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UKの危機とナショナリズム - E・トッドの「ドイツ帝国」の将来地図

c0315619_15411153.jpgキャメロンが国民投票のやり直しを却下した。ブルームバーグの6月27日の記事に出ている。また、英国下院も「国民投票のやり直しはできない」と声明を発表した。BBCによると、投票のやり直しを求める請願の一部に不正があったという。報ステのスタジオに解説で生出演し、英国のEU離脱の錯誤を言い、離脱派の後悔を言い、再投票の必然性を述べていた細谷雄一の認識と観測は完全に否定される事態となった。英国政治の専門家として面目丸潰れの進行だ。国民投票のやり直しなどできるはずがない。それをやれば英国の分断はさらに深まる。対立と不信が激化し、国内はバラバラになる。イングランドとスコットランドの緊張が増幅され、移民と元からの英国住民との関係が険悪になる。残留派が大差で勝利する保証などない。この複雑で厄介な問題に国民投票という手法を持ち込むことそのものが失策だったのであり、国民投票を繰り返すということは、さらに延焼を拡大するという自滅行為以外の何ものでもない。英国政治の専門家でありながら、再投票でEU残留を決めるべしという現実離れした主張をテレビで論じた細谷雄一。その政治センスの欠如に呆れるが、そうした非常識な観念論を媒介するのは、EUを絶対視するEU主義のイデオロギーなのだろう。

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by yoniumuhibi | 2016-06-30 23:30 | Comments(9)

細谷雄一のEU主義のバイアス - 再投票は英国の分断を深めるだけ

c0315619_14363497.jpg今週もずっと、英国のEU離脱が大きなニュースとなって続いている。昨夜(6/27)、報ステのスタジオに慶応大の細谷雄一が出演してコメント、再度の国民投票の可能性について解説していた。細谷雄一だけでなく日本のマスコミに登場してこの問題を論評する人間は、例外なく英国のEU残留を支持する立場で、EU統合の方向性を無前提に翼賛する者ばかりだ。国民投票でEU離脱が多数になった現実について、その理由や意味を内在的合理的に解き明かそうとする姿勢がない。初めからEUを絶対化し、EUに残留する英国が正しく、離脱は悪で誤った愚行であるという決めつけをしている。この問題を客観的に分析判断しようとする意識がなく、一刻も早く離脱を撤回すべしという視角で論じていて、英国をEU残留に引き戻したいという自己の願望を投影した認識と予測で議論を埋めている。細谷雄一によれば、今、離脱に投票した国民は後悔に苛まれていて、ポピュリズムを煽って離脱を誘導した政治家たちは反省の中にあり、英国は国民投票の失敗をやり直そうという流れになっているのだと言う。そしてそれは、英国議会の3分の2で再投票を決めれば法的に可能であり、そうなれば残留派が勝つだろうと見通しを述べていた。

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by yoniumuhibi | 2016-06-28 23:30 | Comments(5)

英国のEU離脱の衝撃 - 移民問題を過小評価するマスコミの論評

c0315619_14325232.jpg英国が国民投票でEU離脱を決めた出来事は衝撃だった。その後の日本のマスコミの報道や解説では、英国民は誤った判断をしたという論調が専らで、この結果を批判視するコメントが圧倒的に多い。結果が出た6月24日にプライムニュースに出演した中野晃一もそうで、英国民はこの投票を後悔して考え直すようになるだろうと言っていた。そうした見方の根拠は、これまで英国経済はEUによって多大な恩恵を受けてきたのであり、EUから離脱すれば大きな打撃と損失を蒙るから、EU離脱は自滅行為だとするものだ。英国民の投票がEU離脱に出たことについて、UKIP(英国独立党)など反EUの右翼の扇動に操られたポピュリズムであり、移民嫌悪の感情論に流された失敗だとして否定的に切り捨てている。こうした議論が大勢だ。日本のマスコミに登場する者たちのこの問題についての見解は、英国に進出している日本企業を代弁したものか、欧州の大学などにいるエリート層の視線をそのまま並べている傾向のものが多い。私は、英国民の判断というのは、それほど非理性的だったとは思わない。マスコミの論評の中で、誰も一言も触れず違和感を感じるのは、あの投票が、41歳の女性議員ジョー・コックスが殺害されて一週間後に行われたものだったという事実だ。

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by yoniumuhibi | 2016-06-27 23:30 | Comments(10)

