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宴会場費900万円は誰が払ったのか – ニューオータニは国民に真実を

c0315619_16180313.png19日夜、共同通信からスクープが出て、過去に安倍晋三事務所が主催した「桜を見る会」のツアーでは、夕食会の会場と宿泊先のホテルが異なっている事実が判明した。現時点では、13年以降の夕食会場とホテルがそれぞれどこだったか具体的な情報はないが、この事実は疑惑のカギを解く重要な手掛かりとなる。決定的と言えるかもしれない。安倍晋三は、宿泊費とセットになっているから宴会費の価格を安く抑えられるのだと説明していた。15日に行われた官邸ぶら下がり会見で、記者の質問にその旨答えている。この言い訳が破綻した。真っ赤なウソだった。今回の事件が発覚して以降、ずっと疑問に感じ、不審に思っていたのは、なぜ夕食会だけが別枠にされて別会計になっているのかという点だった。ツアーに参加する者からすれば、支払・振込を一度に一か所にできた方が便利でスマートだろう。

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# by yoniumuhibi | 2019-11-20 23:30 | Comments(1)

沢尻エリカ逮捕のスピン工作 - 疑惑から逃げる安倍晋三の煙幕術

c0315619_13334724.png沢尻エリカが薬物所持で逮捕された件は、明らかに衆目を眩ますためのスピン工作だ。安倍晋三の指示によるものであり、「桜を見る会」の疑惑から国民の関心を逸らせるための国策捜査である。この事件が発生しなければ、今週のワイドショーは月曜から安倍晋三の疑惑一色となり、批判と糾弾の世論が盛り上がっていた。夜のテレビ報道も、自ずから「桜を見る会」にフォーカスせざるを得ず、野党が要求する集中審議の開催へ圧力が強まる進行になっただろう。国民の注目は、野党追及チームとニューオータニの動向に集まっていた。沢尻エリカ逮捕の一撃が突然入ったことで、水を差された形になり、「桜を見る会」の報道量は縮小せざるを得ない。安倍晋三側は、沢尻エリカの薬物犯罪の情報を小出しにリークし、今週のワイドショーを埋め、時間稼ぎをして、「桜を見る会」の疑惑を揉み消す思惑だろう。

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# by yoniumuhibi | 2019-11-18 23:30 | Comments(5)

日本の分断 - 可視化されない分断、「パヨク」と「ネトウヨ」

c0315619_12291394.png米国の分断は深く、欧州の分断も深い。社会が二つに分断され、対立する双方は相手の言葉も通じないほど不信と拒絶が極まった状態にある。ウォーレン支持者とトランプ支持者とでは、向き合ってもまともな議論にはならず、誹謗中傷を飛ばし合う、いわゆる negative campaign の応酬にならざるを得ない。米国人の得意な discussion や debate を展開し合う関係にならない。民主主義のお手本の国である英国でも、EU離脱に賛成派と反対派とではほとんど互いを理解する余地がないほど溝が深まっていて、説得とか妥協とかいう民主政治の契機が消えてしまっている。だが、どうやら日本も、そうした分断が激しくなっていて、欧米と似た政治的様相にあることを強く感じる。日本の場合はその現象形態が特殊で、欧米のように可視化されないのである。可視化されないけれど、社会が二つに分断され、コミュニケーション不能になっている。 

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# by yoniumuhibi | 2019-11-13 23:30 | Comments(2)

日本会議による日本会議のための「国民祭典」と即位礼儀式

c0315619_15085423.png新天皇の祝賀パレードを生中継した映像で、少し気になったことがあった。車列はコースの右側車線を走っていて、道路の左側車線が空けられ、そこに一般の見物客を集めて幾重にも列を連ねている。左側車線とその外側の歩道に多くの人垣ができ、群衆の塊で埋まる図になっていて、センチュリーの座席の左に座った新皇后が手を振るのを眺める形になっている。その群衆の後方に並んだ者には、前方の景色は人の頭ばかりで何も見えないだろう。ところが、右側車線の歩道上にも見物客はいるのである。数は少ないが、日の丸の小旗を振りながら車列を間近で見る者たちがいる。近い距離から新天皇に接する位置に立っていて、列は2列か3列ほどしかない。右側車線の歩道に陣取った者は、全員がパレードをよく見ることができただろう。右側車線の歩道上に並んだのは誰で、果たしてそれは偶然だったのだろうか。差別なく機会平等だったのだろうか。

