木村幹の無責任Tw - 大学はカルト暴力集団しばき隊の調査と対策を

c0315619_17201468.jpg昨日(6/1)、神戸大学の木村幹が、関西学院大学の金明秀とやりとりした幾つかのツイートを上げ、ネットで注目が集まった。その中で木村幹はこう言っている。「『民事の決着を待っていたのは、むしろ被害者を保護するため』という発言は凄いな。『守ってやらないといけない』ような状況だ、という事なのか。どんな人たちやねん。その一方で実名ガンガン出してるし、訳がわからん。」「この問題自分は個人としては部外者なので『どうでも良い』のですが、大学の組織人としては『院生の学業に関わる問題』なので関わらざるを得ない。当然ですが、院生たちの学業に影響が出る事態になれば大学そのものも組織として動くことになります。」「因みにこういう発言があると、大学は動かざるを得なくなる可能性が出てくるんだよなぁ。最悪でも、キャンバス内で学生に危害が加えられたり、学業に支障が出るのは、阻止しないといけないからなぁ。」「大学関係者としては、『お前やお前の関係者を守ってやっているのは誰だ』という発言が学生さんに対して散見される中、何もしない訳にもいかないんだよねぇ。ホンマ、やめてくれないかなぁ」。実は、このツイートの前、5月30日に木村幹は私に対して一つのリプライを返していた。



c0315619_17202645.jpg「その必要はありません。」というリプライである。何の必要がないかというと、私が発信した「学外での発生だが、とんでもない暴力事件であり、ある社会運動系の団体が起こしたリンチ事件だ。この大学は過去にリンチ事件で学生の犠牲者を出している。学生がこうした被害に遭わないため対処する必要がある。」というメッセージに対してだった。被害に遭った学生が所属する大学は、事件を調査して対策に乗り出せという主張に対して、木村幹は(当事者の立場から)即座にその必要はないと反論してきたのだった。ところが、その後に金明秀との悶着があったためか一日で態度を変え、「大学は動かざるを得なくなる可能性が出てくるんよなぁ」と言っている。これは、木村幹が私の論理を使い回して金明秀に牽制をかけたという流れだが、何とも無責任なダブルスタンダードの態度ではないか。凶暴で傲慢なしばき隊員である金明秀を木村幹が叩いたということで、ネット界隈は木村幹に喝采を送っているが、私はその世論に共感しない。被害者の所属する大学の教授として、この発言はあまりに無責任なものと言わざるを得ない。一体、この1年半の間、神戸大学の関係者や責任者は何をやっていたのだろう。4月の週刊実話の報道から騒ぎが始まり、当該学生は実名と所属を野間易通に晒されて罵倒されるという深刻な二次被害を受けた。

c0315619_17204072.jpgそれも何度も受けた。野間易通は、静岡地裁の判決文で認定されたとおり、しばき隊の主宰者である。メンタルへのリンチ暴力であり、とんでもない名誉毀損が行われた。だが、神戸大学から野間易通や神原元に対する抗議はなく、人権侵害の二次被害だからやめてくれという要求はなかった。さらに、関西しばき隊の武断派である金明秀から5月19日には、「おまえ、自分を守ってもらっているという自覚はあるのか?自分の彼女を守ってもらっているという自覚はあるのか?」という脅迫を受けた。被害者の身の安全を保障しないぞという意味であり、被害者を自己の意のままに服従させようという意思を表明するツイートだ。DVをやっている親が、訪問調査に来て子どもにヒアリングした児相の職員が帰った後で、子どもに向かって吐くのと同じ鬼畜の台詞である。すぐ近くにいる金明秀のこの言葉を聞いた被害者の恐怖はいかばかりだったろうと想像する。しかしこのときも、神戸大学の関係者は何も動こうとしなかった。1年半前、あれだけ酷くリンチされたのだから、おそらく1か月か2か月は、学生は元の顔ではなかったはずだ。指導教官と大学はどういう対応をしたのだろう。教授会への連絡はあったのだろうか。学長や理事や学務部長には伝わったのだろうか。

c0315619_17205095.jpg交通事故ではない。喧嘩の傷害でもない。私が、「この大学は過去にリンチ事件で学生の犠牲者を出している」と書いたのは、2002年に市内西区で起きたリンチ殺人事件のことを指す。政治運動や宗教団体の絡みではなく、暴力団に大学院生がリンチされて殺されていた。だが、リンチはリンチであり僅か13年前のことだから、神戸大学は学生がリンチされて重傷を負ったという事実にナーバスになっていいはずで、きっと13年前の事件の後は学内で何らかの対策と制度が策定(ガイドラインとマニュアル)されたはずである。二度とこんな悲劇が起きないように、巻き込まれないように、再発防止の指導管理を徹底させているはずだ。私が神戸大学の学長だったら、あるいは法学部長だったら、今回のリンチ事件は絶対に放置できない。直接、被害学生と面談して聴き取り調査をするし、学内に調査委を作って事件の経緯と詳細を調べさせる。場合によっては文科省に報告を上げる。大学は教育の場である。保護者から大切な子弟を預かっている大学にとって、学生の心身の安全を守ることは第一の義務ではないか。1年半経ってもなお、被害学生が加害団体の者たちから脅迫され、侮辱され、人権侵害を受け続けているという事実を、学生を守るべき立場の神戸大学はどう考えているのか。

