「鼓腹撃壌」と政治の世代 - 日本の政治と個体の生き方への仮説と断想

c0315619_1838628.jpg毎週毎週、全国何十か所もの都市で、安保法案に反対のデモが行われている。国会前では平日も行われていて、途切れることがなく、むしろ勢いが増している。衆院で強行採決が行われたことによって、デモに参加する市民の熱気も、それを伝える報道の論調も、安倍批判のボルテージはさらに高まっていて、国民的な盛り上がりを見せている。毎週毎週、全国で何万人もの市民が「首相退陣」を求めてデモをする風景など、これまで一度も見たことがない。3年前の脱原発運動も同じほど盛り上がったが、「首相退陣」は要求になく、6月に始まって7月末にはすぐに下火になった。今回は、6月、7月とずっと続き、8月、9月とさらに噴火の規模が拡大することが予想される。週末(7/18)、今度は田勢康弘のテレ東の報道番組が「SEALDs」を特集し、先週(7/11)のTBS報道特集に続いて学生デモを絶賛、宣伝する動きに出た。テレ朝、TBSに続いて、テレ東が「SEALDs」の応援団の中に入った。テレビ局が競うように「SEALDs」にコンタクトし、コラボ報道でブームを演出し、モメンタムの増強をサポートしている。現時点で、学生デモは「国民的」表象の獲得に成功していて、政治における正義の代表となり、悪の安倍晋三を討滅するという<物語>の構図を固めてしまった。今は内閣支持率は35%もあるが、予測すれば、これから1か月半で10%は下がるだろう。



続きの内容をレジまぐ版の方に詳しく公開しました。コメントはこちらにお願いします。ログイン画面はこちらです。


c0315619_18393536.jpg

[PR]
by yoniumuhibi | 2015-07-20 23:30 | Comments(11)
Commented at 2015-07-20 20:28 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by saheizi-inokori at 2015-07-20 20:42
安倍内閣の支持率が下がっても心が晴れないのはそこにあります。
それは民主党(松下政経塾的)のせいもありますが、その支持率がいつまた反騰するかもわからないことにもあります。
明日を楽しみにしています。
Commented by 愛知 at 2015-07-20 23:44 x
砂漠に降った雨のように貴下記事が身に染みました。読み終えて見た報ステ(7/20)は御ブログの続きを見ているような印象でした。ご指摘の通り―――「安全保障」と簡単に呼ぶ国歌の法制や政策が、実は「戦争」そのものに繋がるもので、国民を戦争に駆り立てる恐ろしい正体のものだということが―――不勉強な吾身にも、はっきりと見えてきました。少し前まで、当地の政治談議に必ず登場したのが、民社党の春日一幸さんでした。決まってその引き合いは塚本三郎さん。民社王国愛知。経営者からも巨大労組からも慕われていました。私は口にできませんでしたが、なぜあれほど思想に変節の見られた方が慕われるのか不思議でした。言ってしまえば政治力があったということなのでしょうが、今回、御ブログで民主党内右派のエートスのご教示により、単に実はノンポリの野望家じゃなかったのかという邪推が浮かびました。あくまで勝手な邪推です。中日新聞の赤崎さんインタビューご紹介にも感謝します。夕刊は取っていないため知らずにおりました。「鼓腹撃壌」の吾身もデモに2回行きました。今後も行きます。これまで家族引き連れ、必ず選挙には行く、そうしてきましたしそれで責任は果たしていると勘違いしていました。戦争を止める、布告なき開戦など二度と許してはならない。御ブログと(安倍にとって)虫けら同前の市民としての怒りだけが頼りです。
Commented by 神無月 at 2015-07-21 00:13 x
今日の記事も大変面白かったです。 私自身は終戦直前の生まれで、戦後の暮らしの本当の厳しさはあまり記憶になく、貧しくても将来は明るく、勉強もそれなりに楽しく、独身時代や子育て時代を思い出してもまさにノンポリ、あっという間の数十年でした。

二大政党には少し幻想を持っていましたが、国会での民主党議員たちの、常に「・・・全面的に反対ではないんですよ」的な討論を聞いて、これはダメだ、と確信。平和な時代に慣れきって、職業政治家になりたいがために考え出した信条なんですかね。反共路線ならまさに安倍晋三とおんなじ。みんなもっとわかりやすい旗印を掲げたら?とアドバイスしてあげたい。

