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閣議決定の前々日の大きな出来事 - 集団的自衛権に抗議の焼身自殺

c0315619_15405522.jpg昨日(6/29)、集団的自衛権の行使容認に反対する男性が、新宿駅前の歩道橋上で抗議の焼身自殺を図る事件が起きた。幸い一命はとりとめたが、全身火傷で全治1-2か月の重症と報道されている。思い出すことが二つあり、一つは1970年11月に起きた三島由紀夫の割腹自殺事件であり、もう一つは2005年8月の郵政選挙の公示日の朝に起きた事件である。長野からワゴン車を運転してきた50歳の主婦が、官邸の北門から敷地内に突入しようとして、警備陣に阻まれ、停止させられた車内で刃物で身体を刺して自殺した。車の中に小泉政権の政治運営に抗議するビラが残されていたと伝えられたが、メッセージの中味は不明のまま、全くマスコミの続報で説明されることがなかった。それどころか、本人の人物像も、事件の動機や背景についても、新聞でも週刊誌でも何も紹介されなかった。頭のおかしな中年の女が人騒がせな妄動に及んだというような、問題を不当に矮小化した報道が当日のテレビで流され、翌日からは情報が途絶え、誰も触れることなくそのまま忘れ去られて行った。それから12日後に行われた選挙では、小泉劇場の旋風を起こした自民党が圧勝する。選挙への影響を恐れた小泉純一郎が、具体的にはヒムラーの飯島勲が、報道管制を敷いて取材を封殺したことは間違いない。事件が起きたのが官邸だったため、一切を隠蔽することが可能だった。

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by yoniumuhibi | 2014-06-30 23:30 | Comments(11)

集団的自衛権の政局 - 護憲派がやるべきこと、護憲の概念が消える前に

c0315619_16314170.jpg予想どおり、公明党が裏切り、集団的自衛権の行使容認が与党合意された。来週(7/1)、憲法解釈の変更が閣議決定される。実に呆気ない公明党の方針転換だった。5/20に山口那津男が報ステに出演したときの発言では、集団的自衛権の行使容認には慎重な姿勢で、政府が出してきている具体的事例については、集団的自衛権ではなく個別的自衛権で対応できるのだという、そういう認識を示す素振りだった。創価学会が5/17に異例の見解を出し、閣議決定による解釈改憲に反対の立場を明らかにしたこともあり、もう少し長く協議で粘るのではないかと予想していた。軽減税率とのバーターが決着する8月頃に豹変するのではないかというのが、私の以前からの観測だった。それが、あっと言う間に白々しく陥落した。この間、ずっと集団的自衛権の行使容認に反対し、解釈改憲の閣議決定を阻止すべく論陣を張ってきた朝日も、この公明党の俊足の裏切りには拍子抜けの気分だろう。5/20に第1回の与党協議が行われた時点では、公明党の方が議論をリードし、政府のゴリ押しを押し返す場面も見られたが、6月に入り、急に青菜に塩の体となり、マスコミから「方針転換」のリークが続き、6/26の山口那津男のNHK-NW9への生出演でそれが明言されることになった。わずか1か月。「抵抗勢力」として公明党を注目していた側がバカらしくなるほど、呆気ない幕切れで解釈改憲が本決まりとなってしまった。

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by yoniumuhibi | 2014-06-28 23:30 | Comments(13)

最後は金目だったザッケローニ - 本田圭佑が腐らせたサッカー日本代表

c0315619_15534252.jpgテレビでサッカー観戦することが、隠居後の丸山真男の愉しみの一つだった。1982年に出された『後衛の位置から』、そのあとがきに、本のタイトルの由来が次のように書かれている。「三、四の題名をひねり出し、その中から未来社が選んだのが『後衛の位置から』である。これでも著者の感じでは何か身構えが大仰すぎるが、その解釈は読者の想像に委ねる。先日テレビでサッカーの国際選手権大会を見ながらあらためて気付いたのは、最近の試合が、私が学生時代にホッケーをやっていた頃と比べて格段に機動性を増し、フルバックがフォワードに素早く入れ替わって攻撃をかけることさえも、珍プレイではなくなったようである」(P.190)。最後列のディフェンスが、最前線に駆け上がって攻撃参加し、敵のゴール前で得点に絡む。長友祐都の活躍ですっかり定着したこのサッカーの絵は、メキシコ五輪(1968年)の頃はまだポピュラーではなかった。本が出版されたとき、丸山真男のいたずら心の狙い的中と言うか、この「題名」への「読者の想像」はずいぶん市中で話題になった。また、この題名は、丸山真男の政治思想が奈辺にあり、市民にどういう政治主体の姿を期待し督励しているかを、一言で表現したシンボリックな比喩でもあるとも言える。その丸山真男が生きていたら、今回のブラジルW杯の日本代表の姿は、果たしてどのように映ったことだろう。

