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「英語のできない湯川遥菜が工作員のはずがない」への反論

c0315619_14193368.jpg事件発生の直後(1/21)に上げた記事 - 後藤健二の疑惑 - が反響を呼んでいる。エキサイトがBlog発行者用に設えているレポートを確認すると、1/22に234.801件、1/23に345,074件、1/24に175,889件、1/25には459,648件のアクセス数が記録されていた。10年間続けてきたが、こんなに多くのアクセスが殺到したのは初めてのことだ。昨年、小保方晴子事件について論じた連載が好評だったけれど、1日に10万件を超えるアクセスが集中した記憶はない。1日に46万件という途方もない数字を見て、こんなこともあるのかと正直驚かされる。初めてこのBlogを見たという人も多いだろう。1/21の記事で論じたことは簡単にいえば二つで、後藤健二と湯川遥菜の最初の接点は昨年7月ではなく昨年4月であり、湯川遥菜の中東渡航には必ず後藤健二が通訳として付き添ったのだという指摘と、そして、二人の行動には政府系機関のバックがあり、資金と任務が与えられたものだったという推理である。事件の謎を解く鍵として、湯川遥菜のBlogは資料情報の宝庫であり、マスコミが流す矮小化された像を鵜呑みにせず、固定観念を排して湯川遥菜のBlogを読み直して欲しいと、そう訴えた。湯川遥菜を洗い直さなくてはいけない。誰が資金を提供したのか、その目的は何だったのか、その真相が明らかにされなくてはいけない。これを機に、湯川遥菜のBlogを精密に検証する者が増えることを期待する。

【エキサイトによる元記事削除により再掲】
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by yoniumuhibi | 2015-01-29 23:40 | Comments(85)

後藤健二とNHKと外務省の真実 - 「政府関係者」とは誰なのだ

c0315619_1323223.jpg後藤健二のイスラム国潜入がNHKによる依頼だったと暴露する記事が、1/23にネットに上がって話題になった。記事ではNHKと特定されておらず、「“御用メディア”として知られるテレビ局」という表現が使われているが、文脈からこれがNHKを指すことは常識で判断できるところだろう。NHKが後藤健二にイスラム国への潜入取材を依頼していて、同時に、そのミッションに湯川遥菜の救出もしくは安否確認が含まれていた。この事実を証言したのは「政府関係者」である。ネットで今回の事件を追いかけ、真実を追求しようとしている者は、この「政府関係者」なる者が今回の事件のキーパーソンであり、マスコミ報道をリード(情報操作)している影の主役であることに気づいているはずだ。事件が起きた直後、1/21の時点で、この「政府関係者」は、11月初めに後藤健二の家族にイスラム国から身代金要求が届いている事実もマスコミに公表していた。後藤健二のイスラム国潜入とその後の経緯についてマスコミに「説明」しているのは、同じ「政府関係者」である。この「政府関係者」が誰なのか、ネットの中で議論にならないのが私には不思議で、日本人のリテラシーの低さを証明しているように思われる。この「政府関係者」を推定することで、事件の真相は半分は明らかになるだろう。無闇に「陰謀論」の単語を振り回して思考停止するのではなく、ヒントになる小さな事実に食いついて、その切り口から推理を組み立てていかなくてはいけない。

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by yoniumuhibi | 2015-01-27 23:30 | Comments(65)

人質を見殺しにする安倍晋三の不作為 - 「人命第一」の二重思考

c0315619_19162012.jpg政府から事件について厳重な報道管制を受けているマスコミは、2日目の昨日(1/21)、後藤健二を美化する特集でニュースを埋めた。本人がどこかの学校で講演した逸話を持ち上げ、10/25に自身がシリアで撮影した動画を出して、「何が起こっても責任は私自身にあります。どうか日本の皆さんもシリアの人たちに何も責任を負わせないでください」というメッセージを流し続けた。NHKも、テレ朝も、TBSも、判を押したように同じ映像を流し、後藤健二を絶賛するコメントを並べて論調を纏めた。日本のマスコミ報道ではよくあることで、慣例で常態の光景ではあるけれど、この報道が意図的な上からのお仕着せのもので、何度も畳みかけて国民に刷り込み、意味づけを一つにする情報操作であることは誰でも分かる。後藤健二が10/25に録画したビデオメッセージが残っていたのなら、その情報こそ、事件初日の1/20にマスコミが報道するべき素材だったはずだが、一日置いて、編集と演出を入念に一つに固めて、パッケージにして一斉に全放送局で流した。それは後藤健二を聖人に仕立て、英雄に祭り上げる<物語>の前編だ。本人が殺害された後、イスラム国を憎悪する国民感情が爆発するように、次の展開のために仕組んだ戦略的な布石である。昨夜の「特集」は明らかに政府が制作している。われわれは、政府とマスコミの魂胆を見抜く必要がある。情報操作に乗せられて後藤健二を英雄視するのはやめよう。