世に倦む日日氏が「・・・目眩がするほどの自己嫌悪に襲われてしまう」と書かれるのも( たいへん僭越ですが ) わかるような気がいたします。しかし今は戦うべき時ですから。
Commented by ロシナンテ at 2015-07-21 01:14 x
同世代の者として。
私のオヤジは1924年(大正13年)生まれ。山形出身。今生きてれば91歳。

十五年戦争小史によれば、
1932年(昭和 7年) 8歳。満州国建国
1936年(昭和11年)12歳。ニニ六時件
1937年(昭和12年)13歳。慮溝橋事件
1941年(昭和16年)17歳。ハルノート
1941年(昭和16年)17歳。真珠湾攻撃
1942年(昭和17年)18歳。ミッドウエー海戦敗北
1943年(昭和18年)19歳。ガタルカナル島撤退
1944年(昭和19年)20歳。東条内閣総辞職
1945年(昭和20年)21歳。東京大空襲
1945年(昭和20年)21歳。沖縄戦
1945年(昭和20年)21歳。広島原爆投下
1945年(昭和20年)21歳。長崎原爆投下
1945年(昭和20年)21歳。玉音放送

若い時代を戦中に生きた人間でした。
10歳の時に奉公に出され、12歳の時、共産主義を知り、二二六事件を小躍りして喜んだそうです。
当時の東北地方の飢餓状況は悲惨そのものらしく、餓死、娘売り、が日常のようだったと伝え聞いてます。
その頃の東京は、東京音頭に代表されるエログロナンセンスの様相で、貧困と苦役と不条理の中で、
共産主義に傾倒していったようです。

岡田、野田、前原、長島、枝野、ざっと生い立ちを見ましたが、幼少期に反戦・平和を植え込まれた形跡が
見当たりません。見えたのは野心だけでした。
ここから類推すれば、彼らの親御様らがこの戦争をどのように彼らに伝えたかが見えてきます。
自民党世襲議員は更に顕著でしょう。

全ての国民が敗戦から非戦・平和に向かった訳ではなく、
一部の富裕層の子息は「緒戦は良かった、その後がまずかった。」敗戦の屈辱と領土剥奪への報復心、
を親から植え込まれてたのでは、と思います。
そんな継承がブログ主様の言われる「政治の格差社会」を構成し、その社会への加入権としての政治屋稼業で凌ぐ。
そのように見受けられます。

反骨の精神は産まれ持って有るのではなく、根源は親からの継承ではないかと思います。
ただ、私は、自分の親に、同情と感謝はするが尊敬はできません。
Commented by 私は黙らない at 2015-07-21 04:42 x
まさしく私も「鼓腹撃壌」の一人です。読みながら、何度もうなずきました。
二大政党制というのは、国民に「自分達に政権を選ぶ力があるのだ」という幻想を抱かせるための巧妙なシステムです。
労働党のブレア、アメリカのオバマが何をしましたか。チマチマした小手先の政策は多少違えど、外交、経済といった国の根幹に関わることは、保守党、共和党となんら相違ありません。政権党が一つだと、国民に「自分が選んだ」という実感がなく、かえって安定しないので、政党を2個作っただけの話です。日本もそれをマネしたのではないかと思います。
私が、今、心配しているのは、シリアで日本人ジャーナリストが行方不明になっているのではないかという情報。どこまで裏がとれているのかわかりませんが、ネット上では既に日本政府はこの情報をつかんでいるとのこと。なぜ、情報を公開しないのか、もしかしたら、安保法案反対運動を封じ込めるため、公開のタイミングを計っているのではないかと一人気をもんでいます。又ISに拘束されたとなると、「だから安保関連法案が必要なのだ」とならないでしょうか。


Commented by トム吉 at 2015-07-21 05:33 x
わたしは53年生まれです。
今、自分を駆り立てているのが狂気の政権に対する危機感なのはまちがいありませんが、ティーンエイジャーから20代、30代を、日本の一番いい時代に(それとは知らず)、ノンポリで過ごさせてもらった(過ごしてしまった)自分に対する帳尻合わせの側面があることを否めません。

朝日新聞「声」の22歳・大学院生の「日本は愛せない国になっていく」にこめられた絶望と怒りは、権力者だけでなく、団塊世代以降、わたしたちの世代に向けられたものでもあるしょう。

