の経済運営を自画自賛、安定を力説して支持を訴えている。一方、枝野幸男は、選択的夫婦別姓と同性婚を訴え、多様性を重視する姿勢を強調している。この二つのメッセージを比較して、普通に受け止められるのは、自民党が選挙に勝つだろうという大勢の示唆だ。

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# by yoniumuhibi | 2019-07-16 23:30 | Comments(0)

消費増税と社会保障自助論を煽るマスコミと公明党 - 憲法25条の否定

c0315619_15510845.png今回、消費税が選挙の争点の一つになっているにもかかわらず、消費増税に反対する野党の追い風となっていない。逆に、年金問題がクローズアップされたことで、年金財源論を口実にして消費増税が合理化される始末になっている。本来、野党に風を吹かせるはずの二つの争点が、逆に与党を利する道具として組み合わされて巧妙に使われている。その言論工作を仕切っているのがマスコミだ。マスコミは、本来、選挙には中立の立場であり、中立の立場だから争点を定義することができるのだが、10月の消費増税を押し通し、さらに15%以上への引き上げを目論む彼らは、今回、積極的に選挙に介入し、消費増税こそが社会保障の財源に不可欠だと説き、テレビ視聴者に刷り込みを続けている。中立であるはずのマスコミが、消費税政策については増税推進の立場に立って選挙の報道と解説をしているため、国民多数の意見や気分が代弁も反映もされず、さらには世論調査にも上からの洗脳の影響が及び、風が吹くはずの野党に全く風が吹かない。

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# by yoniumuhibi | 2019-07-11 23:30 | Comments(2)

脱力の選挙戦情勢 - マクロ経済スライドの存否が対立軸にならない

c0315619_13411670.png東京はいつ晴れるともない憂鬱な梅雨空が続いていて、そこにマスコミからの参院選の序盤情勢の報道が加わって、さらに気分を重く塞がせる。6日に出た朝日の予想では、自民は59議席が見込まれ、公明の14と合わせて73議席になっている。共同の記事では、自民は65議席と予想が出て、公明と合わせて79議席、さらに維新と合わせて88議席を獲得するとされ、改憲3分の2のラインである85議席を越える怒濤の勢いとなっている。朝日の予想では自公維は81議席。後藤謙次が解説していたように、朝日・毎日など新聞社は、この改憲3分の2のラインの攻防にフォーカスし、投票翌日の見出しを打つ構えでいて、そこには、3分の2を越えるのは到底無理だろうという楽観的な見通しがあった。が、豈図らんや、蓋を開ければ安倍晋三の巻き返しが猛烈で、朝日・毎日など安倍晋三を牽制したいマスコミが青ざめる恐怖の状況になっている。共同の予想を見ると、自民党は選挙区で44議席取るという圧勝であり、6年前の参院選で沖縄と岩手を除く1人区全てで勝利したときとほぼ同じ数字だ。

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# by yoniumuhibi | 2019-07-09 23:30 | Comments(2)

本当に「無い袖は振れない」「打ち出の小槌はない」のか - ケイマン諸島の80兆円を使え

c0315619_12383515.png公示日を過ぎて本格的な選挙戦が始まり、夜のテレビで各党による政策論争が行われている。年金の問題が中心になり、老齢基礎年金(国民年金)が月額で6万5千円で、月5千円(年6万円)を加算するからどうのとか、否、マクロ経済スライドで3割減らされて月4万5千円になるからどうのとか、生討論で議論が盛り上がっている。聞きながら、月6万5千円でどうやって生活できるのだろうと慄然とさせられ、そういう話を何の痛痒もなく平気でできる政治家たちの神経に呆れていたら、昨夜(4日)のプライムニュースで反町理がタネ明かしを教えてくれて、実際には生活保護に回るのだと言う。ふーんと思って調べてみたら、しかし、東京郊外で暮らす高齢者単身世帯の生活保護支給額は、月6万5560円だと厚労省がデータを出していた。同じ金額だ。反町理の説明では、生活保護費の方が基礎年金より高いから大丈夫という話だったが、本当かどうか怪しい。が、ここから想像できるのは、マクロ経済スライドで基礎年金を月4万5千円に引き下げたら、生活保護費の方もそれに合わせて支給額を引き下げるのだろうということだ。

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# by yoniumuhibi | 2019-07-05 23:30 | Comments(4)

消費税を選挙の争点から隠すマスコミ - 所得階級別世帯分布の変容

c0315619_12125659.png通常、消費税が争点になった選挙では政府与党側が不利になり、増税反対の野党側が有利になる。そういう構図と形勢になるのが当然だ。だが、公示日を前に今回はそうなっておらず、与党側に逆風が吹いていない。なぜかというと、マスコミが消費税を争点にした選挙報道にしていないからだ。テレビは消費税や年金にフォーカスせず、憲法改正だの日韓関係だのを話題にした討論と報道に徹している。まるで、安倍官邸に指示されたとおりに番組を構成しているようだ。一昨日(1日)のTBSの報道1930など典型的で、憲法改正が中心テーマだと言わんばかりに、立憲民主党から山尾志桜里を、自民党から下村博文をスタジオに呼んで論戦させていた。NHKの世論調査でも明らかなように、この選挙で国民が最も重視する政策課題は、社会保障と経済政策と消費税である。憲法改正など誰も争点だと思っていない。国民は憲法を争点にしたくないのに、マスコミが無理やり争点に据えている。この選挙を改憲を問う選挙だと定義づけている。

