<   2014年 05月 ( 15 )   > この月の画像一覧

北朝鮮「拉致再調査」の真相 - 人気取りと総連本部ビル安堵の取引外交

c0315619_15555619.jpg昨夜(8/29)の報ステは、冒頭から40分間、延々と北朝鮮の「拉致再調査」の報道が続き、スタジオに並んだ後藤健次と武貞秀士とキャスターの古館伊知郎の3人が、これでもかと安倍晋三への賛辞の洪水で溢れさせた。これほど徹底的で壮絶な安倍晋三礼賛のプロパガンダ・ショーは、最近ではめずらしい光景だ。今年に入って、集団的自衛権の政局の中で、古館伊知郎も安倍晋三に対して批判的な姿勢に傾いていたのが、ようやく本来の右翼の思想信条に戻る機会を得て、その本懐を爆発させた感がある。古舘伊知郎の顔に爽快感が漂っていた。この政治について第一に言わなくてはいけないことは、そしてマスコミが決して言わないことは、これが安倍晋三のいつもの下劣な人気取り策であり、特に、集団的自衛権の問題で支持率を落としつつある現状で、劣勢を挽回するべく放たれた一手であるという点だ。支持率対策である。5/26のテレ朝が、安倍晋三の支持率が前回比12ポイント下落した結果を報じていて、他局や他紙がこれに続く趨勢となっていた。5/15の集団的自衛権の会見が裏目に出た後、安倍晋三は焦っていて、この「拉致再調査」を大々的に打ち上げて宣伝する必要に迫られていたのだ。その証拠に、今回のストックホルムでの日朝政府間交渉は、一度は成果なしの肩すかしで終わっている。5/28の時点で、マスコミも「協議の継続で一致」とだけ報じていた。 

More
[PR]
by yoniumuhibi | 2014-05-30 23:30 | Comments(4)

集団的自衛権の政局 - 窮余の策の解散総選挙と閣議決定の正統性

c0315619_15502215.jpg今週号の週刊ポストが、集団的自衛権の是非を問う解散総選挙の可能性について記事を書いている。マスコミでは、まだこの観測を大きく取り上げる報道はなく、その現実的可能性を考えている者は、この時点では少数にとどまるだろう。記憶では、安倍晋三が5/15に官邸会見で集団的自衛権の方針演説をやった直後、国内で最も極右のBSフジの番組に自民党の議員が出演し、解散を仄めかす場面があった。が、その後の報道では特に話題になる場面がなく、安倍晋三が飼育している番組キャスターや政治評論家の口から、解散の観測気球が上げられるという瞬間がない。後藤謙次や田崎史郎の出番となっていない。この2人や岸井成格がテレビで観測を口走り始めると、「永田町で解散風が吹き始めた」状況になる。今のところ、解散風は風速2メートル程度の「軽風」の段階にすぎず、この週刊ポストの記事やBSフジでの自民党議員の発言は、いわゆるブラフであり、安倍晋三が手を回した公明党への牽制の政治だ。現時点では、解散観測のジャブは、安倍晋三が公明党と自民党内への脅迫に使う「奥の手」のちらつかせである。だが、私自身は、解散は十分にあり得るのではないかと予想している。政局の動向を鑑み、安倍晋三の立場に立って考えたとき、この「伝家の宝刀」を抜く以外に、集団的自衛権の解釈改憲を実現する方策があるだろうか。

More
[PR]
by yoniumuhibi | 2014-05-28 23:30 | Comments(2)

PC遠隔操作事件の教訓 - 「直接的で決定的な物的証拠」の陥穽と逆説

c0315619_15401041.jpg片山祐輔の事件について、一部で、自分が冤罪に巻き込まれる可能性を考えろという意見が出回っている。自己正当化の言い訳に余念のない擁護派の主張は、弁護団や江川紹子は冤罪廃絶のために尽力したのであり、市民は彼らの貢献に感謝すべきで、批判する理由はないというものだ。私は、この詭弁の説教には肯首できない。普通に暮らしている市民は、言われるように警察の誤認逮捕で冤罪に巻き込まれる可能性もあるが、同時に、片山祐輔のような愉快犯によって標的にされ、ウィルスを仕込まれてPCを乗っ取られ、身に覚えのない「脅迫」や「殺害予告」の実行犯に仕立て上げられることもある。どちらも深刻なリスクだ。もし、この事件が今回のような方向に展開せず、江川紹子らの運動が実って無罪判決となり、検察が控訴断念に追い込まれ、片山祐輔が悠然と娑婆に出て活動する事態になっていれば、必ずこの男は次の犯行に出ただろうし、この種のプログラムの改作に精を出し、誰かを毒牙にかけ、新たな被害者を生んでいたことだろう。そのときは、最早、誰も真犯人が片山祐輔だとは疑わない。片山祐輔があのまま無罪放免になっていたら、一体どんな恐ろしいことになっていたことか。確かに冤罪は忌まわしい権力犯罪で、冤罪を防ぐ制度に日本の司法を変える必要がある。だが、市民の敵は冤罪だけではない。市民の利益の立場から比較衡量したときに、冤罪の恐怖だけが一方的に喧伝される議論は正しくない。