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# by yoniumuhibi | 2019-11-11 23:30 | Comments(8)

『ジョーカー』と『翔んで埼玉』 - 格差社会の鬱屈と革命のカタルシス

c0315619_14091742.png芸術の秋。映画『ジョーカー』を面白く見た。今年のベネチア映画祭で金獅子賞を射止め、今、最も話題となっている米国の作品である。最初に抱いた感想は、制作した監督は、作品がこれほど大ヒットするとは思わなかったのではないかということだった。複雑に作り込んだ野心作ではあるけれど、さほど資金をかけている様子はなく、ストーリーについてもややアバウトに処理している感が否めない。案の定というか、監督のトッド・フィリップス自身が、「まさか、これほどまでに世界レベルで反応してくれるとは、正直想像さえできなかった」と語っている所感を見つけた。なぜ、この映画が監督の予想を超えて世界的な人気を得ているのか。それは、シンプルに、この映画が格差社会の鬱屈と暴動の革命を描いた作品だからだ。人々はそこに共感を覚え、カタルシスを感じている。都市のアナーキーな大衆蜂起と暴力革命が描かれた政治ファンタジーに、観衆は溜飲を下げているのだ。

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# by yoniumuhibi | 2019-11-07 23:30 | Comments(2)

首里城が焼け落ちた日に起きたこと – 饗宴の儀と渋谷ハロウィンと

c0315619_12550373.png首里城で未明に火災が起きた31日。その日は皇居で饗宴の儀の4回目が開かれた日だった。饗宴の儀のスタートは午後1時で、関係者は首里城焼失のニュースが流れる中で祝宴の支度をし、華やかな立食会の時間を過ごしたことになる。饗宴の儀の2回目は、千葉が今年三度目の大雨に祟られた日で、千葉駅が冠水し、茂原が水没して多くの犠牲者が出た日だった。私は皇室と宮内庁の無神経に憤り、被災者に寄り添うのなら3回目以降の祝宴は中止せよとブログで訴えた。蟷螂の斧を試みた。祝宴は何事もなかったかのように平然と行われ、新天皇夫妻が楽しそうに乾杯する写真が報道記事で配信されている。「ここに皆さんと饗宴を共にすることを誠に喜ばしく思います」と新天皇が挨拶している。新天皇にとって、31日午後は「誠に喜ばしい」時間だった。この逸脱と倒錯は、歴史に刻まれて二度と消すことができない。

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# by yoniumuhibi | 2019-11-05 11:30 | Comments(3)

格落ちした日本(2) – 新天皇は3回目4回目の祝宴行事の中止を

c0315619_15495892.png前回上げた『格落ちした日本』への反響が大きく、特に右翼からの、口汚い侮辱や罵倒を含む、拒絶的反発の書き込みが多い。いわゆるネトサポ – 安倍親衛隊・日本会議運動員 – が動いて、ネット政治工作のルーティンワークが行われている印象を受ける。安倍晋三にとって不利になる情報は、このように素早く火消しして始末するのだろう。今回の指摘は、政権や政府にとっては相当に具合の悪い、表に出したくない不都合な事実なのに違いない。もしこの件が騒ぎになり、海外マスコミの日本特派員の目に止まり、APやAFPに配信されて世界の関心を集めたりすると、安倍政権にとっては相当な打撃になる。また、その報道が国内に逆流して波紋を広げ、テレビの話題に取り上げられると、安倍官邸と外務省にとっては面目丸潰れの事態だ。だから、早めに動いて封殺処理を固める必要があるのである。

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# by yoniumuhibi | 2019-10-28 23:30 | Comments(4)

格落ちした日本 - 前回の即位礼と比べて外国賓客が横並びで格下げ

c0315619_13495089.pngNHKの報道では、今回、即位礼正殿の儀に要人が参列した外国の数は191となっている。前回よりも増えたと有馬嘉男も言っていたので、調べてみると、前回29年前に参列した国の数は160という数字があった。ソビエトが崩壊したりユーゴが解体したりして、国の数が当時よりも増えている。この増加分は自然増と言えなくもない。注目させられたのは、列席した外国の賓客の格が落ちたことだ。数を増やして体裁は保っているけれど、要人の身分が軒並み下がっている。正直、衝撃を受けたのでリストにしてご報告したい。まず、世界でも屈指の親日国であり、日本の皇室と最も親しい関係の王室を持つはずのタイが、国王ではなく首相を参列させている。モンゴルは大統領ではなく首相を送ってきた。インドネシアも大統領のジョコではなく副大統領が出席している(前回はスハルト)。イスラエルに至っては、前回は大統領が顔を出したのに今回は駐日大使で済ませるという冷淡ぶりだ。