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# by yoniumuhibi | 2019-07-03 23:30 | Comments(1)

韓国を見よ、AIロボットを社会保障の肩車図の分母に描き入れよ

c0315619_14180416.png二点述べたい。一つは韓国経済のことで、もう一つはAI・ロボットのことである。韓国がGDPを25年で5倍にし、20年で3.2倍にしている事実は、前回までの記事の中で紹介した。最近の10年間(2008-2018)を見ると1.6倍に拡大させていて、年平均の成長率は5%である。韓国と日本の経済規模は現時点で3倍の差があり、われわれは、つい韓国経済を過小評価して見る傾向を持ちがちだ。マスコミ報道にせよ、店頭の書籍にせよ、韓国経済は間もなく崩壊するだの、輸出依存が高すぎて後進国型だの、悪口ばかりを言い散らす評論で埋まっていて、正確な評価を与えようとしない。嫌韓バイアスに歪んだ右翼サイドの見方ばかりが溢れていて、一般の日本国民もそれに感化されて劣悪な表象しか持っていない。だが、ドルベースの一人当たりのGDP値を見ると、どんどん日本との差を詰めて接近している事実が分かる。折れ線グラフは視覚的に分かりやすい。2015年から日本のGDPが上昇カーブとなり、韓国によるキャッチアップとクロスポイントから逃れているが、これは安倍晋三が「統計改革」でGDPの数字を盛った影響だ。

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# by yoniumuhibi | 2019-06-26 23:30 | Comments(1)

MMTについて - 年40兆円の薔薇マーク政策出動を躊躇せずやれ

c0315619_14145461.png年金問題が浮上し、老後不安2000万円の問題が国民の関心の中心になった。投票日までずっとこの問題がマスコミで議論されるだろう。政治(選挙)への影響がどうなるかは不明だが、経済への影響は間違いなく深刻で、消費を冷え込ませてデフレを加速させる一撃となる。経済を強い緊縮傾向に導く。もともと、この金融庁の報告書というのは参院選のタイミングに合わせたもので、消費増税を合理化するべく世論工作のために作成された政権側の選挙対策の道具だった。それが麻生太郎の狙いだった。ところが麻生太郎の勘違いで思惑が外れ、年金不安を煽る進行となり、マクロ経済スライドの仕組みが暴露されて槍玉に上がるという状況に至っている。政府が「100年安心プラン」と銘打って太鼓判を押していた社会保障制度が、実は、支給開始年齢をどんどん遅らせ、支給額を減らすことで制度を持続させる詐欺的設計であったことが、誰の目にも明らかになり、2000万円(さらには3600万円とか)の貯金を自前で準備するか、死ぬまで働き続ける人生を覚悟するかという事態に国民の全てが追い込まれた。

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# by yoniumuhibi | 2019-06-24 23:30 | Comments(1)

最低賃金のアトキンソンの指摘と各国GDPの20年間の推移比較

c0315619_11390845.png立憲民主党が最低賃金を1300円に引き上げることを参院選の公約に据えた。太郎新党は1500円(政府補償付)を公約に掲げている。選挙の論戦で最低賃金が焦点になることは結構なことだ。社会保障の財源を立て直すためには、所得と税収を増やさなければならず、そのためにはGDPを拡大させなければならない。それは賃金を引き上げて労働者の購買力を高め、個人消費(内需)を拡大させることによって実現される。日本経済の景気回復は、広範な国民の所得の増大によってのみもたらされる。論戦を先取りする意味で、デービッド・アトキンソンが昨年3月に東洋経済に寄稿した記事に着目しよう。アトキンソンは今年4月17日の報道1930に出演し、日本の最低賃金は低すぎるという持論を述べている。あの反響を呼んだところの、20年間で他の先進諸国は時給が70%伸びているのに、日本だけが-9%と落ち込んでいるではないかという衝撃のOECD統計が紹介された放送回である。1年前の東洋経済の論稿では、日本の最低賃金は台湾や韓国よりも低く、豪州やフランスの5割から6割の水準でしかない事実が示されている。

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# by yoniumuhibi | 2019-06-21 23:30 | Comments(2)