蓮舫不出馬の政治 - 民進右派による枝野幸男追い落としのクーデター

c0315619_14553237.jpg蓮舫の不出馬の決定により、民進党が参院選で巻き返す機会は完全に失われてしまった。蓮舫の都知事選への出馬のみが、3週間後に迫った参院選の苦境を打開し、選挙戦を有利に運ぶ唯一の戦略的可能性だったが、その道を民進党は自ら絶つことになった。解説しよう。蓮舫を都知事選の候補に立てようとした中心人物は、幹事長の枝野幸男である。そして、6月15日夜に党本部を出て車に乗る前にカメラに語ったように、蓮舫本人にこのときは出馬の意思があった。蓮舫にとって千載一遇のチャンスであり、誰だって都知事の椅子に座りたい。蓮舫の表情は正直だった。そして、マスコミは一斉にそのことを報じ、翌16日から17日の自民党都連は戦々恐々となり、蓮舫が出た場合は勝てる候補がいないということで重苦しい空気に包まれた。小池百合子や石原伸晃が出たら、確実に蓮舫に討ち取られてしまう。このとき、官邸と自民党がマスコミに撒かせていたのは、長島昭久を担ぎ出して自公と民進で相乗りにできないかという計略で、プライムニュースで飯島勲を使い、ワイドショーで田崎史郎を使って観測気球を上げていた。蓮舫が出た場合は自公はお手上げで、参院選が公示される今週(6/20-6/24)は、それじゃ自公は誰を対抗馬に出すんだという話題で一色となり、自民党が窮地に立つ状況になっていた。

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by yoniumuhibi | 2016-06-20 23:30 | Comments(6)

主水事件の構図と訴訟 - 野間易通と辛淑玉の相克、第1弾の次は何か

c0315619_14372196.jpg被害者と弁護団による今回の「第1弾」の次は何か。それを予想する前に以下の二つの問題について考察したい。一つは、なぜ最初に野間易通を提訴する戦略が選ばれたかであり、関連してもう一つは、なぜ野間易通は李信恵の謝罪文が公開された直後に、狂暴かつ無謀に被害者への人権侵害の攻撃を始めたのかということである。念のため、私は当該弁護団とはコンタクトはとっておらず、被害者の裁判について特に意思疎通はなく、自由な個人として事件を論じている立場なので、そのことを前提として申し上げておく。野間易通の異常な行動の分析から始めよう。常識を持った人間からは実に意外なことに、4月29日、野間易通はいきなり被害者の実名と所属をTwで暴露する挙に出た。そして口汚く侮辱と罵倒を始め、子分にRTさせて追随させた。後に提訴される原因となったところの、犯罪被害者への苛烈なセカンドリンチを加えて行った。現時点から顧みれば、まさに墓穴を掘る愚かな不法行為だが、しばき隊の主宰者として、そのときその行動に出ざるを得なかったのだ。それまで、リンチ事件については右翼のデマだと言い、風聞だ都市伝説だと欺き続けて事実を否定していたために、動かぬ証拠を突きつけられたことで、しばき隊はウソをついていることが明白となったから。

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by yoniumuhibi | 2016-06-15 23:30 | Comments(5)

リンチ事件被害者に提訴された野間易通 - 野間敗訴は確実、さらに追い打ちも

c0315619_13545619.jpg先週(6/9)、しばき隊主宰者の野間易通がリンチ事件の被害者から提訴された。高島弁護士が声明を出し、大阪地裁に訴訟を提起することを正式発表した。10項目からなる高島弁護士の声明を要約すると次のとおりとなる。「(1)このたびの被告野間易通氏に対する民事提訴は、これらの協議を経た『第1弾』の法的措置です」「(2)被害者は『しばき隊リンチ事件』で顔面に全治2か月の重傷を負いました」「(3)上記リンチ事件が週刊誌で取り上げられるや、被告野間易通氏は、すぐさま、被害者の実名・所属等をツイッター上で複数回にわたり暴露しました。一連の暴露情報は、プライバシー侵害のみならず、被害者の名誉を毀損し、侮辱するような内容も含まれていました」「(4)被告野間氏に対する民事提訴は、同氏によるプライバシー侵害名誉毀損・侮辱に対する慰謝料支払いとともに、ツイッター上における謝罪のツイート掲示を求めるものです」「(6)『セカンドリンチ』の加害者は、被告野間氏だけではありません。主水氏の実名を掲げてプライバシーを侵害しその名誉を毀損した者は複数います。『セカンドレイプ』の加担者に対する法的対処は、関係者において協議中です」。

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by yoniumuhibi | 2016-06-14 23:30 | Comments(2)

教祖の失脚 - 公共敵として市民社会から排除され隔離された野間易通

c0315619_13582568.jpg前回、野間易通のアカウントが凍結された理由について、「Twitterアカウントが凍結される18の理由」を紹介しながら検討を加えた。その中の、第16項「誹謗中傷・個人情報漏洩させる行為」に該当した可能性が高いのではないかというのが推論である。記事を上げた後、野間易通が「のりこえねっと」のネット動画に出演、自身のアカウント凍結問題に触れ、裁判所によって仮処分がされた可能性を仄めかしている。もしそうであったとすれば、次のような内情が考えられる。すなわち、リンチ事件の被害者側から裁判所に差止請求があり、二次加害を防止するための緊急措置を講じる訴えが出され、裁判所がそれを認めてTwitter社にアカウント凍結を命じたということだ。事態を説明するキーワードが「仮処分」であれば、凍結の真相はそう考えるのが自然だろう。また、それが事実であったとして、被害者側の対応も正しいし、裁判所の判断も正しいと言える。リンチ事件の証拠が次々と出て、最早それを「右翼のデマ」だと言って逃げられなくなった後、野間易通は被害者をネットでリンチする作戦に切り換え、実名を含む個人情報を晒して攻撃し、子分にもリンチに加わるよう扇動していた。それを止める有効な手立てとしては仮処分申請の方法が最もよい。

