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しばき隊とは何か - 予備的考察としてのスターリンの人格形成

c0315619_17534261.jpg新潟日報記者の事件を、辺見庸はどう思って見ただろうか。同業の人間が起こした事件であり、関心を持たないはずがないと思われる。おそらく、内容を知って絶句したことだろうし、辺見庸が考えるファシズム論に新たな地平を拓く材料になったというか、確証となる一撃を与えたに違いない。事件を起こした坂本秀樹は地方紙の記者である。朝日や読売など大新聞の記者ほどには腐って崩れてないと想定されるところの、地方紙の記者であり、しかも政治的な立ち位置は辺見庸とほぼ同じ、反安倍の、すなわち左翼リベラルに属する一員だ。しかし、暴言のおぞまじさは2chに跋扈するネット右翼以上に狂暴かつ凶悪で、気が滅入るほどグロテスクで、病的な狂気と錯乱に満ちている。精神に異常を来しているとしか言いようがない。地方紙の報道部長の要職にあった左翼の新聞記者が、匿名Twで何年もこんなことを書いていたという事実を、辺見庸がどう論評するか興味深い。辺見庸にとって、衝撃というか憤激や落胆をそそるのは、この男の狂乱の罵倒ツイート群よりも、事件について何も真実を報道せず、本人の酔ったはずみでの不祥事に解消し、動機と背景を隠蔽しているマスコミの姿勢であり、事件について正しく調査検証して説明責任を果たすこともせず、当人を懲戒解雇の厳罰処分にもせず、記者は実名でTwするべきなどと話をスリカエてゴマカシている新潟日報だろう。

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by yoniumuhibi | 2015-11-29 23:30 | Comments(5)

ファシズムとSEALDsとしばき隊 - 「1984年」の世界と「強制的同質化」

c0315619_1522149.jpg今回は、特に、私を右翼と結託した裏切り者だと断じて罵る左翼リベラルの人たちに向けて試論を述べる。ジョージ・オーウェルの『1984年』の世界を思い出してもらいたい。その世界は、われわれにとってすでに周知で常識のものと言ってよく、作品の概要についてあらためて説き起こす必要もないほど、物語も、作者の意図や主題もよく頭の中に入っている。イメージが定着している。ここ数年の日本で、これだけ多く読まれて議論され、政治を考える人に覚醒と感動を与えてきた古典は他にない。われわれは「1984年」の世界に夢中になり、自分たちが生きている現実世界との同一性を発見し、驚愕し、恐怖してきた。まさに、今の日本のリアルな姿がそこに映し出されている。だから作品に登場するところの、イングソック、ビッグブラザー、ユーラシア国の存在と意味について、詳しく説明しなくてもおおよその概念を持っているだろう。それを前提の上で、最初に結論として、皆さんにショッキングな私の問題提起を言うと、イングソックはしばき隊である。ビッグブラザーはSEALDsである。そして、その構図を外側に延長したところの、ユーラシア国が、皆さんの敵である安倍晋三と右翼ということになる。この仮説で論理的に整理される。イングソックはイデオロギーと党を意味する。ビッグブラザーはシンボルに他ならない(恐怖支配の機能は野間易通が担っているが)。

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by yoniumuhibi | 2015-11-26 23:30 | Comments(5)