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# by yoniumuhibi | 2019-10-25 23:30 | Comments(8)

即位礼の儀式は自粛・延期すべきだった - 被災地を切り捨てた天皇

c0315619_15423775.png即位礼正殿の儀。河西秀哉が前日21日に報ステに登場し、明日どういう「お言葉」が発せられるか要注目だと言ったのを聞いて、不吉な予感がした。この男は「お言葉」の全文をすでに承知していて、翌日の番組での「解説」もすでに台本があるのだろうと、そう直観した。岩田明子が何度も強調していたように、「お言葉」の内容は内閣が決めたもので、安倍晋三が査閲・承認したものである。だが、天皇自身の一度きりの宣言だから、天皇個人の意思も入る。政府側と天皇側の調整で成文される。天皇側の代理で官邸に意向を伝え、菅義偉との間で文案を詰めた担当者が、2日間テレビに出ずっぱりだった河西秀哉だったのだろう。言わば、現天皇の私設秘書であり、政府対応・マスコミ対応の任務を受け持っている。その河西秀哉が、翌22日の報ステで最初に切り出したのが、「お言葉」の憲法に関わる部分であり、1990年に前天皇が即位の礼で発した「お言葉」との比較と変化だった。河西秀哉は容易ならざることを言った。

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# by yoniumuhibi | 2019-10-23 23:30 | Comments(2)

テレビ報道はなぜ八ッ場ダムを隠すのか - 官僚に不都合な真実

c0315619_14401238.png八ッ場ダムについてテレビが報道しない。台風襲来の後、ネットでは侃々諤々されているが、マスコミでは報道の表面に現れず、ネットを見てない高齢者は何も今回の事実と議論を知らないだろう。NHKは首都圏外郭放水路については7時のニュースで取り上げ、その排水機能の活躍を短く紹介した。首都圏の中で最も浸水被害を受けやすい春日部一帯は、「地下神殿」の防備のおかげで台風19号による水難を逃れたと言える。今回、「地下神殿」が江戸川に放流した水量は1200万m³、東京ドーム9杯分に過ぎないが、この一帯はお皿状の窪んだ地形になっていて、水が溜まると捌けにくく、4年前に常総市で起きた水害と同じ惨事を惹き起こす。停電と断水が起きる。道路と鉄道が冠水して交通が止まり物流が止まる。スーパーとコンビニの営業が止まる。病院と学校と介護施設が水没する。「地下神殿」は、昭和22年のカスリーン台風の災禍と教訓を元に作られた新型の防災設備だった。

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# by yoniumuhibi | 2019-10-21 23:30 | Comments(4)

何も説明しなかったNHK – 5chが災害時の公共ポータル機関に

c0315619_13290768.png今回、福島や宮城で一人暮らしの高齢者が逃げ遅れて犠牲になったケースが多い。どういう事故死だったのか、中身を厳密に検証する必要があるだろう。本宮市の自宅内での溺死など、報道されている幾つかの例を見ると、一つの共通したパターンというか、仮説のようなものが浮かび上がる。中間項を飛ばして結論から先に言うと、これは政府の防災・危機管理当局の過失であり、テレビ報道の不作為の責任が問われる問題だ。具体的に言えば、危険を正しく知らせる任務と立場の者に正しい危機感と緊張感がなく、正確な情報が適切な地域と時刻に伝わらなかったために引き起こされた人災である。もっと直截に言えば、政府(国交省・内閣府内閣官房)とマスコミの人間が、12日夜にかけて、首都圏の被害にばかり気を取られ、北関東・東北の差し迫った重大危機への監視と対処ができず、その方面で深夜未明に同時多発する水害の事態を軽視し放置していた不覚が大きい。

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# by yoniumuhibi | 2019-10-18 23:30 | Comments(2)