More
[PR]
by yoniumuhibi | 2014-05-26 23:30 | Comments(5)

片山祐輔による江川紹子への性的侮辱 - 信頼関係がなかった被告人と弁護団

c0315619_14525766.jpg片山祐輔が5/16に送ったメールの全文がネット上に公開されている。最初に落合洋司が公開して注目されたが、関係者に配慮した省略が多くあり、不完全なものだった。伏字のない完全版は、片山祐輔がメールを送った一人である矢野さとるによって詳細な解析情報とともに上げられた。メールの送付先は全部で25件。うち20件がテレビ局や新聞社など報道関係であり、1件は弁護士の落合洋司、残り4件が個人で、その中に矢野さとるが含まれている。メールのタイトルにこう書かれていた。「皇居にロケット砲を撃ち込んで明仁美智子を始末する 地下鉄霞が関駅でサリン散布する 大野勝則裁判官と唐沢貴洋弁護士と狩魔冥検事を上九一色村製AK47で射殺する 聖路加病院爆破するお茶の水小学校で小女子喰う悠仁を去勢して天皇制断絶 江川紹子の閉経マンkにVXガス注射してポアする ドコモショップ稚内店に牛五十頭突っ込ます」。メールの件名としては異常に長くて文字数も多いが、書かれている内容も悍ましく猟奇的だ。句読点もなく改行もなく接着された長い文字列は、分解すると7件の犯行予告が詰め込まれている。どの脅迫の片言も不気味で凶悪なものだが、誰もが特に注目するのは、6件目の「江川紹子の閉経マンkにVXガス注射してポアする」の衝撃の文言だろう。片山祐輔は、自身を無罪放免に導くべく尽力してくれていた恩人の江川紹子に、こんな驚愕のメールで脅迫していた。

More
[PR]
by yoniumuhibi | 2014-05-22 23:30 | Comments(15)

佐藤博史の蹉跌と江川紹子の敗北 - 片山祐輔を盲信した擁護派の失態

c0315619_1651827.jpg片山祐輔は、5/19に行方をくらませた後、都内の公園で自殺を図ったがベルトが切れて失敗したとか、死に場所を探して高尾山の山中を彷徨したとか言っている。その言葉を擁護派の面々はその言葉を鵜呑みにしている。だが、これは嘘だ。もし本当に片山祐輔がベルトを木にかけ、首つり自殺を試みる行動に出ていたなら、至近距離で監視している捜査官がただちに制止に飛び出したことだろう。もし、本当に公園を徘徊していたのなら、その様子を高精細ビデオカメラで撮影している。今回、警察は片山祐輔を一度も見失ったことはなく、常に四六時中監視下に置いていて、新聞報道にあるように、そこには膨大な人員が投入されている。すなわち、マスコミが「失踪」を報じた後も、ずっと尾行して行状を追跡していたのであり、本人に気づかれない位置と距離から始終を録画していたのだ。警察も、弁護士も、最も恐れていたのは本人の自殺である。弁護士は、5/19の夜9時半に本人から電話がかかってきたと言っているが、私の推測は、本人がまず母親に連絡し、母親が警察と弁護士に連絡し、本人の携帯の電源が入っている状態が確認されたのではないかということである。警察が、弁護士に、本人に電話して説得することを勧めたのだろう。本人の自殺を防ぎ逃亡を止めさせることが、5/19の警察と弁護士の共通の至上命題で、おそらく当夜、両者は連携して対応している。

More
[PR]
by yoniumuhibi | 2014-05-21 23:30 | Comments(13)

