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審議時間が消化されてゆく焦躁 - プロレスの民主党、動かない日弁連

c0315619_15411721.jpg週末、テレビで何度か百田尚樹の問題の場面を目にしたが、気持ち悪くて見ていられない。公共の電波に流す素材としてつくづく不具合で不適切であり、コードに抵触した放送事故を見せられている感覚がする。その口上は、路上で威嚇の怒声を張り上げている迷惑な街宣右翼そのものだ。市民社会の良識や理性とはおよそ相容れない、野蛮で凶悪な政治ゴロの姿である。こんな毒性の強い政治映像をテレビで見ながら成長する現代の青少年を不幸に思い、そこから免れることのできた自らの幸運をしみじみと感謝する。けれども、よく考えてみれば、百田尚樹の猛毒のコンテンツはこの市民社会のそこら中にバラ撒かれているのであり、WILL、WEDGE、Voice、SAPIOなど、駅の売店や駅前の書店などに夥しく並んでいて、日常空間に犇めいている密度の濃い政治主張なのだ。私自身がそれを避けて見ないように努めているから、なるべく意識的に隔絶して生活しているために、それに拒絶反応することができるのであり、極右異端であると定義づけて排斥する態度を維持できているのである。客観的に見れば、このイデオロギーの病弊は社会のかなりの部分を覆っている。だから、百田尚樹にしても、あの自民党の右翼議員連中にしても、それを暴言とは思わず正論だと確信して平然としているのだ。あのゴロツキ風の自民党議員たちは、選挙で当選した「国民代表」なのである。

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by yoniumuhibi | 2015-06-29 23:30 | Comments(6)

立憲党で選挙に勝つ - 小林節を首班とする立憲連合政府の閣僚名簿

c0315619_15444659.jpgもしも、安倍晋三が解散に打って出てきたらどうするか。どうやって選挙に勝ち、自民党政権を倒して新しい政府を樹立するか。ポスト安倍の日本新生を実現するか。選挙になった場合を想定して、こうやれば勝てるという戦略プロポーザルを、ラフなデザインのレベルだが、一気に最終地点のピクチャーまで考案してみた。今、安倍内閣を倒すために、一人一人が知恵と勇気をふりしぼって戦わなくてはいけない。沖縄の摩文仁で渾身の怒声を上げた者、全国から国会前に馳せ参じて3万人の1人となって路上に立った者。私は私なりに、無名の市民ができる精一杯の貢献を果たそうと試みるのであり、誰も思いつかない大胆なアイディアとコンセプトを提示することで、この政治戦を勝利に導く展望と確信に繋げたいと願うのだ。最初に情報のエントロピー最大化を企図して、敢えて説明の順番を省略して組閣名簿の発表から始めたい。政治の提案と説得は常に具体的でなければならない。

総理大臣  小林 節        外務大臣  国谷裕子 (民)
官房長官  長妻 昭        文科大臣  谷岡郁子 
財務大臣  金子 勝 (民)    厚労大臣  福島瑞穂 
総務大臣  片山善博 (民)    農水大臣  舟山康江 
法務大臣  枝野幸男        経産大臣  蓮  舫 


【私の独自のアイディアと提案です。盗用厳禁】
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by yoniumuhibi | 2015-06-26 23:30 | Comments(12)

