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「政府関係者」を助けて政局介入するべきだった孫崎享と天木直人

「政府関係者」を助けて政局介入するべきだった孫崎享と天木直人_c0315619_15365521.jpg1/20の動画公開から始まったイスラム国人質事件は、安倍晋三の2年余りの政権運営の中で最大の危機が訪れた局面だった。特に、翌日1/21に「政府関係者」がリークを始め、11月から身代金要求のコンタクトを受けて政府がメール交信に及んでいた事実を暴露し始めたとき、安倍晋三は顔面蒼白になったはずだ。なぜなら、全ての事情を知るこの「政府関係者」が、何もかも明らかにしたら、身代金を拒否し続けて後藤健二を見殺しにした真相が天下に曝されてしまう。見殺しを指示したのは安倍晋三であり、また、人質の命がかかった交渉が極秘裏に継続しているのに、それを隠し、無視して解散総選挙を強行したのは安倍晋三だったからだ。こんな事実が「政府関係者」の口から漏れ、さらに、それを証拠づける内部文書が野党にタレ込まれ、国会質疑の生中継中に爆弾炸裂の事態になれば、内閣は一瞬で吹っ飛んでしまう。まさに、安倍晋三にとって絶体絶命の政局が見えていた。「政府関係者」のリークは(誰もが意外な)反旗だった。安倍晋三側からすれば、本来、絶対にこのタイミングで外に出してはいけない情報である。結果的に、後藤健二殺害の直後から、安倍晋三は猛然と反撃して鎮圧に成功、「政府関係者」を粛清して口を封じ、鉄の情報統制とマスコミ管理でこの政局を乗り切るのだが、それは危機一髪のことだった。



「政府関係者」を助けて政局介入するべきだった孫崎享と天木直人_c0315619_1537742.jpg「政府関係者」のリーク、すなわち外務官僚系の造反は、1/21に始まり、1/23にNHKの関与を告発するネット記事となり、1/26には週刊ポストの内幕記事となり、怒濤の勢いで続いて行く。その間、1/23の報ステで、古賀茂明による強烈な安倍晋三批判の一撃があり、世間の空気は安倍晋三批判への流れへと傾いていた。1/23の夜、到着した那覇のホテルでこの発言を見て、私はテレビの前で小躍りして昂奮した。翌日と翌々日、辺野古のゲート前で座り込みする集団の一人となったが、その3日間(1/23-25)、投稿したBlog記事に空前のアクセスが集中していた。まさか、その2週間後に内閣支持率が5ポイント上がる結末になるなど、誰も想像できていなかったことである。1/25に湯川遥菜の首が切断され、事態が展開して関心がヨルダンの人質交渉問題にシフトし、膠着状態となり、さらに2/1に後藤健二が殺害されてからは、「政府関係者」のリークはピタッと止まった。事件についての政府側の説明は、世耕弘成と宮家邦彦が厳重に仕切り、この二人の口以外は完璧に封殺され、報道管制から外れた情報がマスコミやネットに出回る状況はなくなった。11月以降の「経過説明」は、安倍晋三を完全に免責する<物語>になり、身代金要求を政府が把握したのは12/3だったという<事実>に捏造工作されて、それが国会答弁で既成事実化された。

「政府関係者」を助けて政局介入するべきだった孫崎享と天木直人_c0315619_15371977.jpg「政府関係者」の造反は中途半端で、倒閣の賭けまで決意した徹底したものでなかったため、安倍晋三の逆襲であっけなく平定されてしまった。「政府関係者」は何をめざしていたのだろうか。あの序盤の造反の動機と目的は何だったのだろうか。私は、外務官僚が身内を救出しようと必死に抵抗した一幕ではなかったかと推測している。この外務官僚は、1/20に映像が公開されたとき、イスラム国側の要求に従って、72時間以内に日本政府が何らか前向きな態度に出て、何とか後藤健二を救出したいし、救出できると、そう考えていたのではないか。マスコミ報道を使って、安倍晋三との間で対策の駆け引きに出ていたのだ。つまり、身代金を払えと安倍晋三に迫っていたのである。最初の要求は10億円だったから、その金額を払うことで水面下で無事に決着できると、そう「政府関係者」は踏んでいたと思われる。もし、安倍晋三がそれを決断しなければ、もっと真相をマスコミに暴露してやるぞ、11月からの安倍晋三の対応の中身(メール返信の指示=見殺し)もバラすぞと、そう脅しをかける政治暗闘に出ていたのだ。その解決策は、基本的にはフランスやスペインの前例を踏襲するもので、日本が同じことをしても国際的に非難されるものではなかった。また、イスラム国とのパイプは、NHKのニュースで「広報担当」が紹介されたように、ずっとリアルタイムで繋がっていて、政府の意思はすぐに通知することができた。

