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「法の支配」と靖国参拝 - サンフランシスコ平和条約第11条

c0315619_15102371.jpg1/3の朝日が、「『法の支配』を揺るがすな」と題した社説を掲げていた。冒頭にこうある。「安倍首相が最近よく使う言葉に『法の支配』がある。中国の海洋進出を念頭に『力による現状変更ではなく、法の支配によって自由で繁栄していく海を守る』という具合だ」。と、こう切り出し、「法の支配」を常套句にして中国批判を執拗に繰り返しながら、実際には、力づくで秘密保護法を強行採決したり、一票の格差の司法判断を無視したり、最高法規である憲法を解釈で変えようとするのは、「法の支配」に反するのではないかと批判している。新年の社説に相応しい切り口の政権批判であり、指摘も理論的に当を得ていて、政治学的に秀逸な社説だと膝を打たされた。安倍晋三こそ、実は「法の支配」を逸脱した政権運営に終始している。ただ、朝日の社説は、この「法の支配」の論点を逆手にとった批判論法を安倍晋三の内政に対してのみ逆照射している。視界に入っているのは内政問題だけだ。「法の支配」に着目して安倍晋三の政治に切り返す方法を、さらに一歩突っ込んで、これを外交に向けて立論したらどうなるか。実は、「法の支配」を逸脱しているのは、中国ではなく日本なのだ。このことが明瞭に見えてくる。結論を先に言えば、安倍晋三は国際法に違反している。靖国参拝は国際法違反行為だ。中国政府は、「法の支配」を梃子にして、安倍晋三を論破することができる。

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by yoniumuhibi | 2014-01-08 23:30 | Comments(0)

2014年の東アジア情勢 - 米国の衰退、G2サミット、日本の孤立

c0315619_17412440.jpg新年。ブログを引っ越しして新しい環境に変えた。年をとったせいか、3カラムの構成がとても窮屈に感じられるようになり、2カラムの方が自由で快適に見えるようになった。ブログを始めた当初は、2カラムはルーズで中身が薄い感覚があり、ウィンドウの中に情報を多く詰め込まないと満足できない気分だった。今年はブログの活動を始めて10年になる。10周年を機に、ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」を看板から外して模様替えすることにした。心機一転。出直しの挑戦を形から。「最後の晩餐」のスタートから10年ということは、あのダン・ブラウンの「ダ・ヴィンチ・コード」から10年経ったということになる。時の流れは早い。2004年は小泉政権の絶頂の頃で、ファルージャの戦闘(虐殺)があり、イラク戦争が泥沼に入った時期だった。10年前、10年後の日本は想像もできないと言っていたが、まさに当時の想像を超えた悲惨な現実が目の前に広がっている。予想よりもよい方向に結果しているのは、憲法がまだ変えられていないという踏ん張りだけだ。あの頃、われわれが口をきわめて批判していた新自由主義については、正論の批判をする者もなくなり、非正規の比率が40%になっている。格差社会は批判の対象ではなくなり、不満を言ってもどうしようもない不動の現実になった。批判語としての「ワーキング・プア」も消え、内橋克人が言っていたところの、「ワーキング・プアがマジョリティになる」の予言が現実になろうとしている。

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by yoniumuhibi | 2014-01-06 23:30 | Comments(7)


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