星浩の「ソフトウェア」論の世論工作 - 「小さな政府」派の堤防不要論

c0315619_14065766.png15日夜のテレビ報道は、今回の台風が想定外だったとする表象工作に躍起になっていた。「想定外」をキーワードにして納得させる洗脳工作で、TBSのNEWS23が特に熱心にやっていた。被災者たちにカメラの前で「想定外だった」と言わせ、被災者たちが精神的に怠惰で、想像力と緊張感が欠如していて、日頃のイメージトレーニングが不十分であり、だから天罰が下ったのだと意味づける総括を下していた。災害への想定が甘かった被災者の自業自得であると、そう言わんばかりの放送内容だった。大雨洪水の災害が起きると、マスコミは必ずこの結論と総括を前に出して国民に教訓を垂れる。被災者の自己責任に帰結させる。政府の責任を隠蔽する。だから、私は先回りして15日に異議を申し立て、気象庁の予報はどうだったのだと問題提起を試みた。スパコンを使いながら雨量計算を誤り、被害が集中する地域の予想を間違えたではないかと指摘した。

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# by yoniumuhibi | 2019-10-16 23:30 | Comments(2)

気象庁の予報ミス - 警戒と注意を後回しにされた東北地方

c0315619_14393655.png台風19号の死者・行方不明者の数は増え続けていて、15日昼の読売の報道では死者は66人になっている。河北新報の記事の県別死者数を見ると、福島23人、宮城10人となっていて、東北地方で特に甚大な被害が発生している。河川の堤防の決壊は37河川52か所と集計されているが、内訳を見ると、福島県で14河川、宮城県で5河川、栃木県で8河川となっていて、北関東以北に特に集中して多いことが分かる。台風19号は東北・北関東・北信に大きな爪痕を残した雨台風だった。特別警報は大雨洪水の警報だった。当初、襲来前に予想されていた被害は、大雨洪水よりも暴風と高潮と土砂崩れであり、警戒を要する地域として注視されていたのは東海・関東、特に東京を中心とする首都圏だった。政府とマスコミは60年前の狩野川台風を類比させて強調、その被害の範域と態様と規模を国民に想像させて警告に徹していた。気象庁は予測を外したことになる。この点は見逃せない。

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# by yoniumuhibi | 2019-10-15 23:30 | Comments(2)

「関西電力問題」の意味と背景 - 官邸リークによるスピンの工作

c0315619_13101287.png9月末以降、ずっと関西電力の不正問題が報道されている。発覚から2週間後の10月10日、会長の八木誠ら7人が三度目の会見で辞任を発表した。この問題、マスコミではまだ正式な事件名が付与されていないようで、NHKは「関西電力問題」というカテゴリーでタイトリングしている。いかにも暫定的だ。「金品受領事件」という呼び方をしている社もあるが、まだ共通の名称として定着していない。マスコミも左翼も、ここぞとばかり原発マネーの糾弾に熱中し、野党に国会追及での第一テーマにせよと言い、関電役員の参考人招致を求めている。今日が11日(金)で、12日(土)には台風19号の上陸襲来があり、週明け以降のマスコミ報道は台風被害とその対応一色となるに違いなく、必然的に予算委の話題も台風被害関連が中心になり、討論は休戦になるか、対策の審議で埋められると予想される。

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# by yoniumuhibi | 2019-10-11 23:30 | Comments(0)

中国建国70年 – 絶望と崩壊の中にあるのはどちらの国なのか

c0315619_15034572.png中国建国70年のテレビ報道は、香港のデモとバインドされて放送され、中国共産党政権の打倒要求を日本国民のシングルボイスにする論調で染め上げられていた。他に選択の余地はないという姿勢で、報道の中に異論を差し挟む隙間がどこにもない。まさに、日本にとって中国は敵国であり、人類と日本人全体の敵が政権を握っている悪魔の国であり、中国共産党に対抗して闘っている香港の市民を応援せよという憎悪と扇動で埋めている。戦争プロパガンダそのものだ。テレビを見ながら、自分の居場所がない孤立感を感じ、ブログで何を書けばいいか悩んだ。何か書けば親中派のレッテルを貼られ、右翼からだけでなく、左翼しばき隊から揚げ足取りと嫌がらせの襲撃が来ることが予想され、憂鬱が深まって気が滅入る。習近平を擁護する気分は全くなく、私はずっと、この男が登場したときから批判と苦言を言い続けてきた。

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# by yoniumuhibi | 2019-10-03 23:30 | Comments(5)