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by yoniumuhibi | 2016-06-08 23:30 | Comments(3)

野間易通のTwアカウント凍結 - 凍結の理由と今後のしばき隊への影響

c0315619_17423143.jpg昔、近所に大型犬を放し飼いにしている家があり、中学校の通学路の往復がとても憂鬱だった思い出がある。実際に追いかけられて危険な目に遭ったこともあり、噛まれて被害を受けた住民も出ていた。ある日、突然、その狂暴な大型犬が消えていなくなった。通報を受けて保健所が動いたのかもしれない。小さな町で、獰猛犬の放し飼いによる事故は市民生活の迷惑と不安の種であり、処分や対策を求める声は小さくなかったから、何がしか公権力の動きがあったようにも思われた。おかげで、私は安全に登下校することができるようになり、地域は平穏で快適な環境になった。高度成長の頃は、そういう野生社会の残滓の光景がきっと全国どこでもあり、私の同世代は同じような経験をしているのではないか。余談ながら、今、毎日2キロのランニングをしている桜並木の自然の遊歩道は、市民がペットの犬を散歩に連れて歩く憩いの道でもある。いつも同じ何匹かとすれ違うので、すっかりお互い顔なじみになったが、どれもソフトバンクのCMに出演するのと感じが似た柴犬で、おとなしく性格がよく可愛い優等生ばかりが揃っていて、決して道を歩く人に吠えたり威嚇したりしない。昔の犬は攻撃的でよく吠えた。40年で飼い犬の姿がすっかり変わり、日本の市民社会が無害に変わった。

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by yoniumuhibi | 2016-06-07 23:30 | Comments(6)

合田事件 - しばき隊が市民を自宅襲撃、有田芳生の街宣車を使用か

c0315619_14525648.jpg先週、しばき隊の関連で新しい事件が起きた。しばき隊リンチ事件で被害者Mを援護していた市民が、しばき隊(男組)によって自宅を襲撃され、脅迫を受けるという重大な事件が発生したのである。しかも、この事件に国会議員の有田芳生の街宣車(有田丸)が使われていた疑惑が浮かび上がった。事件が起きたのは5月30日、しばき隊の2名とおぼしき者が、かねてよりTwで脅迫していた相手である四国中央市在住の合田夏樹の自宅周辺をうろつき、玄関のチャイムを何度も鳴らしている。この事件を告発し、有田芳生事務所が関与した疑惑を訴えていた合田夏樹のTwは、衆目の中、6月3日(金)に突然アカウントが凍結された。翌日の4日(土)には新アカウントが立ち上がったが、衝撃と昂奮が醒めやらぬまま週明けを迎えている。わかりやすく事件を整理したサイトがあったが、本日(6/6)、不意に消されてしまった。しばき隊(男組)の伊藤大介が合田夏樹を脅迫した事実は、5月22日のFacebookの発言から確認できる。「四国で2代目ボンボンの取引先に悪行をお知らせする巡礼しようかな」とか、「ほぼ丸裸なんだけど、ボンボン泣き入れちゃうかな」とか、「お前の自宅私道沿いだからグーグルで確認しずらかったぞ。もう確定したけどな」などと脅している。

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by yoniumuhibi | 2016-06-06 23:30 | Comments(3)

木村幹の無責任Tw - 大学はカルト暴力集団しばき隊の調査と対策を

c0315619_17201468.jpg昨日(6/1)、神戸大学の木村幹が、関西学院大学の金明秀とやりとりした幾つかのツイートを上げ、ネットで注目が集まった。その中で木村幹はこう言っている。「『民事の決着を待っていたのは、むしろ被害者を保護するため』という発言は凄いな。『守ってやらないといけない』ような状況だ、という事なのか。どんな人たちやねん。その一方で実名ガンガン出してるし、訳がわからん。」「この問題自分は個人としては部外者なので『どうでも良い』のですが、大学の組織人としては『院生の学業に関わる問題』なので関わらざるを得ない。当然ですが、院生たちの学業に影響が出る事態になれば大学そのものも組織として動くことになります。」「因みにこういう発言があると、大学は動かざるを得なくなる可能性が出てくるんだよなぁ。最悪でも、キャンバス内で学生に危害が加えられたり、学業に支障が出るのは、阻止しないといけないからなぁ。」「大学関係者としては、『お前やお前の関係者を守ってやっているのは誰だ』という発言が学生さんに対して散見される中、何もしない訳にもいかないんだよねぇ。ホンマ、やめてくれないかなぁ」。実は、このツイートの前、5月30日に木村幹は私に対して一つのリプライを返していた。

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by yoniumuhibi | 2016-06-02 23:30 | Comments(2)


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