「政府関係者」を助けて政局介入するべきだった孫崎享と天木直人_c0315619_1537309.jpgこの「政府関係者」の外務官僚は、後藤健二をイスラム国に潜入させたミッションの責任者であり、後藤健二は言わば自分の部下であり、その妻はJICA職員という身内であり、どうしても生還させたかったのだろう。安倍晋三に造反するという、今では恐ろしくて誰もできず、考えることすらできない無謀なことを、この「政府関係者」はやってしまった。だが、このバトルは最初から「政府関係者」に不利で、なぜなら72時間経てば最悪の結果が出るのであり、72時間中に安倍晋三を動かすことができなければ、バトルに敗北するという先の展開が見えていた。敢えてこう書くが、安倍晋三は、内心、イスラム国に、人質を早く殺せ、早く殺してくれと、祈るような気持ちだっただろう。早く人質を殺してくれなければ、自分が失脚してしまう。人質生存のまま時間が長引けば、「政府関係者」の小刻みな真相リークが続き、驚いた世論が沸き立ってバトルは安倍晋三に不利になる。事件発生から5日目の1/24が、安倍晋三が最も窮地に追い込まれていた瞬間だった。われわれからすれば、安倍晋三を追い詰めて、支持率激落に政局をキャリーする攻勢と気運のピークだった。結局、安倍晋三は粘りきり、イスラム国は二人の首を落とし、「政府関係者」は目的を達せられず造反に失敗する。「政府関係者」は見通しと詰めが甘く、安倍晋三を動かす戦略戦術が不十分だった。倒閣のリスクテイク、つまり安倍晋三と差し違える覚悟ができていなかった。

「政府関係者」を助けて政局介入するべきだった孫崎享と天木直人_c0315619_15374077.jpg安倍晋三に幸運が味方したのは、何と言っても、左翼が我を忘れて後藤健二礼賛のオルギーに舞い踊ってくれたことだ。本来、この「政府関係者」のリークにフォーカスし、真相究明の視点と軸足を変えず、一点にエネルギーを集中させ、左翼リベラルは安倍晋三を追い詰めなくてはいけなかった。ところが、左翼は、政府がマスコミを使って連日周到に仕掛けた後藤健二神格化の宣伝に魅惑されて耽溺し、美化され聖化された「平和と子ども」のシンボルに帰依、真相解明を忘れて"Je Suis Kenji"祭りに狂い踊るフェーズに転じる。反原発の主張と共に母親が出現した1/23以降、左翼の主たる関心は後藤健二の称賛運動に移り、真相究明によって後藤健二の意味づけがマイナスに失墜することを恐れ、政府・マスコミの扇動に乗って自ら思考停止するようになる。自己同一化したシンボルの後藤健二が、政府工作員という悪玉だと具合が悪いからだ。1/25以降の中だるみの期間、マスコミはさらに後藤健二美化のボルテージを上げ、刷り込み工作のシャワーの洪水を増やし、それに条件反射した左翼がTwで後藤健二礼賛の合唱を繰り返した。真相究明の視角と営為は、後藤健二を不審視する立場と認識に導いてしまう。その認識は左翼にとって用済みになり、逆に禁忌される危険思想となった。真相究明の鋭い理性的世論で圧倒することだけが、安倍晋三を追い詰める手段だったが、追及主体のはずの左翼がそれを情緒で放棄するパラドクシカルな政治構図が実現してしまった。

「政府関係者」を助けて政局介入するべきだった孫崎享と天木直人_c0315619_15375375.jpgこの局面で、どうしてもハプンして欲しかったのは、孫崎享や天木直人など、いわゆる良識的リベラル派の外務省OBによる真相解明の言論助力だ。爆弾の投擲が必要だった。安倍晋三の心胆を寒からしめるリークを匿名で行っていた「政府関係者」は、この二人の後輩の官僚だ。霞ヶ関と永田町では、誰がマスコミにリークしているか簡単に判明していただろう。孫崎享と天木直人のアンテナには、「政府関係者」の情報は引っ掛かっていなかったのだろうか。外務省の狭い界隈を熟知して内部に人脈を持つ者なら、昨年の11月から何が起きていたか、後藤健二が何者か、10月末のイスラム国潜入のミッションがどういうものだったか、その全貌を、根拠を立てて仮説構築することは容易だったはずだ。そうした分析と推理の提供を期待できるからこそ、外交に詳しい専門家という評価を得られるのだろう。後輩は、無謀ながらも安倍晋三に対して反逆に出ていたのであり、部下たる後藤健二の命を救おうと一心不乱だったのだ。先輩である二人は、この後輩の蛮勇を助けて支援するべきだった。リークを増幅させ、真相に近づけた言説に組み立てて世論を喚起し、安倍晋三を屈服させる強力な言論工作に立ち回るべきだった。この政局に大胆に介入して、外務省の中を反安倍に染め直す政治に挑戦して欲しかった。嘗てのような人命重視の外務省に旋回させる、そうした契機をこの政局から媒介する原動力になって欲しかった。一般論の解説は不要で、それは高橋和夫でいいのだ。

