「いじめ問題」に化けた小保方事件 - 西崎文子の愚論と山中伸弥の正論

c0315619_17215261.jpg小保方擁護論の怒濤の洪水に驚く。不正を不正として直視せず、不正の事実を認識せず、脱構築的なメンタリティーに流れて、軽率に擁護の論陣を張る者ばかりが群れ踊っている。これらの殆どは、小保方晴子の不正についての真相情報を自ら確認せず、改竄の中味に無知なまま、気分に任せて、主観的に擬似的な「弱者擁護」に与している連中だ。異常を嘆くしかない。マスコミ関係者は、科学の知識がなく、事件の概要を正確に説明できないため、感情論と興味本位の上滑りの進行に任せ、結局のところ、理研叩きの論調にシフトし、理研を叩くことで結果的に小保方晴子を庇護する報道になっている。「マスコミが小保方晴子をバッシングしている」などという主張は、根拠のないフィクションで、フレーズ化されたデマですらあり、実際は、マスコミは理研を叩いて小保方晴子の擁護に回っている。大衆の俗情心理に迎合している。こうして、そのマスコミの空気に乗せられて、小保方擁護派ばかりが無闇に増殖する状況になった。研究不正の問題はどこかへ消えてしまった。多数となりつつある擁護派にとっての「小保方問題」とは、すなわち、「小保方さんを理研とマスコミと世間がいじめる」問題となって、もはや構図が変質してしまっている。「研究不正」の問題ではなく、「弱い者いじめ」の問題にすり替わった。理性を欠く大衆がそこに意識を集中させ、口角泡を飛ばして議論に熱中している。今、叩かれる対象になっているのは、理研と小保方批判派だ。



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by yoniumuhibi | 2014-04-08 23:30 | Comments(19)
Commented at 2014-04-08 19:55 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by 柿右衛門 at 2014-04-08 22:55 x
>小保方氏は「論文のミスで騒がれたが、STAPそのものは間違いなくある」と話しているという。

「私は雪男を見た」と言う人がいるとする。その写真を撮ったという。実は、その雪男は人間がキグルミを着て歩いた偽装だとする。画像を分析したら、おかしな箇所がいっぱいある不自然なものだとしても、見た者は「雪男がいる」と主張する。
だれかが、キグルミを着せた人間、キグルミを着て中に入っていた人間をつかまえて白日の下に晒さなければ、永遠に押し問答が続く。
「雪男を見た」と主張して戦うつもりの人間は、公の場に雪男を連れてくることができるのであろうか。
過呼吸になったりする修羅場は見たくないものである。それでなくても「イジメ」などというおかしな詭弁がまかり通っているのであるから。
明日の小保方劇場やいかに
Commented by Germany2015 at 2014-04-08 23:40 x
いつも大変示唆に富む記事を届けていただき、ありがとうございます。

企業で一研究者として日々実験を行っています。
今回の問題、筆者に深く共感します。
同時に、小保方が行ったこと、弁解については本当に許しがたい。
研究者としての矜持が感じられない。また、日本の科学界、特に再生医療に携わる研究者、また、研究者を夢見る子供たち、学生たちにどれほどダメージを与えたのか、小保方は考えたことがあるのでしょうか。

少なくとも早いうちにデータの改ざん、ねつ造について謝罪しないと、取り返しのつかないことになるように思います。
Commented by ゆたか at 2014-04-09 03:15 x
>理研ですら「STAP細胞は仮説に戻った」と言っているのに

まったくですね。

事実をたどれば、

1 或る研究者が、論文を根拠にSTAP細胞の発見を発表した
2 後日、その論文に致命的な瑕疵があることが明らかになった

こういう経過ですから、そこでこの話は終わったはずです。
弁護士を立てて争う問題など、ここにはありません。

再実験などという道楽は街の好事家にでも任せればよろしい。
歴史と伝統を誇る天下の理研が税金を使って行うべき事業ではないでしょう。
Commented by Columbites at 2014-04-09 18:19 x
西崎某の戯言を聞いて我が耳を疑いました.この人は本当に研究者なのでしょうか?

成果を公表する栄誉を一身に浴びるかわりに,もし内容に不備や瑕疵があれば,例えそれが共著者の失策によるものだとしても,全ての責任を負うのが論文の筆頭著者です.これが古今東西で受け継がれてきた学問の世界の「掟」であり「武士道」です.それを理解していない者は,少なくとも今回の「論文投稿の責任」について語るべきではありません.

