3人の憲法学者による違憲判断のハプニング - NHKは審議を中継せよ

c0315619_15123634.jpg昨日(6/4)、3人の憲法学者が安保法制を「違憲」だと見解を示した件は、非常に意外で、また痛快な出来事だった。このハプニングは昨日午前中の衆院憲法審査会で起きていて、すぐにネットでニュースとして発信され、午後に波紋が広がっていたが、ネットの情報ではよく事情が掴めなかった。長谷部恭男は、かねてより集団的自衛権行使の解釈改憲に反対の論陣を張っていて、1年前のちょうど今ごろ、朝日の紙面記事に頻繁に登場している。長谷部恭男が集団的自衛権の行使に異を唱える立場の学者であることは、世間の常識で、永田町の住人で知らない者は誰もいないだろう。その長谷部恭男が国会に呼ばれ、安保法制について質問されたら、違憲だと結論を述べて責任ある説明をするのは当然のことだ。どうして、自民・公明・次世代が長谷部恭男を推薦して国会に呼んだのか。このタイミングで著名な憲法学者を参考人招致すれば、間違いなく安保法制は憲法上どうなのかという質疑になり、その是非を聴く進行に自然になる。国民はそこに強い関心があり、その興味は国会議員も同じで、安保法制の憲法判断に議論が集中しないはずがない。ひょっとして裏に何か党内政局でもあるのかと、そんな深読みを思わずするほど衝撃の敵失の発生だったが、船田元による単純ミスだった真相が夜のテレビ報道で納得できた。



c0315619_15124951.jpg産経の記事には、「関係者によると、自民党は参考人の人選を衆院法制局に一任したという」とある。「関係者」というのは船田元で、必死で言い訳して、自身の調整の失敗を「衆院法制局」に責任転嫁しているのだろうか。仮に「衆院法制局」なる第三者が推薦人の調整事務を担当したとしても、その人選を承認・決定するのは審査会幹事である船田元の権限と責任ではないか。このミスには二つの意味がある。一つは、長谷部恭男が安保法制を違憲だと批判する事態を、船田元や古屋圭司や北側一雄が全く想定していなかったという油断と慢心の笑い話で、もう一つは、自公が安保法制を合憲と判断する憲法学者を呼ぼうとしても、そのような憲法学者がいないという事実だ。昨日(6/4)の衆院憲法審査会は、(1)立憲主義と(2)違憲立法審査の問題について専門家の意見を聴く審議機会だった。改憲へ向けて国会工作の積み重ねを謀る安倍晋三と船田元が、それなりに格式のある学者を呼んで議論して時間を埋めたという形式を整えるためのアリバイ工程の一つである。そのような場に、百地章や西修や八木秀次のような右翼学者を呼んで極論を言わせ、それを議事録に残して実績にするのは具合が悪いのだ。そもそも、この面々が登壇したときは、本来の議題とした「立憲主義」や「違憲立法審査」の問題で、(与野党を問わず)委員会が満足する仕様の学問的議論を提供できたかどうか大いに怪しい。

c0315619_1513051.jpgおそらく、百地章や西修や八木秀次の憲法論議では、公明党は大いに具合が悪いだろう。自民党や次世代と付き合って国会で改憲論議の片棒を担ぐとしても、そのときの看板イデオローグに百地章や西修や八木秀次を据えることは、公明党や創価学会の基準と常識ではおよそ論外の話だと思われる。今回の人選で与党側の推薦人に長谷部恭男が指名されたことは、船田元の不注意の失敗ではあるけれど、それだけでなく、政治イデオロギー上の必然的な結果でもあり、憲法問題をめぐる自民党と公明党との立場の矛盾が露呈したアクシデントだとも言えるだろう。公明党が自らの憲法理論を代弁する学者として、百地章や西修や八木秀次ら極右異端を担ぐことはできない。一方、長谷部恭男は、現在の憲法学界の正統の権威であり、そしてまた、何と言っても、一昨年の秘密保護法の政局で名を轟かせた論者である。東大岩波の権威の憲法学者でありながら、秘密保護法案を支持して後押しする言論をマスコミで吐き散らし、反対世論を押さえ込むのに一躍買った張本人に他ならない。秘密保護法の成立で安倍晋三を助けた最大の功労者であり、市民には許しがたい仇敵のA級戦犯だ。岩波ブランドでありながら、平成の治安維持法を推進する裏切りでファシズム政権を支えた。その記憶と印象が大きかったため、船田元と北側一雄が「長谷部先生ならいいだろう」という選定に落ち着いたのに違いない。