この二人が「政府関係者」を助けて真相に割り込み、政局を主導していれば、左翼が後藤健二礼賛ムーブメントに狂躁して思考停止に陥ることもなかっただろう。


「政府関係者」を助けて政局介入するべきだった孫崎享と天木直人_c0315619_153878.jpg

by yoniumuhibi | 2015-02-13 23:30 | Comments(20)
Commented by 権兵衛 at 2015-02-13 17:16 x
真実を知りたくて、こちらのブログに日参しています。
取り急ぎですがTwitterのリンクからだと、本日UPしたツイートのリンクからは、こちらのブログに来る事ができますが、それ以外の日のリンクからは、警告メッセージ「警告:このリンクは安全でない可能性があります」が表示されます。その下にあるURLをコピペすれば、こちらへ飛びますが(PCからですが)何か変ですよね?ブログ主さん、確認して下さい。このままでは、Twitter経由でこちらのブログに辿り着けないかもしれませんので。
Commented by 石畳 at 2015-02-13 19:31 x
ヨルダンのパイロットがあのような結末を迎えてしまったことも、安倍首相にとっては追い風になりましたね。
もしヨルダンが交渉による救出に成功していた場合、馬鹿の一つ覚えのように「テロには屈しない」と繰り返すのみで何もしなかった首相の対応に、はっきりとわかりやすく疑問を残すことになっていたでしょう。

しかし、フランスではシャルリーエブド襲撃事件後、不人気のオランド大統領への支持率が20ポイント上昇したとのこと。
国家が脅威に晒されている時、政権の支持率は大きく上昇するものだといわれますが、世論調査お得意の誘導的な質問手法を駆使しても5ポイントの微増が精一杯だった。
という見方は楽観的すぎるでしょうか?
Commented by カプリコン at 2015-02-13 19:34 x
本当に歯痒いですし悔しいです。
ブログ主様の記事のように時系列で起きたことや人と人のつながりをじっくりと考えていくと、今回の政府の対応は怪しいことだらけです。それにイスラム国の日本人殺害事件を利用して憲法を変え戦争のできる国に一気に近づけようと言う魂胆も見え見えです。冷酷です。

さて、スマホのツィッターからだと記事のurlをクリックすると「読み込むことができません」と表示されブログの記事に飛ばないです。併用して使ってるjantterというツィッターアプリだと大丈夫でした。先日の記事が削除された件といい恐ろしですね。本当にここは民主国家なのでしょうか。

今週の週刊ポストが安部首相の対応を批判している記事を頷きながら読みました。「安部の国民を虐殺する」〜恐怖ゲームの代償〜
の中に「安全な場所に身を置き、勇ましい言葉で国民の生命を危険に晒している張本人は安部首相だ」とあります。

いつまで続くんだろうこの政権。
Commented by まゆ at 2015-02-13 19:44 x
マスコミは真実を追求し、正義と勇気で国民に伝えなければいけないのに日本のマスメディアは落ちたものですね。こちらのブログ主様は、本当に素晴らしいと思います。公明党の皆さん、平和の党と謳っているならばどうか安倍晋三の自民党の暴走を止めて下さい。でなければ平和な日本はアメリカナイズされた軍国主義の恐ろしい自民党政権によって戦争へと進んでしまいます!創価学会の皆さん、どうかお願いします!
Commented by 現在完了型 at 2015-02-13 19:55 x
(ISの早急殺害が安倍政権を助けた) 確かにそういう関係でした。ズルズル延ばされたら官邸はダウンだったのに…ところが後藤氏賞賛は、人質交換阻止したと言われた米国側から出た。大統領に続きあのサマンサ・パワー国連大使からも更に。ISと米国とから、安倍政権は救援されたという動的関係。この宗主国緊縛たるや官僚人士には著効?
jica理事長が集団的自衛権を答申賛同した時点で海外組を見捨ててていた訳だ。とすると政府筋「造反」自体の意味は脅し兼ガス抜き「ちゃんとやれよ」の管理ジャブ?