沖縄の民主主義の勇気とカタルシス - 慰霊の日の「帰れ」のハプニング

c0315619_17451459.jpg昨日(6/23)、「慰霊の日」の摩文仁の丘の全戦没者追悼式で、安倍晋三の挨拶に対して式参列者が「帰れ」と罵声を浴びせる事件が起きた。Tw上にすぐにそれに対する反応が流れ始め、経緯を知ることになったが、厳粛な式典の場で無礼で非常識だという旨の非難の声ばかりで、リベラル系を含めて擁護する意見が全く見当たらなかった。それが意外で不満だったので、私なりの常識論を上げてみたら、反響が多かったのか検索で上位に上がる結果になった。右翼の言論工作というのは常にこの手法で、辺野古で抵抗運動をしている者たちへの攻撃もそうだが、過激だとか非常識というイメージを塗りつけて卑しめ、常識のあるこちら側(一般社会)との間に壁を築いて異端化しようとする。隔絶することで無力化を図る。したがって、そうした悪質な言論工作を見つけたときは、すぐに有効な反論を上げて切り返すことが必要で、右翼の主張がネット言論の流れを支配する前に、対抗する説得力で一撃することが大事なのだ。この種の「場をわきまえろ」という常識論に日本人はめっぽう弱く、すんなりと武装解除してしまう。だが、よく考えれば、沖縄県民の常識とは何なのか。あの場で、腐った独善と驕慢の化身のような安倍晋三が、聞き苦しい舌足らずの発音で並べ立てるところの、沖縄を二重三重に侮辱する欺瞞の虚弁の前に、静粛に頭を垂れ、神妙に聴き入って、政府とNHKの思惑どおりに式典を完結させることが沖縄県民の常識なのか。

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by yoniumuhibi | 2015-06-24 23:30 | Comments(12)

憲法学者の完璧な説得力と政治認識の弱点 - 戦争の国家プログラム

c0315619_1450232.jpg安保法制をめぐる先週の動きのハイライトは、1週間前(6/15)に行われたところの、外国人特派員協会と日本記者クラブでの小林節と長谷部恭男の記者会見だった。先週もこの二人が主役となり、言論をリードして政治を動かした。ずっと提案しているところの、(1)最高裁元判事たちによる反論、(2)政治学者の登場、(3)元自民党大物族の切れ目のない投入、などは未だ実現しておらず、反対派の攻勢と進撃が続いてない状況に切歯扼腕させられる。弾(武器)はいくらでもあり、切れ目なく次々に撃って政治戦の主導権を握り続けなくてはいけないのに、それがよくできていない。民主党議員の質疑がヘタレだ。政府与党側は、まさに「粛々と」特別委の審議時間を埋めることに成功していて、地方公聴会のアリバイも作り、遂に参考人質疑まで漕ぎつけ、委員会採決に向けて万全の準備を固めている。国会の戦線がきわめて脆弱で押し出せず、そこを安倍晋三側に衝かれて逆に押し返されている。二人の憲法学者の言論は素晴らしい。だが、二人だけに任せるのではなく、そこに加勢して、その上に積み重なる第2弾第3弾の砲撃が必要なのに、その動きがない。会期延長が決まった今週、強行採決の攻防になり、マスコミ報道の焦点は国会に移る。そうなると、言論戦において効果的な(1)(2)(3)が、仮に出現したとしても報道の関心が薄れ、脇役に退いてしまう。

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by yoniumuhibi | 2015-06-22 23:30 | Comments(10)

岸内閣を倒した60年安保 - 突如として起きた市民の大爆発(丸山真男)

c0315619_1657186.jpg1960年6月15日、いわゆる60年安保のとき、国会周辺を埋めたデモ隊の数は、主催者発表で33万人、警視庁発表で13万人だったとされている。言うまでもなく、史上空前の規模の市民の抗議行動であり、戦後における最大の反政府運動である。死者1名、重傷者43名、逮捕者182名を出した激しい衝突の4日後、6月19日に安保条約は自然成立となったが、予定していたアイゼンハワーの来日は延期となり、岸信介は混乱の責任をとる形で6月23日に退陣を表明した。このとき、朝日の世論調査では岸内閣の支持率は12%まで落ち込み、NHKの世論調査でも17%にまで落ちている。その1ヶ月前の5月19日深夜、右翼と警官隊を導入しての強行採決で安保承認に及んだとき、岸信介は、1ヶ月後に退陣する羽目になるとは予想していない。6月15日と6月18日、数十万の市民が国会を取り巻いて騒然とする中、岸信介は陸上自衛隊による武力鎮圧を要請する。実現していれば、戦後初めての自衛隊による治安維持出動となっていたが、国家公安委員長と防衛庁長官に反対されて頓挫した。ここで岸信介の命運が尽き、内閣総辞職の決断となる。岸信介の退陣が、アイク来日の中止を契機とする政治であったことは間違いない。つまり、米国政府に見放されたのだ。アイクが6月19日の来日を断念したのは、33万人のデモ隊に恐れをなしたからであり、来日強行によって暴動と内乱に発展する事態を避けたからである。