不愉快な気分になる津田大介と東浩紀の動画 – 三者の出来レース

c0315619_15483703.pngあいちトリエンナーレの問題は、今度さらに揉めて混乱が続く展開になるだろう。最初に結論と立場を言えば、今回の政府による補助金不交付には反対だ。河島伸子が言っているように、全額ではなく瑕疵のあった分だけを減額する措置が適当だったと考える。だが、問題の本質はこういう次元にあるのではない。左翼やマスコミが単純に構図化して批判するような、公権力による表現の自由への介入と圧力という位相へと、一方的に問題を収斂して口を尖らせるのは、今回の事件の本質を見誤らせる付和雷同の議論だろう。早い話、津田大介を芸術監督に起用しなければ、このような問題は生じなかったのである。朝日と左翼は、公権力による表現の自由の侵害という側面を殊更に強調し、また右翼の脅迫や政権の右翼性を前面に押し立て、それを批判する世論を興し、津田大介の責任を曖昧にして救出しようとしている。

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# by yoniumuhibi | 2019-09-27 23:30 | Comments(4)

報ステによる千葉災害の初動検証の限界 ー 県の怠慢と欺瞞

c0315619_16071379.png昨日(23日)の報ステで、千葉の災害について初動の検証が若干ながら試みられている場面があった。その中で重大な事実が報じられていて、台風直撃で10日朝から広域停電になった後も、千葉県と被災自治体とを繫ぐ衛星回線は生きており、相互に連絡を取り合える通信環境にあったことが明らかにされていた。前回のブログでこの問題を疑問点として挙げ、マスコミに検証の必要を促したのだけれど、早速、テレ朝が調べてファーストカットの報告を返した格好になった。前回少し紹介したように、「自治体衛星通信機構」が整備し運用している「地域衛星通信ネットワーク」は、全国の自治体と中央省庁・消防・警察を衛星回線で繫ぐ大規模な通信インフラであり、国の行政の基幹系の情報システムをサポートする重要なバックボーンであり、災害時・非常時のバックアップ回線として活用することが想定されている。

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# by yoniumuhibi | 2019-09-24 23:30 | Comments(0)

生殺しにされる千葉の被災者 – 「健康で文化的な最低限度の生活」

c0315619_14270349.png三連休となる今週末(9/21-23)、台風が接近して関東も大雨になるという予報が出ていて、千葉の被災地のことが心配される。テレビは少しずつ千葉の報道を減らしていて、放送するテーマとしての重要度と優先度を落としている。昨夜(18日)の報ステなどは、停電と断水の苦境はすでに峠を越えたとばかり、その次の災害ゴミの処理の問題に焦点を移し、隣接諸県に連携と負担を求める官邸のメッセージをデリバーした。菅義偉が後藤謙次の口を使って各県に示達を出している。先へ先へと巧妙に動かしている。だが、千葉の多くの被災者の窮状は、決して「次の段階」には至っていない。ブルーシート張りと屋根の修理の問題が切実に残っている。この問題について、政府とマスコミはどういう解決策を被災地に提示し伝達しているのか。ブルーシートが配布されているから応急処置で使えと言いつつ、同じ口で、素人が屋根に上がって作業するのは危険だから必ず業者に依頼しろと念を押している。

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# by yoniumuhibi | 2019-09-19 23:30 | Comments(2)

野党も千葉に無関心 – 被災地置き去りで政局にうつつの野党勢

c0315619_14575666.png昨夜(16日)のNHKの7時のニュースで、君津市の被災者がブルーシートを屋根に張る作業中に転落、死亡した件を報道していた。同様の事故で病院に搬送された例が16日までに43件発生しているという。実数はもっと多いかもしれない。県と自治体が被害状況を把握できておらず、住民家屋の破損の全容すら調査できてないのだから。15日のNHKの記事を見ると、袖ケ浦市の男性が頭を打って意識不明の重体になった件が報じられていて、15日時点の救急搬送数は8日間で26件と報告されている。1日の間に14件も数が増えている。おそらく、これはまずいということで政府から指示があり、NHKの7時のニュースで取り上げる算段になったのだろう。NHKのお達しは、「工事業者の団体は、専門の技術を持たない人は危険なので屋根の上で作業しないでほしいと呼びかけています」である。

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# by yoniumuhibi | 2019-09-17 23:30 | Comments(1)