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by yoniumuhibi | 2014-06-26 23:30 | Comments(9)

小保方晴子と理研の共同の捏造隠蔽プロジェクト - 「再現実験」とは何か

c0315619_15485114.jpg昨日(6/23)、日経の2面に「幻のSTAP」と題した記事が掲載され、小保方晴子が5月末に理研CDBに姿を現し、「STAP細胞」の「検証実験」に参加したことが書かれていた。この情報については、6/11に毎日が暴露していたが、毎日に続いて日経が紙面記事にしたことで、事実としての信憑性が一段と高まったことになる。毎日の記事は、「理研関係者への取材で」判明したとあり、今月に入ってもずっとCDBに通い続け、「検証実験」に関わり続けている状況が窺える。三木秀夫の説明では、小保方晴子は心身の状態が不安定で、ずっと入院中ということだった。もし、この毎日と日経の記事が事実であり、本人が自分の足で歩いて自宅からCDBに通勤し、「検証実験」に立ち合って関係者に助言をしていたなら、三木秀夫の説明は真っ赤なウソであり、小保方晴子は国民を騙していることになる。この問題は重要で、真偽を糾すべき問題なのだが、マスコミは幾度も三木秀夫と接しながら追及しようとしない。三木秀夫が垂れることを黙ってそのまま拡散しているだけで、三木秀夫と小保方晴子の広報宣伝機関の役割を果たしているだけだ。ウソの垂れ流しに加担している。毎日も、日経も、6/12の自己点検委の会見の質疑で、竹市雅俊にこの件の真偽を確認することをしなかった。また、理研調査委の最終報告書では、小保方晴子から理研に対して医師の診断書も提出されてないと指摘されている。状況的には、この「入院」は明らかに仮病だ。

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by yoniumuhibi | 2014-06-24 23:30 | Comments(58)

北朝鮮化する日本の科学世界 - 小保方晴子の理研復帰後の粛清と暗黒

c0315619_14143315.jpg北朝鮮がミサイル実験で打ち上げた「人工衛星」は、北朝鮮の発表では、地球を周回する軌道に順調に乗り、金正恩を讃える歌を宇宙から平壌市民に送り続けていることになっている。ネット情報で調べると、2012年12月に銀河3号で打ち上げた光明星3号2号機だけは、どうやら物体としては軌道投入に成功したらしいのだが、北朝鮮が発表しているところの「気象観測」や「資源探査」について、地上に電波情報を送信している形跡はなく、その人工衛星としての機能や成果は確認されていない。しかし、北朝鮮政府と北朝鮮科学院においては、この「人工衛星」打ち上げ成功は、誇るべき偉大な科学技術のアチーブメントなのであって、国民もその「事実」を信じているのだ。われわれは、その情景を見て笑っていたが、日本の科学もいよいよ北朝鮮と同じ滑稽な喜劇のフェーズに突入してしまった。ナチスと同じファシズムのカルト科学の暗黒に。ロシアがまだソ連だった頃、モスクワを旅したときに赤の広場のレーニン廟に入った経験がある。当時の触れ込みでは、レーニンの遺体は、ソ連邦科学アカデミーの最高の英知を結集した防腐処理を施した結果、死んだときのままの姿でガラスの棺の中で眠っていることになっていた。あの薄暗い廟の中、果たして、私の目に映ったものは、素人目にも一目瞭然の蝋人形だった。一緒に日本から行った者たちは、ホテルに帰った後、同じ感想を口にした。

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by yoniumuhibi | 2014-06-21 23:30 | Comments(66)