「チェック体制云々」など全くの見当違いです.そんなものがなくても矜恃を保てるか?保てる人間をどうやって育てるか?育てられなかったのは何故か?こそが問われるべきだと思います.
Commented by 柿右衛門 at 2014-04-09 23:54 x
小保方氏の不服申立書の矛盾点がどんどんUPされている。
ツイートしまくっている理系の人材を、新聞社が一時的に臨時雇いにして記者会見に出せぬものか。どこかのTV局のアホな質問は時間のムダ。
海外では、理研の権威が失墜し、日本の科学研究に対する信頼まで損なわれた。少子化に悩む日本の大学、特に私立大学は、海外拠点を設けアジアからの留学生を獲得し、活路を見出そうとしている。早稲田も同様で、ベトナム一の秀才を奨学生として入学させている。しかし日本で勉強したことが、アドバンテージになるどころかビハインドになるなら、留学生獲得は難しい。だから、博士論文の精査をやらねばならない。これはパンドラの箱を開けることになるのか。

Commented by Becon at 2014-04-10 00:55 x
先の佐村河内氏のゴーストライター騒動を振り返ると、STAP事件との差を実感する。彼がなぜにあれほど叩かれたのか、私は彼の行動が善行だとは1ミリも思わないが、ここまで連日叩きまくるほどではないと思う。それに比べてSTAPはどうか。小保方氏の行動は、ゴーストライターのような「世間ではよくある事」ではない。「研究者として最もしてはいけない事」なのである。騙した相手も佐村河内氏とは桁外れだ。彼女は世界中の多くの人々を騙したのである。佐村河内氏の曲を買う者はもう日本にはいない。しかし、小保方氏を雇う研究機関はもう世界にはない。先ほどの会見で今後の研究に対する発言があり、巷には頑張れと言う人もいるが、それは到底叶いそうにないであろう。
そして、報道での呼び方は
佐村河内"氏"
小保方"さん"
金正恩"氏"
Commented at 2014-04-10 01:17 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ゆたか at 2014-04-10 01:28 x
加藤周一の「言葉と人間」(1977年、朝日新聞社)に、こんな文があります。

 「一般に私が薬や食品の効能について信用するのは「実験」にもとづく報告であり、それのみである」

 「そういう実験の結果を、紅茶きのこについて知らなければ、私はその効能(または害)について何も知らないとするのである」

 「人体の生理・病理・病の治療法について、確かな知識を得る手段が「実験」の他になく、「「実験」の条件がいかなるものであるべきかということのもっと詳しい議論は、すでに一九世紀の仏人クロード・ベルナールがその『実験医学研究序説』に説いていた。それが近代的思考というものであろう。私は西洋の「近代」を崇拝しないが、紅茶きのこ流行の「近代以前」よりは、クロード・ベルナールの「近代」を好むのである」

(以上、「紅茶きのこまたは『実験医学研究序説』の事」より。)

「200回以上成功した」のに「実験」にもとづく報告がない、証明するものがない。
そういうものを信じろと言うのは無理がすぎます。
嘘でないなら、妄想或いはオカルトのたぐいでしょう。
加藤周一の言葉を借りれば、「近代以前」の話です。
Commented by 柿右衛門 at 2014-04-10 12:39 x
真実を明らかにするという点で全く無意味な会見であったが、週刊文春の取材で理研の同僚が言っていた、「小保方氏は会見で絶対に泣く。騙されないでください」という言葉は証明された。
「涙」は本人も織り込み済みで、涙で流れないアイメイクをしていたそうだ。テレビが彼女のヘアスタイルやファッションをチェックするのは、お約束になったようである。一からSTAP細胞をお勉強するのがメンドクサイのと、大衆はこの程度の報道で十分というナメた意識があるのだろう。今、日本には、科学コミュニティーでの専門的な議論と一般大衆の下衆な関心とがあって、全く別のダブルスタンダードで大騒ぎしている。小保方騒動を自分たちの飯のタネにして、ひっぱれるだけ引っ張ろうとしているマスコミに踊らされたらダメだ。小保方氏は視聴率の取れるタマなのだ。マスコミと持ちつ持たれつのコメンテーターも信用できない。少なくともこの問題に関してフォローする価値があるのは、一部の科学者のネット上での発言のみ。
Commented by 農家 at 2014-04-10 13:25 x
TPP隠しの劇場

牛 豚 畜産業消滅しますよ
Commented by 柿右衛門 at 2014-04-10 13:27 x
「私もそうですが、50代の研究者でも人間的には未熟な人が多いように見えます。ときに、権力もっていたりするとややこしいです。そのような場合、上手にサポートする人が周りにさりげなくいることで破綻を防ぐというのが大事な気がします。」