朝日新聞も千葉を無視 – 記者は被災地でブランド服を着るな

c0315619_14565233.png停電と断水に苦しむ千葉の被災状況について、あまりにマスコミ報道が少なすぎ、軽視しすぎているのではないかという批判が高まったのは、今週の11日(水)から12日(木)のことだ。週の前半、テレビは韓国叩きと内閣改造の宣伝ばかりでニュースを埋めていた。曺国の疑惑と法相任命を叩き、小泉進次郎の入閣を奉祝して騒ぐことばかりに明け暮れていた。まるで、視聴者である国民全員が小泉進次郎の初入閣を歓喜しているような報道姿勢に徹していて、NHKニュースも報ステも各局ワイドショーも一色だった。その政権べったりの大本営報道が延々と流れている横で、何日経っても光を当ててもらえず、苦境を取り上げてもらえない被災地の人々がいて、ネット上で批判や憤懣が上がっていた。だが、無神経な報道だったのはテレビだけではない。朝日新聞の紙面も異常だった。

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# by yoniumuhibi | 2019-09-13 23:30 | Comments(3)

週刊ポストだけ糾弾されてテレビは不問の怪 - 放送法と公平中立

c0315619_12073434.png昨日(10日)、検査で病院に行ったら、待合室のテレビでワイドショーを流していて、ずっと嫌韓プロパガンダのシャワーで放送を埋めていた。シャワーというより洪水と氾濫。夜のBS各局の政治番組と全く同じ猛毒の内容で、同じ論者がコメンテーターで出演している。朝の番組も、昼の番組も、曺国の法相任命の話を延々とやり、文在寅政権を痛罵していた。先週、週刊ポストの記事と見出しが槍玉に挙がり、それが「韓国ヘイト」だという理由で糾弾される幕となったが、テレビ全局がやっていることは「韓国ヘイト」ではないのか。私は、週刊誌だけを生贄の羊にして攻撃し、テレビを不問にして放置している左翼リベラルの神経が全く理解できない。今回の文在寅叩きで最も巨大な影響力を発揮しているのはテレビであり、文在寅と韓国への憎悪をヒステリックに扇動し、国民世論を文在寅潰しの方向に収斂させ、過激に一色に染め上げている運動主体はテレビだ。右翼の手先となったテレビではないか。

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# by yoniumuhibi | 2019-09-11 23:30 | Comments(2)

嫌韓ファシズムの元凶は野党だ - 立憲民主を批判しない共産も同罪

c0315619_12374232.png先週(9/1)のTBSサンジャポでの壇蜜の発言が気になった。通常なら、テレビでの政治発言の影響を気にして、控えめなスタンスを心掛け、事務所から睨まれないよう、タレント生命が危うくならないようにお茶濁しのコメントに徹する壇蜜が、この日は口汚い過激な言葉で文在寅を罵倒していた。強烈な文在寅叩きの口上を並べて太田光を歓ばせていた。政治発言においては、事務所と番組の意向を忖度し、テレビ局の思惑と視聴者の期待に上手に合わせつつ、慎重に言葉を選んで個性を出すのが壇蜜の身上だ。一般のマスコミ右翼論者と異なり、多少ともライト・リベラルでニュートラルな芸能人表象の壇蜜が、毒々しい悪意を文在寅に叩きつけ、火を吐くような嫌韓の嘲罵で生放送の意見を終始させたのを見て、テレビの前で些か狼狽させられた。壇蜜は、なぜこのような極端で凄絶な文在寅叩きのプロパガンダを吠えたのだろう。

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# by yoniumuhibi | 2019-09-06 23:30 | Comments(4)

開戦と戦時

c0315619_15072151.png戦争をやっているのだ。これは戦争だ。戦争だから国民の視線が集中するのであり、朝も昼も夜も、テレビは韓国叩きの番組で放送を埋めているのである。戦争を始めているのだ、戦争が始まっているのだという認識が、左翼リベラルの中できわめて薄い。だから、韓国ばかりでなくて他の問題もニュースやワイドショーで取り上げろなどという声になる。安倍晋三が始めた侵略戦争だという真実が分かってない。テレビでの文在寅叩き(=「24時間憎悪」)は、安倍日本側の作戦の一部であり、敵への憎悪を高めて士気を鼓舞すると同時に、韓国内の反文在寅勢力に支援の情報を送り、韓国の中を二つに分断させ、文在寅の支持率を落として失脚に追い込む戦略の一過程である。戦争であり作戦だから、休みはなく中断はない。文在寅政権を打倒するという目標の達成まで手を抜かない。テレビでの文在寅叩きは、軍事戦略の一部であり、経済制裁とセットでパッケージのものなのだ。左派政権の韓国と戦争をしているのだ。