c0315619_172107.jpgもし、リンチの後に神戸大学が適切な措置を講じていれば、然るべく学生を保護する態勢をとっていれば、民事訴訟は早く順当に進み、野間易通や金明秀からこのようなセカンドレイプの二次被害を受けることもなく、受傷写真を公開して事件の真実を告発することもなかっただろう。受傷写真の公開は、被害者が人生を賭けて勇気を出した決断だ。ここまでのことを若者がしなくてはならず、ここまで重大なリスクを負って、自らの尊厳と名誉を守らなくてはならなかったということを、木村幹と大学関係者はどう考えているのか。そのことの重さと較べて、あのリンチされて傷ついた瀕死の人の顔が訴えるものと較べて、木村幹の言葉はあまりに軽い。「俺はこんなトラブルシューティングをやるために研究者になったんじゃないんだよ」などと、何を寝言をほざいているのか。それでも教育者か。「頼むから当事者でない人間を巻き込まないでくれ」などと、それなら誰が当事者だと言うのか。本来、傷つけられた被害学生の人権と名誉を回復する支援をするのは神戸大学だったはずだ。だが、それがなく、学生は1年半ずっと孤立無援で、右往左往しつつ加害集団から嘲弄されていた。身近で支援する者も、有田芳生を信奉するなどと訳の分からない出鱈目な人間で、全く力にならなかった。

c0315619_17211113.jpgここへ来て、高島弁護士が現れ、KangKim医師が現れ、ようやく現実的な力を得て自信と展望を持ち、被害学生はしばき隊と立ち向う気構えを得たのである。ところで、大学がカルト集団に対してどのような対応をとっているのか調べると、愛媛大学と岡山大学の例が検索で出てきた。愛媛大学のHPにはこう書いてある。「平成17年の夏,突然に顕在化したカルト問題に対し、学生支援センター、学生生活課及びカルト問題対策会議が中心となり検討と対策を進めてきた。その中で,当該学生の親から『大学がカルト問題に対してもっと注意を払っていてほしかった』との嘆きが聞かれており、学生の状況を保護者に連絡することの必要性を強く感じる。一方、どの段階で保護者に連絡をとることが妥当であるのか、どのような方法で連絡を取ることが安全であるのかを明確にすることも必要である。学生の安全を守るためには大学側の体制の強化と意思統一が重要である。大学はカルト問題について、信条や宗教に関することを問題にしているのではなく、学生の人権を中心とした心身の安全を守るための情報を、学生及び保護者に適切に提供することを大学の責務として考えるものである。」と、こう基本指針を立てている。そして、具体的に次のような対策が示されている。

c0315619_17212293.jpg「2、学生がカルト教団に関わることで,人権侵害の恐れがあること、あるいはその危険性について、学生に対する安全配慮義務により保護者に情報を提供する」。岡山大学のHPにも同じ内容がある。まさに、今回の神戸大学のケースが同じだと思うがどうだろうか。高島弁護士は、しばき隊をカルト集団だと規定した。私も同じ認識を持っている。オウム真理教とよく似ている。「尊師」と仇名されている主宰者がいる。目的の達成のためには暴力を積極的に使い、批判者を嫌がらせとリンチで排撃し、他者の人権を考慮せず、市民社会のルールを考慮しない。独善的で奇矯な屁理屈を振り回し、アカデミーやマスコミや政界に勢力を広げて信者を増やしている。週刊誌やTogetterへの介入など朝飯前だ。そんなしばき隊に学生は関わりを持ち、内部活動の中で疑いをかけられ、関西のリーダーがいる場に深夜に呼び出されて凄絶な制裁を受けた。暴力制裁の理由はしばき隊の活動に関わるもので、私人間のトラブルによるものではない。被害者は「叛逆行為」を咎められて制裁された。そして、あの写真の顔になった。一般社会から見て、これがカルト集団のリンチでなくて何だろうか。神戸大学には緊急の対処を要請したいし、心ある者は神戸大学に通報し現状を説明して、ただちに被害学生の身柄と人権を守る行動に出るよう催促をお願いしたい。

二人目の被害者を出さないために。


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by yoniumuhibi | 2016-06-02 23:30 | Comments(2)
Commented at 2016-06-03 18:11 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by 長坂 at 2016-06-04 11:20 x
ご指摘のしばき隊イコールオウム、という事は「なぁんだ」祭りは象の被り物を被って踊る「ショーコー」音頭。小熊先生達はさしずめあの怪しい団体に、宗教的価値や意義を見出した中沢新一や島田裕己?オウム事件で一躍有名になった有田さんが、在特がカルデロン一家の近所で街宣したように「自宅訪問」を黙認?(サラ金の取り立てだって自宅や職場に行くのは禁止じゃないの) もう何をか言わんやだ。歴史は反転しながら繰り返すのか。


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