新潟日報は説明責任を果たせ - マスコミは「しばき隊」の存在を隠すな

c0315619_16445639.jpgしばき隊の一員である新潟日報上越支社の報道部長(坂本秀樹)が、高島章を脅迫し誹謗中傷した事件は、昨夜(11/24)のうちに読売毎日産経朝日が報道するところとなった。スポーツ報知も記事を書いている。昨日の高島章のTwで、「すでに全国紙数紙から電話取材を受けている」と報告があったので、マスコミが取り上げるのは確実と思っていたが、素早い一報が各紙から放たれる展開となった。この5紙のうち、読売と産経は記事に本名を出している。こうした事件で全国紙が本名が出すのは、やはり見逃せない点で、かなり厳しい社会的制裁を加えたという意味に受け取られる。新聞社として看過できない問題として身内に制裁を与えたということか。全国紙にこうして名前が出れば、解雇やむなしという状況になる。読売が、業界の上に立つ立場から、同業の地方紙に綱紀粛正を促したと看て取れる。新聞記者によるTwでの舌禍事件あるいは不祥事としては、今年8月の朝日の富長格の騒動があった。今回は地方紙の記者で、朝日の特別編集委員だった富永格に較べれば格が落ちるが、事件の中身ははるかに悪質で、暴言の異常さには身の毛がよだつ思いがする。ただ、各紙の報道で問題なのは、記事に「しばき隊」の言葉がないことだ。しばき隊による高島章への遺恨から発生した事件だという説明がない。

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by yoniumuhibi | 2015-11-25 23:30 | Comments(2)

新潟日報記者による高島弁護士への脅迫事件 - しばき隊の暴走と転落は続く

c0315619_17261340.jpgしばき隊がまた大きな事件を起こした。これまでの概要がネットのニュース記事に纏まっているが、今度は、新潟日報上越支社で報道部長を務める53歳の坂本秀樹が、匿名(闇のキャンディーズ)でのTwで弁護士の高島章を脅迫、「弁護士の仕事やめろ。プロのハゲとして生きろ。ネトウヨ弁護士。クソ馬鹿ハゲ野郎!」と暴言を吐いていたところ、逆に身元を突き止められ、電話で抗議と追及を受けた末に、Twで謝罪に及んだという騒動である。事件は11/20の深夜に始まり、11/23の昼に終わった。その間、本人は11/22に新宿で行われた「東京大行進」に参加していて、関係するRTを自身のTw上に多数上げている。私は昨日(11/23)、高島章のTwであらましを知り、刻々とネット上に上がる反応を追いかけていたが、布団に入っても衝撃と昂奮がずっと続いた。高島章はニフティの頃から通信を始めたと言う。私は富士通がニフティをスタートする前の1986年から、中曽根内閣のNTT民営化に伴う電電開放と電気通信事業法によって、新たに第2種通信事業者となったベンダーが商用化前の試験サービスを始めた段階から、300bpsの音響カプラでCOARAやASCIIに接続している。それ以来、ずっと29年間、この種の営みを続けてきた。1期生である。最初にそれを始めた100人の中に入っている。

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by yoniumuhibi | 2015-11-24 23:30 | Comments(4)

ろくでなし子に対するしばき隊の襲撃と暴行 - 人格否定と人権侵害の手口

c0315619_1731433.jpgパリの同時テロ事件があったのに、ずっとしばき隊の問題に注目して記事を書いている。一部に、世に倦む日日は右翼と共闘して左翼陣営に打撃を与えているという批判が上がっているが、その見方はあまりにイデオロギー的に偏向した幼稚で皮相な敵味方論への回収というものだろう。前の記事で長谷部恭男による立憲主義の原理論を紹介したけれど、右翼だの左翼だのと言う前に、それぞれの人間には人権があり、それが憲法によって保障されている前提がある。いろいろな価値観や正義を持って生きている人々が、それぞれが不完全ながら、互いを潰し合うことなく、違いを認めて生きる権利を守っていきましょうというのが立憲主義の神髄なのだと小林節も説いていた。しばき隊の思想と行動は、こうした立憲主義の前提を真っ向から否定するもので、自分たちの価値観をルールとして押しつけ、異論を唱える者は容赦なく殲滅することを積極的に肯定する。社会の常識や規範や法律を超越したところに絶対的正義を措定し、その正義の実現を暴力の行使によって図ろうとする。反対者を私的制裁で粉砕、地上から物理的に消滅させることで、己の正義を普遍的正義として証明しようとする。レーニンのボルシェヴィズムと同じ考え方だ。20世紀に流行して敗北しつつ、21世紀の世界でも跳梁しているテロリズムの思想に他ならない。