三位一体 - GDPの長期低迷、賃金の削減と抑制、内部留保の絶倫増殖

c0315619_11362541.png日本のGDPを2倍にして、所得と税収を増やし、社会保障費の財源を作ろう。そのことは十分可能だ。GDPが2倍になった経済では、所得も税収も2倍になっていて、公的年金基金の保険料収入も倍増している。日本経済の規模を1千兆円にすることを目標にして、日本国民の力でそれを達成すればよい。英国やフランスなどEU諸国は20年間でGDPを2倍に伸ばしていて、韓国は3.6倍の規模に伸ばしている。他の国ができていることを日本ができないはずはない。左翼学者たちは、口を揃えて「右肩上がりの時代は終わった」「経済成長は悪だ」と言い、われわれの思考から経済成長の選択肢を排除してきた。日本国民は左翼学者のドグマにマインドコントロールされ、経済成長という正しい問題解決を発想することを阻まれてきた。だが、実際には、隠された領域で日本経済は逞しく右肩上がりの価値の生産と増殖を続けていて、目も眩むばかりの富の山を築いている。日本の労働者と中小企業は旺盛で堅実な生産力を数字で証明していた。内部留保と配当金とタックスヘイブンマネーである。マルクス経済学では特別剰余価値と呼ぶ。 

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# by yoniumuhibi | 2019-06-19 23:30 | Comments(3)

日本経済の右肩上がりは終わったのか - 否、力強く絶倫的に続いている

c0315619_12554939.pngGDPを2倍にすれば、所得も税収も2倍になり、年金財源を再び安定化させることができる。日本の社会保障を「中福祉」の水準で健全に維持するためには、GDPを現在の2倍の規模の1千兆円にする必要がある。その展望をコンセンサスにしたい。このアジェンダを国民的な合意と確信にでき、目標に設定できれば、若者も高齢者も希望を取り戻すことができる。未来に夢と希望のある日本にすることができる。社会に活力を取り戻すことができる。現在のGDP500兆円という規模は25年前の日本経済と変わらぬ大きさであり、当時の欧米諸国のGDPは現在の2分の1のサイズでしかない。所得も税収も25年前の水準に戻れと言われたら、欧米の人々は卒倒してしまうだろう。今、年金問題が喧しく、参院選の争点になろうとしているけれど、誰一人として、GDPを2倍にして公的年金基金の収支を均衡させる問題解決を言わない。エコノミクスの正論の解決策を言わない。そのことが不思議でならない。社会保障の給付を減らすことと、消費税を上げることしか言わない。節約してカネを貯めて株の博打で儲けろとしか言わない。この国に経済学者はいないのだろうか。


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# by yoniumuhibi | 2019-06-17 23:30 | Comments(2)

GDPを2倍にして年金財政を立て直そう - 拒食症経済からの脱却を

c0315619_14441750.png老後に2000万円必要だから投資で貯めとけという金融庁の報告書が問題になり、一気に政局が盛り上がる情勢となった。選挙を控えて自民党は火消しに躍起になり、報告書は受け取らないだの存在しないだのと言って逃げている。来週の19日に予定されている党首討論では、確実にこの問題がテーマになって論戦が交わされ、引き続いて参院選の争点として論議されることになるだろう。10日にTBSの「報道1930」に出演した森永卓郎は、実際には2000万円ではなく5000万円が不足して必要だと解説していて、他の番組に出演した専門家からも、今後は年金支給額が減るから4000万円は必要だという説明になっている。森永卓郎によれば、最早、リタイアして老後に悠々自適の暮らしを送るという人生は庶民にはなく、80歳になっても、それを過ぎても、体が倒れるまで働き続けなければならず、保険料を払って制度を支える側に回らさせられるのだそうだ。それが、100年崩壊しない安心制度の意味なのだと言う。想像するだに恐ろしい図だが、きわめてリアルな未来の真実であり、われわれの関心はしばらくこの問題から離れることはあるまい。

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# by yoniumuhibi | 2019-06-13 23:30 | Comments(0)

日本の財政と経済は緊縮なのか放漫なのか - 予備的認識整理

c0315619_15222337.png緊縮・反緊縮の言葉の問題について検討したい。と言っても、いわゆる薔薇マークの議論については、『そろそろ左派は<経済>を語ろう』しか読んでないので、そのかぎりでの吟味と考察になる。昨年、この本を読んだとき、緊縮反対という欧州で流行の言説とスローガンを安易に日本に持ち込む方法的態度について、得心できないという感想を率直に抱いた。なぜなら日本は客観的に放漫財政だからであり、GDPの2倍を越える世界一の政府債務を抱えながら、イージスアショアやF35など無駄な武器を爆買いし、借金を膨張させ続けているからである。そのことに対する反省がマスコミにも国民の間にも皆無に等しいからだ。軍事費だけではない。東京五輪もそうだ。誘致した当初は7000億円で済ませるコンパクト五輪を謳っていた。それが、あっと言う間に3兆円に膨れ上がって青天井は止まるところを知らない。その浪費に対して誰も歯止めをかけようとせず、批判しようとせず、責任追及しようとしない。直接の五輪経費だけなく、五輪を口実にした無駄な公共事業がどれほど乱舞し氾濫していることか。

