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民進党が一瞬で崩壊消滅した - 小池百合子の狙いは大連立での首班指名

c0315619_15063321.jpg民進党は代表選を機に崩壊するだろうと予測を論じていたが、衆院解散を発端とした政変の中で呆気なく解党の日を迎えた。28日の両院議員総会で小池百合子の希望の党に吸収合併されることが決まり、1996年の旧民主党結党以来の、21年の歴史に幕が引かれる瞬間となった。党は形だけ存在し、参院議員はそのまま残ることになっているが、選挙後の政界再編で激動があるのは必至で、28日が解党を決めた日ととして歴史に残るだろう。選挙を前にして野党第一党が忽然と消えた。新興の保守政党に一夜で併呑された。国民を欺く謀略は長い時間をかけて仕掛けられたもので、電光石火のように見えて伏線が辿れるものではあるけれど、それにしても意外だったのは、両院議員総会が全く紛糾することなく、あっさりと全会一致で前原提案の「合流」が認められたことだ。会議は30分で終了。前夜から内容がテレビ報道で漏れ伝わっていたから、その場で反対の論陣を張る者が現れ、賛成派と反対派に分かれて怒号が飛ぶ激烈な応酬になるかと想像されたが、根回し済みの日本的なシャンシャン会議で代表一任が取り付けられた。普通であれば、誰かが挙手して代表解任の動議を提出、そこから長時間の侃々諤々になる。あるいは物理的な肉弾戦の激突が会場で演じられる。消費税やTPPのときの民主党はそうだった。

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by yoniumuhibi | 2017-09-30 23:30 | Comments(10)

9.27政変で小池劇場へ - 保守(反共)と改革(ネオリベ)の野党再編

c0315619_13080264.jpgめまぐるしい速さで政治が動き、国民は置き去りにされたまま、野党再編の政変となった。昨夜(27日)の報ステとNEWS23がどう報道するか注目したが、後藤謙次も星浩も、民進党の希望の党への合流に大賛成の様子で、これで本格的な野党が誕生して安倍一強を崩すだろうと期待を滲ませた論説を垂れていた。星浩は、二大政党による政権交代をずっとエバンジェリズムして、小沢一郎の「政治改革」を後押ししてきた記者だから、嘗ての夢が再び戻ってきたという感覚なのだろう。小池百合子が民進党議員を希望の党に受け入れる条件は、安保と憲法であり、憲法改正を踏み絵にするものだが、その点については星浩は容認らしい。マスコミの政治記者は05年の小泉純一郎の郵政選挙を懐かしく思い出し、今回は小池旋風の宣伝に便乗して一儲けしようと商売の思案をめぐらしていると思われる。テレビの全局が小池百合子の側に立ち、小池劇場の演出に精力を傾注して列島を熱狂させるだろう。今回は安倍晋三が「抵抗勢力」の役回りになる。小池百合子は、一晩で民進党の地方組織と100億円の資金を手に入れた。国盗り物語のような手口だ。選挙区の候補者もろともだから三桁の候補者擁立など造作もない。民進党が希望の党に名前を変え、純然たる右翼政党に生まれ変わり、党首を小池百合子に据えたという結論になる。

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by yoniumuhibi | 2017-09-28 23:30 | Comments(11)

民間外交せよ - 鳩山由紀夫、小林よしのり、蓮池透、長渕剛は平壌へ飛べ

c0315619_14401644.jpg北朝鮮問題の事態を打開するにはどうすればよいのだろうか。先週の両陛下の高麗神社訪問を見て、結局は一人一人が勇気を出して、自分ができることに挑戦することだという思いを強くした。今、日本で北朝鮮情勢を動かせない理由は、その議論が、日本は何をすべきかとか、日本政府はどうするべきかという思考に溝条化(canalize)されてしまっているからで、設問そのものに解答の意味がなくなる立論をしているからである。例えば、志位和夫の発言を見ても、日本政府はこうすべきだ、ああすべきだ、北朝鮮と対話すべきだ、米朝に対話を呼びかけるべきだと注文を出しているだけで、共産党が平壌に訪朝団を出すとか、自分の力で動くことは全く視野に入っていない。その行為は提案というより評論に等しく、単に自分の立場を世間に表明しているだけの意味にとどまっている。日本政府はこうべきだと言っても、安倍晋三が支配する日本政府(外務省)がそれをしないことは、誰もが百も承知のはずで、いくら口で言っても事態を動かす改善には繋がらないのだ。これまで見てきた中で、私に可能性の端緒を感じさせてくれた動きは、A.猪木と武貞秀士の訪朝とその報告だった。事態を動かす対話とは、まさにあの実践と営為を指すのではないか。つまり、重要なのは民間外交である。民間外交によって北朝鮮情勢を動かすことができる。