集団的自衛権の政局で野党がやるべきこと - 共・社・生は党首会談を

c0315619_1728148.jpg安倍晋三が集団的自衛権の行使容認の政府方針を会見で発表した2日後、5/17の朝日の1面に、創価学会が解釈改憲に反対する見解を示した記事が出た。今週から始まる自公協議に大きな影響を及ぼすだろうとある。週末のテレビ報道とネットの議論は、この話題で持ちきりとなった。これは朝日の取材に学会が文書で回答したもので、この後、学会は広報室コメントを発表、マスコミ各社が記事を上げた。創価学会がこのような国の重要な政策問題に意見を出し、賛否の立場を明らかにするのは異例のことだ。しかも、自公協議がまだ始まらない出発点の時期に、安倍晋三が集団的自衛権の解釈改憲の政局に打って出た直後に、出鼻を挫くように反論を上げ、公明党に釘を刺したことは、実に大きな政治的事件と言える。公明党の組織全体に衝撃が走り、連立離脱も一つの選択肢として考えざるを得なくなった。安倍晋三は、マスコミの飼育記者に解散風を吹かせ、公明党をブラフで脅す作戦に出ていたが、こうして学会が態度を明確にしたことで、俄に解散が現実味を帯びる政局の空気感となった。週末のテレビ討論では、石破茂は解散を臭わす発言を捲き、維新とみんなの2党は涎を垂らして連立組み替えにハアハアする様子を見せていた。いずれにせよ、半年後にはこの政局は決着している。解釈改憲が閣議決定されて安倍晋三が勝利するか、それとも先送りされるか、11月には結果は出ている。

More
[PR]
by yoniumuhibi | 2014-05-19 23:30 | Comments(3)

安倍晋三による集団的自衛権行使の政府方針発表 - 脱力と神経衰弱

c0315619_1725729.jpg昨日(5/15)、安倍晋三による集団的自衛権の行使容認の政府方針の発表会見があり、今日の朝日の紙面はその関連記事で埋め尽くされている。2面、3面、4面、7面、8面、9-11面に法制懇報告書の全文、16面の社説、38面、39面。記事の内容は、この解釈改憲の政府方針に反対する立場からのものだ。社説は正論で、安倍晋三の会見に対する反論として当を得たものだ。私の方は、今回も政局論の角度からこの問題を考えたい。この法制墾の報告書は昨年中に提出を予定していたものだ。それが今年4月に延期され、さらに5月に延ばされていた。その理由は、公明が合意に応じず、ずっと慎重論を崩さなかったからで、閣議決定の目処が立たなかったためである。今回、いわば見切り発車のような形で、集団的自衛権の行使を合憲化する政府方針の発表に出た。これは、安倍晋三にとっては少なからずリスクを伴う行動だ。客観的には狂暴なファシストの暴走だが、安倍晋三に即して言えば、リスクを取ってしてルビコンを渡った政治である。なぜなら、こうして大きく出た以上、必ず公明に態度を変えさせなくてはならず、秋までに閣議決定の果実を得なくてはいけない。もし、10月になっても公明が折れず、集団的自衛権の行使を前提にした関連の改正諸法案を国会に提出できず、年を越してしまうと、この政治戦の勝負は安倍晋三の負けであり、集団的自衛権行使は「死に体」の状態となる。

More
[PR]
by yoniumuhibi | 2014-05-16 23:30 | Comments(11)

若山照彦への裏切りと科学研究への虐待 - 小保方晴子の異常心理

c0315619_12565889.jpg家の中を探したら、週刊文春の3/27号があった。3/14の理研の中間報告の後に出され、巷で大いに話題になった号で、小保方晴子の事件について大型の特集記事が掲載されている。メインの記事タイトルが「売らんかな」の動機が丸出しの下劣なもので、そのためジャーナリズムの所産として評価されてないし、どうしても軽侮の視線で見てしまうが、あらためて読み返すと、やはり一読の価値のある内容で、フットワークよく取材して書いている。この記事で上げられた一つ一つの指摘が、例えば、笹井芳樹の「ケビン・コスナー」と「僕のシンデレラ」云々の問題が、今でもしっかり人々の脳裏に残っていて、事件全体のイメージを形作る重要な契機になっている。無名のフリーの記者の仕事だろうが、体当たりで関係者を直撃して証言を取った職業人の根性は見上げたものだ。この問題が社会を揺るがす事件に発展して2か月経ったが、経緯の中で、今では貴重で重要な二次資料となり、この事件を考える上での古典史料とすらなっていることに気づく。この号、小保方晴子事件が最終的に解決するまで、ゴミ箱には捨てられない。記事の冒頭、理研で小保方晴子の元同僚だったという「A氏」が登場し、こう言っている。「いつか小保方さんは国民の前で真実を語らねばならない日が来るでしょう。そこで彼女は、間違いなく涙を流すはず。でも、私はその涙を信じません。彼女に騙されてはいけません」(P.22)。