c0315619_15131386.jpg意外だったのは、この事件をNHKが大きく伝えたことである。夜9時からのNW9で紹介されたが、いつもの歪曲の操作と編集がなく、事実をほぼ正確に伝えていた。本当は、こんなことを意外に感じるのはおかしいのだけれど、籾井勝人のNHKが官邸の私設放送局になりきっていて、安倍晋三や菅義偉の都合の悪い情報は一切排除する北朝鮮中央テレビ的な常態に慣れきっているため、昨夜(6/4)のNW9は新鮮に感じられたのだ。察するに、昨夜のNW9の番組は、その時間枠(5分から10分)を、日比首脳会談の報道に割り当てる企画と予定だった。海洋進出を強める中国に対抗して、フィリピンに武器輸出する協定を詰める問題を説明し、中国脅威論をプロパガンダし、安倍晋三の対中外交を翼賛する中身を組んでいたはずだ。その日比首脳会談の報道と中国脅威論の執拗な扇動は、当然、安保法制の政局に追い風の世論効果をもたらすもので、それを計算して安倍晋三が入念に仕込んだ奸計の一環である。ニュースにアキノの激越な中国批判が登場し、それに対する中国側の反発が映され、アキノと握手する安倍晋三のにやけた顔が出て、フィリピンへの武器輸出が正当化される論調に仕上がっていただろう。NHKだけでなく、報ステもNEWS23も、もし憲法審査会のハプニングがなければ、その時間分、代わりに日比首脳会談と武器輸出協定の話が挿入されていたのだ。雲泥の差というか、まさに天佑の逆転劇が起きた。

c0315619_15132592.jpgしたがって、今回の件は安倍晋三にとってはとんでもなく大きなストレスの打撃だったはずだ。安保法制の政局で主導権を握り直すべく、せっかくアキノとの会談の策を打ったのに、それがテレビ報道から消え、逆に憲法学者から一蹴される顛末となり、世論が盛り上がってさらに劣勢に陥る羽目になったことは、まさに切歯させられ狼狽させられる痛恨の一事だろう。船田元に電話をかけて怒鳴り散らし、佐藤勉と萩生田光一を半狂乱で責め上げて罵倒しまくったに違いない。安倍晋三はこれからG7サミットに出かけるが、国内の関心は特別委の審議に集中し、与党推薦の憲法学者が違憲だと断じているのに、政府はこの違憲法案をどう説明するのかという厳しい追及になる。特別委の参考人で再び同じ3人を呼んで話を聞こうじゃないかと、野党側はそう要求するだろう。憲法審査会で北側一雄が発言した内容も、精査されれば物議となるやりとりを含んでいるかもしれない。いずれにせよ、週末(6/7)のサンデーモーニングではこの問題に焦点が当てられ、第一の話題となる番組編成になるはずだ。安倍晋三が出る3日間の集中審議が終わり、取りつく島のない法案に手こずり、一日一日と時間を潰されていた野党側は、分かりやすい論点の出現を得て、政府側を追い詰める土俵を得た形勢となった。安保法制を合憲とする学者は誰で、どういう見解か質問して答弁させればよく、そこから次の破綻を導けばよい。この議論は、特別委の参考人質疑の本番にも関わる。

c0315619_15133656.jpg特別委の参考人質疑が、単なる形式的な消化試合の「平行線の主張の言い並べ」に終わらず、憲法学者が国民的議論のフロントに立って、この重大な安保法案の論戦をリードする形ができるかもしれない。噛み合った議論になる可能性がある。一方に長谷部恭男と小林節と柳澤協二(元官房副長官補)が座り、もう一方に百地章と横畠裕介(法制局長官)が座り、国会の場で憲法論議の応酬をやることこそ、法案の熟議を国民に提供する最善の方法の一つだろう。こうなると、どうしてもNHKに特別委を放送させないといけない。NHKの中継は、総理大臣が出席する集中審議だけというのが通例だ。が、コトは憲法解釈の変更に伴う安保法制の大転換であり、慣例を覆す意味と価値がある国会審議として十分だ。NHKは公共放送であり、国民の受信料(税金)で経営されている。将来に禍根を残さないようにするためにも、慣例を破って一挙放送するべきで、あますところなく国会審議を伝えるべきである。中継の視聴者は高齢者が多い。高齢者は政治への関心が高いけれど、ITのスキルの問題があり、インターネットの中継を見る環境にない者が多く、情報をテレビに頼っている。そして、テレビ中継がなくなると、国民(関心の高い高齢者)の目から隠れたことをいいことに、与党側は緊張感を緩めてだらけ、強行採決を睨んだ狡猾な消化試合のモードに入ってゆく。不誠実な答弁と委員長の職権濫用を組み合わせ、野党を挑発して審議拒否に追い込み、混乱と空転を演出する作戦に出る。