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by yoniumuhibi | 2015-06-17 23:30 | Comments(16)

安倍晋三と橋下徹による巻き返し - 7月解散総選挙を早期警戒せよ

c0315619_14423794.jpg昨夜(6/14)、安倍晋三と橋下徹が会談をした。菅義偉と松井一郎も同席している。マスコミ報道では、維新が安保法制で対案を提出する方針で、自民が修正協議に応じるとある。安倍晋三の巻き返しが始まった。当初、橋下徹が大阪都構想の住民投票に敗れて松野頼久が代表に就いたとき、維新は民主との連携を深め、安保法案の今国会成立には反対だと明言していた。法案を先送りにさせると言い、年末までの民主との野党再編を方針に掲げていた。ところが、いつの間にか橋下徹が出てきて、対案提出と修正協議という話にすり替わっている。つまり、維新の内部で大阪組と松野組との権力闘争が勃発し、大阪組が奪権に成功して松野頼久が失脚したという意味だ。先週、BSフジの番組の中で(右翼の)反町理が、維新が与党と共に法案に賛成した場合は「僕らの世界では強行採決とは言いませんよ」と言っていた。この場合は、2年前の秘密保護法案と同じ形の採決になる。6/4の憲法学者3名によるハプニング以降、安保法案の情勢は安倍晋三に不利に旋回、憲法論議で窮地に立ち、世論調査では法案の今国会成立に反対の声が圧倒的多数となっていた。会期末の6/24が迫り、政局は会期延長が攻防の焦点となっている。一説には、衆院の再議決規定を睨んで9月上旬まで大幅延長というもある。いずれにせよ、会期延長が決まったときが衆院での採決日程を見通したときだ。

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by yoniumuhibi | 2015-06-15 23:30 | Comments(4)

16年前の高村正彦の外相答弁 - テレビは高村正彦の二枚舌を映し出せ

c0315619_17413583.jpg一昨日(6/10)、高村正彦の過去発言を洗い出せと呼びかけたところ、早速、コメント欄に貴重な情報提供をいただいた。重要なニュースであり、ご協力に感謝しつつ記事としてご報告したい。インターネットはこういう点で便利だ。国会会議録検索システムのサイトを使って、誰でも過去の国会での閣僚や議員の発言を調べることができる。高村正彦は1998年の小渕内閣と2007年の福田内閣のときに外務大臣に就任していて、それぞれ約1年間の任期を務めている。委員会で答弁に立っており、自衛隊の専守防衛や集団的自衛権について、野党の質問に対して政府見解を述べている場面があり、それが議事録に残されている。発掘され公開されれば、現在の本人の立場からすれば具合の悪いものもあるだろうと、そう踏んで、探索調査をTwで呼びかけたところ、ドンピシャの情報を発見通報してもらった。この答弁そのものは、テキスト情報のレベルで止まれば、特にニュースバリューを騒ぐほどのものではなく、そのときは外務大臣の職なのだから、政府の基本的立場を国会で言うのは当然だろうと、そう受け止められる程度の事実に過ぎない。だが、この局面でテレビ報道の中で映像が編集され、論者からの批判コメントに被せてジャーナリズムが構成されると、相当にダメージの大きな暴露情報となり、法案への反対世論を盛り上げる威力を発揮すると期待される。

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by yoniumuhibi | 2015-06-12 23:30 | Comments(13)

