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鎌田靖のNHKスペシャル「震災4年 被災者1万人の声」 - 意義と限界

c0315619_1703929.jpg昨夜(3/8)、NHKで「震災4年 被災者1万人の声 - 復興はどこまで進んだのか」と題した番組が放送された。NHKが早稲田大と共同で3県の被災者にアンケート調査し、暮らしの実態や心身の健康状態を尋ねて1万人から得た回答を纏め、それに石巻を取材した映像を重ねた内容だった。キャスターは鎌田靖で、いつものNHKの上っ面を撫でただけでの震災報道ではない、中身の濃い内容に仕上がっていた。アンケートの結果は、ほぼ予想どおりのもので、7割近い被災者が生活に困窮し、先が見えない不安に苦しみ、長い仮設暮らしの中で心の病気を抱え始めていた。冒頭、被災者の一人がアンケートに寄せた記述が読み上げられ、52歳の女性の契約社員がこう訴えていた。「公共事業や企業の復興は見えるが、被災地の住民個々の復興は全く進んでいない。年月が経つに連れて個々の経済力、体力、精神力は衰えてゆき、元の生活を取り戻すことが難しくなっている現実を見て欲しい」。夏木マリと堤真一が交互に朗読する回答内容はどれも切実で、震災後に収入が減ったと回答した被災者が42%に及び、年収200万円未満の割合が震災前は22%だったのが、現在は38%に増えていた。家と会社を再建した石巻の事業者の事例では、売上が予想どおり上がらず、借金が増え、経営に行き詰まって懊悩する様子が生々しく紹介されていた。

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by yoniumuhibi | 2015-03-09 23:30 | Comments(5)

報ステのイスラム国事件の「検証」と捏造 - 復活した「政府関係者」

c0315619_16492011.jpg昨夜(3/5)、報ステの小特集で、イスラム国に拘束された後藤健二の解放交渉について「検証」する報道があった。「検証」という看板は真っ赤なウソで、実は政府側がアリバイ工作のために捏造したフィクションを尤もらしく演出してダウンロードしただけにすぎない。イスラム国事件については、時間が経つほどに真相が隠され、政府の失態や不作為を繕うためのウソで置き換えられ、それが「事実」としてマスコミ報道で固められて、それを国民が信じ込まされる過程が続いている。イスラム国事件については、2/10から政府の検証委の作業が始まっていて、4月に報告書が提出される。ちょうど現在がその中間地点で、4月に発表する「検証」のアウトラインが固まった時期なのだろう。4月の「検証」内容はこうなりますという予告を流し、政府がマスコミを使って布石を打っている。4月に出す事件の経過説明について、国民がそれに違和感を感じないように、あれ、おかしいな、話が前と違うじゃないかと波風が立たないように、スムーズに納得了解するように、一ヶ月前となる3月の時点で単純化したstoryを刷り込み、観念の下地を作っているのである。きわめて周到で狡猾な隠蔽工作だ。手が込んでいる。昨夜、惠村順一郎は、「こういう報道番組の検証によって、一つ一つ薄皮を剥ぐように一連の経過が分かってきますよね」と自画自賛した。

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by yoniumuhibi | 2015-03-06 23:30 | Comments(17)

川崎中1殺害事件の説明 - 警察にコントロールされるだけのマスコミ

c0315619_1603953.jpg川崎中1事件の報道は、テレビのニュースとネットの新聞記事で進行を追いかけている。Yahooトップのトピに、毎日、2本か3本新しい捜査情報が更新されていて、警察のリークがリアルタイムに報道になって流れている。Yahooのヘッドラインに上がるのは、ほとんど毎日新聞の記事だ。いつも3人の署名がある。おそらく社会部の若い記者だろうが、3人が川崎署に張り付いて警察のリークをメモし、記事にして発信している。神奈川県警は、(彼らに言わせれば)捜査の初動で躓いて時間を無駄に潰し、その結果、2chのタレコミと犯人捜しに捜査の代行を許すような事態に陥ってしまい、逮捕が遅れて面目を失したため、あたかも名誉挽回を急ぐように、容疑者の少年3人の尋問を急ぎ、供述で得た情報を刻々とマスコミに流している。2/27の逮捕以降、事件説明の主導権は完全に神奈川県警が握った。警察の過失責任を巧く拭って曖昧にする情報工作が進んでいる。お利口な中学生が教師の板書を黙々とノートに書き写すように、刑事のリークを丸ごと記事配信する3人の記者の姿が目に浮かぶ。この3人の頭の中には、自ら推理して組み立てた事件の仮説はなく、したがって刑事のリークに何の疑問や質問もなく、自分の足で聞き込んだ取材情報もなく、ただ、警察と国民を繋ぐスルーの伝送パイプになっているだけだ。それが今の日本のマスコミの現状である。政府からの情報を処理検証するインテリジェンス能力がない。