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# by yoniumuhibi | 2019-06-11 23:30 | Comments(1)

ひきこもりの問題解決 - 年25兆円の薔薇マーク出動で希望と再生

c0315619_15315432.png今週に入って、ひきこもりの問題がずっと報道の主役になっている。昨日(4日)は厚労相の根本匠が会見し、「安易に引きこもりと(事件の原因を)結び付けることは厳に慎むべきだ」と警鐘を鳴らした。この政府の措置は了としたい。元農水事務次官が長男を刺殺して以降、4日間何事もなく過ぎていてホッと安堵する気分でいる。この機会にひきこもりの問題が国民的に議論されることが望ましいし、解決への対策と展望が導かれればよいと思う。ひきこもりの存在と現象は、日本社会の深刻な病理に違いないけれど、その対象に与えられた言語そのものが社会学的・精神医学的なバイアスがかかっていて、対象への偏見と差別を媒介する蔑称になっている。「ひきこもり」という表象と概念そのものが、差別的かつ侮辱的で、怠け者のニュアンスがあり、社会的敗者のレッテルを貼って卑しめる不当なものだ。例えば、精神病の患者を「キチガイ」と呼ぶようなもので、言語そのものが当時者を傷つけて自信喪失を深め、自虐的心理を導くネガティブな響きになっている。 

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# by yoniumuhibi | 2019-06-05 23:30 | Comments(0)

「引きこもり」って言うな! - 行政とマスコミは刺激と連鎖への深慮を

c0315619_15244232.png昨日(2日)放送のバンキシャで岩崎隆一の生い立ちが報道され、従兄弟に当たる伯父夫婦の子どもがカリタス小学校に通っていたという説明があった。自宅の部屋からは動機解明に直接繋がる証拠は得られてないが、この事実こそが犯行の動機を雄弁に物語っている。復讐だ。バンキシャの報道では、この家には嘗ては祖母がいて、この子はうちの子じゃないからと近所の者に言っていたという。伯父夫婦の子どもは坊ちゃん刈りの散髪だったのに、隆一は丸坊主にさせられていたという証言もある。本人の資質や素行の問題もあったかもしれないが、引き取られた伯父一家の中で陰湿ないじめに遭い、差別と虐待の境遇で育っていた。「火垂るの墓」のような毎日を送っていた。歪んだ人格になるのも無理はない。警察は、家からPCやスマホが出て来なくて全容解明が難しいか言っているが、傍から見ているわれわれからは、もう十分という感じで、事件について完全に把握できたという気分でいる。伯父夫婦にはマスコミの前に出て来て過去について証言して欲しいし、彼らにはその責任がある。

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# by yoniumuhibi | 2019-06-03 23:30 | Comments(0)

川崎登戸の児童殺傷事件 - 小社会の倫理

c0315619_14174789.png登戸で起きた児童殺傷事件。最初に、犠牲になった二人のご冥福を祈り、被害に遭われた方々にお見舞いを申し上げたい。犯人は自殺したが、動機を解明して事件の全体像を説明することはできないことではないと思う。予兆はあったはずだし、事件についての意味付与する何らかの痕跡を犯人はどこかに残していて、探せば発見できるのではないか。遺書はないかもしれないが、PCやスマホでネットに何かを書き込んでいる可能性がある。そう思うのは、犯行が計画的で、綿密に準備した上での挙行だからであり、自分の首を切って路上で自殺するという、人生の始末を劇場演出的に実行しているからである。現場にいた教頭が証言しているように、犯人は声を出さずに児童の背後から襲撃していて、頸部や背中を狙って切ったり刺したりしている。最小時間での最大効果を狙う犯行に及んでいて、予めプログラムを組み、イメージトレーニングの演習を重ねていたのだろう。この日が犯人の人生最後の日であり、言わば、逮捕されて裁判を受けて死刑になる前に、自分で処刑を執行して事を完結させている。

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# by yoniumuhibi | 2019-05-29 23:30 | Comments(4)

菅野完の性的暴行事件を考える - 書類送検まで7年かかった理由

c0315619_15114157.png22日、菅野完の書類送検が報道され、ネットの中は一日中この問題で持ちきりとなった。早朝に時事が一報を出し、これで止まると思っていたら、その後、Yahooのトップに出てリアルタイム検索の1位となり、共同の記事が出て、TBSのワイドショーまで続くという大きな騒動となり、Twでは話題沸騰となって熱が冷めないまま一日が暮れた。思っていた以上に一般の関心が高いことに驚かされる。3年前に週刊金曜日が告発したときも、2年前に民事の一審判決が出たときも、さらに昨年、週刊現代が、米国警察が菅野完に逮捕状を出して指名手配中である事実を暴露したときも、これほど大きな衝撃は広がらなかった。やはり、警察が動いて刑事事件となった点の意味が大きく、世間の反応を引き起こしやすいのだろう。最初に、事件発生から書類送検まで7年かかった問題について、私の理解している範囲で解説を加えたい。ネットでは、特に菅野完を擁護する声の多い阿修羅掲示板などを中心に、この時期に警察が書類送検しマスコミが報道したことについて、官邸による反安倍潰しの策動ではないかという陰謀論が喋々されている。