佐々先生のツイート。絶妙
勉強ばかりしてきて気づいたら立派なおっさんになっていた。一番魔が差しやすい時期に女性を見る目がないと悲惨だ。こんなとき、周囲はどんなアドバイスができるというのか。本人自身、暴走したいハイテンションになっているのだから。
Commented by 無名 at 2014-04-10 15:32 x
先発明主義だった米国は実験ノートが決め手になっていたが、先願主義の日本では特許を出願する方が優先される。米国も最近は先願主義になったので、特許出願が優先される様になっている。
Commented by 坂口あんこ at 2014-04-11 23:43 x
H某なる人物が書き散らす雑文・罵詈雑言を目にした。マスメディアや広告会社を含む巨大権力による陰謀論を信じる彼にとっては今回の事件は擁護するべき事案ととらえたのであろう。この学術領域の科学者にはもはや妄想の産物としか認知されていない「STAP細胞」の再実験・大いに研究を推進して国益を護れという。正に笑止千万。ニセ科学が横行するわけだ。低レベルのリテラシーしか持ちえない人物はネット言論から立ち去るべきである。それとも端金を頂戴しておきながら、訊く価値の無い悪意のみをばらまくトリックスターとして年金を食みつつ余生を過ごすつもりなのか。自然科学に限らず人文科学や社会科学の分野に属する多くの研究者が、渦中の人物の不正事実に対して真摯ではない態度や学位請求論文に始まるデータの改竄・文章の剽窃などの科学倫理に反する行為に対する無自覚さ、さらには雇用主である理化学研究所上層部が本来行うべきである若手研究者へのmentorとしての機能喪失やガバナンスの不在を繰り返し嘆いているのに。今回の事件は、しばしば報道される研究費詐取のような金銭的犯罪やゴシップではなく、全ての学術領域にとってgreat dangerそのものであると考えているのだ。
Commented by 詐欺師 at 2014-04-12 09:01 x
彼女が詐欺師なのであれば、「データの改ざん、ねつ造について謝罪」は、しないと思います。
詐欺師は、さまざまな手法をつかって大衆を騙しますし、だまされた大衆を批判しても、それは詐欺師が大衆心理を熟知しているからであって、彼らの勝ちを宣言しているにすぎないように思います。
Commented by やじうま at 2014-04-12 13:11 x
記事に賛同します。

この事件を「いじめはやめましょう」的な感情的擁護論で語っていては、この国の科学教育が浸食されてゆくばかりだ。
真に反省しているようには見えない人間だから、批判は続くのだろう。
万が一理研がこの人を使い続けるとしたらなお一層批判の声は強くなるに違いない。スタップ細胞があろうが無かろうが、研究者の資格は無いのだから。
「マイナス100からの出発」をしたいというのが、小保方の本音なら、なぜ「理研」という最高レベルの研究機関にしがみつくのか分からない。
「理研」で研究するという恵まれた地位から、いったん「自ら」身を引くのならまだ信じることもできる。しかし、行動と言葉がまるでかけ離れているではないか。
マイナスから出発するなら、高校あたりからやり直すべきだ。

「コピペは捏造の始まり。」ということをしっかり教えてもらうこと。
Commented by 怒れる素人 at 2014-04-14 12:11 x
私は、科学については無知ですが、何十年も生きてきて、『ある種の人間』の存在については、よく理解しているつもりです。
小保方氏は、博士論文の不正について「下書きが間違って製本された」などというあり得ない嘘をつきました。
共同研究者の若山氏に渡したマウスの細胞のDNAが、話と違っていたことを会見で突っ込まれた時、はぐらかしてちゃんと答えませんでした。
私としては、これだけで彼女は、まともに相手をしてはいけない人種だと判断するに十分ですが、やっかいなことに、世の中には「そういう人種」の存在を知らない人々と、また、「そういう人種と同類の人種」が、たくさん存在しているんですね。
小保方擁護論者は、「同類の人種」が、小保方の邪悪さを正当化し、「無知な人種」が洗脳されている、という形で構成されているのだろうと思います。
人格障害とも言われる「そういう人種」は、学校の1クラスに1人の割合で、どこにでもいます。
彼らの得意技であり、一番の問題点である「嘘による対人操作」が、功を奏して、大勢の信者が製造されていると感じます。
ます。
Commented by a n at 2014-04-20 19:55 x
 和歌山教授も、少なくとも何件の試験者へ解析依頼をしたか、その解析者は名称氏名の公表に同意しているか、若山氏自身がご自身の考えでそれを公表しないか、その種の事情はお答えなされるべきだ。
Commented by KANAIMA at 2014-06-28 20:50 x
オボカタ先生のノートが一番驚いた。次に驚いたのは200回STAP細胞を作ったということ。

やはりノートの内容は信じられない。どんな理系の学生でもあんな簡単な幼稚なノートではない。みんな汚いくらいに書き込んでいる。

200回、それも成功した実験者は他にもいると言うが、そのほかの成功者が一人も名乗り出てこない。これもおかしい。

*一つ若山先生とオボカタ先生がやり取りした細胞が、どの時点で齟齬をきたしたのか、これがはっきりしない。これも不思議だ。


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