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by yoniumuhibi | 2015-01-22 23:30 | Comments(32)

後藤健二の疑惑 - マスコミが正確に報道しない湯川遥菜との関係

c0315619_1524537.jpg後藤健二についてマスコミが隠して報道しない事実がある。正確に言えば、後藤健二と湯川遥菜の関係についてだが、マスコミは重要な事実を説明せず、われわれを誤解に導いている。このことは、昨年の記事にも書いたので、Blogの読者は覚えておられるだろう。一般には、後藤健二と湯川遥菜の接点について、昨年の7月末、湯川遥菜がトルコ経由でシリアに二度目の潜入をし、反アサドの自由シリア軍に拘束され、アジトで尋問を受けていたとき、英語が堪能な後藤健二が湯川遥菜を救ってやったのが最初の接触だという理解になっている。後藤健二自らが昨年8月にテレビで証言したとき、湯川遥菜との関係について、詳しくは説明しなかったが、そのときが初対面であるかのような印象で語っていた。自由シリア軍のアジトで最初に偶然に出会ったと、われわれはそんな感じで二人の関係を認識している。マスコミの報道も、そうした演出と論調になっている。しかし、実際にはそうではない。本人のBlogで検証するかぎり、昨年の湯川遥菜の中東渡航には全て後藤健二が同行しているのである。証拠を挙げよう。昨年4月下旬、湯川遥菜はシリアに一回目の潜入をしている。無論、外務省から渡航禁止令が出ている状況でだ。湯川遥菜にとって紛争地入りの初体験だった。帰国後の報告に、「僕が入国して数日後、ジャーナリストの後藤健二さんが入国し、お会した」とある。このときが、Blogで確認できる湯川遥菜と後藤健二との最初の接触である。

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by yoniumuhibi | 2015-01-21 23:30 | Comments(85)

正念場の辺野古 - 共産党に増派の要請を、ケネディに中止の誓願を

c0315619_192284.jpgあれから1か月経ち、昨年のことになってしまったため、忘れてしまっている人も多いが、衆院選で共産党は「五つの転換」というスローガンを言っていた。例の、脱力を誘う紋切り調のスタイルを全開にさせて、テレビに出る度に「五つの転換」のフレーズを連呼していた。中身は、(1)消費税10%への増税中止、(2)格差拡大の「アベノミクス」ストップ、(3)憲法9条の精神に立った外交戦略、(4)原発再稼働ストップ、(5)沖縄の米軍新基地建設を中止し、基地のない平和な沖縄へ、である。辺野古の新基地建設に対する反対を衆院選の争点の一つに取り上げ、特に大きく訴えていたのが共産党であったこと、あらためて確認するまでもない。(1)から(4)までの政策については、他の野党も若干は唱えていたが、辺野古の問題を主要な柱にして訴えていたのは共産党だけだった。選挙結果を見れば、その戦略が効を奏したということになり、沖縄だけでなく国民全体の中で辺野古への関心が高く、安倍晋三の政治と対決する側において、辺野古の問題が決定的に重要だったという総括を与えることができよう。であるならば、辺野古の基地建設反対を特に訴え、有権者から票を得て21議席を獲得した共産党は、他の党よりもこの課題を達成するべき責任が大きく、有権者から付託された任務を全うすべく第一に動かなくてはいけないはずだ。この立場認識と関係規定が、辺野古と共産党についての正論と言ってよい。

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by yoniumuhibi | 2015-01-20 23:30 | Comments(1)

