「STAP細胞」から「STAP現象」へ - 定義を改竄する理研のアルケミー

c0315619_16305047.jpg当初、笹井芳樹についてはシロだと確信していた。笹井芳樹が捏造に関与しているという疑いは抱いていなかった。その理由は、不正に手を染める動機が考えられないからであり、功なり名遂げて科学世界の雲上人となり、いずれ文化勲章も首にぶら下げる身の笹井芳樹が、そのような人生を棒に振るリスクを冒すとは思えなかったからである。心証が変化したのは、4/16の会見を見てからだ。言い逃れと他者への責任の押しつけに終始した醜い口上を聞き、そして、小保方晴子と共に「STAP」論文のNature採択に狂奔した2013年の姿を想像し、さらにそこから、今年2月の疑惑発覚後の二人の不審な行動を訝ると、本人も何らか改竄や捏造にタッチしていたのではないかという疑念を拭い去れない。大隅典子の反論記事は、笹井芳樹が「STAP細胞」の存在を合理化する根拠の3点全てに対して、真っ向から疑義を唱えて反駁し、「STAP細胞」そのものが捏造の産物ではないかとする見解を示している。もし仮に、大隅典子の記事のコメントが指摘するように、ライブセルイメージングの観察と解析のプロセスで、そこに操作や偽装が入っていたなら、笹井芳樹の関与は免れないことになるだろう。笹井芳樹には不正の動機がないと思った。だが、よく考えれば動機はあるのだ。それは、後から、下から這い上がってきて、自分を追い越した山中伸弥へのリベンジの執念である。人間の欲はどこまでも深く、男の嫉妬は凄烈だ。



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by yoniumuhibi | 2014-04-22 23:30 | Comments(3)
Commented by momoji at 2014-04-22 22:11 x
 屁理屈をこねるのは、日本では長らく恥ずかしい行為だったはずだ。
 テレビの討論会で「なぜ人を殺してはいけないのか」と質問した高校生に、その場にいた文化人と呼ばれる大人たちが、誰一人まともに答えられないという事件があった。高校生の質問そのものは、若者にありがちな物言いの典型であり、驚くほどのことはない。
 この番組が事件だったのは、大の大人が、「屁理屈を言うな」「悪いものは悪い」「それが分からないのはお前が馬鹿だからだ」といった毅然とした態度を取れず、全員うろたえてしまった点にある。こんな質問に対しては、「答える必要などない」と頭から一喝すべきだった。
 他人の論文の文章を、何の断りもなく自分で書いたかのように盗用すること(つまりコピペ)が悪いのは、当たり前であり、議論の余地などない。「悪気がなければ悪くない」というのは屁理屈だ。
 画像を他のものとスリカエるのは悪いことだ。「理由によっては悪くない」などということはあり得ない。
 悪いものは悪い。
 屁理屈を恥とする高い教養を持っていた我々日本人が、今まさに自滅しかけている。なんとか踏み止まりたい。
Commented by わかめ at 2014-04-23 01:50 x
>果たして笹井芳樹は、(1)-(5)のうち、何を再現せよと
>小保方晴子に言っているのだろうか

本来ならば(1)-(5)のすべてを再現できなければいけないはずですよね。

しかし、小保方さん的には
「緑色の発光を200回見た=STAP細胞はありまぁす!」
なんだと思います。
この点について笹井さんの会見で質問していた記者がいましたが、
笹井さんは「彼女が何をもって成功としたのかはわからない」と
ここでも詭弁を弄していましたね。

雲上人が存在して構いません。数億の報酬を得ても良いと思います。
それが公正な方法で真摯に真実を追求し、日本と日本人、
ひいては人類のために発見をもたらしてくれるのなら、ですが。

この一連の騒動を見ていて感じるのは、山中先生は誠実さを
全うしているからあそこまで辿り着けたのだろうな、ということです。
ただ、誠実に研究を続けていても報われない人も多いでしょう、
だからこそ小保方・笹井両氏のような人は許せません。
Commented by 瀕死の研究者より at 2014-04-23 06:18 x
これまで先人が残してきた叡智の上、巨人の肩の上に乗ることにより、オリジナリティーのある知見を見出し、それを証明し、人類に貢献しようとする過程こそが科学の本質である。小保方らはこの神聖なる過程を、不正と言葉のすり替えにより汚した。まさに科学に対する冒涜であり、人類の為に先人が築いてきた叡智に対する侮蔑である。最初の査読者は小保方論文が怪しいことを既に見抜いていた。世界中の叡智が集まるここボストンでも、生き残りをかけ、不正に手を染めようとする者が少なからずいる。ただ彼らはすぐに淘汰され、研究室を去っていく。不正に手を染め科学を冒涜した者は科学界から去る、至極簡単な科学界の常識である。小保方は進むべき道を間違えた。彼女の非凡な演技力を活かし、絶えず人の注目を浴びて悦に浸れる芸能界に入るか、類まれな空想力を発揮できる物書きになるべきだ。人類の為に貢献する資格はない。


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