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# by yoniumuhibi | 2019-05-23 23:30 | Comments(2)

野党は消費税と女系天皇を選挙の争点にせよ - 主役の勢いの太郎新党

c0315619_14265722.png19日(日)の東京新聞の記事で、野党が、32ある参院選1人区のうち27の選挙区で一本化に合意したと報道されている。共産党が「相互支援・相互推薦」の条件を取り下げ、ベタ降りした結果だが、この動きに対する左翼リベラルの関心は非常に低い。昨年以来、あれほど左翼は参院選1人区の一本化に注目し、急げ、早くしろと政党を急き立て、焦眉の課題として侃々諤々していたにもかかわらず、一本化の合意が成った今回の件を言祝ぐ様子が見られない。閑としている。その一方、同じ19日に、山本太郎の新党による寄付金集めの運動が、5月末までの目標としていた1億円を突破したニュースが伝わると、左翼リベラルの小世界を歓喜に包み込んだ激震が走り、誰もがその達成を喝采して沸き立っている。週明けの20日、ネットの左翼の大物たちが続々と歓迎のツイートを発信、支持者の本拠地である掲示板界隈は祝賀ムード一色となって昂奮のボルテージが上がっていた。太郎新党の次の目標は3億円で、その資金で参院選で10人の候補者を擁立すると豪語し、さらに、5億円集めて複数区の選挙区に25人を立てるという野心的展望で臨んでいる。

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# by yoniumuhibi | 2019-05-21 23:30 | Comments(4)

そんたくナルちゃん - 安倍政治に手を貸して国民の分断を深める新天皇

c0315619_14470076.png14日午前、安倍晋三が天皇に内奏を行った。当日、すぐにYahooトップに写真入りで報道が掲載され、マスコミ各社の記事が並び、ネットでは大きな話題となって騒然とする事態となった。だが、不思議なことに、夜のNHKのニュースでは7時も9時も一言も触れられず、10時のテレ朝の報ステでもベタで紹介されていたかどうかの小さな扱いで、後藤謙次のコメントが入る政治ニュースにならなかった。テレビが大きく取り上げていない。テレビ各社はネットでは映像入りでニュースを配信している。だが、不思議なことに電波ではまともに伝えていない。奇妙なことに朝日新聞の紙面にも記事が載っていない。15日の朝刊紙面を調べても、内奏の件がどこにも書かれてないのだ。その一方、ネットでは朝日はこの件を記事にして伝えている。最近、テレビと新聞が、報道内容を本業媒体とネットで露骨に分けて発信伝達するにようになっていて、非常に不気味に感じさせられる。そこに操作の意図と思惑がある。官邸の差配がある。朝日は、紙媒体の料金だけでなく、ネットでも追加で契約させて読者からカネを毟り取ろうとしている。その強欲に呆れ果てる。

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# by yoniumuhibi | 2019-05-16 23:30 | Comments(1)

正念場の共産党 - しばき隊バブルの崩壊、問われる27回党大会テーゼ

c0315619_16101219.png昨日(12日)、共産党の6中総があり、志位和夫による幹部会報告がネットで生中継されていて、それをずっとPCで視聴した。午前10時半から正午すぎまで約1時間半、相変わらず長い原稿を延々と読み上げている。章の区切り毎にパラパラと拍手が上がり、いかにも共産党らしい前世紀的な伝統様式で会議が運営されている。たしか、赤旗紙面にはこれが活字になってびっしり印刷され、党員は支部で集まって音読学習会に精を出していたはずだ。朝日、毎日、産経が記事で取り上げ、参院選での野党候補一本化について「相互推薦」を条件にしない方針に転換したことをニュースで伝えている。共産党が1人区の選挙共闘のハードルを下げた。事実上のベタ降り宣言であり、共産党が一方的に1人区の候補者を降ろして一本化するという表明である。市民連合の介在という形式で面目を保つのだろうが、結局、共産党の押し負けで、狙った獲物を得ることができなかった。4月21日の大阪12区補選での屈辱的惨敗が響いていて、野党政局で共産党の発言力が陥没している。また、1人区の供託金没収を回避したい共産党の財政事情の足下が見られている。

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# by yoniumuhibi | 2019-05-13 23:30 | Comments(1)