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by yoniumuhibi | 2017-09-25 23:30 | Comments(4)

両陛下の高麗神社訪問のサプライズ - 東京国立博物館で「高句麗展」を

c0315619_17025542.jpg20日、両陛下が日高市にある高麗神社を訪問した。前日からその「私的旅行」を伝える報道がネットに流れ、注目を集めていたが、両陛下の勇気と行動力には本当に驚かされる。この時期に、わざわざ高句麗と縁の深い神社に足を運ぶのは、意味は一つしかなく、メッセージは一つしかない。高麗神社は7世紀後半に亡命した高句麗の王族を祀る神社で、新羅に滅ぼされた高句麗からの多くの渡来人を朝廷がこの地に移住させている。高句麗は半島の北部にあった。「葦原の 瑞穂の国は 神ながら 言挙げせぬ国」、ということで、天皇陛下(宮内庁)は、この件について「私的旅行」と言う以外に何も説明していない。説明はせず、行動で真意を悟らせ、何を考えるべきかを諭した。「秋津島 大和の国は 神からと 言挙げせぬ国」。そのすぐ後ろには「然れども」が続く。然れども、夜の報ステは5分ほどのニュースにして意味を伝えた。2001年の会見での映像を流し、天皇陛下が古代の日本と半島との交流史に強い関心と深い知識を持っていることを解説した。このニュースを編集させたのは神田秀一だろう。臣の神田秀一が、天皇陛下に代わって少しだけ意味を伝えた。無論、核心の動機はマスコミの誰も口にしていない。誰も口にしなくても、中学生以上の者なら誰でも一瞬で了解できる。

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by yoniumuhibi | 2017-09-22 23:30 | Comments(3)

策士策に溺れる - 利己的な解散で惨敗したメイの二の舞を安倍晋三に

c0315619_13433258.jpg解散権の恣意的濫用そのものの今回の冒頭解散。昨日(18日)の報ステとNEWS23を見た限りでは、安倍晋三の不道理な解散に対して、世論はかなり批判的な反応を示しているように窺えた。拾われた「街の声」は、例によって両論併記の作法で賛否が紹介されていたが、反対意見を上げた市民の憤りが強烈であった点が印象に残った。庶民というのは、日常の仕事や生活の現場で、いつもこうした理不尽なゴリ押しがまかり通るのに直面していて、不利益やしわ寄せを蒙らされ、不愉快な思いに耐えながら生きている。NEWS23の映像に出た大阪の市民が、「争点なんて何もないでしょ。安倍さんが勝つか負けるか、それだけの選挙」と言う場面があり、的確に今回の政治を捉えていて、視聴者の心境をよく代弁する一言だった。一昨夜(17日)、菅義偉から口伝されたとおりの「解散の理由」を「解説」する不興を演じた後藤謙次は、政権の下僕役を忠実に任務するだけでは具合が悪いと案じたのか、急にこの解散に対して批判的な口調になり、大義がなく論外だと正論のコメントを吐いていた。人が変わったような態度の転換に呆れるが、世間の反発が相当に強いという情報を朝日新聞あたりから仕入れたのかもしれない。この解散には反対だという意見を明確に述べた。

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by yoniumuhibi | 2017-09-19 23:30 | Comments(1)

北朝鮮解散 - 北朝鮮危機を出汁にして政権延命を図る卑劣な私物化選挙

c0315619_14503985.jpg3連休中日の昨日(17日)、朝日と産経が1面トップで解散総選挙の報を伝え、さらにNHKも続き、臨時国会冒頭での衆院解散が確実となった。夜、テレ朝の番組に出演していた後藤謙次が「政府高官から聞いた話」の紹介として、投開票は10月22日に決定したと断言、なぜこの時期に解散なのかという「政府高官」が披露した理由も縷々並べ、テレビを見ている永田町関係者にメッセージを伝えた。「政府高官」とは、言うまでもなく菅義偉のことである。平日の報ステでも、後藤謙次の解説というのは常に「今日、私が政府高官から聞いた話では」という口上で述べられ、菅義偉のコメントを復唱する内容となっている。「夜の官房長官談話」の時間である。官邸のプロパガンダを、後藤謙次の口を使って視聴者に刷り込んでいる。テレビの公共性表象と社会的信用を利用して政権の意思や見方を中立的性格に偽装させ、国民一般に巧妙に納得させている。後藤謙次は菅義偉の忠実な下僕だ。こうして、安倍晋三と菅義偉は公式には何も認めず、一週間を過ごしつつ、既成事実が固められ、選挙関係者は実務を進行させるのである。自治体の選管は大変な激務となるだろう。あと1か月しかない。準備作業で土日がなくなる。政治家は「常在戦場」かもしれないが、公務員はそうではない。