とは言え小泉純一郎と同じ位の支持率世論調査だっちうこの大嘘を「識者」が後追いで是認したかのように成ってしまっている事態もまた、安倍翼賛の結果空気を醸している。ウソはウソだとその時に厳しく指摘すべきで、そういう現実瞬間の批判を集団で世論がやらないと、ドンドン流されて行って、今そうなっていると思う。今は一部twボヤキだけだ。現実の団結した姿として立ち現れ、識者知識人団体、政党…諸組織が即座に会見反撃して呼びかけ、反論国民運動をその度毎に起こして欲しい。戦争改憲の暗躍策動が、秘密保護法されようとしている毎日だからこそ是非と願う。
Commented by 半覚醒状態 at 2015-02-13 21:43 x
確かに政府関係者のやり方は如何にも中途半端で、一旦始めればやるかやられるかの状況になるという読みが出来ていなかった。この問題を実際より過小評価していたとしか思えず、そうなると目的は主様と同じだったと考えます。これが耐えず命の危険に曝されている民族と平和ぼけした民族との違い、認識の余りの甘さと言わざるを得ません。バックには恐らくユダヤ系メジャーも糸を引いていたでしょう。大切な局面であればあるほど、ある種の冷徹さを必要とする完遂が絶対条件となりますが、この弛緩しきった国民は、特殊な立場にある人間でさえ、この程度でしょう。
Commented by ふ~ at 2015-02-13 22:07 x
今、ここまではっきりと表現するブログ主の勇気に、尊敬の意を称したと主に、これからも応援します。
この勇気が、広がって今の流れを変えていく力になっていくことを心から願います。
今回、なにを交渉してきたというというのだろう。失敗したとはいえ、日本のどういう動きがひとつでも効果的だっただろう?
結局、交渉力がないから武力で力をみせつけようとするのだ。まだ武力で解決しようとするから交渉力が身につかないのだ。
武力暴力で利を追うような積極的平和(???)主義国になってほしくない。国際社会からの尊敬を失う。そして、これから育っていく子供達にそういうやり方が正しい生き方なのだと教えたくない。
戦うのは、自然災害だけでたくさん。
Commented by 匿名 at 2015-02-13 23:42 x
某有料ネットマガジンで
NHKと後藤さんのことが
ちょっとではありますが
書かれています。
ワイングラスの向こう側という
エッセイの最新版です。

渋谷のワインバー経営者の方が
執筆されています。
後藤さんは常連さんだったそうです。
ただいまの期間は
無料で読めるそうなので
よかったら読んでみてください。
https://cakes.mu/posts/8328?r=20150213f

以下引用

『最初にご来店された時のことはもう覚えていませんが、仕事でNHKにいらっしゃることが多かったそうなので、一番最初はNHK関連の方が連れてきてくれたんだと思います。』

とあります。
NHKからの
ジャーナリストとしての後藤さんへの信頼感は
きっと強かったのだと思います。
NHK御用達ジャーナリストとなれば
安倍総理の目にもきっと留まったはずでしょう。
もしかしたら、
世に倦むさんの推論の通り、
米国のCIAに、
誰か民間人をイスラム国に潜入させて
人質にさせて殺害させ、
日本もいい加減、戦争ができる国になって
景気を良くしないか?
対中国も視野に入れてそろそろ
動き出さないか?
と打診されたのかもしれません。
オバマや米大使の
後藤さんに対する過剰美化の賛辞が
本当に胡散くさく聞こえますよね。


Commented by Masa at 2015-02-13 23:53 x
確かにtwitterが妨害してますね。たぶん政府に依頼された工作員(電通内にあるそうです)がtwitterに不正サイトの申告を大量にしてるのでしょう。
Commented at 2015-02-14 01:34 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ロシナンテ at 2015-02-14 20:12 x
ツイッターが妨害というよりも、エキサイト側でブログ設定に何か仕掛けた感じですね。18禁的な有害ブログ指定みたいの。

ツイッターの短縮URLから最新記事には問題なく飛べました。過去記事に出るようです。
音響カプラでパソコン通信やってたブログ主さんには今更の話とも思いますけど、ご一報。
Commented at 2015-02-15 09:42 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by dolphin at 2015-02-15 11:49 x
ヨルダン政府の決断に納得できないでいます。
その他の数々の疑問にここで納得することができ、感謝しています。