正念場の辺野古 - 山城博治は不破哲三に人員増派の要請を

c0315619_14452521.jpg辺野古の状況について正確な整理と報告をしているBlogがある。それを読むと、現地は一刻の猶予もならない事態になっていることが分かる。キャンプ・シュワブの敷地内に、すでに埋め立て用の大量の石材が搬入されていて、それが大浦湾に投下されようとしている。大型ダンプトラック5000台以上分の石材で、TBSのNEWS23が上空から映像を撮影し、1/15に放送していた。まず、割栗石と呼ばれる基礎工事用の砕石をクローラークレーンで海中に落とし、海底を平坦にする。その上に、金網に石材を入れた「港湾築堤マット」を敷き詰め、構造的に積み上げて「仮設岸壁」を造成する。「岸壁」は長さ300メートル、幅25メートル。この「岸壁」に工事用の船舶が接岸し、湾一帯を埋め立てていく工事基地になるのだろう。このBlogの報告を見ると、本当に慄然とさせられるし、すぐに止めるべく動かないといけないと焦燥するのだが、Tw等を始めとするネットの言論群は本当にのんびりしていて、絶体絶命の危機にあるという感じがない。どういうことだろう。割栗石投入の工事に着手されたら終わりではないか。まず、何より思うのは、辺野古の現地で反対運動をしている市民の数が少ないことだ。100人、150人しかいない。どうしてこんなに少ないのか。この数で安倍晋三の強行工事を止めるのは無理だ。辺野古の工事は昨年から始まり、衆院選時に中断していたが、年明けから本格的に再開された。去年から、ニュースを見ながら、現地の反対運動の市民が少ないのが気になっていた。

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by yoniumuhibi | 2015-01-19 23:30 | Comments(5)

フランスの中華思想と移民政策の挫折 - 武士道とイスラムの正義

c0315619_1619894.jpg今日(1/14)の朝日の2面記事を見ると、シャルリー・エブドが襲撃後の特別号で掲載するムハンマドの風刺画について、米欧の新聞各社が転載を見送ったことが報じられている。米ニューヨーク・タイムズは、「侮辱と風刺の間には境界がある」という判断を示し、イスラム教徒への配慮を重視する決定をした。朝日も、ニューヨーク・タイムズに倣ったのか、掲載を見送っているという自社の姿勢を説明している。現在のところ、この事件に対する日本国内の認識と反応は、迷いながらも良識的なところに落ち着いている感があり、"JE SUIS CHARLIE"を支持する声は多数派になっていない。テレ朝とTBSの報道が世論をよく説得していることと、多神教を奉じる日本人の精神的特性が反映した結果だろう。国内のマスコミで、"JE SUIS CHARLIE"の立場に同一化し、事件を「ペンへの暴力」として強調し、言論・表現の自由を「普遍的価値」として執拗に礼賛しているのは、見たところNHKの大越健介ぐらいのものだ。管見では、報ステに登場した内藤正典の説明が、この事件への言論として最も当を得たものであり、市民を理解と納得に導いて正論になっているように窺える。複雑な問題を簡潔に整理し、真相をよく射抜いている。イスラムとは何か、ヨーロッパとイスラムとの関係をどう考えるべきか、それを考える上で最も示唆に富む知見が、内藤正典の指摘に集約されている。

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by yoniumuhibi | 2015-01-14 23:30 | Comments(8)

NOUS NE SOMMES PAS CHARLIE - シャルリー・エブドの意味と限界

c0315619_17395382.jpg昨日(1/11)の大規模デモ行進を機に、スローガンが"JE SUIS CHARLIE"から徐々に"NOUS SOMMES CHARLIE"に変わっている。"NOUS SOMMES TOUS CHARLIE"と、tous(all)を付けたプラカードや垂れ幕も増えてきた。40か国以上の首脳が集まったことも影響して、テロリストであるイスラム過激派に対して一切の斟酌を許さないという空気が固まりつつあり、 シャルリー・エブドを絶対的正義とする認識が全体を覆いつつある。NYの911テロの発生後も、こんな感じで世界が急速に一つの束(fascio)に収斂して行った。14年前の事態を思い出すと、不穏な予感を覚えざるを得ず、だから敢えて流れに抵抗する意味で、"NOUS NE SOMMES PAS CHARLIE"と反論を返したい。世界の全員が"CHARLIE"ではない。"JE SUIS CHARLIE"のメッセージに共感できない者も多くいる。その立場から、”NOUS NE SOMMES PAS CHARLIE"と、ノンの意思を言挙げしたい。14年前、ブッシュの奸計と扇動によって、世界中の国と人々が、悪であるテロリストの側につくか、正義である米国の側につくか、旗幟を鮮明にしろと迫られた。そして、日本を含む多くの国々が、米国の陣営に与して「テロとの戦い」に参軍させられた。911テロの事件は、悪(テロリスト)と正義(米国)の戦争というような、そんな単純な図式で整理できるものではなく、そんな乱暴な理解で態度を決めてはいけなかったにもかかわらず。