「若者が立ち上がってくれた」なんて、言うのもおこがましい気がして、とにかくこの正念場は行動するしかないと思っております。


Commented by 長坂 at 2015-07-21 12:03 x
私は小ニで東京オリンピック、小三で北爆開始、中一でアポロ11号で翌年が万博の世代です。軍国主義に懲りた大人達に囲まれ、憲法と旧教育基本法に護られ、排除ではなく包摂、より普遍的なものに価値を見出せと。あくまでも世界の一員としての日本、冷戦下だったが平和と協調と安定と理想に燃えられた10代だった様な気がします。

「世に倦む日日」様が何年も前からご指摘の小選挙区制の弊害、今回の強行採決で皆改めて再確認したのではないでしょうか。日本に二大政党制なんて、それこそ想像もしてませんでした。イタリア、フランス、ドイツの様な保守、キリスト教右派左派、社会党、共産党ついでに緑の党。過半数割れなら連立と、そうなると思っていました。自民と松原仁やかつては西村真悟もいた民主の二大政党って山口先生どうやって責任とるの?
Commented by at 2015-07-21 21:30 x
何気なく見たニュースで
お隣の人が怒ってた
今までどんな対話しても
それぞれの主張は変わらない

教科書には現代史を
やる前に時間切れ
そこが一番知りたいのに
何でそうなるの

希望の苗を植えていこうよ
地上に愛を育てようよ
未来に平和の花咲くまでは…憂鬱
絵空事かな御伽噺かな?
互いの幸せ願うことなど

歴史を照らし合わせて
助け合えたらいいじゃない
硬い拳を振り上げても
心開かない

都合のいい大義名分(かいしゃく)で
争いを仕掛けて裸の王様が牛耳る世は…狂気(insane)
20世紀で懲りたはずでしょう?
燻る煙が燃え上がるだけ

色んな事情があるけどさ
知ろうよお互いのいいところ!!

希望の苗を植えていこうよ
地上に愛を育てようよ
この素晴らしい地球(ふるさと)に生まれ
悲しい過去も愚かな行為も
人間(ひと)は何故に忘れてしまう?

愛することを躊躇(ためら)わないで


2年前「ピースとハイライト」という曲のサザン、桑田圭祐の言葉です。60年代、70年代シンガーはフォークと称してディランやPPMに刺激され反戦歌を商売にしました。でも、岡林信康、高田渡、友部正人、加川良、三上 寛、なぎら健壱、斉藤哲夫、泉谷しげる、忌野清志郎、ザブルーハーツに至る人々は、「自衛隊に入ろう」の様なアイロニーを歌にしながら、大衆の心に酸素を供給していたと思います。この間、ミュージシャンからの動きが無いのが気になります。お金が全てなのでしょうか?
Commented at 2015-07-22 19:57 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by at 2015-07-22 20:20 x
参議院で戦争法案が廃案になる惧れからでしょう、NHKは完全に大本営に成り下がってしまったですね。ニュースの扱いが、安倍のプロパガンダの意図しているまんまで解り安すぎます。中国の油田ガス基地建設の写真の報道、菅の弁明、何年前の写真でしょう?受信料を払わせられている視聴者を洗脳しようとの試みでしょうが、衆議院での答弁や「みんなのニュース」を初め自らのネットやTVなどに醜悪な工作物を設えて出演の安倍の言葉は、それを視る者がどんどん反安倍・反自民に傾くことを、この裸の人は理解できないのだから、取巻きの高村や下村や麻生に菅、官僚やブレーンの某教授、彼を置去りにして戦犯にされないうちに去る方が得策でしょう、助言申し上げます。だけど、ひょっとしてあなた方が安倍のシナリヲを描いて居られるのなら、貴方方がA級戦犯です。この間の安倍の軽挙妄動に米を初め世界各国の人々からの非難が集中し、党も内閣も各省庁もその対応に右往左往することになっていますよね?困惑していることが報道されているようです。
御覚悟あれ


カウンターとメール

最新のコメント

週刊新潮、私も購入。文芸..
by 愛知 at 03:38
(2の2) 豊田真..
by 七平 at 00:02
(1の2) 以前、..
by 七平 at 00:00
>究極のポピュリストで、..
by liberalist at 02:53
自民党の河村元官房長官が..
by ポー at 19:44
twitterに豊田の桜..
by ポー at 15:25
地方在住者で、東京都民で..
by きく at 00:19
橋下徹が安倍内閣に入った..
by エドガーアランポー at 17:57
今度の都議会選挙は小選挙..
by liberalist at 00:03
一番問題なのは、逮捕状ま..
by 私は黙らない at 07:13

Twitter

以前の記事

2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月

記事ランキング