NHK日曜討論は長谷部恭男を出せ、TBS報道特集は最高裁元判事を出せ

c0315619_1725582.jpg先週(6/4)の憲法学者3名の国会でのハプニング以来、安保法制の論議はすっかり憲法問題に収斂された。1年前と同じ言論状況に戻り、集団的自衛権の行使が憲法上許されるのかという争点になった。今週、時の人となっているのは、先週の憲法審査会で与党側の参考人として呼ばれた長谷部恭男だ。6/8のNEWS23、6/9の報ステの映像インタビュー、6/9のTBSラジオの生出演と、報道番組に出ずっぱりで、この国の憲法学の権威として、政府による集団的自衛権行使を合憲化する詭弁論法を一刀両断で斬り捨てている。安保法案に反対する市民としては頼もしいかぎりで、ここ数日はテレビのニュースが愉しい。政治戦は憲法論議として構図が固まった。少なくとも、衆院での強行採決があるまでは、ずっと、法案が憲法違反になるのかどうかに注目が集まり、論点として動かず、長谷部恭男を代表とする憲法学者vs政府与党(安倍・菅・高村・北側)という図式で論戦が応酬され、国民の関心が高まり続けるのは間違いない。すなわち、これから会期延長の攻防を挟んで月末までの3週間、マスコミと国会とネットで憲法論議が詰められていく。四つのことを期待して見守りたい。一つは、NHKの日曜討論で特集が組まれ、長谷部恭男が生放送に登場してディベートで論陣を張ることである。

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by yoniumuhibi | 2015-06-10 23:30 | Comments(7)

佐藤幸治の講演会 - 元最高裁判事は国民の前でジュリストの正論を言え

c0315619_15201457.jpg一昨日(6/6)、東大で行われた「立憲デモクラシーの会」主催の佐藤幸治の講演会は、定員700名の会場に1400人が押し寄せ、大入り満員の盛況となった。その2日前の6/4に、憲法学者3名による安保法案に対する違憲判断があり、そのニュースで世間が騒然とする状況になったため、立憲主義をテーマにした今回の講演会は非常にタイムリーな企画となり、市民の関心を惹いて集客動員に成功する結果となった。主催した側は幸運だったと言える。佐藤幸治の80分の講演は、立憲主義論のジェネラルセオリーというか、本人が研究してきた理論の集大成を分かりやすくコンパクトに纏めたもので、構成の濃い、学問的に格調高い豊穣な講義が準備されていた。パネルディスカッションの部での樋口陽一の補足議論と合わせて、憲法学のみならず社会科学の世界全体における立憲主義論の勝利を高らかに謳い上げ、決定的な通説としての確立を世間に宣言するセレモニーになっていたと言える。時局が時局であり、情勢が情勢だけに、立憲主義論のセオリーは、言わばガミラスの悪の軍団を粉砕する波動砲のような威力と頼もしさを感じさせるし、市民がこの政治でファシズムに抵抗する切り札の武器となった感がある。それでよいし、マエストロたる樋口陽一の説得力は実に圧倒的だ。日本のアカデミーへの期待を市民が繋ぐ最後のよすがたり得る、巨大で強靱な知的存在感を放っている。

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by yoniumuhibi | 2015-06-08 23:30 | Comments(8)

3人の憲法学者による違憲判断のハプニング - NHKは審議を中継せよ

c0315619_15123634.jpg昨日(6/4)、3人の憲法学者が安保法制を「違憲」だと見解を示した件は、非常に意外で、また痛快な出来事だった。このハプニングは昨日午前中の衆院憲法審査会で起きていて、すぐにネットでニュースとして発信され、午後に波紋が広がっていたが、ネットの情報ではよく事情が掴めなかった。長谷部恭男は、かねてより集団的自衛権行使の解釈改憲に反対の論陣を張っていて、1年前のちょうど今ごろ、朝日の紙面記事に頻繁に登場している。長谷部恭男が集団的自衛権の行使に異を唱える立場の学者であることは、世間の常識で、永田町の住人で知らない者は誰もいないだろう。その長谷部恭男が国会に呼ばれ、安保法制について質問されたら、違憲だと結論を述べて責任ある説明をするのは当然のことだ。どうして、自民・公明・次世代が長谷部恭男を推薦して国会に呼んだのか。このタイミングで著名な憲法学者を参考人招致すれば、間違いなく安保法制は憲法上どうなのかという質疑になり、その是非を聴く進行に自然になる。国民はそこに強い関心があり、その興味は国会議員も同じで、安保法制の憲法判断に議論が集中しないはずがない。ひょっとして裏に何か党内政局でもあるのかと、そんな深読みを思わずするほど衝撃の敵失の発生だったが、船田元による単純ミスだった真相が夜のテレビ報道で納得できた。

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by yoniumuhibi | 2015-06-05 23:30 | Comments(10)


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