なぜ立憲民主党は支持率を半減させたのか - 枝野幸男のヤヌスの顔

c0315619_13195000.png政局に目を転じよう。4月21日の衆院大阪12区補選で「野党共闘」を看板にした元共産候補が惨敗した後、左のネット界隈で話題になった出来事は、参院京都選挙区の候補者をめぐって立憲民主と国民民主の間で調整がつき、一本化が実現したことだった。4月27日に前原誠司が会見し、国民民主の公認候補を一方的に降ろす決定を発表、枝野幸男が5月5日に「大変な勇断だと思うし、敬意を表したい」と歓迎の意を表明した。これに対してしばき隊左翼から不満の声が上がり、「野党共闘」は一致して現職の共産候補を応援すべきだなどと恨み節を垂れる一幕があった。前原誠司(国民民主)の狙いは明快で、6年前に共産が京都選挙区で得た議席を奪い取ることであり、共産現職を落選させることである。だけでなく、他の2人区(広島・静岡)で立憲民主との間で候補者調整を実現させ、国民民主の現職で一本化することであり、さらに7月の選挙を通じて国民民主と立憲民主のコンバージェンスを進め、分裂前の嘗ての民主党を復元することが展望されている。そこには、立憲民主に共産との現在の関係を切らせるという意味もある。

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# by yoniumuhibi | 2019-05-09 23:30 | Comments(0)

変節を美化・肯定する河西秀哉の言説工作 - 「古層」に屈服した新天皇

c0315619_13532952.png新天皇は即位後朝見の儀で「皆さんとともに日本国憲法を守り」と言わなかった。平成天皇の言葉を踏襲しなかった。替わりに何と言ったかというと、「憲法にのっとり」である。「日本国憲法」を消して「憲法」に置き換えている。ここには何やら胡散臭い意図が見え隠れしていて、新天皇の言う「憲法」は日本国憲法が単一に特定されていないことが読み取れる。憲法一般に抽象化されている。新天皇が則る(規範として従う)憲法は、あるいは十七条憲法の意味かもしれず、その含意と示唆を十分に疑ってよいだろう。何と言っても式辞の原稿は安倍晋三が閣議決定で決めている。新天皇の言う「憲法」が現在の日本国憲法のみを指すのではなく、過去の十七条憲法をも含む暗示が配されているのではという憶測は、前段で述べている「歴代の天皇のなさりようを心にとどめ」という一節によって根拠を与えられる文脈となっていると言えよう。前後でワンセットの関係になっている。平成天皇の即位後の宣誓には、このような文言はなかった。そこには、「象徴天皇」の概念をはるか過去まで遡らせ、日本史全体をカバーしようとする動機が伏在するのではないか。そういう「二重思考」を疑いうる。

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# by yoniumuhibi | 2019-05-07 23:30 | Comments(2)

「皆さんとともに日本国憲法を守り」と言わなかった新天皇

c0315619_16340651.png1日に行われた即位後朝見の儀の「お言葉」で、新天皇は「日本国憲法を守る」と言わなかった。式辞の原稿の中に、30年前に平成天皇(現上皇)が明言したところの「皆さんとともに日本国憲法を守り」という一節を入れなかった。私はその宣誓が読み上げられることを期待し、平成天皇の言葉が踏襲されることを願っていたので、裏切られた気分で大いに失望させられた。何事も最初が肝心である。この一度限りの場で、天皇としての出発点で、それを表明するとしないとでは大きな違いがあるし、後々に響いてくる。新天皇の式辞では、その部分が「憲法にのっとり」という表現に変えられていた。平成天皇が「皆さんとともに日本国憲法を守り」と踏み込んだ地平を、新天皇は消極的な - 保守改憲派が歓迎する - 言い回しに止めた。二つは意味が違う。明らかに憲法遵守態度の後退が示唆されている。前者は護憲の立場表明であり、後者には護憲の信念は全くない。後者は無味乾燥な、政府が官僚ペーパーで日常置くような平板なフレーズに過ぎず、何の意志も鋭意も込められてないのと同じだ。ただ天皇の仕事を政府の言うとおりにルーティンワークでやりますと、そう言っているのと等しい。

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# by yoniumuhibi | 2019-05-03 23:30 | Comments(2)

令和の皇室像 - 上皇家・天皇家・皇嗣家が三者共同して象徴天皇制を担う

c0315619_14143542.png皇室の今後はどうなるか。令和時代の皇室像を想定し素描することはそれほど難しくない。簡単に言えば、これまで明仁天皇と美智子皇后の二人で担ってきた象徴天皇の任務を、上皇家・天皇家・皇嗣家の三組の夫妻と家族で分担するということであり、三位一体で一つの皇室を形成・運営し、象徴天皇の責任を果たしていくということに尽きる。平成天皇による生前退位(革命)の決断には、そうした退位後の皇室の構想と計画が織り込まれていた。若い二人ではカリスマが不十分で、平成時代のようによく象徴天皇制の責務を果たすことができない懸念があったから、若い二人が高齢になる前に、早めに退位して、秋篠宮夫妻も含めて大家族でバックアップする態勢にしたのである。平成天皇夫妻の親心であり、自らが築いてきた象徴天皇制を全うしようとする責任感と使命感の表れだと言える。だから、今後も、プライベートな旅行とかという名目で、被災地を慰問する等の営みを続けると思われる。毎日行ってきた公的行為の公務を、数と量を減らしつつ、やはり分担して受け持つことだろう。