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by yoniumuhibi | 2015-01-12 23:30 | Comments(7)

JE NE SUIS PAS CHARLIE - 表現の自由は無制限の権利ではない

c0315619_16115030.jpgフランスのテロ事件を日本のテレビがどう報道するか、気になっていたが、昨夜(1/9)のTBSとテレ朝は公平だったので安堵した。特にTBSのNEWS23は秀逸で、この事件を解説するに当たって、ダマスカスから記者が報告し、シリアの現地の人々を取材して感想を伝えるという丁寧な取り組みをしていた。この報道の仕方は、私が最も望んでいたもので、また事件の本質を探る上で欠かせない情報であり、TBSのジャーナリズムの姿勢を評価したい。記者は、イスラム国の野蛮な暴力による被害者は、シリアの無辜の人々なのだという点を強調した。このことも、前回の記事で提起した視点であり、今回の事件の意味を考える上で落とせない重要な事実認識だ。事件を「文明の衝突」のコンテクストで意味づけると、イスラム国が狂暴に殺戮している相手が欧米人だというイメージに導かれてしまう。マスコミ報道では、もっぱら、イスラム国の戦闘員が欧米人を処刑する場面ばかりがクローズアップされ、イスラム国の敵が欧米だという構図で説明されているけれど、実際に、彼らが残虐に殺しまくっているのは、シリアの地で暮らしている民衆であり、流血の犠牲者は貧しいイスラムの弱者なのだ。戦場となったシリアの土地で、市民が中立に暮らすということは難しい。アサド側の兵士になるか、反アサド側に与するか、それぞれの軍が占領した土地の男たちは、銃を手にして戦闘することを強制される。

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by yoniumuhibi | 2015-01-10 23:30 | Comments(10)

文明の衝突の年明け - ヨーロッパとイスラムの矛盾の再生産構造

c0315619_1547492.jpgパリでのテロ事件に抗議するプラカードに、"JE SUIS CHARLIE"と書かれている。片仮名で発音を表記すると、ジュ・スィ・シャルリ。"JE SUIS" は"I AM"。ケネディの1963年の "Ich bin ein Berliner" の演説を想起させる。"Je"の子音の "J" はフランス語独特の音韻で、口をすぼめて舌を丸め、舌の奥から「ジュッ」と発音する。若い頃、ヤクルト・ジョワのCMでテーマ曲を歌った小柳ルミ子が、「喜び」を意味する"Joie"の "J" を正確に発音していた。念のため付言しておくと、YouTubeに上がっている映像は当初のものとは別で、フランス語の正しい発音をやめ、日本語の「ジョア」に変えてしまった普及版であり、残念ながらこの説明の証拠にはならない。今回のテロ事件は、被害の規模はNYの911テロと較べてずっと小さいけれど、フランス国内での衝撃はそれに匹敵するものに違いなく、その意味と影響は計り知れないほど大きい。事件の報道に接しながら、自然に連想と思考が導かれるキーワードは、17年前のハンティントンの「文明の衝突」だ。この事件は、起きるべくして起きた感があり、内部で沸々と滾っていたヨーロッパとイスラムの矛盾が、マグマが噴火するように現象形態化した帰結のように映る。イスラム国に渡った戦闘員が、欧州に還流してテロを惹き起こすのではないかという心配は、昨年からずっと警告されていた。新年早々、忌まわしい出来事が起きた。不吉な2015年の幕開けを告げるように。

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by yoniumuhibi | 2015-01-09 23:30 | Comments(7)


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