c0315619_15134679.jpg審議の紛糾や中断や停止になると、それを野党の責任に押し被せ、同じ質問の繰り返しで意味がないだの、真面目に審議に応じず反対しか能がないだのと、そう保守マスコミとネット右翼に流させ、強行採決をお膳立てする空気を醸成してゆく。一日一日と時間を潰し、後戻りできない状況を作り、強行採決へと日程を詰めていく。それを阻止するためには、国民の理解のためには熟議が重要だと正論を言い、NHKの中継を実現させる必要がある。野党は、幹部が揃ってNHKの会長室を訪ね、特別委の中継を要望する文書を手渡したらどうか。NHKや民放に文書を出すことは、自民党はいくらでもやっているし、放送局に足を運ぶのではなく、呼びつけて脅した上で文書要求をしている。そもそも、先週からずっと、自民党幹事長の谷垣禎一は、この法案について「まだ国民の理解は得られてない」と言い、「手だてを尽くして今後も説明し、国民に理解を求めていく」と言い続けている。国民の理解を深めるためにはどうすればよいのか。野党はその質問を谷垣禎一にぶつけ、NHKの審議中継で合意せよと要求してみたらどうか。このままNHKの中継もなく時間が経ったとき、法案がよく分からない、政府の説明が足りないという国民の不満は今以上に大きくなるだろう。であれば、国民の理解を得る努力の責任は自民党にもあるのだから、NHKの中継という「手だて」は、与野党で合意してよいものだ。谷垣禎一に拒否する理由はないはずだ。

野党だけでなく、憲法学者も動くべきで、安保法案に反対の声明を出した171人の憲法学者は、単に代表が会見するだけでなく、NHK会長に国会審議のテレビ中継を求めて面会を試みてはどうだろう。