あの時点でパイロットが死んでいたという確証が、ヨルダン政府にあったのか?です。

万一生きていて、IS(イスラム国)の言う通りだったら。

後藤さん殺害の直前に、パイロットを焼死させ、ビデオを作る。
後藤さんを斬首しビデオを作る。
編集に手間のかかるパイロットの映像の方が、
後にUPされるわけですよね。

経過を追うと、日数的に辻褄が合います。
シンプルに考えると、ISは有言実行。
宣言したことを、そのまま実行している。
それなりに筋が通っています。
身代金を人質交換にしたのも、
イスラムでは同じレベルなので。
(湯川さんの殺害時期についてはもっと前だと思いますが。)

もし、リシャウィ死刑囚を差し出さないことで、
パイロットが殺害されていたとしたら、
それこそヨルダン国民が沸騰するどころか、
爆発して軍の言うことを聞かなくなっていたと思うのです。

そこのところをヨルダン政府はどう考えていたのか?
どうしてもわかりません。
Commented by dolphin at 2015-02-16 21:15 x
ヨルダン政府の対応について、あまり考えたくない仮説を述べさせてください。

アメリカに「テロに屈しない日本」だと認めてもらうためには、
「身代金を支払わず、交渉に応じず、人質を見殺しにする」
これしかないのです。
アメリカと同じ対応を取るしかないのです。

ヨルダン政府が日本政府の了解なしに、
期限の日没直前に、
「リシャウィ死刑囚は、まだヨルダン国内にいる」
なんて言えるものでしょうか?!

この発言は日本政府がそうさせたのでないでしょうか。

ヨルダン政府からリークがあれば、
もしそうなら、
安倍政権は終わりです。

パスポート取り上げ事件がありましたよね。
ヨルダン政府に取材されると困ることがあるのでは?

「日本政府は人質を見殺しにしたのではなく、
後藤さんとリシャウィ死刑囚の交換の妨害をした。」

こう考えないと理解できないのです。
Commented by ミイ at 2015-02-16 21:39 x
このブログ主さま、本当にすばらしいです。日本のマスメディアはだらしなく落ちてます。真実を報道しないことに疑問を感じない日本国民も落ちてますけどね。いつまでも平和ボケてたら気がついたら遅かった…ってことにならないよう常に政府に関心をもたないと大変なことになりそうです 自民党の、安倍総理の暴走に歯止めをかけるのは同じ与党の公明党議員の皆様。頑張っていただかないと困ります。世界平和を願っている創価学会の皆様も日本のために頑張ってください。
Commented by ピザ屋 at 2015-02-16 21:47 x
このブログに出会えてはっきりと見えて来ました。
黒い何かが繋がって戦争に引きずり込もうとしている。
何としてでも憲法9条改正は阻止せねばと切実に思います。
その為に国民一人一人が具体的に何をすべきなのか?
そのことで頭がいっぱいです・・。
Commented by 名無しの権兵衛 at 2015-02-17 02:18 x
政府の対応、マスの報道、安部総理の発言、行動の気持ちの悪い引っかかりが、こちらのブログを読み、明確に確信に変わった気持ちです。
悲しいかな日本は、湯川氏、後藤氏を”利用”しました。
毎日の報道も事件後、急になくなりましたよね。原因や真相追及すらしようとしません。いつからかこの国は、間違えた方向に向かってるとしか思えません。
Commented by at 2015-02-17 03:07 x
全国紙に、キャンペーンはできないのでしょうか?
その為の募金とか?

戦争に加担したくないです。
Commented by まゆ at 2015-02-17 10:00 x
朝○新聞に日本版CIAの是非との記事。やはり湯川さんと後藤さんは、ブログ主様の言われたようにスパイ的な人達だったのでしょうね。スパイを行うという事は、憲法の理念に反すると説明がありました。人質事件とは関係無いですが、同じく昨日の朝○新聞一面に黒い雨認定拡大へ広島被爆者の方々が集団提訴すると掲載されていました。二年前に科学的根拠が無いとして認められなかったものです。国が勝手に興した戦争にもかかわらず国民に冷たい。今後戦争屋、安倍晋三によってまた数え切れない国民が犠牲になってしまう恐れ。国民を守る平和主義的とうわべだけ。国民は、これ以上騙されていてはいけないと思う!戦争の過ちを繰り返さない為に。
Commented at 2015-02-17 19:51 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。


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