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# by yoniumuhibi | 2019-09-04 23:30 | Comments(4)

文在寅発言と村山談話 - 問われているのは日本人の倫理的態度

文在寅の28日の発言の英訳がネットに上がっていて、こう言っている。

c0315619_10034088.pngIts attitude toward historical issues has been never honest, either. It is an immutable fact that Japan was the perpetrator behind unfortunate chapters of history not only in Korea but also in many other Asian countries. The attitude of the Japanese Government, which neither acknowledges nor repents its past wrongdoings but rather distorts history, only aggravates the wounds and anguish of the victims.

(日本は)歴史的な問題に対する態度も決して正直ではありませんでした。 日本が韓国だけでなく、他の多くのアジア諸国の歴史の不幸な一章の背後にある加害者であったことは不変の事実です。 日本政府の態度は、過去の不正行為を認めも悔い改めもせず、むしろ歴史を歪曲し、被害者の傷と苦悩を悪化させるだけです。


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# by yoniumuhibi | 2019-09-02 23:30 | Comments(4)

出口戦略は文政権打倒 - 鈴木耕の韓国叩きと「どっちもどっち」論

c0315619_14371185.png日韓の間で経済戦争が始まっていて、日本国内でも各地で交戦の被害が出ている。西日本新聞の報道によれば、7月に九州に入国した外国人の数が急減、前年同月比6.1%減となって観光産業に打撃を与えている。九州の訪日観光客の半分を韓国人が占めていて、対馬や大分の業者が悲鳴を上げる事態となっている。年間40万人の韓国人が訪れ、離島の経済を支えている対馬の損失は深刻だ。人口4万人の離島に毎日1000人を超える外国人観光客がお金を落としに来ていた。長崎県知事が憂慮の声を発しているけれど、東京のマスコミはそれを報道しない。東京のテレビは、毎晩毎晩、スタジオに右翼論者を揃えて韓国叩きの気炎を上げている。文在寅にに対する「数時間憎悪」を飽くことなく放送している。『1984年』のゴールドスタインだ。戦時の報道は大本営報道であり、敵である韓国が劣勢にあるという情報しか語らず、世論調査で文在寅の支持率が下がったとか、そういう「戦果」のみを前面に出す報道に徹している。


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# by yoniumuhibi | 2019-08-30 23:30 | Comments(3)

浅井基文の反論と論破 - これぞ日本の国際政治学の知性と良識

c0315619_11205579.png元外交官の浅井基文が、「日韓関係悪化の責任は100%安倍政権にある」と言っている。「韓国に100%の理があり、日本に100%の非がある」と断言している。私と同じ主張と結論だ。意を強くさせられる。浅井基文がネットに発表した論稿の一部を転載して紹介したいが、実に見事な内容であり、政府とマスコミが繰り返しプロパガンダ・シャワーして「国論」に固めているところの、「日韓請求権協定で解決済み」「国と国との約束を守れ」の主張に対する反論が返されている。安倍日本側で「常識」となった言説が崩されている。目から鱗の、きわめて明晰で説得的な論理と根拠が置かれていて、安倍政権と右翼論者の言い分はこの一撃によって完璧に論破されていると言っていいだろう。これこそ国際政治学だと膝を打つ議論であり、救世主が出現した昂奮を禁じ得ない。坂本義和の顔が思い浮かぶ。あとは、浅井基文にテレビに出る努力をしてもらいたい。単にHPの発信で満足するのではなく、SNSで拡散して積極的なエバンジェリズムに出て欲しい。

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# by yoniumuhibi | 2019-08-28 23:30 | Comments(3)