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by yoniumuhibi | 2015-06-05 23:30 | Comments(10)
Commented by 梅子 at 2015-06-05 21:03 x
いろいろな気持ちが交錯してどのように文章にしていいのかわからないというのが正直な気持ちです。
私は地方在住なのでツイッターなどで知るしかないのですが、今若い人たちが国会前で抗議行動をしているらしく、何とそこに小林節先生もいらしてスピーチされたそうですね。
「次の世代のために、戦争を出来る国にしないという責任を果たさなければならない。」と。
右派の改憲論者なのに、狂気の政権がメディアまで支配しているこの時代に声を上げた、右左越えてその志は称えたい。
今回のこの衆院憲法審査会は増長と慢心の果てに政権がやらかした大ポカでしたが、そもそも世に倦む日日さまがおっしゃるようにあの狂気の法案を合憲などと言えるまともな憲法学者なんていないというのが本当でしょう。
このような時代に誰が何を言ったか、それは本当によく覚えておきたい。
メディアも政党も政治家個人も知識人たちも。
Commented by 愛知 at 2015-06-05 21:51 x
「長谷部先生が銀行強盗に行くからと言うので、私が車で送って行った。私は主犯か従犯かということになるが、捕まる。これが現在審議されている戦争法案。」(小林節氏)「私も小林先生と同じ意見です。」(笹田英司氏)貴下ご教授の通り、6月4日の憲法審査会は痛快無比。2時間48分、一気にすべてビデオを見ました。どこを引用すれば良いのか迷うほど。御ブログと志位さんの弁以外、これほど知的に興奮したのは久々。長谷部恭男、小林節、笹田英司の早慶3教授ががっちりスクラム組んで。「最高裁判事はチャップリンのモダン・タイムズ。ひとつの小法廷で年間3200件。判子を押す書類だけで年間2550枚。」(笹田氏)「戦争法案の委員会審議は見ていて、とても恥ずかしい。常識と非常識の言い争い。」(小林氏)ヤフーで国会中継と検索⇒衆議院インターネット審議中継を選択⇒カレンダーから6月4日をクリック⇒憲法審査会をクリック。とっても簡単。ご覧になっておられない方はぜひぜひご視聴を。いろいろな国の憲法審査の方式など興味深い話も。「日本は事件がない限り、違憲立法審査の対象にはならない。既に戦争法案の違憲を申し立てた人もみえるが退けられています。」(小林氏)最初の数分、長谷部氏の弁が退屈に感じられると思いますが、それを過ぎると長谷部氏も名こそ挙げないままの痛烈な安倍批判。後の質疑応答では強烈な小選挙区制批判。やっぱり餅は餅屋。博学。勲章云々の前記事の私のコメントは撤回します。3教授と対照的に知性と品格の欠片もない姿だったのが自民の山田。憲法を間違って記憶しているので、長谷部氏がたしなめても、間違いに気付かず。下劣の極み。参考人の意見に窮した北側は手ぶりまで交え、「先生方、日本憲法の学者は、国際法の学者より低い」と。自公で下種の極みの頂点争い。私も3教授の発言が拡散されることを願います。
Commented by 私は黙らない at 2015-06-06 03:11 x
話がすこし飛びますが。今回の安保関連法案、アメリカの変質と密接に関わっているような気がします。人種、宗教もバラバラ、アメリカ市民であっても、心情的に母国に恭順してしまいそうな人もたくさんいる国。そのような国がひとつにまとまるためには、自分達がNo1であるというプライドと国家あげての共通の敵が必要だ。冷戦時代、ソ連がアメリカの敵だった。冷戦が終結し、ソ連という敵がいなくなると、アメリカは次の「敵」が必要になった。アルカイダ、フセイン、ISISもアメリカが必要としているのではないか。
 同時に中国、BRICSの台頭で、アメリカの影響力が相対的に低下してきた。最近のアメリカを見ていると、余裕のなさを感じる。もしかすると、中国と日本を戦わせて、同時に二国とも力をそいでやろうということか。
 古き良きアメリカはいったいどこへ行ったか。
 日本の総理大臣は、日本の国益のために尽力すべきだ。
ABEは一体、誰に忠誠を誓っているのか。
Commented by 梅子 at 2015-06-06 10:53 x
昨日小林節先生のことを右派の改憲派だと書きましたが、先生は思うところあって護憲派になられたそうで、不見識をお詫び申し上げます。
昨日右派で改憲派の小林などを推薦するのが民主党の本性だということを書いているブログを読んだのですが、私たちが今何と戦わなければならないのか、立場考え方を超えて憲法学者の先生方が何に怒っていらっしゃるのか、そこを理解しなければならない。
昨日「狂気の政権」と書きましたが、今の総理大臣は「私たちの説明は全く正しいと思いますよ、私は総理大臣なんですから」と言うような総理大臣なんですよ。
お茶坊主の官房長官や与党幹部の発言を聞いても自分たちを憲法を始めとする法律よりも上の存在とすら思っている。
つまり今の政権の専横を許していれば日本はもはや法治国家ではないのです。
志井委員長の国会の質疑をいくら褒め称えても、閣議で「総理はポツダム宣言を読んでいた」と決定すればそんなものは簡単にひっくり返るのが今の日本なのですよ。
増長と慢心の結果と書きましたが、政権は憲法審査会など舐めきっていたことでしょう。
オレ様に逆らえるものなどいるはずがない、メディアも言論人も全て抑えた、彼ら(憲法学者たち)も必ず合憲だと言うに違いないと。
右だの左だのは日本が正常な法治国家の体を取り戻してからゆっくり話せば良いことで、取り合えず今の狂気(これを変換していたら凶器と出ましたが、この字もふさわしい)の政権を止めることが最優先でしょう。
話は変わりますが、女性週刊誌の「女性自身」が「あなたの子どもが戦争で死ぬ」というタイトルで記事にしたそうで、編集部の勇気と良心に頭が下がります。