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by yoniumuhibi | 2015-11-21 23:30 | Comments(12)

しばき隊No.2の離脱の衝撃 - 木野寿紀による卑劣な脅迫と「法律しばき」

c0315619_1643479.jpg大きな動きがあり、しばき隊のNo.2(bcxxx)が脱退した。No.2はしばき隊の中で最も発信力の大きな男であり、そして人気があり、この組織と運動を担う中枢の屋台骨だった。しばき隊のエバンジェリズムを支えていたのはNo.2で、SEALDs運動もこの男の存在がなければ「成功」していない。しばき隊の活動の場は路上とネットだが、重要なのが日常のネット発信のリズムとコードで、TwのメッセージとRTの情報に人を注目させることである。そのキーとなるポジションをNo.2が担っていた。しばき隊の周辺で何が起きているか、SEALDsを含むしばき隊の政治がどう動いていて、誰が何を言い、どういう方向に進むのか、この男のアカウントを見ればほぼ全体を掌握することができた。まさに、しばき隊の広報であり、宣伝扇動のキーマンに他ならない。今、ネットの言論空間では衝撃が走っている。しばき隊のシンボルであったこの男は、無名ながら、間違いなくSEALDs運動の原動力で推進力だったし、この3年ほど、左翼リベラルと共産党の政治に活力を与えてきた最大の功労者だった。左翼の地上の星。今、表面的にはSEALDsの表象で意識されているところの、日本の左翼の若返りと躍動感のイメージは、すべてこの男の制作物のコンセプトと個性的なアジテーションから媒介されたものだ。

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by yoniumuhibi | 2015-11-18 23:30 | Comments(7)

暴力とテロリズム - しばき隊の暴力主義と自縄自縛の「ネット私刑」

c0315619_17301825.jpg昨日(11/15)、パリのテロ事件が特集されたTBSサンデーモーニングで、中東調査会の高岡豊が次のようにコメントする一幕があった。「テロリズム、すなわち暴力を使って自分たちの政治的要求を通す、あるいは自分たちの主義主張の正しさを世の中に広める、こういう行動様式が一定の効果を持つ現実があり、また、暴力によってでしか政治的要求を通すことのできない人たちがいるからこういう事件が起こる。だから、現場での対処や反撃だけでなく、こういうテロリズムの論理が通用しない社会を作っていくことが大事だ」。傍で美貌の田中優子がうんうんと頷いていた。きわめて一般論の話だけれども、説得力のある言葉として耳に残った。番組では何度も高岡豊に解説が振られる場面があったが、その度に高岡豊は繰り返しテロリズムの定義を述べて批判を強調した。おそらく、この番組は、多くのしばき隊の隊員と関係者が見ている。「はすみしばき」事件の当事者である「闇のあざらし」も見ていただろう。彼らはこの高岡豊の言葉を聞いて何を思ったのだろうか。私は、まさに、このテロリズム批判が眼前の事件について語られた最も本質的な総括のように思われてならなかった。「暴力を使って自分たちの政治的要求を通す、あるいは自分たちの主義主張の正義を広める」。しばき隊と神原元の思想と行動は、まさにテロリズムに他ならない。

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by yoniumuhibi | 2015-11-16 23:30 | Comments(4)