仮病を使う小保方晴子 - 「STAP細胞」と「STAP幹細胞」のトリック

c0315619_1634081.jpg前回の記事のコメント欄に、理研CDB内部の者を名乗る匿名の読者から投稿があり、今回の事件の隠蔽工作を主導しているとして、CDBセンター長の竹市雅俊に対して厳しい糾弾の声が上げられた。関連して、同じ者からかどうか、昨日(6/18)の朝、2ch生物板に内部告発を思わせる書き込みがあり、頻繁にコピペされて回し読みされ続けている。下品な文章なので引用に躊躇するが、こういう内容だ。「810 名無しゲノムのクローンさん 2014/06/18(水) 08:24:02.20 世に倦む日々の人、竹市のこと信用してたのね。御愁傷様。竹市は本件をここまで深刻にした張本人です。CDBの小保方擁護筆頭、未だに現実を受け入れられない。今日も相澤研までわざわざ小保方に会いにいっちゃったりもうホント馬鹿じゃないかと。で、細胞の調査をすることには絶対反対ね。認めてもしぶしぶ。CDBは5月末になってやっと細胞の調査を始めたけれど、若山にプライマーの配列聞いてたから、一瞬で元のESが同定(略)。もっと早くやってればCDBこんなことにならなくて済んだんだよ。(略)小保方が引っ越しのどさくさに若山の所から盗んだ細胞が箱ごと発見されたことも公表しろよ。丹羽のTSもたくさん出てきただろ。相澤も小保方さんを励ましてあげようなんて言ってるんじゃねーよ。お前、監視役として検証チームを組織したんじゃなかったのか?(以下略)

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by yoniumuhibi | 2014-06-19 23:30 | Comments(41)

「STAP細胞」はES細胞だった - 理研・若山照彦・NHK三位一体の暴露と証明

c0315619_13242549.jpg昨日(6/16)は、NHKの7時のニュースに舌を巻いた。「STAP細胞」の捏造に関する衝撃のスクープの提供であると同時に、そのことを視聴者にきわめて分かりやすく、短時間のコンパクトな情報発信に纏めた報道だった。NHK(科学文化部)の取材力と編集力に脱帽させられる。科学ジャーナリズムとして満点の評価が与えられるべき内容で、放送を見ながら感動させられた。実は、昨日の午後2時からの若山照彦の記者会見を、ネット中継に張りついて注視していたのだけれど、どういう事実関係なのか、正直なところ概要を正しく把握することができなかったのだ。最も簡単に要約すれば、若山照彦が小保方晴子に手渡したマウスがすり替えられた疑惑について、第三者機関の遺伝子解析によって検証された事実を公表した会見であり、その結論だけは理解できた。しかし、若山照彦の説明は、遺伝子の解析結果の専門的な中味をそのまま羅列したもので、その意味を一般向けにやさしく解説したものではなく、また、論理的に整理された報告にもなっていなかった。非常に荒削りで、無愛想な報告だった。会場の記者たちも、ほとんどの者が、若山照彦の説明がチンプンカンプンか、生中継のカメラの前で分かったふりをしていた。本当に要点を押さえられていたなら、省略だらけの若山照彦の話が素人にも理解できるよう、質問で突っ込んで噛み砕き、輪郭を浮かび上がらせる議論ができたに違いない。

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by yoniumuhibi | 2014-06-17 23:30 | Comments(22)

改革委の提言について - 小保方晴子を実験参加させても検証はできない

c0315619_1554721.jpg昨日(6/12)、岸輝雄の理研改革委が提言書を発表、今日の朝日の1面と2面に大きく記事が載っている。記者会見を見ようと午前中からPCの前で待機していたが、中継が始まったのは夜の7時で、また、私はニコ動の会員登録もしていないため、全体を見ることができなかった。2ch生物版の流れを見ながら現場の様子を察するしかない中、改革委のメンバー、特に市川家国と塩見美喜子の発言は当を得たもので、小保方晴子と理研に対するわれわれの批判を代弁したものであったことが窺えた。遅い時間の会見であったため、編集作業が間に合わず、夜のテレビの放送に間に合わなかったのは残念だ。特に、この問題を正確に報道しているNHKの7時のニュースで詳しく紹介されなかった点は、残念と言う以上に政治の影を感じて不審に思う。岸輝雄が会見を遅らせたのは、テレビ報道から隠すためであり、下村博文の指示を受けての作為ではなかったのかと疑う。マスコミ報道は、改革委が理研CDBの解体を提言したことに注目し、そこにのみ焦点を当てたニュースにしている。だが、われわれが注目したのは、改革委が「STAP細胞」の実験と事件をどう認識し、小保方晴子や関係者の不正をどう判断したかという点に尽きる。なぜなら、懲戒委の決定が差し迫った日程だからだ。問題の責任が理研の組織のみに被せられ、小保方晴子の所業が免責される結論になることを最も恐れた。