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by yoniumuhibi | 2017-09-18 23:30 | Comments(1)

一夜にして北朝鮮問題をめぐる東アジア外交のキーマンとなった武貞秀士

c0315619_15463938.jpg一日一日と秋が時を刻んでいる。道ばたに生い茂る背の高い雑草の先端に茶色い穂が伸びている。サクラ並木の葉っぱが黄色く変色し始めている。サクラは落葉広葉樹だった。永田町の長い夏休みが終わり、秋の政治の季節が始まろうとしている。内閣支持率が元に戻り、強気になった自民党が憲法論議を再開させ、9条改憲の条文案を取り纏めて今国会の憲法審査会に提出するという動きとなった。内閣支持率が力強く回復した理由は、一にも二にも北朝鮮の核ミサイル問題によるもので、その脅威が毎日のように煽られているためだ。NHKの7時のニュースで、金正恩と北朝鮮のミサイル発射の映像が流されない日はない。毎日毎日、国民はそれを見させられ、頭を漬け込まれている。安倍晋三が「圧力強化」を言い、「国民の安全を守るため」と称して、自治体や学校で防空サイレンを鳴らして避難訓練をさせ、それをNHKのニュースで流している。その異常について誰も異論を唱えない。北朝鮮による軍事的脅威がマスコミで喧伝されると、自ずと安倍晋三の支持率が上がる仕組みになっていて、他に割り込むネタがなく、阻害要因がないため、安倍晋三の思惑どおりの世論環境となってしまった。北朝鮮は安倍晋三の支持率安定化装置だ。

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by yoniumuhibi | 2017-09-13 23:30 | Comments(2)

何が護憲派で何が改憲派なのか - 定義を明確にさせようではないか

c0315619_14115528.jpg先週(4日)「安倍9条改憲NO!全国市民アクション実行委員会」が設立され、記者会見の模様が新聞報道され、8日に都内で決起集会が開かれた。テレビ報道では紹介されていない。朝日の記事を見つけたとき、菱山南帆子と佐高信の写真があり、澤地久枝と瀬戸内寂聴の名前が出ていたので、ようやくこの問題で全国運動が立ち上がったのかと安堵の気分でいた。その後、詳しい情報を探して赤旗の記事を見たところ、発起人の19名の中に香山リカがいて不審に感じた。香山リカはしばき隊の主要メンバーであり、野間易通と強い絆で結ばれた一心同体の同志で、しばき隊の広報宣伝部長のような役割を務めている。そのしばき隊は、9条2項の削除を主張していて、伊勢崎賢治や想田和弘や中島岳志と同じ「新9条」の仲間であり、自衛隊の存在を正式に憲法に位置づけることを要求している。東京新聞の佐藤圭も同じ立場で、紙面を使って「新9条」のプロパガンダに熱中しており、読者を9条改憲の容認へ誘導する動きを続けている。あらためて確認するまでもないが、「新9条」の中身は、安倍晋三が5月に提唱した改憲案と同じであり、戦力不保持を規定した2項を否定し無意味化するものである。自衛隊を軍隊と認め、個別的自衛権を条文に書き込む改憲案に他ならない。

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by yoniumuhibi | 2017-09-11 23:30 | Comments(2)

民進党代表選の結果の意味と「野党共闘」の黄昏 - 孤立化する共産党

c0315619_16040993.jpg昨日(6日)、民進党の新代表となった前原誠司が電力総連の大会に出席し、野党4党の合意の見直しを役員会に指示したことを明らかにした。野党四党の合意とは、6月に4党の党首会談で決めた、(1)「憲法9条の改悪に反対する」方針の確認と、(2)衆院選に向けて候補者調整を進めるという選挙協力の二つである。「野党共闘」を白紙化するということは、前原誠司が強く主張してきた持論であり、今回の代表選の最大の争点だった。結果は、議員票も、地方票も、党員サポーター票も、前原誠司の圧勝で終わり、民進党の「民意」が明確に示されたと言える。「野党共闘」、すなわち共産党との共闘の継続を訴えた枝野幸男は完敗した。この事態に左翼方面からは批判が上がっているが、これは前原誠司の公約であり、「野党共闘」をリセットしなければ公約違反になる。共産党との関係の清算を訴えて、それで大きな支持を集め、前原誠司は代表選を制した。もし、この公約を打ち出さなければ、枝野幸男に負けていただろう。左翼やしばき隊が考えなくてはいけないのは、民進党のネイティブが何かという本質的な問題であり、この2年間の「野党共闘」がテンポラリーで偶然的な政治形態であったということだ。2年前からしつこく論じてきたが、「野党共闘」は長続きするものではなかった。

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by yoniumuhibi | 2017-09-07 23:30 | Comments(2)


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