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# by yoniumuhibi | 2019-04-29 23:30 | Comments(0)

共産党の屈辱的惨敗 - 展望を失って清算を迫られている「野党共闘」

c0315619_15421186.png大阪12区補選の結果は、「野党共闘」の看板で出た元共産候補の惨敗に終わった。マスコミの情勢報道で苦戦が伝えられ、候補者4人中最下位落選ではないかと噂されていたが、何と、得票率8.9%で供託金没収という目も当てられない失態劇となり、ネットの各所で嘲笑されている。票数は、当選した維新新人が6万0341票、次点の自民新人が4万7025票、3位の樽床伸二が3万5358票、最下位の宮本岳志が1万4027票。樽床伸二の半分にも達していない。マスコミの出口調査によれば、選挙区の共産支持層すら固められず、2割を樽床伸二に奪われるというお粗末となった。過去の大阪12区(衆)の選挙で共産党候補が得票したどの票数よりも少なく、絶句させられる衝撃的な結果と言うほかない。現職議員だった共産党の宮本岳志がこの補選に打って出たのは、7月の参院選に向けての「野党共闘」の景気づけのためであり、この選挙で善戦して「野党共闘」を盛り上げ、その主導権を共産党が握るためだったが、全く逆の民意が返り、甚だしく共産党の威信低下をもたらす顛末となった。

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# by yoniumuhibi | 2019-04-23 23:30 | Comments(1)

万葉集を売った中西進 - 忖度学者の口から出任せの曲学プロパガンダ

c0315619_15234808.png中西進という学者の評価について、われわれは一から考え直す必要がありそうだ。前回の記事を書く前、不覚ながら12日に出た日刊スポーツの記事を読み落としていた。スポーツ紙にも目を配らなくてはいけない。中西進が「9条改憲NO!戦争させない・9条壊すな」総がかり行動の賛同者に名を連ねていたという事実のために、われわれは中西進を過大評価してしまっていたようだ。実際は学者としてとんでもない人物だった。そしてどうやら、新元号「令和」は中西進と安倍晋三の合作、共同制作だった可能性が高い。記事中、「文選」に類似の表現 - 張衡の『帰田賦』 - があるがと記者に質問された中西進が、「私には理解できない。考案者には理解できなかっただろう」と反論している。呆然とさせられる。学者としてあり得ない返答だ。「理解できない」とはどういう意味だろう。万葉集巻五にある梅花の宴の序文の漢詩については、岩波の『新日本古典文学大系』の『万葉集(一)』の中で注釈が付されていて、そこには、「『令月』は『仲春令月、時和し気清らかなり』(後漢・張衡『帰田賦・文選巻十五』)とある」と書かれている。この本の出版は2017年11月だ。中西進が知らないはずがない。

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# by yoniumuhibi | 2019-04-18 23:30 | Comments(3)

中西進の爆弾証言 - 「考案者は私ではない、粘土を出しただけ」

c0315619_14422429.png14日に中西進が、自身が館長を務める富山市の「高志の国文学館」で講演を行い、新元号「令和」について意味深な説明をしている。「令和」の選定過程の真相に関わる重要な証言だ。その問題の検討に入る前に、冒頭から脱線して恐縮ながら、昨年末にその「高志の国文学館」に足を運ぶ機会があったので先に余談から入ることをお許し願いたい。堀田善衛の生誕100年を記念する展示会が「高志の国文学館」で開催され、その目玉としてスタジオジブリが手がけた『路上の人』の絵コンテが紹介されているという情報があったので、これは見なくてはと思い立って富山へ出かけることにした。宮崎駿は堀田善衛を深く尊敬し影響を受けていて、そのことは司馬遼太郎を加えて鼎談した『時代の風音』を読んでもよく分かる。思想と創作に関わる決定的な影響と言ってよく、宮崎駿にとって人生の師が堀田善衛で、この展示会のために収録したビデオの中でも宮崎駿と鈴木敏夫が熱い思いを語っていた。『時代の風音』の初版は1992年。池袋リブロの店頭で見つけてすぐに買って読んだが、そのとき私は宮崎駿という人物をよく知らず、ジブリの映画作品も一つも見たことがなかった。

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# by yoniumuhibi | 2019-04-16 23:30 | Comments(3)