倫理の問題を感情の問題に矮小化する欺瞞と工作 - 関口宏の韓国叩き

c0315619_13551688.png25日のサンデーモーニングで、GSOMIAの問題がどう扱われるか注目したが、関口宏の凄まじい韓国叩きに閉口させられた。文在寅に対して露骨に不信の感情を露わにし、スタジオの出演者に文在寅叩きのコメントを催促して煽る態度が目立った。まさに、25日の関口宏の司会進行こそが偏向した嫌韓の扇動というものだ。通常であれば、こうした排外的な右翼ショービニズムの沸騰に対して、それに憂慮を示し、バランス配慮の姿勢で臨むのが関口宏なのだが、この日は逆で、他の出演者が並べる慎重意見に不満を示し、文在寅を全否定する空気を番組の中で爆発させようと嗾けている。関口宏が最も過激であり、嫌韓右翼一色となった世論に迎合する仕切りを演じていた。以前に指摘したことだが、関口宏は国内のマスコミの中では唯一の生き残りと言ってもいいリベラリストなのだけれど、韓国や中国の問題がテーマになると、途端に理性や良識が吹っ飛んでしまい、他のマスコミ右翼と同じグロテスクな口調に尖ってしまう。

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# by yoniumuhibi | 2019-08-26 23:30 | Comments(7)

GSOMIA破棄 - 韓国は筋を通すべき、全責任は安倍日本にある

c0315619_13392687.pngGSOMIA(軍事情報協定)を韓国政府が破棄決定した件について、私の受け止めは日本のマスコミ報道や多数世論とは異なる。筋を通す形に出てよかったという感想だ。文在寅の年頭会見を聞いたときと同じである。大方の予想は、米国の強い意向と要請もあって、韓国はGSOMIAを延長するだろうと見方だったが、私はその選択は妥当ではないという立場だったため、躊躇なく破棄の決断に出てよかったと思っている。韓国の国家百年の計を見通したとき、ここで安易な妥協に出て、日本(右翼日本)との間で下手な外交の駆け引きに出るのはよくない。国家間の外交はどこまでも原理原則に即くことが大事で、そこから離れて無理な妥協をすると、後で取り返しのつかない重大な失敗に陥る。禍根を残す。朴槿恵の2015年の「慰安婦合意」がその典型例だ。あの錯誤と迷走によって、慰安婦問題はほとんど解決不可能な泥沼に入り込んでしまった。日韓の外交関係は、1995年の村山談話に基づくべきで、韓国はそこから後退してはいけない。

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# by yoniumuhibi | 2019-08-23 23:30 | Comments(8)

日米地位協定見直しがあるのなら、日韓請求権協定見直しもある

c0315619_14341955.pngNHKの世論調査のグラフを見ると、今年になって安倍政権の支持率がずっと高い状態で推移していることに気づく。昨年1年間は支持と不支持が拮抗する状態が続いていた。国会論戦で高プロの問題が焦点になり、裁量労働制をめぐって厚労省のデータ捏造が暴かれてマスコミから叩かれた4月から6月の時期は、不支持が支持を上回る数字になっていた。大雑把に、2017年から2018年の2年間は支持と不支持がほぼ同率で接近していて、安倍政権への支持と不支持は国民の間で半々という意識が定着していた。モリカケ問題が執拗低音の威力となっていた。その前の2016年は、今年と似たグラフの形状を示していて、支持が不支持を10ポイント上回る世論構図が固まっている。2015年は安保法制の政局の年で、支持と不支持が交差拮抗していることが分かる。2016年に安倍政権の支持が再び高まった原因は、北朝鮮による2度の核実験と4年ぶりに行われたミサイル発射実験の影響が大きい。

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# by yoniumuhibi | 2019-08-21 23:30 | Comments(3)

孫正義が100億円出して徴用工基金を作れ - 私財と勇気によってのみ

c0315619_14562560.png「戦後50周年の節目に当たり、われわれが銘記すべきことは、来し方を訪ねて歴史の教訓に学び、未来を望んで、人類社会の平和と繁栄への道を誤らないことであります。わが国は、遠くない過去の一時期、国策を誤り、戦争への道を歩んで国民を存亡の危機に陥れ、植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。(首相の)私は、未来に誤ち無からしめんとするが故に、疑うべくもないこの歴史の事実を謙虚に受け止め、ここにあらためて痛切な反省の意を表し、心からのお詫びの気持ちを表明いたします。また、この歴史がもたらした内外すべての犠牲者に深い哀悼の念を捧げます。敗戦の日から50周年を迎えた今日、わが国は、深い反省に立ち、独善的なナショナリズムを排し、責任ある国際社会の一員として国際協調を促進し、それを通じて、平和の理念と民主主義とを押し広めていかなければなりません」。24年前の終戦の日、日本政府はこのように国家の基本方針を内外に宣言した。そこでは、こうも言っている。

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# by yoniumuhibi | 2019-08-19 23:30 | Comments(4)


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