More
[PR]
by yoniumuhibi | 2014-05-14 23:30 | Comments(47)

小保方擁護の朝日新聞の暴論記事 - テレビ屋が煽る「STAP細胞」幻想

c0315619_13161025.jpg「STAP細胞」の事件をめぐって、朝日と毎日が対照的な態度を示している。あまりに酷いと思われるのは、5/9の朝日(2面)の記事だ。前日に理研の会見があり、小保方晴子の不服申立を却下して「再調査せず」の結論を出した翌日の報道だが、鍛冶信太郎の署名で次のように書いている。「また、調査委は違う実験の画像を使ったことを捏造と判断したが、物的証拠を示せていない」。この一文の断定には呆れる。ネットの中の無知で無責任な匿名の小保方擁護派でも、これほど粗雑で的外れな暴論を吐いている例はない。この記者の頭の中はどうなっているのだろう。捏造の物的証拠は、まさにあの「テラトーマ画像」ではないか。あの3枚の画像が、博士論文で使われたものであり、今回の「実験」の成果を証明するものでなかったから捏造になるのである。それが捏造ではなく、単なる取り違えのミスだったというのが、小保方晴子側の釈明だが、その言い訳に合理性がないことは、理研の報告書の中で十全に論破されている。この朝日の記者は、理研の報告書を読んだ上で言っているのだろうか。「物的証拠」とはどういう意味なのか。この場合、捏造なのか、単純ミスなのか、それを最もよく証明する証拠資料は、生データが保管されているはずの小保方晴子のPCのハードディスクである。小保方晴子はPCを提出していない。なぜ提出しないのか。提出したら捏造が決定的にバレるからだ。

More
[PR]
by yoniumuhibi | 2014-05-12 23:30 | Comments(6)

6月に崩壊する「STAP細胞」共同幻想 - 小保方晴子と若山照彦の死闘

c0315619_15162034.jpg一昨日(5/8)、理研の会見があり、小保方晴子から出されていた不服申立が 却下された。この2日ほど、またマスコミとネットが小保方問題でざわめく様相になっている。まず最初に、理研の「再調査せず」の決定を歓迎したい。正直なところ、どうなるか不安視していた。弱気になって日和るのではないかと心配だった。あまり長引くので、弁護士側と裏取引しているのではないかという疑念も過ぎっていた。「再調査せず」の結論を出すことは、理研にとって少なからずリスクを伴う決断で、勇気を要する行動だったと言える。世論は小保方晴子支持が多数であり、ワイドショーは大衆の俗情に阿って理研叩きの姿勢に徹している。小保方晴子への同情論が横溢する状況だ。そうした逆風の中で小保方晴子に厳罰の処分を下せば、訴訟となったとき、理研側が必ず勝つという保証はない。負けた場合の痛手は大きく、内部で逡巡する声もあっただろう。現に、改革委の岸輝雄などは結論が早すぎると 批判している。裁判を怖がらず、世間の俗論に迎合せず、敢然と闘う方針を貫いた態度は評価してよいことだ。科学には科学の大義があり、科学者の規律と倫理がある。科学の世界のルールがある。それを理研が蔑ろにしなかったことに安堵した。三木秀夫の狙いは、理研に動揺と混乱を起こさせ、和解を申し出るよう仕向けることだった。ここで理研が屈すれば、科学の世界を支えるルールの柱が折られていた。

More
[PR]
by yoniumuhibi | 2014-05-10 23:30 | Comments(30)


カウンターとメール

最新のコメント

もしラッキーで後20年、..
by 長坂 at 11:43
ブログの主旨に全面的に賛..
by NY金魚 at 02:34
日米両国で大嘘つきの大統..
by 七平 at 06:07
あの人達が左の代表だとし..
by 長坂 at 15:01
私の祖父は敗戦後、GHQ..
by 愛知 at 01:52
『戦争をしない』という魂..
by NY金魚 at 00:27
度々ですが、朝鮮戦争時、..
by ayako at 23:24
おにぎりさんのコメント、..
by ayako at 18:20
「南スーダンへの派遣自衛..
by 愛知 at 00:29
ブログ管理人殿のアイデア..
by 齋藤正治 at 08:01

Twitter

以前の記事

2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月

記事ランキング