立憲主義としばき隊の政治暴力の正義論 - 神原元への懲戒請求の「付議」

c0315619_18415910.jpg長谷部恭男の岩波新書『憲法とは何か』の冒頭にこう書いてある。「本書は、憲法が立憲主義にもとづくものであることを常に意識し続けなければならないという立場をとっています。(略)この世には、人の生き方や世界の意味について、根底的に異なる価値観を抱いている人々がいることを認め、そして、それにもかかわらず、社会生活の便宜とコストを公平に分かち合う基本的な枠組みを構築することで、個人の自由な生き方と、社会全体の利益に向けた理性的な審議と決定のプロセスとを表現することを目指す立場です。(略)なぜ、立憲主義にこだわることが必要かといえば、根底的に異なる価値観が裸のままでぶつかり合ったとき、平和な社会生活や国際関係はきわめて困難となるからです」(P.ⅲ)。この立憲主義のイントロの説明は、今年の6月以降、長谷部恭男だけでなく小林節によっても会見や集会の場で諄々と語られてきた。いろんな考え方を持った人が世の中に生きていて、そして皆が不完全であるから、それぞれが認められ、人として権利を全うできるようにするのが立憲主義なのだと、小林節がその意義と要諦を噛んで含めて説いていた。説得力のある言葉として耳に入ったことを覚えている。今、しばき隊の「はすみリスト」の事件を前にしたとき、われわれが思い出すべきは、この立憲主義の原理と精神だろう。

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by yoniumuhibi | 2015-11-12 23:30 | Comments(8)

「闇のあざらし隊」が掘った「ネット私刑」の墓穴 - 個人情報晒されたしばき隊員

c0315619_19503510.jpgいわゆる「ぱよぱよちーん」の事件が起きて一週間が経った。極右イラストレーターのはすみとしこのFBのページに、「いいね」を押したり、コメントした者たちの氏名や住所や出身校や勤務先を、「闇のあざらし隊」を名乗るしばき隊員の久保田某がリストにし、個人情報晒しの行為に及んで騒動が広がった事件である。現在、この男のアカウントは非公開状態だが、11/1に「『はすみしばき』プロジェクト、密かに進行中。320人以上のものが名前と共にまもなく公開されます」と予告がされ、同日、「337人の名前、プロフィールURL、居住地、出身校、勤務先のリストが公開されました」と言って、そのリストの一部を公開した。すぐにネットで騒動となり、右翼が、千葉麗子と男との過去の悶着の情報を見つけ、「闇のあざらし隊」が都内で外資系セキュリティソフト会社に勤める男だと判明、右翼が強力にネットを掘り返して男の個人情報を洗い出し、住所、電話番号、学歴、職歴、家族構成、過去の政治活動、等々、あらゆる個人情報が晒される狂乱の顛末となった。すべて、男が自ら過去にネットに書き込んだ情報が元になっている。それが11/3の出来事で、さらに、FBの不正使用ではないかという告発が本社幹部のTwに直接入り、休日明けから日本支社で調査となり、11/6には男の退職を会社が発表するという事態へと進んだ。

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by yoniumuhibi | 2015-11-10 23:30 | Comments(5)

村上春樹『職業としての小説家』を読む - 神からの啓示、音楽とフィジカル

c0315619_17233533.jpg村上春樹の『職業としての小説家』は、ウェーバーの2冊(学問・政治)のタイトルを捩ったものだ。最初、この情報に接したとき、村上春樹が自身と自身の作品を初めて語ったエッセイ集に、軽い気分でこの題名を付したものかと簡単に思っていた。読み進むうち、その感覚が次第に変わり、これはまさに中身のレベルでウェーバーの達成が野心的に意識されていて、そして、ウェーバーに並ぶ世界の古典になるのではないかと、そう思えてきた。ものを書く者にとって、永遠に参照され、手引き書とされる、そんな必読の一冊となり、ウェーバーと同じように、村上春樹はここでこう言っていると、ある部分がハイライトとして紹介され、世界の一般知となり、教養となるのではないかと、そんな想像を持った。ウェーバーの場合、「政治をする者は悪魔と手を握らなくてはならない」とか、「情熱と判断力を駆使して堅い板を刳り抜く(目的と結果を諦めない執念深さを持つ)者だけが政治への天職を持つ」とか、誰もが暗記している有名な一節がある。何かの折に必ず引用される。村上春樹の今回の作品中の、パラフレーズ論(P.21)とか、エピファニー論(P.42)とか、文体開発法(P.47)とか、オリジナリティの3要件(P.90)とかは、文学の方法論として古典的地位を得て、末永く議論されつつ人類の知恵となるものと、そう予想する。

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by yoniumuhibi | 2015-11-06 23:30 | Comments(1)


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