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by yoniumuhibi | 2015-03-04 23:30 | Comments(6)

死人に口なし - 真実を置き去りにして県警と犯人と母親が責任逃れ

c0315619_1631888.jpg死んだ者を置き去りにして、当事者たちが責任逃れの口を開き始めた。責任のある者たちが、姑息に自らの責任を拭って曖昧にする饒舌を始めた。死人に口なし。殺された者は口を開くことができない。反論と抗弁ができない。天国からは地上に異議申立することができない。神奈川県警は、事件8日前の騒動の件について、やっと口を開いて言い訳を垂れ始めた。この騒動は、被害者少年が殺害される直接の引き金となった重大な事件である。1月中旬、13歳の少年は18歳の少年から暴行を受けて、顔面に内出血の怪我を負っていた。川崎臨港署がまともに対応し、生活安全課の刑事が13歳の少年の被害状況を適正に調べ、児童施設に一時保護する等の措置をとっていれば、8日後の河川敷の惨事は起きなかった。神奈川県警の言い分は、13歳の少年に電話を入れたところ、「もう18歳の少年とは仲直りしたので大丈夫」という返事が返ってきたため、解決済として放っぽっておいたというものだ。この説明は事実だろうか。神奈川県警には、ぜひ証拠となる電話の録音を開示してもらいたい。いつ電話をかけたのか。そのとき13歳の少年はどこにいたのか。もし、傍に18歳の少年がいた状況であれば、そう言うしかないではないか。警察の対応は閑却かつ杜撰で、仕事を増やしたくないために、事件に介入するのを面倒くさがって逃避していた状況がありありと分かる。 

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by yoniumuhibi | 2015-03-03 23:30 | Comments(27)

川崎中1殺害事件の絶句 - 神奈川県警と母親の不作為と無責任

c0315619_1646324.jpg川崎の中1殺害事件で被害者の遺体が発見されたのは、2/20の未明のことだった。それから1週間、テレビの報道は毎日同じ内容が流され、現場でレポーターが何かを言う中継が入ったが、肝心な捜査情報は何一つ新しいものがなく、意味も価値もない無駄話が時間を埋めていた。捜査が動いたのは事件から1週間経った2/27のことで、しかし、その風景は何とも異様なもので絶句させられた。主犯格の18歳の少年が、弁護士に付き添われてタクシーで署に出頭、それを大勢のマスコミが取り巻いて撮影するという、前代未聞の映像に驚愕させられた。しかも、加害者の少年の父親がマスコミにコメントを出し、息子はそのとき家にいて潔白だと弁護士と共に強弁するのである。2/27のニュースを見て、これが日本で起きていることなのかと腰を抜かしたが、どういうことなのかと呆気にとられつつ、ネットの中を覗き込むと、何が起きたのかが分かる情報が溢れていた。警察とマスコミが何も情報を流さないため、ネットの中で犯人捜しとタレコミ投稿がどんどん進み、容疑者の自宅が特定され、自宅を突撃したニコ生取材の動画が出回って、2/27にはほぼ全ての背景情報がネットに暴露されていた。2/26発売の文春と新潮の記事があり、週刊誌とネットが真相を穿り返し、やむなく警察とマスコミが動く進行になったことは間違いない。

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by yoniumuhibi | 2015-03-02 23:30 | Comments(18)


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