「太郎新党」の登場 - 展望を失って混迷する野党と山口二郎の愚痴

c0315619_13591336.png山本太郎が自由党を離党し、新党(れいわ新選組)を結成する意向を表明した。昨日(10日)は、桜田義孝が失言の責任をとって五輪担当相を辞任する騒動があり、そのニュースに掻き消されて夜のテレビ報道では全く話題に取り上げられなかった。NHKのニュースも、報ステも、「太郎新党」については無視して触れなかった。一方、ネットの方では前触れがあった9日から注目が集まっていて、この政治への賛否が喋々されている。現時点での「太郎新党」についての私の所感を述べると、この新党が仮に参院選で勢いよく立ち上がったとき、大きな打撃を受けるのは安倍自民党ではなく、むしろ共産党や立憲民主党など野党ではないかという影響だ。既成野党に対して不満を持つ有権者の受け皿になる可能性はあるが、選挙に行かない無党派層(全体の40%)を動かす台風の目となるかどうかは何とも言えない。ネットの反響を見ていると、共産党支持のしばき隊が強い拒絶反応を示していて、邪魔な動きが出て来たと不快感を爆発させている。「太郎新党」に反安倍左翼のヘゲモニーを握られる展開を恐れての反応だ。

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# by yoniumuhibi | 2019-04-11 23:30 | Comments(0)

中西進との約束を破って名前を出した安倍晋三 - 「令和」の好感度のため

c0315619_16222113.png「令和」の考案者が中西進であることをマスコミはすぐに流した。2日には各紙が書き、NHKが夜のニュースで詳しく伝えた。決定した「令和」の考案者だけではなく、他の5候補が何であったかも、さらには「万和」と「万保」の提案者が石川忠久であったことまで流した。 2日の朝日の1面記事では、「複数の政府関係者への取材で明らかになった」と書いている。1日の有識者会議では、出席者の携帯電話を取り上げ、トイレまで政府職員が同行して監視をし、官房長官の発表が終わるまで別室に監禁という徹底した情報管制を敷きながら、翌日になった途端に、極秘であるはずの情報が次から次へと漏らされて行った。3月25日の菅義偉の会見では、新元号公表後も委嘱者の名は明かさないと言い、本人たちが「氏名の秘匿を希望していることに加え、明らかにすれば誰がどのような元号の候補を考案したかが詮索され適当ではない」と断言している。平成のときと同じように、考案者も落選候補もすぐには開示されず、暫く伏せられたままになるかと思っていたので、このリークは意外だった。当然のことだが、リークは安倍晋三が差配しており、計画的に行ったものだ。

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# by yoniumuhibi | 2019-04-09 23:30 | Comments(1)

安倍晋三の本命元号を潰した皇室 - 皮肉が重なって誕生した「令和」

c0315619_13235422.png「令和」はもともと安倍晋三の念頭にはなく、ドタバタの駆け込みで決まった元号だった。その真実が少しずつ分かってきた。2日のTBSワイドショーに出演した田崎史郎が裏話を披瀝し、「令和」が元号案として登場したのは3月20日頃とかなり遅く、安倍晋三が気に入る案がなく再提出を依頼した結果、出てきたのが「令和」だったと語っている。この話には注目してよい。毎日の3月24日の記事を見ると、菅義偉が「考案者の皆さま方に3月14日、正式に委嘱した」とある。24日は日曜日で、この日、菅義偉は選挙の応援で九州に飛んでいて、出先でこの発言をしてNHKに撮らせていた。そのニュースを見たとき、オヤと不思議に思ったのである。何でこんな遅いタイミングで考案者に委嘱なのだろうと。3月1日の日テレの報道を再確認すると、「新元号"絞り込み"最終段階・・・日本古典も」という見出しで次のように書かれている。「『平成』に代わる新たな元号の発表まで1か月となった。政府はこれまで、複数の有識者に新元号の考案を依頼していたが、1日までに候補が出そろい、絞り込み作業が最終段階に入ったことが分かった」。

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# by yoniumuhibi | 2019-04-05 23:30 | Comments(3)

反中・国粋主義剥き出しの「安倍元号」とマスコミの奉祝セレモニー

c0315619_16065246.png新元号は「令和」。初めて日本の古典である万葉集を典拠としたことが強調され、脱中国・反中国のメッセージを前面に押し出すセレモニーの爆発となった。国民の反中感情を刺激し、日本のナショナリズムを高揚させて政権の支持を高める狙いだ。安倍晋三は夕刻のテレ朝の番組とNHK-NW9に生出演、漢籍出典の伝統から離脱した意義を高々と言い挙げ、その決定への国民の支持と賛同を呼びかけた。NHKのスタジオでは傍らに岩田明子を侍らせ、岩田明子にわざわざ、この選定は保守的な思想性が強いという世評があるがどうかと質問させ、それを否定せず、つまり、右翼日本会議が求める脱中国のイデオロギーに依拠したことを否認せず、堂々とそれを肯定する態度をテレビで表明した。その上で、保守的な思想と動機で選定した国書出典の新元号「令和」を、国民が広く受け入れ、支持と理解が深まることを願うと述べた。要するに、この新元号奉祝の気運を契機に、国民全員に日本会議と同じ思想になってもらいたいという要望の発信である。岩田明子の「質問」は、最初から安倍晋三が準備した台本の朗読に他ならない。

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# by yoniumuhibi | 2019-04-02 23:30 | Comments(8)


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