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by yoniumuhibi | 2014-06-13 23:30 | Comments(30)

小保方擁護派の心理 - 無知と決めつけ、ゲームと博打、疑似科学とカルト

c0315619_16572958.jpg前回、「事件解決のカギは小保方晴子の自供のみ」と書いた。そう思う理由は、例の片山祐輔の事件の始終を見たことによる。滑稽であり、不気味な事件だった。否、事件はまだ終わっていない。佐藤博史は片山祐輔を更正させると言って弁護人を続けているが、私は佐藤博史が片山祐輔を改心に導けるとは到底思えない。片山祐輔は心から反省などしていないし、今の、表面上しおらしく見せている態度は、裁判官の心証をよくして量刑を軽くするための演技であり、周到な法廷戦術だろうと推察する。噂では刑期は7年。前回、9年前、ネットに複数の殺害予告を書き込んで逮捕起訴されたときは、懲役1年6ヶ月の実刑を受けて服役した。7年後に出所してPCとネットの環境に戻れば、再び警察とのゲームを始めるだろう。覚醒剤の常習犯のように。片山祐輔がリスペクトしているのは警察なのだ。簡単に騙されて手玉に取られた弁護士や江川紹子については、軽蔑と嫌悪しかないのである。片山祐輔の自己表出と自己実現は、ネット犯罪を通じた警察とのゲームの過程にあり、そこでの成功と勝利にある。成功とは、警察に誰かを誤認逮捕させることであり、勝利とは、真犯人メールをマスコミに送って警察を嘲笑うことだ。そして、負ければ刑務所暮らしに戻るのであり、それを繰り返すだけだ。そうしたゲームの人生としての自己の定義と達観を、片山祐輔が自ら覆すのは相当に難しいと思われる。

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by yoniumuhibi | 2014-06-10 23:30 | Comments(18)

事件解決のカギは小保方晴子の自供のみ - 反動側の逆襲が始まった

c0315619_1523338.jpg Blogのコメント欄には、小保方晴子が理研(神戸CDB)に出入りしているという情報が寄せられている。先週のマスコミ報道の中に、小保方晴子は、丹羽仁史ら「STAP細胞」の「検証実験」をしている者たちとの間で頻繁にメール交換をしていると伝えた記事もあった。理研の懲戒委の決定を目前にした先週後半、下村博文は、6/46/6の二度にわたって記者会見し、小保方晴子を「STAP細胞」の検証実験に参加させるよう要求、その意向をマスコミに書かせて念を押した。理研に圧力をかけた形だが、理研を所管する閣僚がここまで明確に言い切って、その人事が覆される図というのは通常考えにくく、すでにシナリオができていて、世間に予告して既成事実を固めた感が強い。すなわち、Nature論文撤回をもって情状酌量とし、懲戒解雇や諭旨免職は避けるという決定だ。下村博文は、処分と実験参加は別次元のものだなどと欺瞞を言っているが、解雇した者を組織が業務に参加させるなどということはあり得ない。解雇は絶縁である。「STAP細胞」の「検証実験」に参加させるということは、職員として身分を保障するという意味であり、理研として雇用契約を続けるということだ。小保方晴子の粘り勝ち、ゴネ得であり、捏造の不正もウヤムヤに始末される可能性が高くなった。もともと、この「決着」の形は、小保方晴子が弁護士を雇って理研に牙を剥く前は、野依良治が落としどころに描いていた図でもあった。 

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by yoniumuhibi | 2014-06-09 23:30 | Comments(20)


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