女性週刊誌を皇室ネタと芸能人ゴシップ記事ばかりの低俗な雑誌だと思っていたことを反省しています。
Commented by NY金魚 at 2015-06-06 13:04 x
与党推薦の憲法学者の違憲発言は、まさに天佑だと思いますが、この審議会の以前に、国民の大多数の声が「安保関連法案=違憲」だということが伝播しています。憲法学者でなくても、だれが考えても、集団的自衛権の行使は日本国憲法の違憲です。この衆院憲法審査会の一日前(3日)の、このブログのコメント欄を見直してください。専門でない人たちが、「法案そのものが違憲」を明解に訴えていました:
◆ Commented by 私は黙らない at 2015-06-03 03:52
 素朴な疑問。
  今、国会で議論されている安保関連法案は、憲法違反にならないのですか?憲法は最高法規と学校で教わったと思うのですが。うろ覚えですが、少し前、テレビ で亀井さん(だったと思う。)が「こういうことは本来憲法改正してからでしょう、手段が姑息だ」と言ってました。国民が原告になって、憲法違反で訴えることはできないのですか?
 三権分立が正常に機能しているのなら、司法は国策に影響されてはいけないはずです。でも、もしかして、もはや司法も正しく機能していない?
◆ Commented by バンシルー at 2015-06-03 11:07
上 記コメントでおっしゃる通りの疑問を私も持ちました。憲法9条があるのに何故、許される事のないはずの安保法制の審議が公然と行われているのか。野党もそれをふまえた上での質問で、この審議のうやむやにされそうな点を暴いて欲しいのに、むしろ法案に賛同した上で質問に立っているような印象を与える方もい らっしゃる始末。どうしたのですか? 裏取引でもあったんですか? もう諦めていらっしゃるのですか? と、問いただしたくなります。明確に反対しないのは、賛成したのと同じだと考えるのは乱暴でしょうか。(以下実際のコメント欄でどうぞ…)
Commented at 2015-06-06 22:32 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by 梅子 at 2015-06-07 13:16 x
本当に度々申し訳ありません。
間違いがありましたのでお詫びして訂正します。
小林先生は今でも改憲論者でいらっしゃるそうです。
5月末に書かれたものの中でご本人がおっしゃっているので間違いありません。
大変ご迷惑をおかけしました。
しかし右派の改憲論者でさえ今の政権はおかしい、戦争法案は成立させてはいけないと言っていることは大変な重みがあると思います。
ネトウヨたちは今回の憲法学者の先生たちを早速サヨク呼ばわりしていますが、彼らは先日、首相は談話の中で侵略したことを認めたほうがいいと言ったことで北岡伸一までサヨク呼ばわりしていました。
間もなく彼らがサヨク呼ばわりしない人はよほどアレな人たちだけになってしまうでしょう。
Commented by 愛知 at 2015-06-07 20:18 x
戦争が目前に迫っているのに、反ファシズム統一戦線の呼びかけがなく、その必要を焦る声すら上がらない。そうした惰眠の状況に異を唱える者も現れない。―――2015年4月27日の御ブログの記事から引用させて頂きました。その後、2015年5月27日、米太平洋軍司令官に就いたのが、海軍大将、Harry B.Harris Jrという日系米国軍人。1956年ないし57年、横須賀生まれ。父は米海軍上級上等兵曹、母は日本人。英語版ウィキを読んで慄然と。鳥肌が立つ。日系人として米国海軍の最高位に上り詰めた彼の輝かしいキャリアの紹介。その結びは、彼が提唱する北朝鮮脅威論。よくもまあ、そんな脳味噌で、最高位にまで上り詰められたと呆れ。まともな日本人で北朝鮮が脅威だと思う人などいない。一度、ソウルから板門店まで行けば、朝鮮半島での南北開戦などありえないことは目に見えている。北朝鮮脅威論など、中国の代貸し以下の存在への因縁という外ない。それとも本当にソウルを火の海にできるんですか。鳥肌が立ったのは彼のキャリアにではなく、貴下、ご指摘の開戦の現実。冒頭引用させて頂いた記事は、ことばそのままの真実。科学的客観的分析の結晶。英語版ウィキで太平洋軍司令官のキャリアを知り、あらためて貴下ブログの真実の叫びを痛感いたしました。戦争法案が成立すれば、即、開戦。ハリスのキャリアが「母は、昔あった日本という国の生まれ」に書き換えられるだけ。本当に悔しく、情けなく。このままではチビ孫たちに申し訳が立たない。泣いて詫びる私に「じいじは何も悪くない」と、髪が焼け、息絶え絶えで咽ぶチビ孫たちの顔が浮かぶ。自衛官は誤射したこどもの末期の顔を見ることに。「苦しい。水が欲しい」と。帰国したとして、どうやって子や孫を抱っこするのですか。何が何でも安倍の独裁は止めなければ。
Commented by 良子 at 2015-06-08 12:49 x
今、衆議院のネットで
日本国憲法及び日本国憲法に密接に関連する基本法制に関する件(憲法保障をめぐる諸問題(「立憲主義、改正の限界及び制定経緯」並びに「違憲立法審査の在り方」))
にアクセスできないのは?

なんだか怖いです。
Commented by 愛知 at 2015-06-09 00:48 x
良子様、パソコンに詳しくないので、ご指摘の現象の原因は不明ですが、現在は普通に見られます。お書きになられたタイトルをなぞって検索すると議事録が現れました。議事録は少し前に検索した時も5月7日までしかアップされていませんでした。もしも6月4日の憲法審査会をご覧になられたいのであれば、上でご紹介申し上げた方法をお試し下さい。議事録ではなく動画ですが。


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